ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

秋が近づくと無意識に聞きたくなる曲がある

2005-08-30 23:48:39 | 音楽
8月もお盆を過ぎて、まだ残暑厳しいんだけどちょっとした瞬間に夏がかげったなって思う瞬間ないですか?私は2,3日前にそう感じたけど。そういう時に、無意識に条件反射的にサザンの曲が聞きたいなって思うんですよね、15年くらい前から。これはつまり、サザンという音楽の本質を、もちろんいろいろあるだろうけど、夏のかげり、夏が持つメランコリーな部分を表現したところだとして享受しているということかなと考えている。TUBEとかは、夏の陽性な部分にもっと焦点を当てているような気がするが、サザンには夏がふとかげった瞬間みたいな空気感を表現した名曲が数多いと思う。夏だ、ぱあーっと明るい!みたいな単純なとらえ方とは随分違う。これってやっぱり桑田先生のすごいところだと心から敬意を表する。「夏をあきらめて」とか、「Melody」とか、「Long Haired Lady」とかこのラインで大好きな曲が一杯あって、こういう曲が、さっき書いたように夏がちらっとかげったなと感じた瞬間に頭に浮かんでくる。「Long Haired Lady 」といえば、桑田氏がこの曲を今は亡き范文雀をイメージして作ったと聞いたことがあったが、私も、寺尾聡の奥さんになったあともずっと好きだったので大いに共感した。遠い思い出ではあるが、惜しい美女を亡くしたもんだなあ・・・・それで、もっと秋が深まって、これからいよいよ秋本番、晩秋に入りますって頃になるとこれまた無意識に聞きたくなる曲があって、それはDavid Fosterの作品群である。私にとって秋が持っている叙情性は彼の音楽の世界に通ずる。私が秋を享受する時のBGMとして彼の音楽は最高である。松田聖子に送った「抱いて」とか、20年以上ずっとダンディズムの手本にしているBozが歌った「Look What You've Done To Me」とかいろいろあるけど。恥ずかしながら、前にブルーノートに来た時、全然知らなくて逃してしまったのだが、さすがに年とってたのだろうか?私には永遠の憧れの不良中年だが。白洲次郎なんかとはちょっとニュアンスが違うなあ、もちろん彼にも憧れるが。ちょっと話がばらばらになってきたところで今日は終わりです。