中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国の自殺率について

2017年09月11日 | 中国事情

9月10日は世界自殺予防デーとの事ですが、世界保健機構に拠れば、2015年度の全世界の自殺者の数は、約79万人との事で世界的に見て、自殺の方法の第一位は農薬、第二位は縊死、第三位は銃によるものとの事です。

9月11日付の新京報(電子版)に拠れば、世界的に見ると女性の自殺者より、男性の自殺者が多いそうですが、中国では女性の自殺者が多いとの事です。2015年度の中国における自殺率は10万人につき8.5人との事ですが、これは2000年度の10万人に付き、11.7人、2010年度の10万人に付き9人と比べると、それぞれ3.5人、0.5人減ったとの事です。

中国での女性の自殺率は、10万人に付き9.5人との事で、0.8人高いとの事です。また、中国で自殺率が一番高い世代は、70歳以上で10万人に付き、51.5人に上るとの事。また、全世界の平均の自殺率は10万人に付き、10.7人との事ですので、中国の自殺率は平均以下との事です。また、中国では農村部での自殺率が高いのが特徴の一つとして挙げられ、農村部での自殺率は、都市部の約3倍との事。

香港大学の自殺予防センターの調査に拠れば、2002年に比較すると2011年の自殺率は、約56%も下がったそうですが、これは農村での35歳以下の女性の自殺率が90%も減った事に拠るもので、その為に、10万人に付き9.8人迄激減したとの事です。

中国人の間でも日本の自殺率が高い事は良く知られている様で、私のところで日本語の勉強をしている学生の間でも、時に日本の自殺について話題に上ります。しかし、私が学生達に中国の自殺率や中国での年間の自殺者の数を聞くと答えられない人が多い様です。

自殺率についても、ネットで検索すると実に色々な数字が踊っています。2011年の中国の自殺率は22.23で、2012年の日本の自殺率22.7より高いとの指摘もあます。中国での年間に自殺者の数についても、20万人を超えるとの数字から10万人位と様々な数字があり、どの数字が正しいのか判断しかねます。

 

 

 



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