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「ぼくと1ルピーの神様」

2009-06-15 | 

「ぼくと1ルピーの神様」

久々に気になった本が出たので読んでみました。

序盤はインドの現在の状況が事細かに書かれていて
淡々と進む感じでした。

例えば宗教の問題。
インドは3つの宗教に分かれてるんですが
(ヒンズー、イスラム、キリスト)
それが、生活の中で生死を分けてしまうくらいの
争いがあるという事実。
日本では多宗教ですけど、殺し合いは考えられませんよね。

あとインドの生活水準。
特にこの主人公のようなかなり厳しい生活を強いられる
人達の生活レベル。
とても私たちからは想像出来ないくらいの感じです。
ある程度は想像したけどそれ以上でした。

話を戻して中盤から後半にかけては一気に
ストーリー展開がありました。
ネタバレになるので書けませんが
最後は感動です。
後からじわっとくる感じ。

とにかくこの少年の生きる事に対する純粋さ、優しさに感動。
何か行動する事に対して自分に素直というか、信念があるのです。

心が洗われた気がしました。
何て自分たちは複雑に物事を考えて行動しているんだろうと。

この本が原作の映画「スラムドッグ・ミリオネア」が
現在上映中なので今度観に行こうかと思います。
原作とはまた違う感動の作品になっていればいいなあ。

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