■支部長さんが初めのあいさつのなかで、「まちがった歴史観を直す必要がある」ということを話されました。
そのとおりだと思います。
昭和20:1945年から7年間に及ぶ米軍(≒連合軍)の《徹底した言論統制と洗脳政策》、国際法を無視した「極東国際軍事裁判(東京裁判)などにより、その後の「戦後教育」を受けた多くの日本人が、いまだに《すべて日本が悪かった》という「まちがった歴史認識」をもち続けていると思います。
個人的な状況に例えれば、《自己認識:自分はどんな人間なのかという認識》が実際とはちがっているということです。
自己認識がまちがっていれば、現実の状況・社会への「適応」がうまくできないのは当然のことです。
ソ連の崩壊、ヨーロッパの団結、中共の覇権政策(=遅れてきた帝国主義?)の実行、アメリカ国内状況の変化・・・などによってアメリカの一極支配が弱まり、世界が多極化し、不安定になるなかで、日本はまだ「世界の現実」に充分には適応できずにふらついていると思います。
ありがたいことに、《かなりの日本人がまちがった歴史認識に気づき、世界の現実に適応しつつある》ように見えますが、いまだに、《子々孫々まで続く「しなやかで強靭な国」に作り直す》という「国民合意」ができているとは言えません。
また、国外(=中・韓・米などの競争相手)は当然のこととして、国内にもまだ《日本の足を引っ張る日本人や在日外国人》が蠢きつづけています。
■藤原雄氏の講演の後の意見交換会のようす
40分にわたり、さまざまな質問や意見がありましたので、その一部を紹介します。
○併合について
・日本語教育
朝鮮には学校がほんの少ししかなく、文盲率も高かったので、日本政府は学校を次々に作り、そこで日本語と朝鮮語を教えた。
日本語の教科書だけではなく、ハングル(文字)を使った教科書も作って使用した。
同化政策は実施されたが、ゆるやかなものだった。
・人口・・・さまざまな施策と投資による効果で、35年間で人口は約3倍に増えた。
・「併合しないが良い」と言っていた伊藤博文は正しかった。
○朝鮮半島とのつきあい方
・各国に「各国の正義」「各国の想い」があるのは当然のこと。日本に「日本の正義」があるように、韓国や北朝鮮や中国にもまたその「正義」があることを理解すべき。
そうすると、残念ながら、中韓朝との「和解」や「協調」「連携」がいかに難しいことか分かる。
日本はその現実をしっかりと踏まえて対応すべきだ。
つまり、中韓朝に《無原則にすりよったり妥協したり》しても、結局は裏切られるということ。
《長い眼をもって、つかず離れず、妥協せず、言うべきことはきっちりと言う》姿勢が賢い態度ではないだろうか。
このほかにも様々な意見や感想などがありました。
いつもそうですが、この会では《違う意見に対して感情的に反応・反対する》などという子供じみた現象はありません。《お互いを尊重しながら冷静に意見交換する》という大人の礼儀が当たり前になっている会だと思います。 ←応援クリックをお願いします。
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