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あずきさんの和菓子のお散歩

東京にある和菓子屋さんを、みーんな訪ねてみようという無謀なことを考えました。日々これ一歩前進中。

金沢和音の上生菓子

2009年11月10日 | デパ地下&駅中の和菓子
池袋の東武百貨店に「金沢和音」が入っていて(都内で唯一だそう)、
さっそくお買い物しました。
http://www.savarins.jp/shop_detail/shop_id/1009

金沢系の和菓子屋らしく、全体に小ぶりに作ってあって、その分、お値段も控えめ。ついついいろんな種類を買いたくなるんです。
この日も栗きんとんなど四つ五つ買って、すぐにおいしく食べちゃったので、写真は「山茶花」のみ。
味はさらりとくせがなく、あんはよく洗ってある感じがします。実に上品で麗しいです。

奈良屋本店の都鳥&雪だる満

2008年05月29日 | デパ地下&駅中の和菓子
 日本橋の三越のお菓子コーナーの中にある、各地の名産菓子の中に発見したのが、今日のコレ。岐阜市にある老舗「奈良屋本店」の名物菓子、都鳥&雪だる満です。



 いつか買いたいなぁとずっと思っていて、やっと実現。日本には名だたる名店、老舗がいっぱいあるし、創業100年くらいはまったく珍しくない世界だから、奈良屋本店はものすごい重鎮というのでもないのでしょうけれど、1900年のフランスパリ万博で名誉銀牌協賛銀牌とか、外国でいろいろ賞を取っているというのが真新しいキャリアなのかも。戦前に外へ出て行ったというのが、おもしろいと思います。

でもって、都鳥です。


卵白とお砂糖だけで作った、メレンゲのお菓子だけど、このすごい細工ときたら...。さすが日本人。



これが雪だる満。どちらもてのひらの真ん中にちょこんと乗る小ささです。
食べてみると、洋菓子のメレンゲにあるツーンとした強い甘さがなくて、まろやかでしっとりした甘さと食感がふらりと溶けて消える。
姿もかわいいし、小さな工芸品みたいでちょっとしたプレゼントにぴったりだわ。
いつかきっと、お店の方にも行ってみたいと決意なお味でした。

奈良屋本店
岐阜市今小町18番地
058-262-0057

ポチッとな。

「桜みち」の変わりどら焼き

2007年04月27日 | デパ地下&駅中の和菓子
 吉祥寺駅の公園口からユザワヤへ向かう途中のちっちゃな片隅に、京王が始めた店「スイーツモード吉祥寺店」があります。ここは「話題のスイーツが毎月登場」というのがウリ。月替わりでいろんな店がいろんなお菓子を売ってるというわけね。

 4月はどら焼き専門店「桜みち」が登場です。近場では国立に路面店がありますが、ごく最近営業を開始した和菓子屋さんですね。新形態のスイーツ商売ということかな。


 おお。行列してます。みんな、どら焼き好きだものね。そそられるポイントはこのショーケースの見本かも。

 この種類の多さたるや、クレープ屋かと思っちゃいました。



 生クリーム系のどら焼きは冷蔵庫のケースに並んでます。こんなにあると思い切り目移り....。



 ああ。こんなに買っちゃって。でぶるかなぁ、やはり。でもすぐに食べられちゃうのです。ここのどら焼きは軽い仕上がりですね。皮も軽く、実も軽い。やはり大量生産のお味がするんだけど、どのフレーバーも万人向けのそつない味です。


 あずきクリームと、粒あん抹茶クリーム。


 小倉バターと、塩どら。小倉バターって、妙にはまる味なんですよ。後口にこくが残って好きです。塩どらは思ったよりあっさりで、それほど塩を主張していませんでしたね。


 モンブラン。あんがいちゃんと栗が入っていました。240円もするからねー。


 いちごショコラ。これも240円なり。店先でも人気がありました。うちの小学生娘が一瞬にしてパクリ。なんとなく昔のケーキ屋のチョコケーキを思わせます。


 洋梨マスカルポーネ。これもまあ強くない味なので、誰でも食べられそう。
 全体に強すぎない個性だから、手みやげにもいいかも。昔ながらの洋菓子屋がどらやきをだしたら、こんな味になるのかな。子ども達の集まりに持っていっても、人気が出そうですよ。

