本当に有った話

昨年、３月30日、福島県のある被災家族五人、すべての生活手段が寸断され、支援も行き届いていなかった。
空腹になやんでいる家族に二個だけの菓子パンが配給された。
パンを手にしたおばあさんが、二人の孫にこういった。
『さあ、食べな。美味しいよ』
孫達は言った。
『お腹空いてないから。おばあちゃん、食べて』
『いいから、我慢しないで。ほら』
『おばあちゃんこそ、がまんしないで』
そこでおばあさんは、提案しました。
『そうかい。それじゃ、ご先祖様に食べてもらうっぺ』
家族五人は車座になり、二個の菓子パンを真ん中に置き、じっと静かに目を閉じて、しばらく手をあわせていた。
やがて、おばあちゃんはこう言った。
『さあ、ご先祖様からのお下がりをもらおう。これを食べれば、みんな元気になっぺ』
家族は小さく千切りにし、家族で分けあい食べはじめた。
ここには日本人の原点がある。

数千年を越える日本人の伝統精神『神道』の理想の姿を感じた。
正にこの五人家族の形、
間違いなく、家族同士が譲り合い、先祖を大切にし日本人同士が支え合う、繋がりで有り、結び付きで有る。
今こそ考え直さなけれ、日本は益々ダメな国に成り果てる。

個人主義、拝金主義、それが子殺し、親殺し、お金の為に人をいとも簡単に騙し、挙句は殺す、それも連続で！
心が荒廃した結果としての事象、

世界から馬鹿にされ、無視される存在に有る日本の政治家、
しかし、まだ民力は有る。
これから考え直さねば、