黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

さようなら、保育園

2009年03月31日 | はるの子育てコーチング日記
昨日アップした新年度企画、早速お申込みを頂きました
やっぱり自分が何を目指して生きているか知りたいですよね。
そのほうが回り道せずに、効率よく目的地に行けますもん。
そうそう、コーチングのコーチとは元々「馬車」という意味で、
お客様を目的地までお連れするという意味があります。
もちろん、自分一人でも目的地まで辿りつけることと思いますが、
コーチが一緒だと・・・どうなるんでしょうね

さて、とうとうこの日がやってきました。
こちらも人生の分岐点
花、保育園最後の日です。

とはいっても、花のクラスは兄弟組も多く、
明日からも下の子の送迎で保育園に通うのもあって、
わりとのんびりムード。
あまり実感がわきません。
児童館学童組は、明日からお弁当生活が始まるということもあり、
明日からの生活の方が気にかかるといった感じでしょうか。

何はともあれ、いつもと同じ時間にお迎えにいったところ、
これまた花はいつもと同じように園庭で遊んでいました。

先生にお会いすると、先生はもうすでに感無量といった感じ。

「そうだ、花ちゃん。今日嬉しいことがあったんだよね。
 お母さんにも教えてあげて。」
という先生の声に促されて、花が嬉しそうに教えてくれました。

「あのね、今度年長さんになる○○ちゃんがね、
 『花ちゃんはとっても優しいね。私も花ちゃんみたいになりたい』っていってくれたの
 花が一番(好き)なんだって。」

じーん。

「そうなの、それを聞いて花はどう思った?」
「嬉しいっ
「ママも嬉しいっ
と、ふたりでギュー。

そして、ハグが終わると花が一言。

「ママ、ここまで育ててくれてありがとう



「花、ここまで育ってくれてありがとう


卒園式じゃないんだから、泣かせないでよ


風は風で、私の姿をみつけると「ママーーーっ」と駆け寄ってきて、
「ママにお届けもの
といって、ペンペン草の花束をくれました。
「これ、どこからとってきたの?」
というと、園庭の隅を指さして、
「先生がちょっとだったらとってもいいよ、っていってくれてん
と嬉しそう。
「ママ、おうちに帰ったらテーブルのところに飾ろうね
「うんうん、ありがとう。嬉しいよ」
「ね、ママ、きれいでしょう?シャランシャランって鳴るんだよ。」

あぁもう本当に、なんて私は幸せものなんだーーーーーー(絶叫)


子どもたちよ、ありがとう。


ちなみに花、
「最後に先生にご挨拶は?」
というと、最高の笑みで
「さようなら
といってくれました(笑)

そして、
「ママ、公園いこっ
と駆け出してしまいました。



それでも夜寝る前、寝室に向かいながら、
「寂しいなぁ」
とつぶやいていたところが、これまた


花、成長の階段を一歩昇りました。


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6 コメント

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Unknown (壁ぎわ)
2009-04-01 07:36:22
コーチングという 私に言わせると 社会への順応性  
今の人が忘れかけている 社会常識ではなく その奥底にある 人としての 優しい心 それを人に伝えることを系統立てて 一つの学問になりつつあるんですね

子供を ペットと同じようにしか対応できない人が増えてきている だけど 五月蝿い親の年代が一緒に居ない そんな現代 必要なことだと思います

だから 君の文章が 優しさがあふれているんですね 頑張ってくださいね
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ほっこりしました (喜久優理)
2009-04-01 12:44:20
娘さん、卒園されて今日からまた新たな一歩なんですね。
はるさんと娘さんのやりとりを読んでほっこりした気持ちになりました♪


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祝・卒園 (栄めぐみ)
2009-04-01 14:11:46
花ちゃん、卒園おめでとうございます☆
きゅんとしました。
花ちゃんも風くんも、思いやりがありますね。
はるさんの幸せ感伝わって来ます♪


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壁ぎわさん♪ (はる)
2009-04-01 22:46:35
社会への順応性・・・なるほど~。
そういう言い方もできますね♪
みんなが自分も相手も大切にできれば、
世の中はもっとよくなっていけると思います。

どうしたらコーチになれますか?と聞かれることがあるのですが、
本来はコーチングって、資格を取ったり勉強したりするものではなく、
自然に人の中に備わっていた力だと思います。

私たちコーチは、「コーチになる」ではなく、
いかなるときも「コーチである」のだと思います。

最後の一文、とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。
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喜久優理さん♪ (はる)
2009-04-01 22:50:28
卒園式から後、まだ2週間通うという何とも微妙な期間がありましたが、
ようやくこれで一区切り。
あまりにもいつもどおりだったが故に、
突然の花の一言はまさしく不意打ちでした。
その時の表情がなんともいえず清々しくて。
あの時の娘の顔を、私は一生忘れないのではないかという気持ちにさせられました。
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MEGさん♪ (はる)
2009-04-01 22:54:06
ありがとうございます。
ちょうど自分の棚卸をしていて、
小学校の時に、道端の花を摘んで学校に行っていたことを思い出していたので、
同じように道端の花を大事そうに差し出してくれた風がとても愛しく思えました。
彼にとっては石ころでも木の棒でも、
とても大事な宝物になってしまいます。
迷惑な部分もあるのですが(笑)
ちゃんとそういうところ、受け止めてあげたいと思います。
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