背中の目

覚書

GRAPEVINE SUMMER SHOW@大阪城野外音楽堂

2023年09月21日 | 音楽
まだ夏のまま、残暑とは思えない暑さの残る9月の野音。連休の終わり。
時おり思い出したように吹き抜ける風に、気持ちよさを覚える。
それでも。
少しずつ上昇していく体温を、静かな熱気を、
感じたひとときだった。

ワンマンとしては10年ぶり。
(10年の間でバインのライブに行けたのはOTODAMAくらいだったと思う。)
10周年で開催された、場所も同じ野音から数えれば16年ぶり(!)
意を決してチケットを手配したのは、色々タイミングもあったわけだけど
都合よく後から考えれば、これはやっぱり運命なのだ。
だって野音だしね。
感慨深くもあり、衝動に突き動かされる瞬間もたくさんあった。

かれこれ10年ほど新譜も聴いておらず、なんとなく覚えてはいてもタイトルが思い出せない曲もたくさん。
アルバム発売前のセットリストなので、新曲もたくさんあったと思う。
最近の曲を少し勉強していったけど、テスト前の状態に違いよね…。
とはいえ、
どんな曲にしてもやっぱりバインはバイン。
気持ちのいい亀ちゃんのピシッとしたドラム。
昔から彼のドラムを聴くにつけ、見るにつけ、背筋が伸びる。
アニキが奏でるギターの音色は、改めてこのバンドの中枢にあると思った。
もう…グッとくるのである。
人の数ほどある、個々それぞれの琴線に触れる音色。
見事にそれに絡め取られている。
そこに説明不要な田中さんの歌声。
年を重ねるごとに安心感というか、不安定な要素のない声になっていく。
気持ちのいい声。
調子の悪い時に遭遇したことがないだけなのか、元々鉄壁なのか。
そしてやっぱり外というのもあるかもしれない。
伸びやかに、放たれる声。


何年も来ていなかったライブで、
アルバム『Here』から「想うということ」「here」の2曲を聴くことができた。
自分の中でピークにバインを聴いていた時期を思い出す。
美しいメロディと切ない歌詞だけではない。ぐぐぐっと盛り上がった自分の中身を少し裏切るような着地点へと導くアルバムの曲たち。
そう。肩の力が抜けている、というのか。
フラット。
けして、パツンパツンに中身の入ってはいない。
いつでもバインには余白があったのだと思う。

おそらく。
20代も30代も言葉にならなくても同じことを感じて、思っていた。
そして40代も半ばになって、そんなことが言葉として浮かんでくる。


これ何てタイトルやったかな…
メロディとか歌詞は覚えてるな…
ああ、やっぱり放浪フリークは野外に映える…!
的な感じで、ブランクは最早取り戻せない気もするけれど。
イベントでは満足できなかったものが、どんどん満たされていった。
田中さんの声からしか得られないものがある。
2時間弱のSUMMER SHOW。
格別のひとときだった。

今度はいつ行けるだろう?
そんなの自分次第、だよね。


暑い夏。暑い、夏。

2022年08月09日 | Weblog



近所で食べたかき氷。
すこしでも涼やかに。

書きかけて下書きに保存してた日記から1週間経とうとして、破棄してまた書き直す。
そんなこんなで全然進まない。
5月にOTODAMAが終わり、夏フェス本番のこの季節に戸惑ってしまう。
すでに、自分の中の夏が終わったような気がしていて。
が、しかし。この暑さ。
夏ってこんなだった?
そこらじゅうで聞こえるこの言葉。

いろいろ、滞る。コロナのせいばかりなのか?
だんだんと行動にうつす気力が鈍っているなぁ。
ゴールデンカムイ展、行けるだろうか。。
あと約1ヶ月、あるかないか?


ゴールデンカムイ大団円とピラティスの連休初め

2022年04月29日 | Weblog



ゴールデンカムイの最終話掲載のヤングジャンプ、買ってしまった。
青年誌というのだろうか。初めて買った。
アプリで全話無料開放されているので最終話ももちろん読めるのだけど、
最後は誌面で読もうと決めていたので。
長女のオープンスクール行く前なのにめちゃくちゃ涙してしまい、危うく泣き顔で学校行くとこだった。。
細々と集めている単行本はまだまだ旅の途中で、最終話に辿り着くのはいつのことか。

✳︎

ゴールデンウィーク初日の金曜日、友人に誘われてピラティスのレッスンへ。
昔馴染みのトレーナーのレッスンなので受けやすいと思ったのと、日頃の運動不足を少しでも補うため(そんな簡単に補えないか…)
普段使わない、でも意識しないといかんことは分かってるつもりのあちこち。
…。

明日は絶対体中バキバキで痛くなること間違いない💧
普段からやれたらいいんだが。。

✳︎

ゴールデンウィークかぁ。。

OTODAMAまで1週間😮

ただいまブログ

2022年04月08日 | Weblog
知らん間にブログアプリが変わっててログインできないわ、パスワード分からんくなるわで長年やってきた(放置?)ここがなくなる危機を感じてました。
ほんの少しのわたしの歴史。
大げさか。

