武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

2018年秋季 関東地区交流試合

2018年09月07日 | 大会記録


今年の秋は世界大会が開催される関係で、全国大会は開催されません。そうした中で、秋の予選会は交流試合に置き換わり、開催されました。

支部からは一般部、シニア、ジュニアの小中学生の合計13名が大会に出場しました。




ジュニア小学生の部には、初出場の小学5年生が3名と、小学六年生の女子が1名が出場。

初出場ながら、皆一様にしっかりとした頑張りを見せてくれていました。

他の支部は、5歳くらいからでも大会へどんどん出場してくる中で、大会へ出場する年齢が遅い横須賀湘南支部の稽古生は、初出場の時はみな、とても厳しい負け方をしまうことが多いのですが、比較的実力の合う子が多かった今大会。みなかなり善戦といった様子でした。それでも小学生の5,6年生の部に出場した初出場の小学5年生にとっては、なかなか簡単に勝つことはむつかしいものです。

横須賀湘南支部の選手たちが大会へ初めて出場するのが遅くなるのは、私の指導方針によるものです。


他の支部では、幼稚園児や礼法も何もわからない入門して間もない子供でも、”経験を積ませる” とばかりに大会にどんどん出場させている支部も多くあります。大会では4,5歳の幼い子供たちや小学低学年の子供でも、相手に激しくパンチキックを繰り出して、中にはとてもいい動きを見せている子たちもいます。しかし私が指導するクラスでは、たとえ十分な素質があったとしても、園児や小学校の低学年の子供たちには組手は一切させず、まだしばらくは基礎練習を繰り返す稽古を続けることになります。まずは挨拶。続いて礼儀作法や稽古における体と心の姿勢作り。そして技の基礎を身に着ける稽古の中で、楽しみと協調性を持ち、ともに稽古を続ける仲間を大切にする心を弥位なってもらいます。入門初期の頃のそうした継続的で地道な稽古が、人づくりという観点からとても大切だと考えているからです。



さて、話は中学生の試合の様子に移ります。


中学生のクラスは、全体で12人出場したトーナメントの中で、残念ながらベスト4に残ったのは1人だけ。残りの3人も1、2回戦で負けてしまいました。

今大会は何と、中学生の部も男女混合となり、12名のトーナメント。中学生くらいになると男女の体力差がものをいうので、女子にとってはとても厳しいところですが、それでも出場した3人の女子は皆とても健闘した戦いを見せてくれました。

この階級には男女三名ずつが出場しています。12名中、半数が横須賀支部という事になります。久里浜所属、中一男子のY君は、初戦で実力のある千葉県香取の選手と対戦。開始序盤、相手の圧力を真正面から受け止めながら、徐々にペースアップ。後半は技の手数、圧力、タイミング共に完全に相手を押し切って完勝。二回戦で同じ横須賀支部の先輩である女子の実力者、Rさんと対戦し、動きを知られているだけに、いいところをすべて封じられて敗退しましたが、中学生に入った初めての試合で、これだけの戦いができれば十分。何よりも、試合前後のまっすぐに相手を見つめるその姿勢に大きな成長と逞しさを感じました。これまでの大会では、いつもやや伏し目がちで、少々弱気のもたげるY君が完全に生まれ変わったようで、うれしい限りでした。

二人目の男子は久里浜のR君。いつもきれいな戦いで、鋭いハイキックで勝ち星を収める技巧派ですが、まだ大会では入賞に手が届いていません。そして、中学生のクラスに初めて出場する今大会で、一回戦の相手はやや大柄のパワーのある選手。体重で10キロ近い差がありながらも、延長まで持ち込んで好勝負を演じました。延長で上段回し蹴りで効果を取られていましたが、それほどのクリーンヒットではなく、さほどの大きなダメージはなかったようで、今後はこのパワー不足の解消が課題となりそうです。パワー不足と言いながら、このトーナメントで優勝した、大きな体重差のある選手と好勝負を演じたことは、本人自身にとっても大きな自信に繋がっていると思います。

もう一人の男子は追浜所属の中学2年生、K君。冷静な彼は激しくラッシュを掛けながら攻めてくる相手に苦戦しながらも、何とか対抗しているといった様子。支部内の稽古生ではあまり見られない、強引な攻めに苦慮している様子。寝技では一度馬乗りのマウントポジションを取られるも、腰の強さを生かしてひっくり返す。しかし、再度返されたところで寝技の時間が終了して再度立ち技からの再開。最後は押し相撲さながらな、相手の強引な押し込みに、いい技が返せず、ポイント負け。

