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■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

個人情報

2006-07-09 13:01:41 | 病院のシゴト
夜勤の時に翌日、転院になる患者のカルテを眺めていた。

そのじぃさんは79歳。脳梗塞後遺症って事で入院。左麻痺で寝たきり状態。

家族が側にいないと全力で一日中「お~い」と叫ぶ。昼夜問わず一日中。

近隣住人から苦情が出るほど大きな声で一日中。そんなんだから眠剤漬けにされる。

そんな彼は78歳の時に仕事で北海道に行き、12月だっちゅうのにホテルの窓全開で

寝ていたために朝、血管が詰まる。発見し搬送されたのは夕方。でも生き残る。

結構、手広く商売をしていてお金を持っていたが遊びほうけて使い切った頃に病に倒れる。

今では生活保護を受けている。カラオケの十八番は軍歌!! 歌ってと話しかけるとろれつの

回らない口で軍艦マーチを歌う。

そんな彼を毎日奥さんが足繁く通って世話をしている。娘も一人いるようでたまに来る。

で、カルテ類を見て驚いたのが3人とも名字が違うではないか。あ、でも娘さんは嫁いだのかと

納得したのだが何故奥さんと名字が違うのだ?と色々見ていたらどうも内縁の妻のようでして。

キーパーソンとなる娘とは血縁関係にはないようでして。さらによそに隠し子もいるって事でして。

なんとまぁ豪気なおとっつぁんだった事。そしてオチに驚いた事がこのおじぃ日本人じゃなかった。

韓国籍と書いてある。まじでぇ~?! 名前は普通の日本人なのに・・・。いやぁ、夜勤が明ければ

このおじぃとはもう会えないので眠剤でグデグデになっているおじぃを無理矢理覚醒させて話しかけた。

「ちょっと●●さん、韓国人なの?」「そうだよ」「韓国語、話せるの?」「話せない」

「韓国の名前も持っているの?」「持っているよ」「教えてよ」「リ ●●」

「隠し子いるの?」「・・・・いないよ・・・・」 笑。

いやぁ、ホント、世の中にはいろんな人がいるんだなぁって面白かった。

産婦人科。その2

2006-07-07 14:19:59 | 病院のシゴト
若いナースは高校の時から衛生課で学びナースになったという人も

ちらほらいる。彼女は18歳のトキの実習で産婦人科に行った。

そこで中絶を見学したという。本当は駄目だけど妊婦さんのお腹には

カーテンが掛かるので自分の下半身は見ることが出来ない。

その妊婦も18歳の高校生。自分と同い年の彼女に姿をリンクさせてしまい

かなり感情移入をしてしまったとのこと。中絶の方法は膣から棒を突っ込み

胎児を引っ掻き出すという方法。その高校生はかなり痛がっていたらしく

それを見ていた彼女は血の気が引いてその場に蹲ってしまったらしい。

中絶後、妊娠が出来なくなる体になったという話を聞くがその理由が

いまいち分からなかったので聞いてみると、結局、子宮の中を引っかき回すので

その時に子宮を傷つけてしまうと以後、受精卵が付着しなくなるという事らしい。

なるほど。そんな教育を受けた経験ってないんだけど、性教育がどうたらこうたらって

叫ばれている昨今、この辺の話もしたらどうかねと思うのは私だけだろうか。

新しい病棟

2006-07-04 15:03:36 | 病院のシゴト
今月から病棟を移った。今まで療養型だった病棟を一般病棟にしたために

急性期病棟からナース4人と私で一緒に移ってきた。なので私たち5人以外は

療養型で働いていた人たち。はっきり言って、お話にならないほど仕事が出来ない。

ナースはまずもって患者を見ることが出来ない。初日に私が見ても重症レベルで

やばいよねって感じの患者を担当ナースは放置プレイ。舌根沈下もしているのに

ノーズすら入れない。オムツ交換時に入ろうとしても「そこは看護婦さんがやるから」と

ヘルパーもスルー。体交一切なし。翌朝、ステりました。そりゃそうだろう。

要注意患者で送っていたけど重症患者だろっちゅうの。

ヘルパーにしても仕事が遅い。要領が悪い。私語が多い。看護婦さんが少しでも

仕事しやすいようにするのが私たちの仕事だからとリーダーは言い記録の一部書き込み

尿量の管理、皮膚疾患の毎日の処置をヘルパーが行っていたがそれはナースの仕事だろ!