今年はOTODAMAが帰ってくる。
おかえり!
おかえりなさい!
家族には少しムリをいうけれど、なんとか3日間参加予定。
楽しみでしかない。

数年前にアプリの無料公開から読み始めたゴールデンカムイが残り3話で終わる。
そして、これまで何度か無料公開してきたけれど、最終話まで再び無料公開される。
え、最終話まで??
帰りの電車で読み耽り、気づいたら降りる駅を通り過ぎていた。
全然気づかなかったな。。
こつこつ単行本集めてるので、今読み込めない部分をじっくり読める日もくるかな。
スマホの画面ではどうも小さくて…老眼なの?(泣)

さて、今日も会社。

syrup16g@BIG CAT

2019年10月28日 | 音楽
結婚するよりもずっと前に行ったきりだったsyrup16gのライブに干支一回りぶりな勢いで行ってきた。
解散→復活からかなり年数経っているにも関わらず行けてないのは結婚に出産もあったけど、自分の中でsyrup16gにまた行くっていう衝動がなかったんだと思う。
そのくらい、今回は冥途から帰還したライブへの衝動に突き動かされたから。

後から知ったのは、各地2daysでセットリストは初日が解散前、2日目が解散後だったこと。
通りで知らん曲ばかりだったよ。。
アンコールになってやっと分かったくらい。
2日間違うセットリストなのは分かってたけど、まさかそうくるとは。

大阪2日目、まさかの1曲目でギターの弦が切れるというアクシデントから始まり、こんなにギターチェンジする人やった??っていうくらい五十嵐さんは1曲ごとにギターを変えて歌う。
ドラムとベースだけでも演奏成り立つくらいなのは変わらずで、でもギターをこんなにちゃんと演奏してる五十嵐さんは初めてだったかも。
そして、個人的にはこんなに上手かった?とも(失礼…)
本編が12曲で終わり、アンコールは2回。
満場の拍手で戻ってくるたびにステージを駆け抜けたり、フルスイングしたり。
楽しーー!!って言ったり。
この人は誰だっけ?ってなる。し、安心もした。
息を飲んで、目を逸らせない、それも同じなのだけど。
こんなに五十嵐さんを見てほっとしたのは初めての経験。
自分が歳をとったからなのか?母親になったから?
人生のアンサーソング『生活』に出会った時から、えらい遠くに来たようにも思う。
自分以外の人間に責任を持たなくてはいけなくて、でも未だにこんなこと思ったり書いたりもしている不甲斐ない大人。

✳︎

もうずっとオールスタンディングなんて行ってないので待ち時間含めると3時間弱立っているのは大層しんどかった。
来年もまた何かのライブに行けたらいいなー。

清水音泉さん

2019年09月11日 | 音楽
OTODAMA'18-'19〜音泉魂〜

9月7日・8日
泉大津フェニックス

2年ぶりのOTODAMAは台風を免れ、
なんなら過ぎ去った真夏が帰ってきたくらいの暑さで、
驚異的に持ってる感があった。
ただの偶然とか、はたまた運命的なとか
見方はなんとでもなる。
ただ、やっぱり、
私が今まで行ったそれほど多くない野外のイベント
(ほとんどがフェスと呼ばれるもので、OTODAMAは清水さんがずっとイベントと呼んでいる)
の中で、他に類を見ないドラマと人の思いが溢れていたと思う。
もはや、思い込みというかなんというか。
個人の勝手な気持ちなんだけど。
地元でこんな貴重な体験を何年も続けさせてくれた清水さんには感謝しかない。
出演するアーティスト達が何度も清水さんの名前を口にして、泉大津と何度も言ってくれて
一人で行った時も、友達と行った時も、仲間が増えて、そのうちまさかの結婚して、子どもも行ける歳になって、
四星球を見たいOTODAMA今度いつやるん?とか聞いてくるまでになって。
本当に感謝してます。

若い頃は、好きな音楽に会いに行くのが目的だったけど、
だんだんと 好きな場所で、好きな仲間と、大好きなOTODAMAに行きたい、になった。
きっとどこでやったとしても、清水音泉のイベントには違いないと思う。
でも、あの場所だから生まれたものがあったと思う。
思いたい。

ここに移り住んで20年ちょい、まるで味気なかった最初の数年。
面白いことは都会にしかないと思っててだんじりも何も興味なくて
フェスは、ひたちなかや北海道や四国のものと思っていた。
フェニックスに来てくれたのはOTODAMAだけじゃないけど、とにかくOTODAMAが好きなのは
そこに流れる音楽と仲間と夕暮れの景色と、ぜんぶひっくるめた空気があったから。
遠い場所まで行くワクワクや、知らない土地へ行くドキドキもない。
まるで家のような、でもこれ以上はない贅沢感。そして高揚感。
そんな時間を毎年必死のパッチで届けてくれた清水さん。
簡単な気持ちでは続けられないし、その逆も と思ってます。
やめることも簡単ではないと。
違うかなぁ。

