以下は「ハッシュ関数」をテーマとした
ネットワークスペシャリスト試験対策用の選択式・穴埋め・誤文訂正問題(合計10問)です。
ハッシュ関数に関するネットワークスペシャリスト試験対策問題(全10問)
■ 問題 1
ハッシュ関数の主な用途として適切なものはどれか。
A. 通信速度の向上
B. データ圧縮
C. データの整合性確認
D. データの暗号化
【正解】C
【解説】ハッシュ関数は、データの改ざんがないかを確認するために使われる。
【穴埋め】ハッシュ関数はデータの「________確認」に使われる。
→ 整合性
【誤文訂正】A/B/D:本来の目的ではない。
■ 問題 2
ハッシュ関数の出力値を何と呼ぶか。
A. 署名値
B. 鍵値
C. ハッシュ値
D. 暗号文
【正解】C
【解説】ハッシュ関数に入力されたデータから生成される出力値はハッシュ値と呼ばれる。
【穴埋め】ハッシュ関数の出力は「________値」である。
→ ハッシュ
【誤文訂正】A/B/D:定義が異なる。
■ 問題 3
ハッシュ関数に求められる性質のうち、「同じ出力を持つ異なる入力が存在しないこと」を何というか。
A. 衝突耐性
B. 一方向性
C. 可逆性
D. 完全性
【正解】A
【解説】ハッシュ関数は衝突耐性(コリジョンレジスタンス)を持つべきである。
【穴埋め】同じハッシュ値を出す異なる入力が存在しない性質を「________耐性」という。
→ 衝突
【誤文訂正】B/C/D:定義が異なる。
■ 問題 4
ハッシュ関数における「一方向性」とは何か。
A. ハッシュ値から元のデータを求められる性質
B. ハッシュ値から元のデータを求められない性質
C. 一方向の通信で使える性質
D. 送信元しか復号できない性質
【正解】B
【解説】一方向性とは、ハッシュ値から元の入力データを推測できない性質のこと。
【穴埋め】一方向性とは元のデータを「________できない」こと。
→ 復元
【誤文訂正】A/C/D:一方向性の説明ではない。
■ 問題 5
代表的なハッシュ関数として適切なものはどれか。
A. AES
B. RSA
C. SHA-256
D. DES
【正解】C
【解説】SHA-256はよく使われる代表的なハッシュ関数の1つ。
【穴埋め】「________」は代表的なハッシュ関数のひとつ。
→ SHA-256
【誤文訂正】A/B/D:暗号アルゴリズムであり、ハッシュ関数ではない。
■ 問題 6
ハッシュ関数を利用する代表的な場面はどれか。
A. 電子署名
B. 電話通信
C. 動画圧縮
D. 音声合成
【正解】A
【解説】電子署名では、文書のハッシュ値を署名対象とする。
【穴埋め】電子署名には「________関数」が用いられる。
→ ハッシュ
【誤文訂正】B/C/D:関連性が薄い。
■ 問題 7
ハッシュ関数が「可逆」だと何が起こるか。
A. 正常に動作する
B. パフォーマンスが向上する
C. 安全性が著しく低下する
D. 通信速度が向上する
【正解】C
【解説】ハッシュ関数は不可逆であることが前提。可逆だとセキュリティ上の問題が生じる。
【穴埋め】ハッシュ関数が可逆だと「________性」が低下する。
→ 安全
【誤文訂正】A/B/D:誤解。
■ 問題 8
以下のうち、ハッシュ関数の適切な出力長を持つものはどれか。
A. 可変長
B. 0ビット
C. 固定長
D. データと同じ長さ
【正解】C
【解説】ハッシュ関数はどんな長さの入力でも固定長の出力を返す。
【穴埋め】ハッシュ関数の出力は「________長」である。
→ 固定
【誤文訂正】A/B/D:ハッシュ関数の性質に反する。
■ 問題 9
ハッシュ関数が衝突を起こすのはどのような場合か。
A. 通信の切断時
B. 入力が長すぎるとき
C. 異なる入力から同じハッシュ値が得られたとき
D. 出力長が0のとき
【正解】C
【解説】衝突とは、異なる入力が同じハッシュ値を生成する現象。
【穴埋め】衝突とは異なる入力が「________ハッシュ値」を持つこと。
→ 同じ
【誤文訂正】A/B/D:衝突の定義ではない。
■ 問題 10
SHA-256の「256」は何を表しているか。
A. 使用する鍵の数
B. 入力の最大長
C. 出力のビット長
D. 暗号の段数
【正解】C
【解説】SHA-256は256ビットの固定長のハッシュ値を出力する。
【穴埋め】SHA-256の「256」は「________ビット」の出力長を意味する。
→ 256
【誤文訂正】A/B/D:定義が異なる。
ご希望があれば「SHA系」「MD系」「ハッシュと電子署名の関係」などテーマを変えて追加出題も可能です。