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ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ノネコ問題/TNR は非人道的手段?

2019-05-09 22:15:40 | 奄美ノネコ駆除問題
「人道的手段という観点と、クロウサギ以外の生態系」のタイトルで質問を頂戴致しました。



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初めまして、オーストラリアのノネコ問題について書いた者です。
素人質問で申し訳ないのですが、奄美大島の危惧種ってウサギ以外にはいないのでしょうか?
基本的にああいう環境において「ノネコと共存」での生態系の維持って相当厳しいと感じてしまうのですが…

あと、TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。
譲渡or安楽殺が一番人道的手段であるのにも関わらず、ウサギ含め各固有種の殺傷の可能性を延長しつつ、ノネコ自身の人道性も欠くTNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたく質問させていただきました。
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コメントをありがとうございました。
反論や疑問点があれば お寄せ頂ければと思います。

正面衝突を避けるから、誹謗中傷合戦になり、負傷者や被害者を生み出すのだと常々感じています。



〇 TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。

存じ上げません、初耳です。
全国廿浦ン百万人くらいはいて欲しい猫の団体やボランティアの全員が、そんなコト露ほども思ってはいないでしょう。

全ての猫に関わる動物愛護家は、TNR活動 を基本にしています。
保護だけであったとしても、TNR 教室を開催したり、捕獲器を貸出ししたりと推奨しているはずです。

私たちは非人道的な集団なのでしょうか?
ボタンの掛違いはココではないですか?



こんな出来事がありました。
ある日、動物病院へ。
昼前に捕獲器のまま持ち込むのは、大概TNR です。
待合室の数人から「捕まったの!どっち?」(初対面ですよ)

捕獲器は、布で包むため中の様子は見えません。
「メスです。3ヶ月かかって やっと!」と私。

すると、声をかけて下さった方は
「おめでとう!良かったわね」と拍手してくれたのです。

それに連鎖したかのように周りの人からも祝福されて…何だか照れくさいやら恥ずかしいやら。

メスの成猫は捕まりにくく、そういう個体ほど出産を繰り返すのです。
拍手喝采とまではいかなくても、ロッキー並みのガッツポーズはフツーに有りです。



TNR は、非人道的な手段ではなく、不幸な望まれない命を増やさないための「最終手段」です。
そして、今がまさに最終的な時なのです。

深夜の路地裏で作戦会議、目を血ばらせて張り込み、髪の毛振り乱して捕獲器を設置…非人道的なことのためにしていると思いますか。
そうならば、とっくに逮捕されているわ、私。

私の周りには、TNR活動 に半生を捧げたり、財産を注ぎ込む人々も多く存在します。
是非とも、それは「ナゼなのか」と思いを巡らして下さい。

日本では、TNR→地域猫として管理をしていきます。
理由は計りしれませんが、国土風土に合っているのでしょうか。
動物愛護はもちろん、自治体対策としても人々の繋がりや地域おこし的にも功を奏しています。

ただし地域猫活動は、主に市街地での展開となり、奄美大島では不向きかもしれません。



〇 TNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたい

奄美のケースは、ザックリ消去法で考えました。

1/安楽殺

ノネコ認定で然るべき駆除はNG!
未来を見越すならば、絶対に許すわけにはいきません。

もしも東日本大震災ような事態が再び起きたら、既成事実がある以上、環境省はノイヌ・ノネコは直ちに射殺とするかもしれない懸念があるからです。

これが「森の猫とクロウサギを救おう」とした保護計画だったら問題なかったと思います。
東京都方式で、譲渡に向かない個体は安楽死していれば(殺処分数にカウントしないし)表面上は事なきを得たかもしれません。



2/保護譲渡

全頭を保護譲渡は(無理な頭数ではないが)資金・時間・マンパワーを莫大に消費します。

そして、我々の思い通りには運ばず、そのシワ寄せは猫たちにというのがデフォ。
もう、いい加減にシフトしましょう。
保護譲渡では過剰繁殖は解決しません。



3/TNR

たぶん皆さんは、TNR を徹底すれば徐々に頭数は減り、5年後に半減し10年後には野生の猫ほぼゼロになるということが抜けているのだと思います。

10年かけてチミッと捕獲する計画を、猫の繁殖スピードも考慮して、専門家がゴーしたのであれば、向こう10年は共存可能だということじゃないのかしら。
希少生物も生態系保全も、10年間はキープできるのだろうと私は受け止めました。

要は10年後に森から猫がいなくなればイイんでしょ?
だったら、TNR がベストという意見。

健康なのに命を奪われることもなく、慣れない環境で一生を過ごすでもなく、一代限りの生涯を全うするチャンスを人間が知恵を使って与えるべきでは?ということです。

つーか、計画が杜撰過ぎるの一言に尽きます。

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ネコとノラネコとノネコと
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無用の用であるノネコたち
奄美大島の猫3千匹殺処分計画

