赤坂のTBS界隈へやってまいりました。

山王下の交差点からもほど近くに、今日の店「御菓子司 塩野」があります。「エスプラナード通り」というナゾな名称の通りをちょっと入った場所にさりげなく建っている名店。

昭和22年創業。当初は赤坂界隈の料亭向けに注文の菓子を作っていたとか。このシンプルな店内がいかにも和菓子の実力を予感させます。

現在も店舗裏の工場で職人達が腕を振るって、いつも十種類の上生菓子が店頭に並んでます。

このショーケースを前に目移りの地獄と天国をうろうろ。店の壁には秋篠宮妃殿下とお嬢さん方が裏の工場で和菓子作り体験をしたときの記念写真が飾ってありました。
そして選んだのは、この和菓子達です。

「花衣」は4月上旬まで発売されている上生菓子。ほころんだ花びらが幾重にもかさなっている様は春爛漫の麗しさです。芯は意外にも黄身餡が入って、優しい味わいに。

「野辺の春」は芯に漉し餡のきんとん。ついついこういう季節のきんとんを選んでしまう。

「花吹雪」。この繊細な顔つきときたら。薯蕷きんとん製のふわふわした食感が、なにはともあれ口を幸せにします。

「桜もち」。いやぁ、「塩野」さんの桜もちがこんなに素敵だったとは、いままで食べずにいて、だいぶ人生をソンしました。これは驚くほど絶品です。ふわりと泡雪のような皮で奉書包みのようにつつんだ漉し餡。春のふっくら幸せな表情を桜もちで表現すると、まずこんな形になるわけなんですね。
これまでの菓子はみな各320円。

そして締めには「どらやき」1個200円也。さほど大きくない皮は軽めのカステラ風に焼かれています。なかの粒あんは粒がしっかりして、豆の歯ごたえが楽しめるタイプ。ふわふわの皮としっかり粒あんのコントラストが品のあるどらやきを演出しています。赤坂的な粋がすみずみまで染みこんだ、素敵な和菓子のお店でした。

「御菓子司 塩野」
東京都港区赤坂2-13-2
03-3582-1881
千代田線赤坂駅2番出口より徒歩1分
銀座線・丸の内線赤坂見附駅田町通り出口徒歩10分
銀座線・南北線溜池山王駅より徒歩5分
9:00~19:00(土曜・祝日17:00)
日曜休
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山王下の交差点からもほど近くに、今日の店「御菓子司 塩野」があります。「エスプラナード通り」というナゾな名称の通りをちょっと入った場所にさりげなく建っている名店。

昭和22年創業。当初は赤坂界隈の料亭向けに注文の菓子を作っていたとか。このシンプルな店内がいかにも和菓子の実力を予感させます。

現在も店舗裏の工場で職人達が腕を振るって、いつも十種類の上生菓子が店頭に並んでます。

このショーケースを前に目移りの地獄と天国をうろうろ。店の壁には秋篠宮妃殿下とお嬢さん方が裏の工場で和菓子作り体験をしたときの記念写真が飾ってありました。
そして選んだのは、この和菓子達です。

「花衣」は4月上旬まで発売されている上生菓子。ほころんだ花びらが幾重にもかさなっている様は春爛漫の麗しさです。芯は意外にも黄身餡が入って、優しい味わいに。

「野辺の春」は芯に漉し餡のきんとん。ついついこういう季節のきんとんを選んでしまう。

「花吹雪」。この繊細な顔つきときたら。薯蕷きんとん製のふわふわした食感が、なにはともあれ口を幸せにします。

「桜もち」。いやぁ、「塩野」さんの桜もちがこんなに素敵だったとは、いままで食べずにいて、だいぶ人生をソンしました。これは驚くほど絶品です。ふわりと泡雪のような皮で奉書包みのようにつつんだ漉し餡。春のふっくら幸せな表情を桜もちで表現すると、まずこんな形になるわけなんですね。
これまでの菓子はみな各320円。

そして締めには「どらやき」1個200円也。さほど大きくない皮は軽めのカステラ風に焼かれています。なかの粒あんは粒がしっかりして、豆の歯ごたえが楽しめるタイプ。ふわふわの皮としっかり粒あんのコントラストが品のあるどらやきを演出しています。赤坂的な粋がすみずみまで染みこんだ、素敵な和菓子のお店でした。

「御菓子司 塩野」
東京都港区赤坂2-13-2
03-3582-1881
千代田線赤坂駅2番出口より徒歩1分
銀座線・丸の内線赤坂見附駅田町通り出口徒歩10分
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