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今日の空と海は青く、風も涼しくてだいぶ秋らしくなってきました。
海岸を歩いていると、沖を航行する海王丸が見えました。
やっぱり帆船は遠くからでもその形が美しいです。
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海を眺めている様子のウミネコ。
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海を眺めている様子のウミネコ。
海王丸を見ていたのでしょうか。
海岸でよく見るウミネコは、岩場や砂浜などに佇み、物思いにふけっているような哲学者のような風貌です。
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貝殻の打ち寄せている場所で何か動いているので、見てみるとヤドカリでした。
マツムシを背負うクリーム色したこのヤドカリはオカヤドカリと言って天然記念物です。
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更にもう一匹。
こちらはサラサバイを背負っていました。
2匹とも1cm位の貝殻を住み家にしているので、その体はもっと小さそうです。
このオカヤドカリは黒潮に乗って南房総まで流れ着いたと思われます。
本来は南国の生き物なのでここで越冬する事が難しいのか、私は成体のオカヤドカリを見たことがありません。
この2匹も恐らく冬の寒さには耐えられないと思われますが、自然の摂理とはいえ、可哀相に思えます。
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こちらはビーチコーミングで見つけた貝殻。
ミスガイと初見のナツメモドキというタカラガイの仲間です。
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ミスガイを殻頂から見ると巻いている様子がよく分かります。
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更に今日は磯にハエトリグモがいるのを見つけ、図鑑で調べてみるとその名もイソハエトリでした。
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昨日の海岸に打ち上がっていたカツオノエボシ。
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まだ生きていて動いているものもいました。
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風船の様な部分には毒は無いそうですが、触手には毒があり触ると大変危険な生き物です。
海岸は海流に乗って様々な生き物が流れ着く場所なので、今まで色んな生き物を見てきた中で思ったことは、海と陸とが繋がる不思議な場所だということです。
海の中を見ることはなかなか難しいものですが、海岸へ打ち上げられた物を見ると海の中の見るのと同じようなことが出来る感覚があるからかも知れません。