これから経営者となろうとしている人、
またこれから部下を持とうとしている人にこの本をお勧めします。
タイトルから「難しい内容では?」と思われるかもしれませんが
実はすごく読みやすいです。
読み手を理解して丁寧に優しく書かれたのが感じられます。
書かれている内容は…
・リーダーとは「指導者」ではなく「先導者」であるべき。
・上司は偉いわけではない。(上下関係は不要)
・ウイズアップ(WITH UP)の重要性。
・社員の能力を最大限発揮出来る環境を整える。
・「仕事」より「人間」としての能力を鍛える。
など、です。
この中で僕が特に重要だと思ったのは、
リーダーとは「指導者」ではなく「先導者」
という言葉です。
みんなを引き連れ、より良い方向に持っていく、
たしかにそれが本来の上司のあり方だと思いますね。
しかし、成果主義やらで上司が
「自分が失敗しなければいい」「自部門だけ良ければいい」
といった間違った認識が確かにされているように思います。
要は「視点が狭い」って事です。
会社の利益=自分の役割の達成度
これが意識出来るかでしょう。(決して利益がすべてではないですが…)
松下幸之助に近い考え方でとても勉強になる一冊です。
このブログを読んでくれた人の中には、一生懸命働いているのに
正当な給料・評価が得られずストレスがたまっている方が
おられると思います。(私もですが)
でもそれで腐ってしまうと、いずれ自分が上司になった時に部下に同じ評価など
をして
”レベルの低い上司”
になる恐れがあります。
ですので今の気持ちを忘れず、自分の中に「揺るぎない方向性」を持って、
「自分が”先導者”の立場になったら変えてやる!」
というぐらいの意気込みで頑張ってください。
必ず今の苦労は蓄積され、未来のエネルギーになると思います!
僕は教育・人材育成について非常に興味がある分野なので
これからもいろいろ書いてみたいと思います。