スイーツモード吉祥寺店
10:00~21:00
0422-72-8180
「桜みち」の詳細はこちらで。

日本橋文明堂@日本橋高島屋で竹すみどら焼き!

2007年03月28日 | デパ地下&駅中の和菓子
雨が降っても傘いらずの日本橋をわたりました。微妙に寂しい気分。

 でも、その先には日本橋高島屋があるので、いそいそとでかけます。そして目指すはデパ地下ね。本日は日本橋文明堂にてお買い物です。



 じゃーん。お目当ては「竹すみどら」(158円)。



 食用の竹すみを生地に練り込んで焼いた皮と、大納言小豆餡のしっとりコンビです。



 色は黒々と恐ろしげですが、味はあっさりかつふんわりした皮で、もちろん餡は大合格でした。とっても端正な作りが好きですね。炭で真っ黒にしちゃうなんて、なんてことないアイデアだけど、けっこう楽しかったな。

文明堂 日本橋高島屋店

東京都中央区日本橋2丁目4番1号地下1階
TEL 03-3211-4111
10時~20時
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/floor/b01.html

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アトレ目黒の「MOCHI CREAM」

2007年03月17日 | デパ地下&駅中の和菓子
 目黒におでかけしたついでに、ついつい吸いこまれてしまうのがここ。



 アトレ目黒1の1階、スイーツ店ぎっしりフロアです。いつも目移り女王なあずきですが、今日はかねてから気になっていた「MOCHI CREAM」を試してみることにしました。



 ここは1個157円の大福オンリーのお店で、中身のフレーパーが24種類もあるとか。メニュー表などを見ても目移りするばかりです。



 大福はショーケースの中で凍った状態になっていて、家に持ち帰る時分には食べ頃というシステム。大福をつめたーく食べるというのも、また一興。迷ったあげくに5種類を選びました。



 写真中央から時計回りに「桜」「ずんだ豆」「バレンタインナッツ」「ブルーベリー」「黒豆キナコ」。中身はこんな感じです。



 このビジュアルはなかなかいけてますね。大福の皮は薄くてやわらかくのびます。芯に甘すぎないホイップクリームがあって、外側に様々な趣向のあんこがくるまっています。で、きになるお味は。
 うーむ。和菓子好きならあんこにはいろいろと思うところがあるのだけど、ここの大福はあんこへの気持ちがちょっと不足しているような気がします。もうちょっと頑張ってほしいなぁ。コンセプトは面白いのに。
 「桜」は桜風味の白餡ですが、やはりあんこ力が不足で味に深みがありません。「ずんだ豆」はまさに枝豆餡なので、とりあえず安心です。「バレンタインナッツ」は中にカリッと歯ごたえのナッツ入りで、そこが面白いですね。ただチョコの利かせ方がいまいち弱いか...。まぁ、これは好みかもしれませんが。「黒豆キナコ」は一番気に入りました。キナコの風味がよく、次もまた食べたいお味。そして一番辛かったのは「ブルーベリー」。プルーベリーのガムを噛んでいるみたい。この味はちょっと反省してほしい....。
 こちらでは高級チョコを使った「モチトリュフコレクション」というのを作っているらしいので、こういうものなら新しい趣向の大福を満喫できるのかもしれませんね。
 とりあえずパッケージがかわいいので、おみやげには楽しいかな。