でもいいのですよ。

最終的にこうした強引な攻めに対応する術はこれから少しずつ考えていけばよく、終わった時の顔つきや表情、体の姿勢を比較すれば、勝負にはまったく負けていません。いい技を貰ったわけでもなく、強引に押し込まれただけの話なので、あとは冷静に崩しを覚えて、そこからのつなぎの打撃もしくは投げ技を覚えていきましょう。対戦相手は、横須賀支部のR君に勝った相手で、このトーナメントの優勝者。試合に負けたとはいえ、K君、謙虚な姿勢の中にも貫禄十分でした。



続いて女子のクラス。



Hさんは、女子グループのトーナメントで善戦したものの二回戦目で敗退。中学生になってから柔道部に入った彼女ということもあり、やや組技に固執しすぎのきらいがあるように感じます。戦い方を変えれば、大きく変わってくると思います。また打撃をもう少し磨くことで、得意の投げ技も生きてくると思います。足腰の強さはとてもしっかりとしたものがあり、何よりもとても逞しく、笑顔の中での前向きな意欲が彼女の最大の魅力であり大きな武器です。まだまだ中学1年生。今後に期待したいです。

一方でHさんに勝った女子は、このトーナメントで優勝した大柄の男子とそのあと対戦をしたものの、体格差と体力差は圧倒的でまったく勝負にならず、危険防止のため試合を止められましたが、組み合わせの上での検討は、もう少し慎重にすべきだと思いました。

もう一人の女子、Aさんは、まだ少年部で稽古をしている子とは思えないほどの活躍ぶり。長野県佐久支部の実力ある男子の中学生と対戦しましたが、どちらが男子かわからないほどの奮闘ぶり。いわゆる逞しい女子です。

しかし、、、

私個人としては、女子の選手にはもう少し、綺麗でかっこよく戦ってもらいたいと考えていますので、また、戦い方の工夫を稽古の中で実践していきたいと思います。


最後に、横須賀支部の選手クラスの中ではトップクラスの実力者のRさん。中学3年の女子です。

初戦は他支部の実力者を破った横須賀支部のY君との同門対戦で、相手のいいところをすべて封じた戦いで完勝。普段から稽古を通じて戦い方を心得ている様子です。1回戦シードのため、この時点でトーナメントのベスト4に入ります。しかし準決勝で総本部の実力ある男子選手と対戦し、ここで残念ながら負けてしましました。

一言でいえば、体力負け。力があり、激しい闘争心と、とても素質のある男子のパワーに押し切られた形での負けです。

またその彼を教えているのは、総本部の寮生たちであり、全国大会の現役のトップの選手たち。さらに総本部では、競技に特化した稽古をしていると思われますので、そうした選手にも負けないだけのレベルアップを目指していきたいと考えています。

これまでは体重を気にして減量に励んでいた彼女ですが、自分に合った無理のない体づくり、体力づくりをすることで、よりレベルアップ出来るはず。ましてや体力に勝る男子に対抗するには、筋力アップは必須であり、体重維持のために減量に励んでいる今の彼女には厳しい要求です。

もし女子のクラスが男子と別れていれば、間違いなく優勝をできていたはずですが、当たり前の優勝よりも厳しい勝負を通して悔し涙を流す方が、何倍も今後の成長の糧になるというものです。結果的に良かったのではないかと思います。




さて、一般とシニアのクラスでは、3人中、一人は一回戦負けとなりましたが、一般部の超重量級の選手とシニア格闘ルールの部に出場した2人が優勝メダルをいただきました。

勝った2人は、あまり負担もなく、ある意味で簡単に勝ってしまったような感じでしたが、キャリアのある二人だからこその勝利と言えるでしょう。まだまだ経験も場数も足りないジュニアのクラスの子供たちには、簡単に得られる勝利よりも、とことん努力と苦労を重ねたうえでの悔しさをかみしめて、前向きなエネルギーを大きく膨らませていただきたいと思っています。

悔し涙もありますが、最後はさわやかな笑顔で晴れやかな気持ちで大会を終えらる強い心を大切にしていきたい。



皆さん、大変お疲れさまでした。





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春の全国大会

2018年05月30日 | 大会記録


宮城県仙台市で行われた春の全国大会に、支部から4名の選手が選抜されて出場しました。


今大会は、今年の秋に開催される世界大会の予選にもあたる全国大会となり、ジュニアクラス、シニアクラス、そして一般部の北斗旗選手権大会(大道塾の一般部の全国大会の名称)が二日間にわたり開催されました。


