武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

最近の稽古の様子(4月から5月の久里浜少年部)

2022年06月01日 | 幼少年部 稽古日誌
現在の久里浜少年部は、横須賀湘南支部の少年部の中で一番人数が多いクラスになりました。

3月までは、追浜少年部が一番人数の多いクラスだったのですが、7名いた小学6年生のうち4名が卒業して二人が中学部へ上がったことにより、人数が大幅に少なくなりました。

しかし、追浜は幼年部のクラスが集中力が高い為、次の審査会が行われる秋頃にはまた、4名ほどが少年部へ昇格することになり、上手くいけば他の幼年部の子供たちも順次少年部へ昇格することになりそうで、また年内のうちに、総人数は増えてくると思います。

少年部は特に、年度の切り替えの時期に人数の変動が大きくなりますが、人数が増えても、人数が減っても、それぞれに良さがあり、子供たちが楽しく稽古に参加できる環境というのは、人数の影響はあまり受けないんだなー、というのが今の気持ちです。

人数が多ければ、ワイワイと楽しくなる一方で、一人一人が発言する機会が減り、自分の自己主張の声が小さくなりがちで、とくに小学校の中頃の子には、上の子が卒業した後の方が、元気が沸き上がってくる感じがしています。

みなやはり、自分の自己主張がしたいというのがこども一人一人の信条であり、皆と楽しみたいという思いがある一方で、自分を見てほしいという気持ちが強いのが子供の心のようです。

現在は一番充実しているクラスではありますが、技術レベルはまだまだです。

とても残念なのが、選手クラスに所属している子が二人しかいないのも、技術力が十分に伸びない一因になっているようにも感じています。

少年部の中で、4年生の終わり頃から選手クラスに入る資格が生まれ、5年生になる直前の1月頃に選手クラスの案内を、資格がある稽古生に渡していますが、最近は希望者が少ない傾向があります。

小学校の5,6年生では少年部で下の子に教える役割を担うことになりますが、選手クラスに入ると、中学生から技術指導を受けることになり、教えて教えられるというバランスが取れます。

そうして技術力を伸ばした子が少年部に何名がいると、技術の波及効果が生まれ、自然と全体のレベルが向上していることに繋がります。

横須賀支部の選手クラスは、隔週の日曜日に行っているため、他のスポーツなどの習い事などの影響もあり、参加できない子もいると思いますが、意欲があれば、この隔週の稽古で格段に組手の実力が向上します。

一クラスに4,5名くらい選手クラスを希望する稽古生が増えてくればよいと感じています。

しかし、皆とても仲が良く、審査の組手で負けても、型の演武で失敗しても、稽古ばかりで楽しい催しが少なかったとしても、なんだか楽しそうに皆休まずに稽古に参加してくれているのは、稽古の中に前向きな、そして温かなより良いエネルギーが満ちているからだと感じています。


何よりもみなが、とても一生懸命稽古をしているということは、見ていてとても感じています。


個人差はあるものの、こうした子供らしいあどけない雰囲気に、明るく前向きで、頑張る雰囲気を見せてくれるクラスの中で活動ができることは、指導者としても幸せなことであり、とてもありがたいことです。

後は、よりレベルアップができるよう、何とか頑張っていきたいと思います。




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