MOCHI CREAMアトレ目黒A館1F
営業時間 10:00~21:00
電話 03-6408-8414

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榮太楼×ヨックモックのダブルネーム新菓子登場

2006年10月29日 | デパ地下&駅中の和菓子
 いつもお世話になっている「東横のれん街」が55周年とか。おめでたいことです。
 さて、のれん街さんも55歳ともなれば、自分のお誕生日は自分で祝う。記念イベントが11月1日まで開催されています。もちろんお礼参りはさせて頂こうと思っていたけど、この「特別限定商品」にはイチコロなあずきでありました。



 あの「榮太楼本舗」が「ヨックモック」とコラボして新しいお菓子を作っちゃったんですね。各店各日10点限りというので、珍しく朝から走っていってゲットしちゃいました。



 お菓子の名前は「めぐりあわせ」。お値段1890円。ちょい高い。だが外観はえらくリッチです。
 さっそく木箱を開けると、中はコレ。



 左側にヨックモック製のダックワース、右側に榮太楼のどら焼きの皮、その真ん中の瓶には小豆とチョコレートを混ぜたペースト「餡ショコラ」が詰まってます。いわばこの瓶が二つの老舗のめぐりあわせなわけですね。



 そして「餡ショコラ」を使って、手作りどら焼きと手作りダックワーズを楽しんじゃおうという趣向なわけです。
 もちろん注目はこの餡でしょう。



 北海道産小豆と白いんげんを加えたつぶし餡。そこにヨックモックの選ぶチョコレートをブレンドして、水飴やら寒天を加えてちょい固めのペーストに仕上げています。さらにアーモンドペースト、ヘーゼルナッツペーストも加えてあって、味はチョコナッツ風。そこに小豆の粒感と香りも混ざる。どこかエスニックな雰囲気すら漂う新機軸ですね。こういうものを榮太楼さんがやっちゃうとは。
 さて、手作り最中はよくありますが、手作りどら焼き、手作りダックワーズを作るのは、実は初めて体験です。なんだか一日菓子職人になった気分。両方ともふたくちサイズですから、ぱくぱくといっちゃってください。



 丁寧に作ってあるどら焼きはふわっとやさしい食感、そしてダックワーズは最初さっくり、次はふわふわ。



 食べてみると、それぞれ和菓子、西洋菓子になっちゃうのね。「餡ショコラ」をトーストに塗ってもおいしかったし、榮太楼さん、これだけを定番商品にするのはいかが?



「東急東横店 東横のれん街」
10:00~21:00 
http://www.tokyu-dept.co.jp/norengai/


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ecute品川の「和楽紅屋」

2006年05月02日 | デパ地下&駅中の和菓子
品川から新幹線に乗る予定があったので、
うわさの駅中お買い物スポット「ecute」へ立ち寄りました。



おお、すごいすごい。和菓子、洋菓子、ベーカリー、各種総菜と、
これでもかの34店舗です。甘党はぼうぜんと迷うばかりで、
新幹線がでちゃうよ。早く買わなきゃ。
で、選んだのが「和楽紅屋ecute品川店」です。



「和をもって世界を制す」と熱く語る
オーナーパティシエ・辻口博啓さんのお店で、
なかなか双子玉川の店まで出かけられないあずき的には大助かり。
新幹線の中で食べようと購入したのは「紅どら(つぶ餡)」180円なり。
直径7センチほどで上品なサイズです。
駆け込んだ新幹線の座席で、お茶の時間を楽しんじゃいました。



中身はこんな感じ。上品な粒あんがほっこりと薄く入ってます。



そしておみやげに買って、あとでじっくり食べたのが
「和バウム 抹茶&抹茶大納言」250円。
抹茶の濃厚な風味と、薄く巻き込まれた餡、
そしてしっかり味のバームクーヘンのミックス味で、
和の個性がはっきり、くっきり。辻口さんの主張を感じますね。
次はどんなお菓子を作ってくれるのか、目が離せない人です。



