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亀井新党と減税日本が合流

2012-11-23 17:00:38 | ニュース
「嘘吐き総理」こと野田佳彦首相が、衆議院の解散を表明してから、政局が大きく動き出し、永田町の勢力図も変化が激しくなって来た。
当ブログのエントリ、石原慎太郎の新党と亀井静香にも書いたのだが、国民新党の亀井静香前代表が主導して「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」(略称・反TPP)を結成。
その「反TPP」の山田正彦代表と亀井静香幹事長、そして「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長は22日に記者会見し、両党が合流して新党を結成すると発表した。

政党名は「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称は脱原発)なんだが、前の「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」の時にも書いたけど・・・長いって(笑)。
新党の「脱原発」は、河村、山田両人が共同代表に、亀井が幹事長に就任し、来る師走の衆院選では「反TPP」「脱原発」「消費増税凍結」等を掲げて戦う。
「脱原発」は今後、「オザワン」こと小沢一郎代表が率いる「国民の生活が第一」や、「みどりの風」等と連携し、オザワンが提唱する日本版「オリーブの木」へと移行する可能性もある。

当ブログでは、新党やら派閥の結成時などで、その新党やら派閥の名前に関して、色々な事を書くのが恒例行事となっている。
今までにも、民主党から離党議員の政党名は新党きづなとか小沢新党の党名は「国民の生活が第一」やら参議院に新会派「みどりの風」とか派閥の名前は最高ですか?等、色々と書いている訳だ。
今回、合流した「反TPP」と「減税日本」なんだが、党名の「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」・・・だから、長いって(笑)。

まぁ、選挙の際には略称の「脱原発」を書けば良いので、いちいち「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」と書く必要は無いが、いやいや私は正確に政党名を書きたいと言う人は、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」と書いて良いです・・・とても長いですがね(笑)。
その長い政党名は、「減税日本」と「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」が合流したから、両党の名前を綯い交ぜて「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」とした訳だ。
さすれば、仮に「脱原発」が「みどりの風」と合流したら、政党名はどうなるのだろうか?。

「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」と「みどりの風」を綯い交ぜて、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党・みどりの風」となるのだろうか?。
その政党と、オザワンの「国民の生活が第一」とが合流したら、「国民の生活が第一なので減税日本・反TPP・脱原発を実現する党・みどりの風が吹く」とでも、なるのだろうか?。
これでは、まるで落語の噺「寿限無」(じゅげむ)である(笑)。

「寿限無」とは、生まれた子供の名前を付ける際に、寺の住職に相談して、縁起の良い言葉などを入れたら、とても長い名前になったと言うもの。
その名前は、「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」なのである(笑)。

「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」も、いっその事「寿限無」を真似て、「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの減税日本と反TPPと脱原発と消費増税凍結を実現する党」にでも、したら良いよ(笑)。

まぁ、あれだ。馬鹿な事を長々と書いてしまったが、長い政党名の話はこれ位にして、「脱原発」と言う政党に付いて書くと、河村たかしは「日本維新の会」と合流せず、亀井新党と合流したのは正解だったと思う。
政策が不一致のまま合流しても、第二の「民主党」になるのは目に見えているから、同じ方向に走り易い者同士が一緒になる方が良いに決まっているしね。
今回のエントリも最後になるが、ツイッターの岩上安身(@iwakamiyasumi)のツイートで、亀井静香幹事長のインタビューと言うのを見掛けたので、以下に抜粋してみる。

亀井「日本の危機に当たって、理念・政策で集まる。今日、党を解消した。今、河村たかしさんと話し合っていた。減税日本・反TPP・脱原発を実現する党、略称『脱原発』を立ち上げる」

亀井「新党の代表は山田さんと河村さん。私は幹事長。石原さんとは1年半前から『一緒に遣ろう』と言う話になっていた。政策も練っていた。そこへ、橋下さんが『維新の会を丸ごと上げる』と石原さんに寄って行った」

亀井「石原さんは、維新の会で権限が無い。人事権を含め、実際の権限を持っているのは橋下さん。減税日本を出て維新に合流しようとした小林興起氏は、橋下さんの判断に依って維新に入れなかった」

亀井「石原さんが間違った方向に行きだした。政策も理念も関係無し。民間では、菅原文太さん、JR東日本の松田さん。こうした同志と決起しようと。山田正彦さんは平成の佐倉惣五郎だ」

亀井「最初は石原さんもTPP反対、脱原発と言っていた。それが非現実的だと言う話に変節した。私は脱原発。福島の事故があり、多くの人が健康被害に怯え、帰れない人が多く居ると言う現状を直視すべき」

亀井「地球は文明の反逆を受けている。人間の欲望が進む事により、文明は進むけれども、科学に逆襲される。環境、食品など。弱肉強食の新自由主義の世界になる。小泉元総理の政策により日本の経済はガタガタになった」

亀井「脱原発を実現した後の代替エネルギーは、水力、風力、太陽光。技術を高めて行けば良い。脱原発をキーとして、他の党と連携して行く。東京都知事選に関しては、宇都宮健児さんの考えが良いと思う」

亀井「今の経営者は儲かれば良いとだけ考えている。愛国心など無い。人間愛が無い。そう言う事に対する決起が3年前の政権交代だった。しかし、鳩山さんも小沢さんも政治的に無力化させられた」

亀井「今のマスコミは金儲けの為の売文屋。全部商業主義になっている。だから、TPP推進、原発賛成、消費税増税賛成。日本はアメリカから独立していない。戦後の保守は対米隷属」

亀井「尖閣問題に付いて。アメリカは日本を使う事しか考えていない。普天間の問題も同様、オスプレイの問題も同様。日本はアメリカの意向を忖度して譲歩ばかりしている」

以上が岩上安身(@iwakamiyasumi)のツイートから亀井幹事長に関するものの抜粋。
亀井静香は常々、「99%の犠牲の上に1%が繁栄する状況」を批判している。
思想信条、主義主張がブレず、プリンシプルを貫き通す亀井静香に期待したい。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】