初日は高校生以下の、ジュニアの大会です。





今春はジュニアクラスの関東予選が開催されなかったため、過去の試合成績による書類選考が行われ、地区の大会で入賞や優勝の経験のあるジュニアクラスの3名が選考を通過しました。一般部は予選の2回戦で敗退した選手が、予想に反して全国大会の出場権を得る事ができました。予選では苦手な寝技で一本負けを喫したものの、少年部から磨き上げた打撃レベルの高さと、将来性を買われての予選通過となった様子です。


ジュニアクラスで出場する3名のうちの2名は、指導者目線で見る限り、大会での勝利を期待して出場させたわけではなく、あくまでも経験を積むためにと思い、支部から推薦をした選手です。関東地区ではジュニア選手育成に力を入れている支部が少なく、選手層が薄い中で出場権が得られるならばチャンスを与えたいという想いで推薦をしましたが、さすがに全国大会ともなれば、関東を除く各地区は、強豪ひしめく各地域から予選を勝ち抜いて出場してくる経験豊富な実力者ばかりで、相当の厳しい戦いを強いられることを覚悟していましたが、予想に反して、実にいい健闘を見せてくれました。





男子のK選手は、技術レベル的にはまだまだ実力が不足していますが、何よりも体幹の強さと、大会の中で自分なりに工夫して成長していく適応力があり、前向きな気持ちと、そして何よりも素直な心が日々の成長の大きな力になっているように感じます。大きな大会で、実力のある選手相手に臆することなく堂々と戦ったその姿勢は、とても素晴らしいものでした。1回戦での敗退となりましたが、実力のある選手を相手にとても健闘し、今回の経験を自分のものにできたのではないかと思います。


同じく、全国大会初出場の女子のK選手も、やはり相手は試合慣れをした経験豊富な実力者。そんな選手を相手に、こちらも最後までしっかりと頑張りぬきました。決勝トーナメント出場をかけた3人リーグ戦で、2戦で2敗という結果でした。1試合目は相手の崩しにいいように振り回され、十分な技を出せずじまいでしたが、2試合目は最後までしっかりと戦い抜き、力を出し切ったのではないかと思います。


この二人の男女の選手は、関東地区のジュニアの選手層が薄いこともあり、試合経験の量の差が出た試合となりました。しかし正面からぶつかり合ったときの身体の強さ、一つ一つの技の強さはほとんど大きな差はありません。攻防の中に、学んだ技が使えるかどうかが、勝敗のキーとなる部分ですが、横須賀支部の選手たちは、まだまだ攻防の中で判断して技を駆使する余裕はないようです。そのあたりは組手の数、試合の数がモノをいう部分です。関東地区では多くの試合を経験することはできませんが、幸い支部内には一般部を含めて全国クラスの選手が在籍していますので、練習環境としては十分だと思われます。一つ一つの稽古や試合経験をものにする集中力を付けて普段の稽古や大会に臨んでいただきたいと思います。



ところで、もう一人の女子選手のRさん。





この子は全国大会での優勝を見込んで推薦をした選手ですが、そうした緊張からか4人リーグ戦の1試合目で十分に体が動かず、バランスよく崩れたところに、寝技で1ポイント差をつけられて負けてしまいました。実力的にはほぼ互角、一発の打撃の強さでは負けていないものの、全体的な技のバランス、打撃の的確さ、崩して寝技に入ったタイミングでの攻めるポイントが非常に的確で、総合力で負けてしまったといえるでしょうか。


ちなみに、中学3年生のRさんに勝って優勝した対戦相手はまだ中学1年生。相当な実力者ですが、相手方の指導者に確認したところ、普段から相当のスパルタ指導を受けているようで、今後の継続性が課題になるかと思います。


このRさん、緊張から十分に動けなかったという1試合目とは異なり、2試合目以降は気持ちが吹っ切れたようで、試合開始早々からパワー全開で、残りの二試合は東北地区代表の二人の選手を相手に完勝。打撃・組技共に相手に何もさせずに本戦勝利を収めることができました。




