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coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

あの日のロッキー。<2009年5月>

2016年04月20日 07時42分07秒 | Photo diary


今年は暖冬で
それに灯油も安かったから

イチゴ農家は大助かり
また大型バスが来ているのかな...



散歩に行かないから
分かりません

五月はさくらんぼ狩り、
この木は切られちゃいましたけど..



 ☆****☆
  
 <2009年5月>

このころの ロッキーは
かなり長髪で..

前が見えません
僕も前が見えません...

ただ 鏡に映る自分を見ても
まるで無関心、



毛をカットしてあげても
やっぱり無関心、

かなり虎刈りでも
ハゲを作っちゃっても 無関心



「ネェ、早く
散歩に行こうよ。」

「はいよ。」楽でいい..
そういう人にわたしもなりたい


そんな時代かありました。<酒屋さんでバイト。>

2016年04月19日 07時06分46秒 | Photo diary
  

十代の終わり頃、
酒屋さんでアルバイトをしていました

生ビールのアルミの缶が重くて
ビルの四階にある飲食店へ

両手に持って階段を上っていくと
もうヘトヘトでした

 ☆****☆

一緒に働いていた人は大胆な人で
倉庫の中で生ぬるいジュースを

「飲め。」だまって勝手に飲んで
ケースの奥へ空缶を投げ捨てていました

「好きなだけ飲んでいいぞ、」なんて
自分のものでもないのに 言っていました

  

 ☆****☆

週に一回だけ、
長野の権堂へ配達に行くんです

一軒だけですがトラック一台分 積んで
そしてすぐ横のパチンコ屋で二時間パチンコ、

僕はその人の隣でただ見ているだけ
そして帰りには西陽に照らされて

車の中でコックリ、コックリ
上田まで寝て帰るのでした

 ☆****☆

ある日、友達に誘われて
無断欠勤して東京へ三日間行ったんです

そして帰ってきて店に出てきたら
「あんたねぇ、いい加減にしなさいよ。」

「そこへ座りなさい。」
「人にはやっていいことと、悪いことがあるんだよ、」

二人居る事務員さんに
鬼の形相で一時間近く怒られました

それでも僕は明るくメゲないで
毎日お酒を運んでいたのです

ビールケースとか、重くなかったら
いい仕事なんですけど...

 

そんな時代かありました。<先輩は魚屋さん。>

2016年04月19日 06時23分15秒 | Photo diary
  

デパートの地下へ入っていた
大手の魚屋が撤退した後へ

先輩か知り合いの魚屋を雇って
魚屋さんを始めたのです

僕はオープンの時、手伝いを頼まれて
行っていたのですが

客足はさっぱりで
「これで大丈夫なのかな」と心配になりました

  

 ☆****☆

売れないからライトに照らされた魚は乾いて
何度も水をかけられるから

まるで干物のようになっていました
そこへ更に追い討ちをかけるように

客からのクレーム、
先輩は菓子折りをもって走っていきました

 ☆****☆

儲からないから前の魚屋も
撤退して行ったのに

またそこへ入って
ささやかにはじめても難しいと思います

  

 ☆****☆

そして一年後、
町で偶然に先輩に会ったのです

フィリピンの女の子を五人雇って
今は飲み屋さんをやっていると言っていました

そのほうがあっているかな...
そう思いました

  

そんな時代かありました。<窃盗事件。>

2016年04月18日 11時43分12秒 | Photo diary


それは暑い夏の日のことでした
この頃、・・

営業車の集金カバンが
盗まれる事件が多発していました

 ☆****☆

僕はその日も
会社でやっているお店の前へ車を止めて

荷物を店の中へ届けてから
また 車へ戻ろうとすると

キョロキョロと妙な動きをする男がいました
不審に思い 店の中から

ガラス越しに見ていると
僕の車へ素早く手を入れて

集金カバンを掴んだのです
「今、何をしたんだ。」

飛び出して僕が叫ぶと
男は盗んだカバンを投げつけ

猛スピードで
道路を渡って逃げていきました

「泥棒ーっ」と
僕が大きな声で叫ぶと

店から店長が飛び出してきて
男を追いかけはじめました

そしてもう一人、道の反対側にいた
通行人も追いかけてくれました

しかし 結局、男は捕まえられず
二人は息も絶え絶えに戻ってきました

  

 ☆****☆

間もなく刑事がきました
僕は起きたことを話していると

「で、君は何で追いかけなかったんだ?」と
刑事に聞かれました

「はい、」
「カバンが戻ったんで、つい安心して...」

「道を歩いていた人まで
追いかけてくれているんだよ。」

「すみません。」
「・・・・、」

 ☆****☆

実は僕、
犯人ではなくて

投げつけられた集金カバンを
拾いに行ってしまったんです

性分でしょうか、
つり銭、1500円しか入っていないのに...

