土沢アートクラフトフェアも終わり、
町は、いつも通り静かになりました。
それにしても、アートクラフトフェアの片付けの早さには驚きましたよ。
歩行者天国が終わる、という、切羽詰まった理由もありますが、
さすがに手慣れたというか、おみごと!というほどの
片付けの早さでした。
出店者の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした!
さて、静かな商店街の、こっぽら土澤の建物奥で、
ひっそり店を開いている、にっちでは、
2日(水)から、『ソロー 森の生活展』が始まります。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817〜1862)、
アメリカのマサチューセッツ州コンコード出身の、
詩人・ナチュラリスト です。
当時は、まだ写真も少なく、当然ながら書物、雑誌の印刷もカラーの時代ではないし、
文字以外の記録がひじょうに少ないのですが、私はこの↓貴重な
N.C.ワイエスが描いたソローの絵が、いちばん好きです。
↑ 「釣りをするソロー」N.C.ワイエス ' MEN of CONCORD ' 1936 より
ソローの主張、書物は、世界でも多くの人々に影響を与えたため、
老成した哲学者のようなイメージがあるのですが、
いえいえ、『ウォールデン 森の生活』を書いたころのソローは、
ほんとうに若々しいのです。
日本では、1911(明治44)年に翻訳されて以来、数多くの翻訳書が出ていますが、
今回は、自分自身も生涯を通じて、森の生活を暮らしの中心にしてきた、
今泉吉晴による、ソローの紹介です。
2004年、小学館から単行本として『ウォールデン 森の生活』(今泉吉晴訳)を出しましたが、
今年、2016年8月、新たに2冊の文庫本として出版されました。
単行本を出してから12年がたちますが、その間、さらにソローについて
わかってきたことが、多々ありました。
膨大な、ソローの日記も、その間に読むことができました。
その上で、ソロー自身の絵や、他のナチュラリストの絵や写真を加え、
動植物についてはとくに読者にわかりやすくなるよう配慮して、
再び、新たな翻訳本をつくる作業を続けたのです。
今年半年間は、この本にかかりきりでした。
ソローの本に書いてあることは、
私たちの身近な暮らしの中で、はっとさせられることばかり。
たった一度の、自分の人生です。
自分の心の声にしたがって、そこに向って生きましょう。
そういっているのだと思います。
下記は、コンコードの町にあるニレの木。
↑ 人間よりも長生きする樹木のそばに、家があるなんて、いいなあ。
きっと梢の鳥たちも、日常生活の仲間だったのでしょうね。
「ソロー 森の生活展」は、11月14日(月)まで。
今泉吉晴のお話の会も予定しています。
ぜひ、お出かけください!
町は、いつも通り静かになりました。
それにしても、アートクラフトフェアの片付けの早さには驚きましたよ。
歩行者天国が終わる、という、切羽詰まった理由もありますが、
さすがに手慣れたというか、おみごと!というほどの
片付けの早さでした。
出店者の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした!
さて、静かな商店街の、こっぽら土澤の建物奥で、
ひっそり店を開いている、にっちでは、
2日(水)から、『ソロー 森の生活展』が始まります。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817〜1862)、
アメリカのマサチューセッツ州コンコード出身の、
詩人・ナチュラリスト です。
当時は、まだ写真も少なく、当然ながら書物、雑誌の印刷もカラーの時代ではないし、
文字以外の記録がひじょうに少ないのですが、私はこの↓貴重な
N.C.ワイエスが描いたソローの絵が、いちばん好きです。
↑ 「釣りをするソロー」N.C.ワイエス ' MEN of CONCORD ' 1936 より
ソローの主張、書物は、世界でも多くの人々に影響を与えたため、
老成した哲学者のようなイメージがあるのですが、
いえいえ、『ウォールデン 森の生活』を書いたころのソローは、
ほんとうに若々しいのです。
日本では、1911(明治44)年に翻訳されて以来、数多くの翻訳書が出ていますが、
今回は、自分自身も生涯を通じて、森の生活を暮らしの中心にしてきた、
今泉吉晴による、ソローの紹介です。
2004年、小学館から単行本として『ウォールデン 森の生活』(今泉吉晴訳)を出しましたが、
今年、2016年8月、新たに2冊の文庫本として出版されました。
単行本を出してから12年がたちますが、その間、さらにソローについて
わかってきたことが、多々ありました。
膨大な、ソローの日記も、その間に読むことができました。
その上で、ソロー自身の絵や、他のナチュラリストの絵や写真を加え、
動植物についてはとくに読者にわかりやすくなるよう配慮して、
再び、新たな翻訳本をつくる作業を続けたのです。
今年半年間は、この本にかかりきりでした。
ソローの本に書いてあることは、
私たちの身近な暮らしの中で、はっとさせられることばかり。
たった一度の、自分の人生です。
自分の心の声にしたがって、そこに向って生きましょう。
そういっているのだと思います。
下記は、コンコードの町にあるニレの木。
↑ 人間よりも長生きする樹木のそばに、家があるなんて、いいなあ。
きっと梢の鳥たちも、日常生活の仲間だったのでしょうね。
「ソロー 森の生活展」は、11月14日(月)まで。
今泉吉晴のお話の会も予定しています。
ぜひ、お出かけください!