<全国大会に臨んだ3名のジュニアの選手>


良くも悪くも、自分が体験したこと、上手くいったことも上手くいかなかったことも、全て自分の身から出たものであり、正に自分自身の行いです。過去を悔やむのではなく、失敗や反省から自分を向上させる方向へ気持ちの切り替えをしていただきたいと思います。



<一日目のメンバーで記念撮影>



さて、大会二日目の一般部のクラスに出場した重量級男子のR君。



<ウォーミングアップ中の斎藤選手>


小学3年生から稽古をしている少年部出身の支部のエースです。入門当初はややぽっちゃり系の体格で、可愛らしく愛嬌のある少年でしたが、現在はがっちりとした体格の精悍でカッコいい青年に成長しています。



<ウォーミングアップ中の斎藤選手>



基本重視の横須賀湘南支部の中で学んでいるため、基礎はとてもしっかりとしていますが、試合ではかなり複雑な動作を見せる彼の動きはかなり独特。他の支部長からも色々な評価をされる彼ですが、私の目で見ると、試合の組み立てや、戦いにおける全体的な軸を作るのはまだまだこれから。より多くの経験の中で、徐々に洗練されてくると思います。





<我が家の娘も、白い支部Tシャツを着て応援に参加!?  大会見ないで一日遊んでいたようにも見えますが・・・>



この辺り、今後の成長具合に関しては、基本動作が十分に身に付いた上で経験を積んでいるのかそうでないかが問われるところです。

身体指数260以下のこのクラス。今年は3人リーグ戦を勝ち抜いた上位4名が決勝を争うという組み合わせ。

同じリーグ内の対戦相手は、1試合目では東北2位で経験23年弐段という実力者。2試合目は、今期の関東大会の優勝者であり、一昨年とその前年と続けて全国無差別で4位、3位に輝いている実力のある選手です。

初戦は、圧力はあるものの、ややフットワークの悪い相手に軽快なリズムで有効打を稼ぎ、本戦決着で勝利。タックルでしのいだ後の体制の取り方と、寝技の攻防に課題あり。

二回戦は、相手が得意とする首相撲からの膝蹴りを警戒して、やや下がりながらの攻防となり、その消極姿勢と後手となる攻防が影響し、判定負けとなりました。

しかしながら、初めての一般部の全国大会での強豪選手との堂々たる攻防は、本人にとってとてもいい経験になったようです。「ちょっと警戒しすぎたかも・・」という彼の言葉から、自信が得られた様子がみられました。




<大会会場では、このような応援フラッグが掲示されています。来年は横須賀湘南支部も作ろうかと考えています>



支部からの出場選手全体の成績を合せれば、勝ちが2回、負け試合が6回と、トータルでは負け試合となりましたが、一人ひとりの経験からみれば、とてもいい機会が与えられたことによる喜びの方が上回るものとなりました。




<二日間わたり応援に来てくれたN家のHさんとお母様>



選手、大会スタッフ、応援を含め、仙台に来られた皆様方、大変お疲れ様でした。






支部を立ち上げた当初は、練習環境の事情から、全国で活躍する選手が生まれることは想定していませんでしたが、こうしてジュニアクラスや一般クラスで活躍する選手が生まれたことは喜ばしい限りです。