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まだ止められる猫の過剰繁殖

2019-05-07 22:10:42 | 奄美ノネコ駆除問題


豪州のノネコ問題まとめ - ノネコの影響から駆除方法まで

記事 ↑ の下方に「 日本のノネコ問題と比べて」があります、同意ですね。
オーストラリアと奄美大島を同列に考えるのは無理があります。

わたし自身、オーストラリアの駆除という国の方針は、あながち間違いではないと思っています。
毒ソーセージは、いかがなものかとは思いますが。

私は「モノ言わぬ動物たちが一番の弱者」と考えています、しかし国はそうではない場合が多い。
弱者からも外されています。

そして、それに声を荒らげて異を唱える気はありません。

独居の高齢者や孤児たち、重度の障害者の方々への支援が重要でしょう。
当然だと思っています。

国策としては動物の案件は、切り捨てられがち、予算も人員も最低限というのが現実です。

だからこそ、一人ひとりが出来ることを、皆んなの意識が少しでも動物愛護へ向いたならばと願っています。

ということで…
奄美ノネコ駆除問題を契機に、皆さんに是非とも猫のことを知って頂きたいと思います。



〇 どうしたら頭数制限できるか

猫は多胎多産、不妊去勢手術を施さなければアッという間に倍々に増えます。

今ある猫の問題(殺処分・多頭飼育崩壊・遺棄虐待・野良猫トラブル)のほとんどが過剰繁殖に起因しています。

ですので、解決策としては兎にも角にも「繁殖制限」となります。
イの一番に「どうしたら手術が出来るのか」を考えます。

奄美では、この大原則をスルーして10年計画としました。
矛盾していますよね。

10年の間に既存の猫は、百倍以上に膨れ上がります。
それでクロウサギは絶滅しないのだろうか?

この疑問から、朝日新聞の太田記者は、調べ始めたのだと思います。

結果、クロウサギは増殖していました。
全ての事象において科学的知見を求める環境省(知見省と呼ばれるぐらい)が認めた、それが全てではないでしょうか。
デマであるとの証明が不可能でしょう。

猫の頭数も当初見込みの3割程度。
駆除の必要は本当にあるのだろうか。

将来的に生態系の保全を危惧するのであれば、不妊去勢手術=TNR で良いと思うのですけれども。
これは「処分せざるを得ない命」を最小限に抑える最善の方法。

TNR は捕獲ありきなので、譲渡向きの個体(若い・おとなしい・容姿端麗 etc)は保護をし、治癒見込みのない病気怪我をしている猫には安楽死を望みます。

また管理できるエリアに、リリースすることも市街地ではあります。

共存は叶えられるだろうし、理想郷にもなり得たはずなのに。
4億も必要ないし、win-winのレアケースだったと。



〇 焦眉の急である頭数制限

日本は、まだまだ間に合います。
他の先進国のように繁殖と駆除を繰り返すことを避けられる余地があります。

保護譲渡でも
室内飼い条例でも
餌やり禁止でも
もちろん排除や処分でもなく

管理できる頭数にすること
ペットと飼い主のいない猫にも不妊去勢手術を徹底すること

これが最優先事項!

放し飼いや餌やり行為には
「外へ出すのならば手術をしましょう」
「餌をあげるのならば手術をして下さい」となります。

外飼いや餌付けされている野良猫に対しても、寛容に柔軟に対処できることを含めての「共生社会」を目指したいと考えています。

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命を搾取し続けるピースワンコ

2019-05-03 23:00:51 | 奄美ノネコ駆除問題
2月21日に投稿したもの。



不妊去勢手術を徹底せず 過剰収容しているピースワンコを批判しながら、ノネコ駆除を推進し TNR を否定するダブスタさん達へ。

奄美ノネコ駆除も問題の根っこは同じ。
動物たちの命を搾取する行為だと思います。

いまさらピースワンコが収容3割程度の不妊去勢手術を進め始めたから、諸手を挙げて賛成できますか?

今まで未手術のまま、逸走した犬・譲渡された犬・噛争で死んだ犬のことをチャラにしますか?

これからの動物愛護や苦しんでいる動物たち全体への影響を考えるのではないでしょうか。

猫は、扉一枚を隔てて天国と地獄。
飼い主のいない猫、すなわち不幸な悲しむ命を増やさない&減らす方法は TNR しかありません。

そのことを知らずに、関わらずに、アクションもせずに TNR 反対をされたら どうなるのか。

理解してくれとは言いません。
世の中で一番の弱者へ心を砕く人を、意見を通すために叩くのはやめて欲しい!

TNR ヘイトをしないで下さい。
TNR 活動している人を中傷しないで下さい。

そうしなければ、いつまでも 阻害され、虐待され、事故や病気で人知れず命を落とす猫は いなくなりません。



エンジェルズ林理事長 Facebookより

2月7日時点で広島市センターに、約100頭の犬が収容されていたとのこと。

下画像にある惨状は、ピースワンコが空間移動(センター収容犬→虐待施設へ)をサボっているからだそう。

狂犬病予防・不妊去勢手術だけではなく、引き取ることもままならないほど過剰な過密状態なのでしょう。



それでも、大西夫妻は広島行政へ圧力をかけ「絶対に殺処分するな」としています。

どうしてか?
殺処分ゼロをビジネスにしているから。
ゼロが途切れると ふるさと納税やら企業などの寄付金が入らないから。

ただ生かされ命を利用される犬たち。

お世話どころか満腹になることもない。
弱肉強食のストレス環境に放置されている。

病気や怪我で人知れず息絶える...
誰にも助けを求められず仲間に噛み殺される...
今この時も絶望の中で息を潜めている...



