中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

もう一つの長城を超える方法

2016年04月21日 | 中国事情

私は、日本にいる時から、検索やメールにはgoogleや gmailを使っているのですが、良く知られている様に中国では特別な方法を使わないと、googleにはアクセス出来ません。不便なので何度も、他のブラウザに切り替えようと思いつつも、使い慣れているので中国に来てからも、意地の様になって相変わらず gmailを使い続けています。

良く知られている様に、中国には俗にグレートフャイウォールと呼ばれている情報検索システムがあり、海外のBBC、WSJ等のサイトには自由に接続できない様になっています。また、facebook twitter等も中国では基本的には使う事は出来ません。しかし、中国から、その壁を越えて海外のサイトへ自由にアクセス出来る様に、海外では色々な方法も開発されている様です。

私が長い間中国でやっている方法は、あるソフトを使う事で、壁を越えて海外のサイトに接続したり、googleで検索すると云うものです。しかし 最近は、例のパナマの件もあり、中国では大変厳しい様で、海外のサイトには非常に繋がり難い状態が続いています。また、その特別なソフトを使っても突然、海外のサイトに繋がらなくなったりします。そういう場合は、必ずの様に中国では、大きな出来事が起きた時だったりします。

また、そのソフトを使うと速度がガタ落ちとなり、youtube等へアクセス出来るものの画像が途切れ、途切れとなり、とても使い難いのが難点です。時により、アクセスしたいアドレスを入れないと繋がらない等決して使い勝手の良い物ではありませんでした。また、このソフトを使うと中国のサイトにはアクセスが出来ないので、中国のサイトにアクセスする時には、このソフトを遮断すると云う具合に使い分けが必要で何かと不便でした。

最近になり、「lanterm」と云うソフトを知りました。これはどうやらgoogleが開発している壁を乗り越える方法の様です。私もこの「ランタン」と云うものを知り、パソコンに入れたのですが、大変便利です。全く問題なく海外のあらゆるサイトのアクセス出来ます。また、youtubeも画面が途中で途切れる様な事はなく、動画の再生も大変スムーズです。当然facebook twitterも全く問題なく使う事が出来ます。また、中国の国内のサイトにもそのままで繋がります。

ランタンは色々調べると、去年辺りからgoogleが開発しているソフトの様ですが、まだ中国でもそれ程は知られては居ないようです。が、この方法を使い壁を乗り越えて、自由に壁の外へアクセスしている中国人も徐々に増えている様です。

心配なのは、中国が、この方法を使えなくする日も全く無くはないと云う事です。今のところ、google側も、すぐその新たに作られた障碍を超える方法を更新している様で、水面下では激しい攻防が繰り広げられている様です。私としては、この方法が続いて欲しいと願ってやみません。ランタンはとても便利です。一旦パソコンにインストールすると、自動的に更新もされる様で、ずっと使い続ける事が出来ており、大変便利なソフトです。

 

このランタンと云うものを使うと、この様な画面も表示され、BBC、WSJ、CNN等へ自由にアクセス出来ます。言語も中国語は無論の事ですが、50数か国の言語から選ぶ事が出来ます。選択できる言語や国家を見ると言論の統制がされている国々が多い様ですが、ランタンを使う事で、制限、禁止されているサイトへ自由にアクセス出来る様になります。

Lantermとは松明との事だそうで、ナカナカ意味深な名前のソフトではあります。因みに、以前私が使っていたソフトの名前はfreegateと云うものでした。



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