服部緑地に浮気された初開催翌年の2006年、次女が生まれたばかりの2016年、
全部に参加できなかったことが心残り。
10年刻みだから次に参加できないのは2026年なのかな?生きてるかな?
もう50超えてるな(笑)
真夏の12時から15時くらいまではひたすら耐える時間やな。

来年はいつ、どこでやるのかな。
そんなこと思えなくて、来年もフェニックスに来てほしいと。
今はまだ思うくらいに諦めきれないなぁ。。

清水さん!
清水音泉さん!!
泉大津フェニックスでのOTODAMA、本当にありがとうございました!!!
奥田民生さんの進言に私も一票…ほんとは五万票くらい!
日焼けの跡が半端ないので(泣笑い)


どないやねん

2019年06月05日 | Weblog
どうせ都合のいい存在なんだよな。


としか思えない!

そもそも、そうあるべきものなのかな?
こんな風に思うこと自体、ひとつのことにこだわって
固執してるってことに違いない。
違いない。
けれども。

隙間産業なんかなー。
時短社員なんてさ。

そんなことを思わないように
思われないような仕事しろ、と。
まぁ、そんなところなのか。

こだわるな。
こだわりなんて得にならないぞ。

うつりかわるとき

2019年03月15日 | Weblog
水曜日、長女の小学校入学を控え学童の見学。

いつもより早めに保育園へ迎えに行くと、一緒に行く約束をしていた友達2人と既にテンションが高い。
3人、じゃれてもつれ合いながらの小学校への道は
浮き足立ち過ぎて周りが見えなくなっていてとても恐ろしい。
信号確認は大前提として。
脇道から誰かが飛び出してくるかもしれない、なんて予想はもちろんできないし。
後ろから自転車がくるかもしれないのに、狭い歩道を3人横並びになって歩いていたり。
保育園から小学校は目と鼻の先の距離で、その程度でもこの有様では家からの道のりは目眩がするほど不安になる。
ちょっと過度な表現かもしれないけど、やっぱりそのくらい今は心配。

見学が終わり、学校を出た途端また騒がしい3人。案の定、長女がころんだ。。
派手にひざ小僧の部分、ズボンに穴が開いた。
かすり傷程度ですんだけど、ほんとに思いやられる。


そして、思う。
私は小学校に入る頃、こんなにキラキラしてワクワクしていたのかなぁと。
こんなに目の前のことをそのまんま感じて生きていたのかなぁ。
羨ましくなるし、やっぱり不安になる。
それは私自身が通って知りうる限り想像できる限りの頭の中だけで子どものこれからを思ってしまうから。
なにを思って、どう不安になっても
それ通りなわけがない。
想像の斜め上をいくのかもしれない。

ただの思い過ごしであればいいとも思う。
そう。やっぱりなにを思っても考えても、起きたことにその時その時で立ち止まる以外にはないのかもしれない。


未知のことへの恐怖は抗えない。
でも、それ以上の希望があるのだと思う。

春はいろんなことを思うなぁ。

スロウ

2019年02月26日 | Weblog
懐かシングル
GRAPEVINE/スロウ

今朝は子どもたちが早起きで、登園までの流れがスムーズ。
旦那も家を出るギリギリまでいてくれてありがたかった。

ただそれだけで足取りも軽い。


それが占める割合の多さ。
だからこその、軽さ。


田中さんの声の聞こえ方も違う。

今日も

2019年02月20日 | Weblog
泣いてお別れの次女。

朝はいつもより早起きで、機嫌よくパンやバナナやヨーグルト食べて。
家を出たらいつも通りルートと反対方向に1人歩きだし、20メートルくらい離れたら焦って戻ってくる。
全然手を繋いでくれないので徒歩での登園はいつもヒヤヒヤ。
横断歩道も信号がまだ分かっていないから赤信号は止まれだよ!と言っても進みたがる。
保育園に到着すれば雨上がりの園庭に駆け出していき戻ってこない。
姉は先にホールで上着を脱いで準備をしている。
担任の先生の1人がやってきて、外にいる次女の相手をしてくれている間に着替えやタオルのセッティングだけ済ます。
玄関に戻ると靴を脱ぎたくない次女と拮抗中の先生。。

タイムリミット。。
泣いて足元にすがってくる次女を先生に預けて背を向けても聞こえてくる泣き声。

毎度のことながら今日も。
色んな先生から、泣き止んだ後は普通に過ごしてますよと言われるけれど。
やっぱり笑ってバイバイ、したいな。と。


私の情緒もホルモンのおかげか上がったり下がったりで、先日のようにキレ散らかすことはない。
そして今は寂しく悲しい気持ち。すこし。