おかげでナースは一日中、ステーションに座りっぱなしじゃないか。

一体、なんちゅう病棟なんじゃ。たたき直すにもあまりにものレベルの差に何から

すればいいのか分からなくて急性期病棟出身の私たちは途方に暮れる毎日。

とりあえず全員、急性期病棟に研修に出すことになった。

私としてはこのままこの緊張感のないだらけた病棟にいると動けなくなる事が怖いので

一般と急性期を掛け持たせて欲しいと交渉中。

こんなんで今まで同じ給料で働いていたのかと思うと腹立たしくて仕方がない。

産婦人科

2006-06-23 21:10:13 | 病院のシゴト
出身のナースがいる。先日、夜勤で一緒だったときに当時の話を聞いた。

産婦人科といえば生命の誕生、おめでたいイメージが強いが実際のところ

いちばん天と地の差が激しいエグイ科なのではないかと思う。

全ての命がこの世に誕生するわけではなく破棄される命もある。中絶。

妊娠5ケ月。子宮の中の赤ちゃんは既に人間が形成されている。それを

中絶する場合は陣痛誘発剤を使って産ませるのだと言う。てっきり私は

全身麻酔でも打って目が覚めたら全てが終わっているモンだと思っていた。

5ケ月でも産まれてくれば、「ほえ・・・」と泣くこともあるようで

そんな時はガーゼをそっと口元に当てるらしい。母親に聞かせられない

みたいな。そして通常は家族側で赤ちゃんを弔ってもらうのだが、どうしても

出来ない場合は病院側で行う。本来は医療廃棄物のはずだけど、彼女が働いていた

ところではなんと先生がはさみでジョキジョキと5ケ月の赤ちゃんを切り刻み

下水にじゃぁ~っと流してしまうらしい・・・・。多分、違法・・・だよね。

彼女が経験した中で一番キツイと感じたのは妊娠9ケ月。急に胎動を感じなくなった

なんかお腹がひんやりすると受診した妊婦さん。そう、赤ちゃんは既にお腹の中で

死んでいる。実際に妊婦のお腹に触ったら冷たかったそうだ。早く出さないと

腐るので母親の体も危険になる。そしてこれも陣痛を誘発させて産ませるのだ。

産まれても母親に掛ける言葉は見つからなかったと言う。

「産婦人科なんて全然キレイじゃないよ~」と彼女は笑いながら言うが

そこで働きながらナースになり8年も働いた彼女の笑顔の裏には何を思って

今、年寄りばかりの病院で働くのかなぁと思ってしまう。

おまたから・・・

2006-06-20 21:22:16 | 病院のシゴト
オムツ交換に回っていたときのこと。隣の患者をみていた同僚が

「なにこれ~、ちょっと見て」と言うので覗いてみるとおばぁの

おまたから白い物体が出ている。尿道なのか膣なのか肛門なのか

一見すると分からない。そしてその白い物体はどう考えても人間の

体内で発生するような白さではない。真っ白。プラスチッキーな白さ。

ナースを呼ぶ。3人で話し合った結果、膣から出ているが何か分からない。

先生を呼ぶことになったが先生も「え~、婦人科系はわからないし、そんなの

見たくないよ~。」と言って来てくれない。おいおい、それでも医者かよ。

ショートカンファでも話題にあがり、おりものじゃないの?って話になるが

そんな色どころの話ではない。見れば分かるよ~と一時は騒ぎになったが

結論が出た。なんと夜勤ナースが痛み止めの座薬を肛門ではなく膣に

入れてしまったようだ・・・。あれが薬剤の色だと分かれば納得。

でも、ちょっと待って。コレって医療ミス・・・・?

