にっち・自然に囲まれて

多様な生きものといっしょに生きる雑貨店。

「かじやの権三:瞳」紙芝居展、くるみで開催中!

2018-10-17 07:42:51 | にっち&くるみ:店情報
カフェくるみの店内、
ふだんとは、がらりとおもむきがちがっています。

わ、昭和のレトロ!(若者)、 どこか懐かしい!(年配者・・)など。

というのも、昭和の時代を生きた人々の暮らしが
つぶさに描かれた紙芝居の展示が行われているのです。


題して、「かじやの権三:瞳」紙芝居展!











舞台は、岩手県紫波町日詰。
そこで生まれ育った、畠山貞子さんが作者です。
おうちは、鍛冶屋さんでした。
馬の蹄鉄をつける装蹄師であり、家の前には
馬が、ずら〜りと並んでいたそうです。
トンテンカン、トンテンカン・・・つち音が響き渡ります。

自分が見聞きした話、年配者から聞き取りをした話、
これらをまとめた本「かじやの権三」を、2004年に出版しました。
どの話からも、当時の暮らしが目に浮かび、
笑ったり、涙したり、心を打つお話です。

その中の一話「瞳」に、橋本和子さんが絵をつけたのが、
今回の紙芝居です。

橋本和子さんは、畠山貞子さんのいとこで、
年齢はひとまわり上ですが、いっしょに暮らしていました。
橋本さんのお父さまも鍛冶屋さん。

「かじやで育った二人は、おおらかに心のつち音を響かせたのです」

と、畠山さんは語っています。
今年の9月30日、この紙芝居を元にした浪曲が、東家一太郎さんによって、
日詰の「権三ほーる」で披露されました。

どうぞ、カフェくるみで、お二人の紙芝居をご覧ください。


10月24日(水)、31日(水)の午後2時から(30分くらい)、
畠山貞子さんによる、じっさいの紙芝居もあります!




さて、カフェくるみでは、
冷え込んできた今の季節に、チャイを!
と、イチオシでおすすめしています。

クローブ、シナモンなどがほのかに香り、
体が、ぽっかぽっかと温まるのです。





山猫チャイ のかわいい看板は、
くるみの看板と同じ、村尾かずこさんの作品です♬


チャイを飲みに来てくださいね!