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CyberChaos(さいばかおす)

プログラミング言語、トランスパイラ、RPA、ChatGPT、データマイニング、リバースエンジニアリングのための忘備録

BlenderBIMとHELIOSの連携

2025-05-21 20:20:59 | Revit

**BlenderBIMで作成したIFCモデルをExcel積算と連携させることは可能です**。ただし、**中間処理(IFCデータの抽出・整形)が必要**です。以下に具体的な方法を説明します。
--- ## **1. BlenderBIM → Excel積算の連携手順** ### **(1) IFCデータから数量を抽出** BlenderBIMで作成・編集したIFCモデルには、電気設備(照明、配線、スイッチなど)の**幾何学的属性(長さ、面積、個数)**や**カスタムプロパティ(単価、工種コード)**が含まれています。 これらをPython(`ifcopenshell`ライブラリ)やBlenderのスクリプトで抽出し、Excelで読み込める形式(CSVやExcel直接出力)に変換します。

#### **例:IFCから照明器具の数量を抽出**

```python

import ifcopenshell

import pandas as pd

# IFCファイルを読み込み

model = ifcopenshell.open("electrical_model.ifc")

# 照明器具(IfcLightFixture)を抽出

lights = model.by_type("IfcLightFixture")

data = []

for light in lights:

data.append({

"Name": light.Name,

"Type": light.PredefinedType, # 器具種別(LED、蛍光灯など)

"Quantity": 1, # 個数

"UnitCost": light.get_info().get("UnitCost", 0), # 単価(カスタムプロパティ)

})

# Pandas DataFrameに変換

df = pd.DataFrame(data)

df["TotalCost"] = df["Quantity"] * df["UnitCost"]

# Excel出力

df.to_excel("lighting_cost.xlsx", index=False)

```


→ **Excelで開くと、照明器具の数量と単価が計算された表が生成されます**。

--- ### **(2) 配線・ダクトの長さを計算** 電気工事では、**ケーブルトレイや配線の延長**が重要です。IFCモデルから`IfcCableCarrier`(ケーブルダクト)や`IfcFlowSegment`(配管・配線)の長さを抽出できます。

```python
cables = model.by_type("IfcCableCarrier") # または IfcFlowSegment

cable_data = []

for cable in cables:

length = ifcopenshell.util.placement.get_length(cable) # 長さを計算

cable_data.append({

"ID": cable.GlobalId,

"Length": length,

"UnitCost": 500, # 単価(円/m)

})

df_cables = pd.DataFrame(cable_data)

df_cables["TotalCost"] = df_cables["Length"] * df_cables["UnitCost"]

df_cables.to_excel("cable_cost.xlsx")

```


--- ### **(3) Excelと連携して積算書を作成** 抽出したデータをExcelの**積算テンプレート**にインポートし、合計金額を計算します。

- **方法1:CSVをExcelで開き、手動で貼り付け**

- **方法2:Pythonの`openpyxl`や`xlwings`で直接Excelを操作**

```python

from openpyxl import load_workbook

# 既存の積算Excelを読み込み

wb = load_workbook("estimate_template.xlsx")

ws = wb["電気工事"]

# データを書き込み(例:照明器具の合計をセルに挿入)

total_lighting_cost = df["TotalCost"].sum()

ws["B5"] = total_lighting_cost # 任意のセルに代入

wb.save("updated_estimate.xlsx")
```


--- ## **2. 連携時の注意点
** ### **✅ カスタムプロパティの設定** BlenderBIMでIFC要素に**単価や工種コード**を追加する必要があります。
-**方法**:BlenderBIMの「Property Manager」で`UnitCost`や`WorkCode`を追加。