ありえない

2006-06-14 23:25:05 | 病院のシゴト
例の新人ちゃんは最近、わかってきたけど「不思議ちゃん」。

ホント、いろんな事を勝手にやってくれちゃってお手上げ状態。

私はあの新人はいつか患者を殺しますよと何度も上司に訴えている。

先日、患者の酸素マスクに流れている酸素の量を2リットルだったのを

勝手に3リットルに上げてしまった。その理由が聞いて呆れた。

        「苦しそうだったからぁ~」

オマエは医者か?ナースだって医者の指示無しでは勝手に酸素量を

変えてはいけない。事故だよ、医療ミスだよ。ってかうちらは

医療行為を行ってはいけない。ホント、勘弁してよこの娘。

私のモットーはみんなと仲良く仕事すること。今まで敵を作ることもなく

ナースとヘルパーの垣根を取るべく努力してきて誰とでも呑みに行ったり

旅行に行ったりとうまくやってきた。だが、しかし、この新人とだけは

うまくやれる自信が全くない。視界に入ってくるだけでイライラする。

あの、舌っ足らずなブリブリした声で「○○さぁ~ん」と呼ばれただけで

虫酸が走る。う~ん、困った。しかも、私が指導者なのだ・・・・。

殺人エレベーター

2006-06-10 19:43:37 | 病院のシゴト
今、話題のあのエレベーター、なんと職場のエレベーターも同社のモノだった。

何機かあるなかの1台だったのだが、ベッドやストレッチャーなども乗せる

事が出来る大型のものなので運転中止には出来ない。一応、面会者などには

業務用なので利用しないで欲しいと張り紙が張ってあるのだが。

そういえば、以前、そのエレベーターに閉じこめらたというトラブルが

私の知っている限りでは2度ほどある。あれ?○○さんがいない?!と

探していたらエレベーターの中に閉じこめられていた。その他にも

扉が開いたまま動かなくなったり廊下との高さがずれて扉が開いたり。

仕事で使うから毎日、乗っているけど例の事件以来、乗るのが怖い。

業務以外では乗らないようにしているので一人で乗ることはないのだけど

乗る度に落ちないでくれぇ~と祈るしかないのだ。

政争の具

2006-06-07 22:36:07 | 病院のシゴト
降ってわいた私の病棟配置換えの話。

年寄りは在宅で世話をするという医療の変更に伴い療養型病院は

診療報酬が取れなくなるために私の職場でも療養型を廃止にしていく。

現在の療養を急性期に変えていくのだがスタッフをも変えないと患者を

看ることが出来ない。そこで我が急性期病棟からナースが一人配置換えに

なることになった。しかし、このナースが一人、立ち上げに行って何が

変わるのだろう。彼女は相当悩んだらしく主任に相談した。主任は各病棟の

責任者会議で彼女一人だけを変える事はしないで欲しいと話したら

「じゃぁ、アンタも行く?」となったらしく「いいですよ、その代わり

ナースだけを変えても何も体制は変わらないのでヘルパーも連れて行きます。」

って事になり、なんと私が名指しされたらしい・・・。オイオイ・・・。

いくら私が急性期病棟で動けるからって立ち上げ病棟に移動してもたかだか1年の

ぺーぺーの言うことを何年も働いている諸先輩方が聞くだろうか・・・。

それに今の病棟はやっと仲がまとまりこれからって時なのに・・・。

いやぁ、独りでモンモンと悩みました。オフレコ話だからって事でまだボスにも

相談できず。本当にひとりで配置換えになるなら辞めようかなとも考えた。

そして運命の管理職会議の日。夜も8時過ぎ、主任が「全て白紙になったから」と

伝えに来た。なんとも総婦長が号泣したらしい・・・。他の病棟もあわせて

何人かの配置換えを行おうとしたら、各々が「それなら辞める」と言い出したようで。