  

 ☆****☆

あれから もう30年以上経ちますが
今でも男の顔は はっきりと覚えています

どこかで出遭ったら
今度は追いかけますよ

いや、無理かな...
関節が痛くて...


S先生とお酒の思い出。

2016年04月18日 08時34分26秒 | Photo diary


僕が仕事で伺っていたお店の
S先生がある日、

「オールドパー」の玉付きを持ってきて
「これ、ふたが取れないから、とってくれないか」と言った

「えっ、ペンチでとるんですか?」
「何でもいいんだ 飲めさえすりゃ、」

「はい。」
僕はむしりとるようにビンのふたをとった

するとS先生が
奥からポケットウイスキーの空きビンを持ってきて

そこへオールドパーを
いっぱいに入れてくれて

「これ、飲め。」
「えっ、ありがとうございます。」

いつもハイニッカかブラックニッカ、 よくても角どまり
オールドパーはさすがにうまかった

一晩で全部 飲んでしまった
あれから数十年、オールドパーは一度も買っていない

  

 ☆*****☆

S先生が散歩中に突然、倒れて亡くなられ、
葬式に行った帰り道

涙かあふれて止まらなかった
サングラスで目を隠して車を運転していて思った

S先生が好きだった
高くてうまい酒、でもそこには危険がいっぱいだ

田中角栄元総理も
オールドパーをストレートで

グイグイ、やっていて倒れたらしいが.
きれいなバラにはトゲがある..?

安い酒はまずいから
そうたくさんは飲めないし..

僕は運がいい ?
高いお酒は買えないから...

  

諸角先生は80歳。

2016年04月18日 07時06分47秒 | Photo diary
  

昨年の年賀状に
「年賀状は今年でやめます。」

そう書かれていたので
今年 出さないでいたら..

先生から いつも通りに
年賀状がきて慌てた

  

 ☆****☆

昔、先生のお手伝いで
小学校へ

入学の集合写真を
写しに行った時の話、

生徒や親が
並び終わっても

なかなか校長先生だけが
現れない

痺れを切らした
短気な諸角先生が

あのバカッ校長、
どこを歩いているんだ
。」と

大きな声で言ったら
後ろにきていた

  

 ☆****☆

翌年、もう その小学校の
仕事はこなかった

思っていても言わない方がいいことは
たくさんある

ひとこと言わないと
気がすまないこともある

兎角この世は
住みにくい...

  

 ☆****☆

先生のお宅にも
勧誘やオレオレ詐欺など

電話が頻繁に
かかってくる

すると先生は
「私はなんにもわかりません。」

と、震える老人みたいな話し方で
電話を切るという

ある日、その電話が僕が居るときにも
かかってきた

「私は年寄りでなんにもわかりませんが..。」
諸角先生がそう言った

それがあまりにもわざとらしくて
僕は笑いながら聞いていた

  

あの日のロッキー。<2015年9月>

2016年04月18日 06時29分54秒 | Photo diary
  <亡くなる二ヶ月前のロッキー>



お気に入りの座布団で
いつもなら外を見ているのに

珍しく僕の方を見ている
ロッキー



もう 歩くのも
やっとなのに

それでも散歩をする
ロッキー、



 ☆****☆

庭のバラに
カエルが二匹、

毎日来て
じっとしている



いったい
なにを食べているのかな?



