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橋下知事、関電社長は霊感商法の商売人

2011-07-01 04:28:16 | ニュース
君が代斉唱で起立大阪府が議員定数を大幅削減等で、世間の耳目を集める大阪府の橋下徹知事。
何かと話題の橋下知事は30日、火力発電所の再稼働等で、電力需給が改善すると発表した関西電力社長が、15%の節電要請を変えない事を批判。
恐怖心を煽り商品を売り付ける霊感商法に準えて(なぞらえて)「こんな正直な霊感商法の商売人はいない」と指摘した。
「原発を再稼働しない限りは引かないと、自ら霊感商法だと言ってくれているので有り難い。これに乗っちゃいけない」と反発。

7月1日からの節電要請に合わせて「産業界、中小企業は節電しなくて良いと言う反節電キャンペーン」実施を検討している事も明らかにした。
橋下知事の発言をもう少し書くと、「原発動かさないと停電起こしますよ。と、脅迫のネタに使われてはサインなど出来ない。サインしなければ命を奪われますよ等と言うのは霊感商法と手口が同じだ」と述べている。
原発に関する橋下知事の発言には賛否両論が有るのだが、この霊感商法ってのは面白い例えだわな。

原発を再稼働しなければ停電になるとか、計画停電やら電気料金の値上げの話とか、言いたい放題なのは事実。
電力会社が強気なのは地域独占企業だからで有り、そうなれば発電と送電の分割論が良いのかなと思ったりする。
発電と送電が別々になれば、権力が分散されるし、独占から競争に変化する事で消費者にもメリットは有るだろう、勿論、デメリットも有るのだけれど、個人的にはメリットの方が大きい気がするね。

まぁ、あれだ。発電と送電の分離は様々な問題をクリアしなければならず、直ぐにどうこう言う話では無く、喫緊の問題としては、原発を再稼働しなければ、本当に電力が足りないのか?。と言う事だろうな。
原子力発電以外で主力は、火力発電や水力発電で、太陽光発電や風力発電は今の所、安定的なエネルギーとは言えない。
社民党、お花畑でルンルンルンの「ミズポ」こと福島瑞穂は、「原発を止めても火力と水力で賄えるんですぅ」とか言っているのだが、社民党と、その取り巻き連中が絡むと話がややこしくなる。

社民党は「何でも反対、社会党」の残滓だから、話に具体性が無く、理想ばかりが先走り、結局、何時まで経っても「夢見る夢子ちゃん」で、脳内お花畑だから始末が悪い。
福島瑞穂は家に帰って、一家団欒でオムライスを食って、そのまま糞して寝てくれたら良いのにな(笑)。
社民党の話は置いといて、原発を止めたらの話に戻すが、この手の話になると「足りる」「足りない」の意見が色々と出て来るが、判断材料の決め手に欠けて、何時まで経ってもループするから困ったもんだね。

そんな中、東京電力は7月1日から、電力の使用状況を数段階に分けて予測する「でんき予報」を始める。
電力の供給力に対する使用実績(使用率)をほぼリアルタイムに数値化し、翌日のピーク時供給力を予測し、ニュース番組やネット等を通じて節電を呼び掛ける。のだが、100%に達したら停電なのか?。
東電は「そうならないよう努力している。大規模停電と言う以外、具体的な事は我々も判らない」と曖昧。

元東京農工大教授で、日本クリーンエネルギー総合研究所の堀米孝理事長は「停電の可能性はゼロでは無い。理論上は、需要が供給を上回った時点から電圧、周波数が下がり始め、発電、輸送双方が正常に作動しなくなり、停電のリスクは高まります。
ただし、元々でんき予報のピーク時供給量は余裕を持った数値である上、夜間の余剰電力を利用した揚水発電の数値は供給量の中に殆んど含まれておらず、100%で即停電とは極めて考えにくい」と述べ。
更に「しかも、東電にはまだ供給力に含んでいない、所謂、隠し電力も有ります」と言う。

これは、東電の最大供給力7769万キロワット(2009年度末の実績、他社受電分を含む)から、福島第一、第二原発の出力約900万キロワットを差し引いた6869万キロワットとの差分。
東電は、これまでウェブサイトで公開していた電源別の発電実績資料を削除しているのだが、計算上は供給電力に十分な余裕が有ると見られる。
実際、東電関係者は「公開している本日のピーク時供給力は、東電が決めた目安に過ぎず、本来の供給力とは関係無い。節電意識を促す為に恣意的に下げていると指摘されても仕方が無い」と言う事だ。

これらを鑑みれば、東電の場合は電力に余裕が有ると感じるのだが、実際にどうなのかは蓋を開けてみないと判らない。
今年も昨年同様に暑くなれば、熱中症になる人が続出する事が予想され、そんな中で停電やら計画停電を実行すると、エラい事になるのは想像に難くない。
それ故に、電力に余裕を持たせておかないと駄目なのだが、取り敢えず、パチンコ店を休業させる事から始めますか?。では。

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【ネッタイムス・東坊京門・作】