「和楽紅屋ecute品川店」
東京都港区高輪3-26-27 JR東日本 品川駅構内ecute品川1階
03-3446-9157
8:00-22:00(日祝日は20:00) 年中無休
http://www.waraku-beniya.jp/

「虎屋ういろ」のいちごういろ

2006年03月14日 | デパ地下&駅中の和菓子
 ぷるるん、ふるん。ういろうの醍醐味は歯ごたえです、実に。そして、この春らしい限定菓子「いちごういろ」にはイチゴの果汁とつぶつぶが入っていて、ふわりと甘い香り、ぷちぷち歯ごたえが上乗せされてます。ぷるるん、ぷちぷち、ふるる。そんな感じで一本十五センチほどのういろうはすぐに消えてなくなります。

 今回の和菓子散歩は春爛漫のデパ地下へ行って参りました。その中でも春を放っていたのが、この薄桃色の「いちごういろ」です。伊勢神宮の参宮街道で長らくお伊勢詣りのおみやげとして知られていた生ういろう専門店「虎屋ういろ」の春の季節商品で、上段はイチゴ入りういろ、下段は抹茶入りういろの二段組みで一本五百円(税別)。実は他にも「ホワイトチョコういろ」とか「虎ういろ」とかそそられるものがいっぱいありました。

デパ地下では地方のいろんなおいしさに出会えるから、すごく幸せな心地がします。「虎屋ういろ」は池袋・東武百貨店に出店中。また渋谷の東横のれん街には〇六年四月いっぱいまで出店しているそうです。お伊勢詣りはそうそうできないけど、気分だけ春の旅です。

「虎屋ういろ」
三重県伊勢市宮後2-2-8
0596-23-5005(代)
http://www.torayauiro.co.jp/index.html

渋谷東横のれん街の「京菓子司 仙太郎」

2006年02月09日 | デパ地下&駅中の和菓子
 いつもなら街中をぷらぷらと歩いて和菓子屋さんにたどりつき、あれこれ買い物をするのがおきまりなのだけど、その時間が取れないまま用事をすませ、慌ただしく電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、自宅へ走るという日もあります。

 それでも東京のいいところは駅ビルやらなんやら、駅から徒歩数分以内に上等な和菓子屋さんがたくさん出店をしています。本来の和菓子散歩的趣旨からすれば邪道ですが、たまにはこういう場所で、パパッと買い物もありでしょ。

 渋谷駅を慌てて通り過ぎる日なら、やはり東横のれん街にある「京菓子司 仙太郎」さんへ行くのが和菓子愛好者の喜びです。「仙太郎」は京都の寺町通りに本店のある和菓子屋さんで、東京では伊勢丹新宿店、東武池袋、銀座三越、そして渋谷の東横のれん街に出店をしています。路面店がないので、どうしたってデパ地下しなくちゃならないんですね。

 さて、いよいよ仙太郎さんの和菓子にご対面です。ここの菓子は見てくれがとことん素朴で、あれこれ飾り立てない。でも素材には本当にこだわっていて(HPにも詳しくのっていますが)小豆、黒豆、栗、米、梅、柚子、青じそなどを自社農園で有機栽培し、それ以外の材料、たとえば砂糖にいたるまですべて国産でまかなっているそうです。それにしては価格が良心的。フード・マイレージ的に考えても、ここの菓子を食べると、エコロジーに協力できるみたい(ただし京都のものを東京で食べるというのは贅沢なことで、残念ながら非エコロジーだけど)。

 材料まで作り手が見えるものを食べるのは安心だし、子どもにも心おきなく食べさせられます。この日買ったさくら餅、うぐいす餅、朝搗き黒豆ふと餅は、ほくほくとした手作りのあたたかさがあって、とっても幸せな春の味です。


http://www.sentaro.co.jp/
「京菓子司 仙太郎」
本店 京都市下京区寺町通り仏光寺上る中之町576
075-344-0700
0120-407-004(フリーダイヤル)