goo blog サービス終了のお知らせ 

NEOMAP Web Forum

総合地球環境学研究所プロジェクト4-4「東アジアの新石器化と現代化:景観の形成史」のwebフォーラム

「楼蘭王城」再現へ

2008-06-19 21:13:46 | 中国浙江WG
つい最近の中国の新聞で、上の見出しがあった。

日本でも有名な「楼蘭」。
約20年前、平山郁夫らが探訪したとき、朝日新聞紙上に毎週掲載される
楼蘭紀行を切り抜きファイルするのが楽しみだったのを思い出す。

その楼蘭を再現するというのだ。
歴史資料にもとづき、北京の景観設計研究院が施工するらしい。
「楼蘭王宮」、「楼蘭文化広場」、「塔林」、「西域三十六方会館」などの
施設が建設される予定である。

当地の担当者は、
「最終的には、楼蘭王城付近の村も往時の雰囲気で統一したい。
民間工芸の店が並ぶ通りを作り、(中略)村民全員が民族衣装を
着用して、観光客に楽しんでもらう。」とプランを明らかにしている。

遺跡が観光地へ。
つい最近まで容易に訪ねることができなかった場所が大きく変わることになる。
2千年以上前を復元しながらも、実は新しい景観が創出されるのである。
こうした遺跡の開発利用は、世界中で見られることで、
普遍化させて考えてみるのも意味あることかもしれない。(makiba)

北京の景観変化

2008-06-12 14:53:36 | 中国浙江WG
6年ぶりの北京でした。
発展めざましい中国にあって、北京の開発にも驚嘆することばかりでした。
以前、北京大学の周りには、数万人の在学生がいるだけあって、多くの食堂や
雑貨商店、本屋、床屋などがひしめき合っていました。
今、その面影はまったくなく、周囲は片道4車線の道路ができ、
北京大学の南には、中国一の電脳市場「中関村」のビル群が広がる光景に
変わっていました。
清朝、それ以前から続く胡同と呼ばれる街並みは一掃され、
新しい高層マンションが建設ラッシュです。
確かに、こうした開発は国の政策によるものですが、
それでもこの開発を進めようとする多く人々の意志も存在します。
そこに住む多くの人々の意欲の方向性が、
目の前で展開している開発へ現れているのだと感じます。
街の景観変化は、政策や企画の実行だけによるだけでなく、
意識的にも無意識的にも、「北京」自身が選択しているのかもしれません。
もちろん、これもまた変化していくものですが。(makiba)

2007年度第2回中国WG

2007-12-24 15:14:20 | 中国浙江WG
 2007年度第2回中国WGを2008年2月16日に地球研で開催いたします。
 プロジェクトに関わる皆様の研究活動ならびに特に来年度の計画について議論いたしたく存じております。
 また、今回は北海道大学准教授の吉開将人先生を特別ゲストをお迎えします。
 先生は、青銅器時代など中国史の専門家でいらっしゃいまして、景観史をキーワードにしたお話をいただき、プロジェクトについてご助言をいただきます。

 会議は13.30から開始し、17.00ごろまでに終わらせたく思っております。
 現在のところ、以下のように計画しております:

 1) 13.30-14.00 はじめのあいさつと議論 (内山)
 2) 14.00-15.00 ゲストスピーチ (吉開先生)
 3) 15.15-16.00 個人報告(おひとり10-15分で本年度の報告と新年度の計画をお話し願います)
 4) 16.15-17.00 総合討論