中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

バイク

2012年01月31日 | 中国農村

貴州省内の農村部へ行くとバイクをよく見かけます。実は貴陽市は坂が多いこともあり、中国の都市部でよく見かける様に電動バイクを始めとして自転車、バイクはあまり見ません。貴陽市内はアップダウンがきついので元々自転車も少なかったようで、昆明、西安、鄭州等の都市のように他の中国都市によくみられる様に自転車専用道路もありません。私が今住んでいる花渓という所には一部自転車専用道路がありますが、他の地区では見かけません。

ところが貴州省内の地方都市や農村部に行くとバイクが結構多いので驚きます。特に、郷、鎮、村等の農村部に行くとバイクが多く、特に、若い人はバイクを持っている人が本当に多い様です。バイクは若い男性の必需品のようになっているようです。

祭りの時にはこのように臨時の駐車場が出来るほどバイクが集まる。



そのバイクも中国メーカーの物もありますが、意外にも鈴木、ヤマハホンダなどの日本系メーカーの物が多く、これには驚きました。県の中心地や郷、鎮などでは日本のバイクメーカーの鈴木、ヤマハ、ホンダなどの販売代理店もよく見かけます。日本製の車の事は、私も新聞等で知っていたのですが、日本制のバイクが、中国の農村部で、これほど人気があるとは思いもしませんでした。農村で見かけるバイクは125CCクラスが標準で、中国メーカーの物は、5000元程度、日本系メーカーの物はやや高く6000元位のようです。

こちらはホンダのバイク。125CCが主流。



バイクは免許は不要のようで、農村部では明らかに中学生、それも中学生の低学年がバイクを乗り廻している光景もよく見ます。また、3人乗り、4人乗り、時には5人乗りも目にします。鎮や村になるとガソリンスタンドもほとんど見ないので、ガソリンは、どうしているのかと思っていたら、ある村では日用雑貨品を扱う店で1リットル入りのペットボトルにガソリンを入れて売っていました。また、都市部の様に満タンにはしないで、2,3リットル程づづ入れる様でした。

私がバイクの免許を取ったのが、1963年の時で、その頃は16歳でバイクの免許を取れたのです。また、私住んでいた福島の田舎でも、その頃からバイクが次第に普及し始め、生徒によりバイクで高校に通うような者も出始めた頃です。

その頃は私の家にはバイクはありませんでしたが、バイクを持っている友達とバイクに乗って遠出したりしたこともあったので、中国の農村でバイクを見るとその頃を思い出します。また、農村の若い人のバイクに対する思い入れも理解できます。


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