なにを待っているんだろう?
名づけて「バラガエル。」



赤とんぼも遊びに着て
季節は

秋に向かって
進んでいきます

ロッキーが
家へきたのも秋

はっきり覚えているあの日、
もう15年も前・・


そんな時代かありました。<僕は野球少年。>

2016年04月17日 15時40分03秒 | Photo diary


中学校へ入ってすぐに
僕は野球部へ入りました

甲子園へ行って活躍して
プロ野球へ入るのが夢でした

 ☆****☆

練習はすごく厳しくて
朝は六時に家を出て朝の練習へ

帰りは七時半まで練習をして
家に着くのは夜の八時、

いつも家が近い 一つ上の先輩に
パンをおごってもらっていました

その人も僕の見ている前だと食べにくいので
おごってくれていたんでしょうけど...

 

 ☆*****☆

肝心の練習は 毎日毎日 球拾いばっかり..
ライトを守っている先輩のその後ろが僕の定位置で

更に後ろが小川なので
抜かれると川へ入って拾ってくるんです

ボールは一日に二~三回来るか来ないかで
油断しているときに限って来たりします

野球部で僕の使っていたグローブの網の部分が
取れていて そこからボール抜けてしまい

捕るのがかなり難しくて
僕はとても苦労していました

 

 ☆****☆

取りそこなうと嫌な先輩が見ていて、
「グランド10周、」

毎日走ってばっかり
「疲れたか。」と聞かれて

正直に「はい。」なんていうと
「なにィ、もう10周、」

「疲れていません。」と言っても
「よし。もう10周、」何も変わらない

この先輩、後輩を走らせて見ているなら
もっと練習をしたらいいのにと思いました

 ☆****☆

僕は野球が特別にうまいわけでもなく
たまに自分でも驚くような馬鹿あたりをするタイプでした

パチンコと同じで
打ったその いい思いだけを覚えている

それもソフトボールでの話で
二年生になった春に野球部を止めました

いつもパンをおごってくれた先輩は
三番サードでレギュラーになり、

いつも僕に「10周、」「10周、」と言っていた先輩は
やっぱり補欠のままでした

人生の縮図を見たような
そんな大切な一年間でした


あの日のロッキー。<最後の夏>

2016年04月17日 14時52分58秒 | Photo diary
 <亡くなる三ヶ月前のロッキー>



尻尾の傷を
痛がって夜にないていたロッキー、

翌朝、医者に連れて行って
処置してもらい

家に帰ると
嬉しそうに庭を走っていました



夏が苦手なロッキー
体力がなくなってきて

よけいきつそうで
でも夕方になると散歩へ行ってました



 ☆****☆

夏が終わって
冷たい風が吹くころ



静かに旅立って行きました
優しい いつもの顔のままで..


あの日のロッキー。<2015年7月>

2016年04月17日 07時29分10秒 | Photo diary
  <亡くなる四ヶ月前のロッキー>



健気なくらいに
一生懸命にロッキーは生きていました

散歩道でバランスを崩して突然転んだり
疲れてうずくまってしまったり



思うように体が
動かなかったんですね

それでも散歩には
行きたくて...



☆****☆

すぐ先には
猛暑の暑い夏...

まだまだ試練が続く
ロッキーくんでした



「つかれた ワン。」

そんな時代かありました。<メダカはどこへ消えた。>

2016年04月17日 05時57分54秒 | Photo diary
  

僕がこの土地へ来て 35年、
その後半15年をロッキーと暮らしていました

ロッキーの前にいたのがインコのピー助
12年放し飼いで部屋の中を飛び回っていました

ピー助は物まねがうまくて
とくに僕がだまされたのが電話のコール音

走ってきて電話を取ると
巣の上にピー助がいて「どうしたの。」

  

その前がウサギの「ウサ、」7年生きていました
普通のウサギより一回り小さなメスでした

ウサギもピー助とダブった時期があって
ウサギのゲージへよく遊びに行っていました

相手がネコだったらすぐにやられちゃうけど
インコにはウサギは安全だと分かるんでしょうか..

 ☆****☆

その前がハムスター、
はじめは一匹だけでしたが、

寂しそうなのでオスを入れたら
ある朝 9匹に増えていました...

あまりにぎやかなので噛まない一匹を残して
後はペットショップで引き取ってもらいました

 

 ☆*****☆

夏の夜、温泉祭りでとってきた小さな亀を
金魚の水槽へ入れておいたら

春になったある朝、
金魚のヒレが二匹とも突然、なくなっていました

この亀、なんにでも噛み付く凶暴な奴で
手に負えず..家から出て行ってもらいました

  

池でとって来た大和沼エビも
メダカの水槽へ入れたら

小さなメダカの赤ちゃんを
はさみで捕まえていました

  

 ☆****☆

今は三匹のメダカと
五匹のタニシだけ、

ただ去年まで八匹だったメダカが
いつの間にか三匹になっていました

あの五匹のメダカ、
どこへ行ったのかな?

