「風の歌を聴け」
村上春樹は中学生くらいから知ってはいたのですが
ちゃんと読んだ事はありませんでした。
で、最近村上春樹をこよなく愛する人から
入門編として薦められたのがこの本でした。
これは、彼のデビュー作らしいですね。
感想は…
読みやすく、かつ読み手に映像を想像させる
巧みな文章で、とてもさわやかな気分になりました。
でもどこか切なく、また懐かしい感じ。
とにかく推薦者の言う通り、文章、一文一語がすごく表現豊かで
綺麗なんです。
(今更で村上ファンには申し訳ありません。)
一行の表現でずっと想像して考えてって事をしたのは
久し振りな感覚でした。
音楽話もちょいちょい出てきて、知っている曲名とか出たら
嬉しかったりしましたね。
理系の僕でものめり込むものがあります。
この主人公はよくビールを飲むのですが
すっごく読んでて飲みたくなりました。
と、とても満足の一冊でした。
次は「1973年のピンボール」
を読みたいと思います。
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