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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・浜松~新居・その2(廃墟の島)

2014年08月02日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
午後の厳しい日差しがいくらか薄れ、あたりに夕暮れの気配が混じり始めたころの某太公望@浜名湖
(なかなか良い写真だと思っている。
撮ったのがスマホだから今一だが、一眼レフでもっと明瞭に撮ればお気に入りの写真になったと思う。)

舞坂に近づくと徐々に宿場町らしくなる。
特にJR舞阪駅から宿場入口にかけては、700mの見事な松並木が残っていた。

松並木の有難い日陰の中をトロトロと走った。


舞阪宿の東の入り口にある見附の石垣である。
四ツ谷の四谷見附石垣はとても大きいが、これはこれで小さいがゆえに、なかなか趣がある。
小さいがゆえに、残っていた方が不思議である。
案内板には「詳細は判らないが宝永六年1709年の古地図にはこの石垣が存在していた」とある。
番人がここに立って人馬の出入りを見張っていたそうだ。


宿場町らしく、格子戸の家がみられ、また漁業が盛んだとみえシラス、アサリや海苔の文字が彼方此方でみられる。
よさそうな店にふらっと寄ってシラス干しでも購入したいが、今回は先を急いでいたのでパス。
暗くならないうちにホテルには着きたい。
(次回は遅くまで走れるようにヘッドランプや蛍光反射板などを用意しよう。)

舞阪漁港の朝市(えんばい朝市という)は有名らしく、調べたら朝市名物は

生シラス ・ 釜揚げシラス ・ ちりめん ・ 鮮魚・ アサリ ・ たこ ・ 魚の開き ・ うなぎの白焼き ・ はんぺん ・ 天丼弁当 ・ 浜名湖焼 ・ かつおの塩辛(高知の酒盗) ・ 海苔の佃煮 ・ 青海苔ようかん ・ シラスをタップリ乗せたお好み焼きの舞阪の香り焼き ・ あさり汁 ・ 魚の練り物をソウメンのように加工してある、お魚そうめん ・ 生シラスの天ぷら ・ 舞阪しらすコロッケ ・ しらすごはん、等

酒のおつまみにピッタリの名物ばかりだ!

なお、「えんばい」とは、舞阪周辺の漁師が漁獲物を皆で分け合い、家庭で食べたり、親戚縁者や隣近所に振る舞ったりした昔からの風習のことをいうらしい。
機会があったら是非尋ねてみたい。



肉眼では走る先の方に徐々に浜名湖が見えてくるのだが、写真ではよくわからない。
上の写真を拡大したのがコレ↓

黄色のキャップをかぶった山下清風のオジサンが脇本陣の写真をとっているのがわかる。


その舞阪脇本陣がコレだ。
旧東海道では唯一の脇本陣の遺構である。
中を無料で見学できるのだが、この時、丁度4時で丁度閉館時間だった。

ここから浜名湖沿いに走る。
まずは弁天橋を渡り弁天島へ



弁天島の弁天様である。

このあたりだけ、リゾート地らしく整備されている。
海水浴・釣り・潮干狩りなどの客が来るのだと思われるが、大きなホテル以外は全く寂れていた。

特に、弁天島駅から離れ、新居駅に向かうに従って、廃墟化したホテル、モーテル、レストランがずらりと並んでいて、これをもし夜間に走ったら極端に寂しい幽霊道路になるだろう。

テトラポッド置き場になってしまった弁天島


これ全部廃墟である。
もったいない限りだ。
バブル時代の建物なんだろうか?

その廃墟化した島を過ぎるとコンビニのあるJR新居駅にでる。

俺は右側歩道を走っていたが、右側には弁天島駅前のコンビニから新居駅のここのコンビニまで自動販売機以外は食べたり休んだりするコンビニ茶屋はなかった。
反対側に途中ファミマがあったようだが、道幅が広すぎてとても渡る気になれない。

今日は新居宿まででSTOP。

この周辺には丁度良いホテルは全くなく、新居駅から一駅の鷲津駅すぐそばのHOTELnanban浜名湖を宿とした。
ここは、マンガが沢山置いてあって読み放題のホテルである。


ホテルに着いて、すぐやったのは水分補給とシャワーを浴びる事。
さらに、今日来た衣類をホテルのコインランドリーで洗濯してしまうことである。

火照った体にはシャワーは水で十分だった。
自分ではさほど気が付かなかったが、相当日焼けしていたようだ。
日焼け止めクリームは塗っていたのだが、顔の部分は、暑いからと公園の水道などで顔を洗ってしまったため、クリームが落ちてしまい、紫外線遮断効果はゼロになっていた。


水分補給と洗濯は同時に行えた。
全自動の洗濯乾燥機で洗っている間に、ホテルの食堂で麦茶と生ビールを飲みながら、いまだかつて読んだことがない手塚治虫の「きりひと讃歌」(外見による差別や人間の尊厳などをテーマとする重厚なストーリー漫画)を読んだのである。


だが、第一巻を読み終わったころには洗濯は済んでしまった。
全三巻だから、次回、東海道で泊まるホテルはどこかのマンガ読み放題ホテルを探したい。



さて、外はすでに暗くなり、明日のために夕食をとらなければならない。
浜名湖のそばだから、魚系がよいのだが、町を歩いているうちに僅かに聞こえるインド音楽と、店内の明るい照明に誘われて、まるで蛾のようにインド・ネパール料理屋ミテリ に入ってしまった。
暑さで疲れ切った体もカレーを欲していたような気がする。
曲はわからないが、踊るマハラジャ風の曲だった。

話は変わるけど、この動画面白い!!!

踊り大好きなインド人らしい。
(突発な考え→弁天島の廃墟の施設利用して、スリラーでも上映したらどうなんだろうか?)

さて、店内のスタッフは1名だけ日本人女性のホールスタッフがいて、あと4名ほどがインド人シェフだ。
しかも、まったく人気のない町にもかかわらず店内は満員?
カウンター席に座った。


まずは、ビールにタンドリーチキンを頼んだ。
(チキンは撮り忘れました。)


メインはバターチキンカレー!
ナンは食べ放題なのだが、1枚で十分な大きさである。

この店は、偶然入った店だけど旨い!
カレーの辛さは俺に丁度良い辛さ(5段階でいったらレベル4ぐらい)で味も濃厚である。
ナン自体も大変おいしい。
本場、インドの味だったと思う。

そんな味に触発されて、「インドにまた行きたい」、そんなカレーの気が胃袋のみならず俺の頭にも満ちてきた。
いくなら、今度は南インドかな。



相当満腹になったけれど、夜はまだまだ長いからとコンビニでビールとハイボール、つまみを購入。
夜道の途中、浜名湖のどこかで行われている花火の音がした。
また、この鷲津は、常時、わずかに鶏糞の匂いがする町である。
畑に囲まれた町なんだろう。

ホテルにもどってからは、明日の走路確認。
TVをみたり、外の夜景を眺めたりしているうちに眠くなった。

(つづく)



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