死の準備

2年前から心臓にできた腫瘍のために闘病を続けてきた23才の女の子の母親から、医者から最後通告を受けたと電話があった。あと一週間ぐらいと思っていてくれと言われたらしい。でも発病の時から、「あと一ヶ月」と言われ続けてきた末のことなのだ。本当に一週間なのか明日なのか、一年なのかは本当に神さましかわからない。女の子の母親は、悔いが残らないように最後の時をしっかりと過ごしたいと言っていた。
自分があと一週間の命と言われたらと想像しただけで胸が苦しくなる。人はいつか必ず死ぬということを、自分にはまだまだ先の事だとつい思ってしまう。
いつ来るかわからない死に対する準備ができているか。そのために悔いのない時を過ごしたいと思った時に、やはり一番心に引っ掛かることは子供の事だ。
子供に対しても悔いが残らないよう、いつも良いお母さんでいたいと思う。