野犬対策から目を背けて、殺処分ゼロは不可能です。

ピースワンコは「限界」を認めなくてはなりません。

「出来ないこと」「出来ていないこと」に向き合い、その上で「出来ること」を探していくべきだと思います。

野犬たちは路傍の石ではなく、感情や感覚を有する生物です。

殺さずに命の換金を容認するのか ──
その命の尊厳を守り未来へ繋げるのか ──
我々人間は、試されているのかもしれません。

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オーストラリアと奄美の猫事情

2019-05-02 23:20:37 | 奄美ノネコ駆除問題


オーストラリア政府、毒入りソーセージを飛行機から撒き、野良猫200万匹を駆除へ

コレ10年前ぐらいに持ち上がってた気がするのですけれども。
その間、減らす対策はしなかったのかなー。

オーストラリアは猫がいない国でした。
猫クイズの定番クエスチョンだよ。

“ 外来種=害獣族 ”が便乗するとナンなので、以前にコアラもカンガールも がんがん駆逐しています。

カンガールの時に毒薬散布して、ウォンバットとかも巻き添えで殺しちゃった…。
だから、毒ソーセージにしたのかも。
なぜオーストラリアは野生動物の殺処分をやめないのか?

過剰繁殖を止めよう!という気がないかのごとく、増えたら駆除するを繰り返しています、オーストラリア。

この駆除計画について、世界から著名人も立ち上がり反対運動が起こっています。
政治的な背景も問われています。

歴史を紐解けば、政府主導である動物の駆除や処分には、大なり小なり利害関係が伴うことが解るでしょう。



でも200万匹って、現実的に安楽死も難しい数。
増え過ぎてしまうと救うことは疎か、殺処分すらもママならないのです。

そう、動物を管理不可能なほど増やすのは、命を粗末にすることなのです。

奄美は駆除対象の猫が MAX1千頭。
おそらく捕獲されるのは6~700辺り。
保護センターへ50頭が収容可能。
どうにもならない数ではないと思います。

最初は森の猫は3千頭で、クロウサギ絶滅寸前ということだったのですが、クロウサギはマングースがいなくなったため増えているのです。
しかも隠していたという…怪しさ満点。



ナゼ TNR を頑なに拒み 殺処分ありきの駆除なのか?
→ 利権がらみ

ナゼ 10年もかける必要があるのか?
→ ツッコミどころ!

10年トロトロぐだぐた捕獲していたら、野生の猫は10万頭ぐらいになっちゃう。
いよいよクロウサギは真っ赤かになっちゃう。

そうしたら処分やむなしとなって、悪しき前例を生み出してしまいます。
計画を見直さないと とんでもない事になりますよ、オーストラリアみたいに。

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奄美自然環境センターの狙い

2019-05-01 22:15:03 | 奄美ノネコ駆除問題


どーしても 解らない。
なぜ捕獲に10年費やし TNR をせず駆除なのかが。

クロウサギは増えていて、ネコは実際のところ千頭ぐらいしかいないと知れたら、いきなり室内飼いキャンペーン。
もう外猫は、保護か処分の選択肢しかないと言わんばかり。

4億もかからないし、殺処分しなくて済むのに。
なんで TNR じゃダメなの?



マングース バスター終了

ノネコ駆除計画
10年安泰

外来種ネズミ撃退
在来と区別するのはプロの仕事だぜ!

ウサギ爆増
農作物に甚大な被害

手っ取り早くネコを放つ
以下ループ ウマッ!



ウサギは猫よりも数多く繁殖します。
そして、天敵がいなくなるということ自体が、生態系のバランスを崩すのではないでしょうか。

野良猫がいなくなったからか、毎日ハトを避けて歩いています、私。
それまで、猫が捕食していた(シーバしか食べない地域猫)とは思えません。
もう、相乗とかじゃなくて青天井感。

さすがにクロウサギは、生活を脅かしても駆除できないでしょ?

そもそも島面積に対して、全体の猫頭数が少ないので「世界遺産」「希少種保護」が無ければ TNR が一般的。

市街地は、飼い猫+飼い主のいない猫の90%不妊去勢手術済だそう。
素晴らしい!誇りにすべき!お手本にしたい!
これで森への流入出は防げるし、徐々に外暮らし猫は減っていきます。

それで野生猫の捕獲に10年かけたら、森の猫だけが増えちゃうけれど?
全頭リリースではなく、収容センターがあるならば譲渡可能な子は保護で。

サクサクやれば、それこそ10年かからずゼロになるのに。

地元の方は『自然環境センター』の言いなりになるのはヤバイですよ。
マジ駆除エンドレスになります。

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