そんなんだったら白紙に戻しますって泣いて会議が進まなかったって。他の病棟の

主任も泣いてしまったらしく、オイオイ、大の大人が何をやっているんじゃいと呆れた。

結果、現状維持で来年の4月までいくらしいけど、療養廃止しないと毎月数百万の

赤字経営に追われているのはどうすんじゃい。トップがそんなんじゃ駄目だね。

まぁ、倒産したほうが心おきなく職場を変えることは出来るけどね・・・。

はぁ、それにしても伊達に仕事が出来るって辛いわぁ~。笑。

102歳ハバネロを食らふ

2006-06-05 22:14:24 | 病院のシゴト
私は暴君ハバネロが大好き。新発売の緑色のハバネロを夜勤のおやつに持参。

あまりの辛さに誰かに食べさせてみたくなった。

白羽の矢が舞い降りたのは御年102歳のおばぁ。老健から来たが向こうでの

生活は床をはいずり回っている。一日中訳のわからないことを叫んでいるが

たまに思考回路が繋がると目を合わせてまともな話をすることが出来る。

このおばぁ、102歳とは思えないほどの食欲。毎食完食だし、何か食べるモノを

下さいとよく叫ぶ。生まれは下関らしく何十人もの従業員を泊まらせるほどの

工場を営んでいた父親が怖くて見かけるとビクっとしていたらしい。しかし

裕福な家庭だったようで苦労を知らず甘ったれに育ち婿をとったと本人は言う。

目も見えているようで、じぃ~っと顔を見つめていたら「アホ~、人の顔を

見つめよってからに~。」とどつかれた事がある。左足がありえない方向に

曲がっている。誰が見ても折れているのは一目瞭然。しかし年も年なので

何もしない。ハートレート、心拍数は30代。恐ろしい、普通なら家族に

心拍数も弱くなってきているので病院に来て下さいと電話している。

いや、30代で電話しても遅い。寝入ってしまうと27まで落ちるときがある。

死んじゃうよ~。ちなみに私たちは70から80代かな。

そんなおばぁにハバネロを食べさせてみた。

自分で食べることは出来ないのでナースが細かく砕き口の中に入れる。

あまりにもの辛さに驚く顔が見たかったのに平気な顔して食べている。

のど元過ぎれば次をくれと言わんばかりに口を開けて待っている。

その都度、口に入れるが反応は特になし。ど~お~?って聞けば

おいしい~と答える。なんだぁ面白くないねぇと思っていたら

5口ほど食べてからやっと「辛い~」とのお言葉を頂きました。

年寄りは伝達が遅いんだねぇと無理矢理納得。その後、忘れた頃に

「イタイ~、イタイ~」と騒ぎ出したので聞いてみると唇が痛いらしい。

水ようかんを食べさせなんとか落ち着いてもらいました。

悲しみ

2006-05-23 23:32:23 | 病院のシゴト
一人のおばぁが亡くなった。

個人的に思い入れのあるおばぁだったので悲しい。

仕事上、誰に対しても思い入れは入れないようにしている。

逐一、親身になったりしていてはココロが保たない。

しかし、このおばぁだけは別だった。私が夜勤中に心不全で入院。

ボケボケだけど感情豊かでとにかく可愛らしい女性だった。

家族との信頼関係も出来上がり夜勤で出勤すると

「あなたがいるなら大丈夫ね、何かあったら必ず電話ちょうだい」

と、言われていた。元気になって退院することは出来ないと知っていたけど

「元気になったら美味しい天ぷらを御馳走してね」と約束していた。

夜勤明けの朝食、私が食事介助に入り、少しだけど梅干しご飯を食べた。

3日後に日勤で出勤すると重体で家族が来ている。昼過ぎに亡くなった。

この日の担当は私ではなかったので死後処置に入ったボスから

綺麗になったから会ってきなよと言われたが気持ち的に無理だった。

悲しすぎて会えない。家族にすら会う勇気がなかった。

未だにあの時さよならすべきだったのか答えが出ない。