### **✅ IFCの詳細度(LOD)** - **LOD 300以上**が推奨(配線経路、器具型番までモデリング)。 - 単純な形状モデルでは正確な数量計算が困難。

### **✅ 日本固有の規格対応** - **建築数量積算基準**や**電気設備工事標準仕様書**に合わせる場合は、IFCのプロパティをカスタマイズする必要があります。

--- ## **3. より効率的な代替案**

### **(1) Power Query(Excel)でIFCデータを直接読み込み** - **IFC → CSV → Power Query**で自動連携可能。 - 定期的なデータ更新に対応。

### **(2) Dynamo(Revit)+ Excel連携** - Revitユーザーであれば、**Dynamo**でIFCデータを抽出しExcelと連携可能。

### **(3) 専用BIM積算ソフトの利用** - **CostX**や **Navisworks** はIFC対応の積算機能を内蔵。

--- ## **結論**
**BlenderBIMで作成したIFCモデルのデータをPythonで抽出し、Excel積算と連携させることは可能です**。

- **必要な作業**:IFCデータ抽出スクリプトの作成 + Excelテンプレートへのマッピング。

- **カスタムプロパティ**を適切に設定すれば、照明器具、配線、ダクトなどの数量を自動計算可能。

**完全自動化は難しい**ため、初期設定には手間がかかりますが、**繰り返し利用する積算案件では効率化が見込めます**。


無料で使える積算ソフト

2025-01-11 13:20:50 | Revit

HELIOSのように高機能な無料の積算ソフトをお探しですね。以下に、無料で利用可能な積算ソフトをいくつかご紹介します。

<contextlist>

【{"image_fetch": "Excel積算ソフト"}】 Excel積算ソフト
エクセルをベースにした積算ソフトで、図面からの数量拾い出しや見積書の作成が可能です。ただし、使用回数や期間に制限があり、超過すると料金が発生します。 citeturn0search0

</contextlist> <contextlist>

【{"image_fetch": "fs積算System"}】 fs積算System
土木工事向けの積算や実行予算書、原価分析の作成が可能なフリーソフトです。資材・外注・労務単価の一括変更や、見積書の作成・送信機能も備えています。 citeturn0search0

</contextlist> <contextlist>

【{"image_fetch": "KENSEKI 積算ソフト"}】 KENSEKI
建築物の内装工事に特化した積算ソフトで、木造住宅の積算に適しています。室数や仕上げ材の登録が可能で、設計変更時の再計算にも対応しています。 citeturn0search0

</contextlist> <contextlist>

【{"image_fetch": "積算助っ人 ソフト"}】 積算助っ人
ワープロ感覚で計算式の入力ができる無料積算ソフトです。ツリービュー形式で積算項目の確認や移動が可能で、データの多様な出力形式にも対応しています。 citeturn0search1

</contextlist> <contextlist>

【{"image_fetch": "木造住宅 積算・見積作成シート"}】 木造住宅 積算・見積作成シート
エクセルを用いた積算・見積作成シートで、実行単価と営業単価を分けて設定可能です。原価管理に重点を置きたい方に適しており、自由にカスタマイズできます。 citeturn0search0

</contextlist>

これらの無料ソフトは基本的な積算機能を提供していますが、HELIOSのような高度な機能やサポート体制を求める場合、有料ソフトの導入を検討することをおすすめします。無料ソフトは機能やサポートに制限がある場合が多いため、使用前に自社のニーズに合致しているか確認することが重要です。


無料で使えるBIM

2025-01-11 13:17:22 | Revit

完全に無料で利用できるBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアは限られていますが、以下のオープンソースや無料版のソフトウェアがあります。

<contextlist>

FreeCAD




オープンソースの3Dモデリングソフトで、BIM機能を備えています。建築設計やエンジニアリングに適しており、カスタマイズ性が高いのが特徴です。

</contextlist> <contextlist>

BlenderBIM




3DモデリングソフトBlenderにBIM機能を追加するアドオンです。無料で利用でき、建築情報モデルの作成や編集が可能です。

</contextlist> <contextlist>

SketchUp Free




ウェブブラウザ上で動作する3Dモデリングツールで、基本的なBIM機能を備えています。直感的な操作が可能で、初心者にも使いやすいのが特徴です。

</contextlist> <contextlist>

BIMx




Graphisoft社が提供する無料のBIMビューアで、3Dモデルと2D図面の閲覧が可能です。設計者とクライアント間のコミュニケーションに役立ちます。

Autodesk Viewer

Autodesk社が提供する無料のオンラインビューアで、BIMモデルの表示や共有が可能です。インストール不要で、多様なファイル形式に対応しています。

</contextlist>

これらのソフトウェアは無料で利用できますが、商用利用や高度な機能を必要とする場合、有料のBIMソフトウェアの導入を検討することをおすすめします。


パナソニック 積算システム WEBハウズCAD連携機能

2024-07-21 10:02:35 | Revit


CADソフトの専用ボタンから連携&簡単積算

CAD連携機能

ソフト側ボタンからCADデータを取り込み、
自動で拾い出し

紙の図面からAIによる拾い出しも可能

AI積算機能



・・・がウリらしい。

俺ならばさらにERPとの連携も考えるがな。

俺がAutoCADやRevitに盛り込もうと考えている機能(アドオン)とは?

①ファミリデータを作成・登録
②アドオン起動
③挿入したいファミリの部材名・メーカー名・品番・必要数量及び寸法の入力を求める。
④ファミリの挿入位置の指定させる。 
⑤ファミリが挿入・表示される。
⑥積算・ERPシステムにも連動してデータが登録・反映される。

まあざっとだが、こんなシステムを思い付いている。

Revitで積算するデモ

2024-07-07 18:48:13 | Revit

Revitで簡易積算をしてみよう - Qiita

Revitで簡易積算をしてみよう - Qiita

#目次1. はじめに2. 記事に出てくる用語3. BIM積算とは?4. 全体のワークフロー5. モデリング6. 積算7. 見積8. 総工事費算出9. 事例紹介-落水荘10. おわ…

Qiita


俺が事務でこの先生きのこるには?