まさか
タニシのおなかのなかじゃないですよね..

  

あの日のロッキー。<2015年6月>

2016年04月16日 20時59分36秒 | Photo diary
 <亡くなる五ヶ月前のロッキー>



大好きな散歩へ
まだまだ行っていました

夏を越えられるか
僕は心配していました



季節はいつもの年と
同じように何も変わっていないのに

歩くことも大変な
僕らがそこにいました



散歩を始めた頃から
ずっといるセグロセキレイ

人懐っこくて
いつも近くへよってくる



自動車型、リモコン草刈り機、
あれが一台あったら

草刈りも楽しいだろうな...
それにしてもよくひっくり返らないな...



もう ロッキーと
散歩へ行くことはないけれど

夕方になると やっぱり
気になってしまう僕なのです


あの日のロッキー。<2015年5月>

2016年04月16日 19時44分36秒 | Photo diary


亡くなる六ヶ月前の
ロッキー、

エサもあまり
食べなくなってしまって



でも
お肉とチーズは食べました

散歩へも
喜んで行っていました



ただ 元気はなく
昔のように

笑顔で散歩することも
ありませんでした



家に来た頃
紐にじゃれて遊んでいて

目の角膜を傷めて
医者へ行ったり



その医者で
待合室で待っていたら

「オレ、帰る。」と
逃げ出したロッキー



部屋のロッキーが
出入りしていた穴..

今はふさいでしまいましたが
見るたびに思い出します



通い続けた散歩道
虹を見たり

夕焼けを見たり
雪の日も風の強い日も..



14年間、よく歩いて
よくオシッコをしたロッキーへ

「えらかったよ。」と
褒めてあげたい気持ちです


「やっぱり色々ありまして。」の巻。

2016年04月16日 08時36分51秒 | Photo diary
  

朝、突然テープデッキが
動かなくなりました

ウンともスンとも
言いません、

昔、衝動買いしたのマルチトラックレコーダーを
何とか接続して、

再生は簡単に出来たのですが
録音はちょっとややこしい..

 ☆****☆

そろそろ危なそうなので、
昨日、テープをCDへ切り替え始めていた矢先、

待っているかのように
いろいろなことが起こるのです

僕も自由には動けないですから
終わっていくもの同志

ここは協力し合って...
古さの中で生きるのです

  

 ☆****☆

レコードは古くなるとプチプチ音がするし
テープは音が歪むし、

僕も医者ばっかり行っているから..
これまた 似たもの同士、

それでも買わないで何とかしていくから
それはそれですごいのです、

まぁ、お金がないだけですけど

  

「僕のスピーカー。」の巻。

2016年04月16日 05時37分50秒 | Photo diary
  

いつも寝るときに聴いているCDの
一個7000円もする小さな15センチのスピーカー

昔、リサイクルショップで
「いいスピーカーですね。」僕が言うと

店主が「高いよー、」と
「お前には買えないだろう。」みたいな言い方をされて

「ムッ、」として 買ってしまったスピーカー、
もう 30年以上使っている

スピーカー自体で音質を変えられるし
音が柔らかくて疲れない

 ☆****☆

CDはステレオ、そこへ
モノラルの端子をつないで聴いていたが

曲によっては歌が極端に小さくなったりするし
バランスのいいモノラルにならない

  

調べてみると ステレオから
モノラルに変換する端子は意外と高い、、

何かいい方法はないものか、
悩みぬいた末に考え付いたのが

100円ショップで108円で買った
4センチくらいのスピーカー、

入力部分がステレオで
出力はスピーカーが一つだけ、「これだ、」

真ん中で切って CDとスピーカーをつないでみた
するとステレオが見事にモノラルに変換できた

「やった。」
苦しんだ末の達成感、でも待てよ、

よく考えてみると スピーカーは二個ある
そこまでしてモノラルにこだわる必要があったのかな...?

「まぁ、いっか。」