練金術勝手連

「練金術」のページへようこそ。

※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

★★★ 文科省は検定意見を撤回すべきだ! ★★★

2007年11月02日 | これだけは言いたい!
 11万人の怒りが結集した「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(9月29日宜野湾海浜公園)は、文字通り「沖縄全島島ぐるみ」というしか言いようがない大いなる怒りだ。
 大いなる怒り、それは、教科書から“不都合な真実”を抹消しようとする文部科学省に対する抗議だ。にもまして、沖縄に痛恨の念と共に普遍的に存在する「共通認識」を否定するという許し難い暴挙に対する心からの怒りだ。

 普遍的に存在する「共通認識」って…なに?

 ニッポン(大日本帝国)の無条件降伏(敗戦)の半年前、米軍上陸前後から3ヶ月にわたる凄惨な地上戦があった。そうしたなかで、沖縄県民は、日本軍による住民虐殺・強制集団死(集団自決)という信じられないような体験をした。そのような“実体験”を通して与えられ、その後米国占領下でも、本土復帰しても、米軍、米兵のたび重なる犯罪行為により加えられ続けてきた痛恨の「実地教育!!」。 それらの結果全島的に形成されたのが「軍隊は“国体”(くにの支配構造)を守るために人々を殺す、場合によっては自国民をも殺す」という「島ぐるみの共通認識」だ。本土に暮らすものとして共有したい。
(練金術師)

「軍隊とは誰のために、何をする存在なのか」


●練馬から県民大会へ参加した方(複数)の報告やその後の練馬での取り組み(署名5000名突破!)については沖縄戦教科書検定の撤回を求める練馬の会のブログ参照。

●鎌田慧氏の報告とルポが『週刊金曜日』に連載されている。10/12日号「『集団強制死』歪曲に世代を越え11万人が結集」、10/28日号「戦争の実体語り始めた『玉砕場』体験者たち」。乞読。

●詳しく考えたいときは、沖縄戦研究者・大城将保氏のできたて緊急レポート『沖縄戦の真実と歪曲』がこちらに。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。