きのこる先生キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

Revitの積算機能を使いこなすしかない!
さらに積算・見積データをRDBMSで管理し、会計等の業務知識を仕入れ、業務システムも作るべし。
※積算と見積は似て非なるもの。積算は数量出しのことで、見積は単価に数量を掛けることだ。俺は表現の仕方が違うだけで意味は同じと勘違いしていた。積算士という資格や専門職もあるようだ。施工管理技士の資格と積算のスキルがあれば初任給はぐっと高くなるだろう。

その前にRevit導入には社長をはじめとする古参社員の説得という険しい道のりがある。

JWCADで十分!エクセルで十分!とかぬかして効率が悪く、生産性が低い会社を改革するのは大変だと思う。

異動があって今の職場に赴任する際に社長と面談したが、んなもんいらん!と一笑に付されてしまった。



Dynamo+RevitではじめるコンピューティショナルBIMを買ってきた

2023-04-22 17:20:22 | Revit

「pyRevitをDynamoではじめよう」

も参考に。

本のサンプル(八角形スパイラルタワー)そのままじゃ芸が無いから五角形スパイラルタワーにした。
ノードをつなぎ合わせて簡単に複雑なソリッドモデルができあがった。
今までRevitでは曲線や曲面は無理だと思っていたが、CATIAよりも簡単にできると知って感動した。
CATIAで同じものを作ろうとすると、五角柱なら簡単だかスパイラルにするのはかなり難しいだろう。

ちなみにCATIAを建築CAD代わりに使っている猛者がいるらしいが、Revitを機械設計CAD代わりに使う猛者もいるかもしれない。

今回はRevit2023を使った。
入れたはずのPyRevitのアドオンがなかったのは、おそらく別の古いバージョン(2022、2021、2020)のRevitに入れてしまったからなのだろうか?
本当はPyRevitでDynamoを使って生成されるはずのPythonコードを見たかったのだが…

それにしても日本語化されていないので使いづらいと思った。
どこかにDynamoを日本語化するパッチやアドオンはないのかな?

Revitプラグインの作り方

2023-04-04 22:05:33 | Revit
PyrevitのようなRevitプラグインの作り方を教えて

Revitプラグインを作成するには、以下の手順を実行する必要があります。

Pythonのインストール
PyrevitはPythonで書かれたRevitプラグインであるため、Pythonをインストールする必要があります。お勧めのバージョンはPython 3.xです。

Revit APIのインストール
Revit APIは、RevitとPythonスクリプトの通信を可能にするAPIです。Revit APIを使用するには、Revit APIのライブラリをインストールする必要があります。ライブラリは、Autodeskの開発者センターからダウンロードできます。

開発環境の設定
PyrevitはVisual Studio Code(VSCode)などのPython開発環境を使用して作成できます。VSCodeの拡張機能である「Python」をインストールして、開発環境を設定することができます。

Pyrevitのインストール
Pyrevitを使用するには、Pyrevitのパッケージをダウンロードしてインストールする必要があります。ダウンロードしたパッケージは、Pythonのライブラリパスにインストールされます。

プラグインの作成
Pyrevitでプラグインを作成するには、以下の手順を実行します。

Pyrevitのプロジェクトテンプレートを使用して、プロジェクトを作成します。
プロジェクトに必要なファイル(.csファイル、.pyファイルなど)を追加します。
Revit APIを使用して、Revitにアクセスし、プラグインの機能を実装します。
プラグインのコマンドを作成し、UIに追加します。
プラグインのデバッグとテスト
プラグインが正しく動作するかを確認するには、デバッグとテストを行う必要があります。デバッグは、VSCodeのPythonデバッガーを使用して行うことができます。テストは、Revitを起動して、プラグインを実行して動作を確認することができます。
以上の手順で、PyrevitのようなRevitプラグインを作成することができます。ただし、プラグインの作成には、PythonやRevit APIの知識が必要です。

Revitアドイン入門 、アドインの作り方、アドイン開発

2023-04-04 01:54:52 | Revit

Revitアドイン入門① – 環境構築+Revit起動時にメッセージ | AMDlab Tech Blog

Revitアドイン入門① – 環境構築+Revit起動時にメッセージ | AMDlab Tech Blog

こんにちは。AMD labの松原です。

AMDlab Tech Blog | 建築を中心として、3Dモデリング、IoT、デジタルファブリケーション、Webなどの様々なテクノロジーに関する記事を提供しています。

Revitアドイン入門

アドインの作り方の例

BIMで施工管理を学ぶ「現場トレーナー」

2023-03-28 20:02:45 | Revit

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