NHKの教育テレビ(Eテレ)で、毎週土曜日に放送されている『エデュカチオ!』 という番組があります。
これは、教育を取り巻くニュースに社会的関心が高まるなかで、保護者の疑問や不安を解消していくことをねらって始まったものです。
毎週土曜日の夕方5時55分からの放送で、教育評論家の尾木直樹さんと俳優の東山紀之さんが出演されています。
この『エデュカチオ!』の10月18日放送分は、「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?」がテーマでした。
題名から想起されるとおり、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の子どもたちにスポットを当てた内容です。
番組HPには、下のような紹介がありました。
小中学校のクラスに1人か2人いるという、性的マイノリティーの子どもたち。女性愛者(レズビアン)、男性愛者(ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、心と体の性が一致しない人(トランスジェンダー)、そして、性のあり方に迷う人(クエスチョニング)を加えて「LGBTQ」ともいう。彼らは周囲の理解がなく、小中学生の頃から一人苦しみ悩むことも。そんな彼らを大人はどう支えればよいか考える。
『ハートネットTV』等で、セクシュアル・マイノリティについて取り上げてきた実績のあるNHKだけに、よくまとまった内容になっていたと思います。
ゲイとレズビアンについては、よくある身体・心・恋愛対象の組み合わせの図式で説明していました。
欲を言えば、無性愛者(ア・セクシュアル)についてもふれて貰えたらさらによかったですね。
当事者の子どもたちの中には、かなり深刻に悩んでいる子も居るのは事実です。
同性愛の場合、自覚をもつのは小学校高学年~中学校の時期というのが多いと思います。人知れず隠れて悩んでいるというのは辛いものです。それが他の部分へ影響を与え、非社会的あるいは反社会的とされる言動につながってしまうこともあるかもしれません。
トランスジェンダーの場合、身体に違和感が表れたり、服装やトイレの問題などもあります。隠れていることが難しく、必然的にカミングアウトという形になってしまうこともあります。
両者は少し質的に異なった問題を孕んでいるように思えますが、辛さがあるという点では変わりません。
かれらが悩みを解消して、楽しく毎日の生活を送れるようにすることが求められます。
そのためにどのような支援がしていけるのかを、社会全体で考えていけたら良いですね。
そして、当事者を取り巻く人(例えば家族など)に対する支援も、必要だろうと改めて思いました。
学校教員をはじめ、教育に携わる人が、性的少数者の存在を知っていること。
性的少数者が存在していることを前提として、教育活動を進めていけること。
少しずつでも良いので、そういう状態を目指していけたら良いなあと、僕は思います。
なお、再放送の予定があります。
10月25日(土)の正午から、Eテレで放送です。
見逃してしまった方は、ぜひどうぞ。
※ 10月24日追記
これは、教育を取り巻くニュースに社会的関心が高まるなかで、保護者の疑問や不安を解消していくことをねらって始まったものです。
毎週土曜日の夕方5時55分からの放送で、教育評論家の尾木直樹さんと俳優の東山紀之さんが出演されています。
この『エデュカチオ!』の10月18日放送分は、「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?」がテーマでした。
題名から想起されるとおり、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の子どもたちにスポットを当てた内容です。
番組HPには、下のような紹介がありました。
小中学校のクラスに1人か2人いるという、性的マイノリティーの子どもたち。女性愛者(レズビアン)、男性愛者(ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、心と体の性が一致しない人(トランスジェンダー)、そして、性のあり方に迷う人(クエスチョニング)を加えて「LGBTQ」ともいう。彼らは周囲の理解がなく、小中学生の頃から一人苦しみ悩むことも。そんな彼らを大人はどう支えればよいか考える。
『ハートネットTV』等で、セクシュアル・マイノリティについて取り上げてきた実績のあるNHKだけに、よくまとまった内容になっていたと思います。
ゲイとレズビアンについては、よくある身体・心・恋愛対象の組み合わせの図式で説明していました。
欲を言えば、無性愛者(ア・セクシュアル)についてもふれて貰えたらさらによかったですね。
当事者の子どもたちの中には、かなり深刻に悩んでいる子も居るのは事実です。
同性愛の場合、自覚をもつのは小学校高学年~中学校の時期というのが多いと思います。人知れず隠れて悩んでいるというのは辛いものです。それが他の部分へ影響を与え、非社会的あるいは反社会的とされる言動につながってしまうこともあるかもしれません。
トランスジェンダーの場合、身体に違和感が表れたり、服装やトイレの問題などもあります。隠れていることが難しく、必然的にカミングアウトという形になってしまうこともあります。
両者は少し質的に異なった問題を孕んでいるように思えますが、辛さがあるという点では変わりません。
かれらが悩みを解消して、楽しく毎日の生活を送れるようにすることが求められます。
そのためにどのような支援がしていけるのかを、社会全体で考えていけたら良いですね。
そして、当事者を取り巻く人(例えば家族など)に対する支援も、必要だろうと改めて思いました。
学校教員をはじめ、教育に携わる人が、性的少数者の存在を知っていること。
性的少数者が存在していることを前提として、教育活動を進めていけること。
少しずつでも良いので、そういう状態を目指していけたら良いなあと、僕は思います。
なお、再放送の予定があります。
10月25日(土)の正午から、Eテレで放送です。
見逃してしまった方は、ぜひどうぞ。
※ 10月24日追記