年始に行った横浜散策の記事をちょこちょこアップしていきます
横浜駅徒歩5分の 原鉄道模型博物館に行ってきました。
原鉄道模型博物館は 日本で初めて鉄道が開通した横浜の地に、2012年7月10日に開館。
世界的に著名な鉄道模型製作・収集家である原信太郎館長のコレクションのうち、約1500個を収集し、そのうち約1000輌の模型を常設展示、走行させています。
初めて行きましたが、原信太郎氏の鉄道人生がもう、、圧巻で、原氏の人となりに・すごく興味を覚えました。
日本にもこんなコレクターがいらっしゃるなんて ただただ驚愕です
(どれだけお金持ちなんだ、、と心の声 )
館内は写真撮影可能(三脚・フラッシュはNG)になっているので一部ご紹介、好きなかたは見てくださいね♪
第一展示室「原模型の真髄」
原模型のなかでも代表作を展示、解説。
原氏が4歳のときに関東大震災に見舞われますがそのときに大事にかかえていたという電車のおもちゃ。
一号機関車: 小学6年生ではじめて作った鉄道模型(!!)
博物館のマークにもなっています。
明治末期の幻の客車「或る列車」の模型。
原信太郎氏が作った模型をもとに JR九州 SWEET TRAIN 「或る列車」が設計、製造される。。
デザイン・設計は水戸岡鋭治氏、「原鉄道模型博物館」副館長を務める原健人氏が監修。すごいなーーー
箱根登山鉄道 チキ形 チキ1
1919年生まれ「天下の険」箱根の山を走った美しい木造の登山電車
ブルーがきれいな 阪神電気鉄道311形313
ほかに金剛山電気鉄道22号、オリエント急行、スイス国鉄 Ae4/7形 が解説付きで展示されていて楽しめました。
第二展示室 「語る模型」~「シャングリラ伝説」
所蔵した膨大な模型をテーマ毎に展示。原氏が自分の言葉でスピリッツを語るVTRなど。
第三展示室 ヴィンテージコレクション
ヴッパータールの懸垂電車
メルクリン社が1919年に製造した懸垂電車模型。1980年代に「クリスティーズ」のオークションで落札。
世界でたった15台しかないメルクリン社の模型
ドイツのケルン・ボン鉄道が重役15人に記念品として贈るため、ドイツのメルクリン社に発注した15台のうちの1台。
メルクリン社の歴史としても貴重で 同社から「譲ってほしい」と懇願されたことある逸品
コレクションは模型だけではなく「一番切符」や、原氏が撮りためた鉄道写真も公開。
スチールカメラには戦前から歴代のライカカメラを使用。このフォト・ライブラリーも日本や世界の鉄道史を記録していてかなりすごい。。
そして 子供にも人気の
いちばんテツモパーク
一番ゲージ(縮尺約1/32)の鉄道模型が実際に走行する、世界最大級のジオラマ。
■大きさ約 30m × 10m 一周の長さ 約 70m 路線の数 6本 全部の線路の長さ 約450m
パリのリヨン駅をイメージしていて 駅舎の時計はちゃんと動いております
走行中の列車がパネルに映し出され スタッフのかたの説明が入ります。
解説もかなりマニアックなので メモを取りたくなるくらい、、
別室の横浜ジオラマ
横浜の今昔を再現したHOゲージのレイアウト。かつての横浜駅(今の桜木町駅)周辺を再現。
どちらかというと海外の綺麗な風景より、身近な横浜のジオラマが好きでした。
「シン・ゴジラ」に見慣れている風景が出てくるとうれしい、みたいな?
これだけ鉄道好きで、ご家族はいらっしゃったのかしら(愛情が全部鉄道に取られない??)って余計な心配をしてしまいましたが、冒頭の原信太郎氏のあいさつに
「これまでの私の鉄道人生は家族の支えがあってのことです。あらためて家族、とりわけ家内に本当に感謝しています」
と書かれてあって勝手に「良かった、良かった」と安堵しました いやーー、なんて幸せな趣味人生だろーーー。
個人的には JR九州の「或る列車」に乗ってみたい!という夢ができてよかったな。
原鉄道模型博物館
開館時間 11時~18時(最終入館 17:30)
休館日 毎週火曜日 年末年始、施設保守点検期間
入館料: 大人1000円 中学・高校生 700円 小人 500円
所在地: 神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング2階
※2017年1月18日~3月13日まで ナローゲージ王国 台湾の軽便鉄道展 開催
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