今回は現在、もんじゅの落下物の撤去作業中の関連エントリ。
日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10ヶ月間落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。
落下していた炉内中継装置は衝撃で変形して、大袈裟に言えばボトルシップ状態の為、引っ掛かっていた炉開口部の鞘の部分と一緒に、天井にある大型クレーンで吊り上げた。
装置等は約8時間掛け、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器「簡易キャスク」に収納された。
もんじゅの落下物を撤去する作業は、高速増殖炉もんじゅのデマ騒動にも書いた様に、様々な噂が流れる等、注目されていたのだが、作業は何事も無く無事に終わった様だ。
しかし、である。次の問題は今までに総額約2兆4000億円を掛けて、維持費だけでも毎年500億円掛かると言われている「もんじゅ」の今後。
もんじゅは、これだけの巨額の費用を掛けながら、発電量はゼロと言われ、コストエフェクティブ(費用対効果)を考えたら問題外の現状。
じゃあ、これまでカネを注ぎ込んだ分を取り返す為に、もんじゅをバンバン稼働させなきゃね。と、簡単には言い切れない現実問題がある。
高速増殖炉が余りにも危険な為、アメリカとフランスは原子炉を本格稼働させる前に、高速増殖炉事業から撤退している。
そして何より、もんじゅは地震の活断層の上に建設されている事が致命的なのである。
さて、もんじゅの今後はどうなるのか?、注目である。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】
日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10ヶ月間落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。
落下していた炉内中継装置は衝撃で変形して、大袈裟に言えばボトルシップ状態の為、引っ掛かっていた炉開口部の鞘の部分と一緒に、天井にある大型クレーンで吊り上げた。
装置等は約8時間掛け、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器「簡易キャスク」に収納された。
もんじゅの落下物を撤去する作業は、高速増殖炉もんじゅのデマ騒動にも書いた様に、様々な噂が流れる等、注目されていたのだが、作業は何事も無く無事に終わった様だ。
しかし、である。次の問題は今までに総額約2兆4000億円を掛けて、維持費だけでも毎年500億円掛かると言われている「もんじゅ」の今後。
もんじゅは、これだけの巨額の費用を掛けながら、発電量はゼロと言われ、コストエフェクティブ(費用対効果)を考えたら問題外の現状。
じゃあ、これまでカネを注ぎ込んだ分を取り返す為に、もんじゅをバンバン稼働させなきゃね。と、簡単には言い切れない現実問題がある。
高速増殖炉が余りにも危険な為、アメリカとフランスは原子炉を本格稼働させる前に、高速増殖炉事業から撤退している。
そして何より、もんじゅは地震の活断層の上に建設されている事が致命的なのである。
さて、もんじゅの今後はどうなるのか?、注目である。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】