背中の目

覚書

屋久島添乗日記①

2008年03月16日 | 
3月10日より2泊3日の船旅です。

去年11月に殆ど同じことをやっているので
それほど大変じゃない・・・と、思いたいところでしたが。
今回は勝手が違って自分の部署が企画・主催なのです。
指示は待つものではなくて出す方だし、
準備は何から何まで自分たちでやらなくてはいけなくて。
通常の仕事と並行しながら出発2週間前くらいからバタバタ。
(夏休みの宿題状態、といえば何となくお分かり頂けるでしょうか(笑))

前日から船に乗り込み、一緒に添乗に行ってくれる添乗員さんたちと
集合場所での受付について打ち合わせ。
本来は彼・彼女達がこういったことのプロです。
出てくる意見は「なるほどな~」といったことが多く
どうすればスムーズに動線が流れるのか
その際に渡すものの確認の細かさ
非常に勉強になりました。

今回の参加者は470名。
それを社員・添乗員あわせて16名でケアします。
受付、船内でのフォロー(これは船内スタッフもおります)
屋久島観光での添乗、
船内イベント(ダンス教室、健康教室、キダ・タローのトーク&コンサート・・)
の誘導・準備などなど。


3月10日(月)
 
受付は午前8時半からと案内しているにも関わらず、
お客様、8時前から既に姿を現す(笑)
当然待たせたままにもいかんので受付開始、乗船も開始。
朝早いので全然舌がまわらず、噛みまくり・・・。
お客様は元気ですねー。旅への期待に高まっている様子が見てとれます。
そりゃそうだよなぁ。高いお金払って行くのだものね。
(因みに船室のランクによって下は10万、上は40万円也)

受付している間、遠くに頭部のやたら目立つ人が・・・
通称ナニワのモーツァルト、キダ・タロー氏でした。
こんもり、してました。もみあげも立派です。

ほぼスムーズに受付~出発まで進みました。
さぁ出発!

各自の持ち場に別れてのケア、
一番問い合わせが多く最初は質問攻めになるツアーデスク、
しかし出発後すぐにやってくるのはお楽しみな昼食。
それが済むとそろそろ落ち着いてきます。

11月のツアーでは朝7時から夜10時まで開けていたツアーデスク。
今回は8時から9時まで、朝晩1時間ずつ短くなりました。
(これのおかげでものすごく寝不足なりますからね)

で、ツアーデスクに座っていると色々なことを聞かれます。
「あれはどこ」「これは何時から」なんていうのは正統派です。
細かい人は
「日の出(日の入り)は何時」
「(屋久島の)干潮は何時」

変わった人は・・・
「この携帯の使い方教えて!」
って、あんた自分のでしょ!!
「ボンド貸してくれる~。ストッキング伝線いってしまって~」
・・・あぁ、昔うちの叔母もよく止めてました・・・。

ほんと、色んな人がいらっしゃいます。

この日のメインイベントはキダ・タロー氏のトーク&ピアノコンサート。
「六甲おろし」の正しい音程、というのをお話されました。
それ以来、私の頭の中では正しい歌い方の「六甲おろし」がエンドレスリピート・・。
巨人党なんですが(笑)
関西では知らない人はいない「ホテルニュー淡路」のCM曲も
キダさん作曲らしいですよ。
「関西電気保安協会」(字面読むのに歌ってしまう関西人DNAがあるらしいですね)も。

つつがなく1日目終了。
夜はスタッフルームでキダさん交えての小宴会がありましたが
失礼させて頂きました。

体の疲労より、精神的な疲労が割合を占めてました・・・。
そんな疲れを癒してくれたのは
ツアーデスクの裏側(つまりツアーデスク側)に向けられた言葉。
このおかげで3日間、笑顔でがんばれたのです。
2日目に続く。(今度こそちゃんと書くぞー)