ところで、、、


私自身は疲れがたまったのか、大会前後に小さなミスが続き、仙台から帰宅して二日後に「めまい症」を再発し、頭がフラフラしながらの指導が1週間続きました。


「しばらく安静に・・・」と言われながら、組技稽古の指導が続く今週は、それほど安静にはしていられず、、、




体調管理に気をつけて、頑張ってまいります。。。







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3月の・・ ある日の一枚 <3月4日(日)関東大会>

2018年04月03日 | 大会記録


3月4日の関東大会です。


支部から4名が出場し、1名が関東地区予選中量級の部で優勝。

本来は軽量級の選手が、春の全国大会に出場できない事情から、秋の世界大会に向けて、一階級上げての挑戦で、余裕の勝利とは、さすがでした。

ちなみに決勝戦の相手は、昨年秋のアジア大会中量級3位の選手ですが、余裕の本戦決着です。



重量級の部に出場した大学生は、1回戦を判定勝利で勝ち進んだ後、2回戦で絞め技で一本負け。

内容的には残念ですが、実にタイミングよく打撃からもつれたところで絞め技がはまってしまったようです。

得意の打撃ではほぼ危なげない攻防でしたが、まだ技の組み立てや試合運びに慣れていないこともあり、ある意味では粗削り。

練習では、私目線ではかなり打撃レベルが高く将来性は抜群といえます。

寝技で負けたとはいえ、若さと打撃の基礎レベルを評価された様子で、本戦出場選手に選出されました。

今後の成長に期待です。



シニアクラスは、一人が初戦敗退。

前日の稽古での腰痛が痛々しい戦いでした。

もう一人は二回戦進出でしたが、相手に攻撃を見過ぎたようで、その動きを消極的と判断された様子で、惜しくも判定負け。

初試合にしては、内容十分ですが、本人はやや不完全燃焼気味。



全体を通しての感想は、優勝した一名を除いては、やっぱり稽古量が一番重要ということ。

全体の稽古量と、直前の稽古量の両方が充実していれば、後は試合経験を積むのみ。

試合では皆怪我もなく、終える事が出来ました。

また頑張りましょう。






応援の方、スタッフの方、お疲れ様でした。




表彰の最後に、総本部から「審査指導功労賞」というものを頂きました。

全国でわずかな支部が頂く勝だそうで、一年間で、支部内の審査受験者が多い支部が表彰されるそうです。





私の賞というよりも、支部内の稽古生の頑張りの表彰ですね。


また、皆さんで頑張っていきましょう!





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北斗旗選手権大会

2018年01月22日 | 大会記録


昨年の秋の全国大会の時に様子をご紹介しておきます。


北斗旗選手権大会が仙台市の青葉体育館で開催されました。









例年は一般の大人のクラスの無差別の全国大会と、ジュニアクラスの全国大会が同時開催で行われている大会ですが、今年は来年の世界大会を目前に控え、大人の一般クラスはアジア大会として開催され、ジュニアは例年通りの全国大会として開催されました。


今大会では、大人のアジア大会、軽量級の部に追浜道場所属の谷井選手が出場し、見事全国優勝を成し遂げることが出来ました。





谷井選手は軽量級での準優勝や無差別級での4位入賞、そして世界大会への出場など経験は豊富ながら、大きな大会での優勝経験はありませんでした。しかし、横須賀支部に移籍してから、優勝を獲得できたことは、支部としても大変喜ばしいところです。





現在消防署に勤務し、普段から体力作りに励んでいることもあり、体力やスタミナづくりという面では、非常に為になっている部分が大きいかと思います。


昨年の春に横須賀支部に移籍してからは、まだ十分に稽古は積めていませんが、彼の支部で稽古をすることで支部内の若手の稽古生に対する影響は大きなものがあり、皆の良い手本となっています。


さて、その谷井選手の準決勝までは危なげのない勝ち上がりで、全国大会常連で、昨年は延長まで粘られた相手にも本戦決着で危なげない勝ち上がり。

決勝戦では、ここ数年、負け星の無い軽量級の絶対王者といえるほどの実力者である、新潟の長岡支部所属の目黒選手に、本戦で有効打による効果ポイントを取得して、延長戦の末、確実な判定勝利を獲得しています。


大変おめでとうございます。



さて、ジュニアのクラスでは、中学生女子の部で中学2年生の山口選手と、小学生の高学年女子の部で、野中選手が出場しました。


関東地区は少年部の選手層が薄いこともあり、代表選手に選ばれた二人ですが、さすがに、選手層の厚い各地区から選ばれた選手達を相手に苦戦を強いられ、山口選手は、3名のリーグ戦で一勝一敗。
残念ながら決勝戦に残れませんでした。

指導者目線で見ると、実力的には十分、今回の参加選手の中では優勝を狙えるレベルにありましたが、戦い方に工夫が見られず、一試合を落としてしまい、決勝戦に上がれませんでした。

技の力や体力、スタミナ面では十分なのですが、技の駆け引きという部分でもう少し成長が必要です。

今後の課題となります。




もう一人の野中選手は、初めての全国大会出場ということもあり、上背のある選手による、とても戦いにくい戦法で攻められ、苦手な部分が露呈した内容となりました。

全国から選ばれた4人によるリーグ戦となりましたが、3戦3敗という結果に、肩を震わせて涙を流した回数も実に3回。。。



結果としてはかなり厳しい試合になりましたが、1回戦から、3回戦まで徐々にペースを上げ、3試合目では、5級で黄色帯の野中選手が、黒帯の選手を相手にほぼ互角の戦いを見せ、試合の中で大きな成長を見せてくれました。

大きな勝負所で見せる涙は、マイナスに作用するときも有りますが、この子は見事にプラスに転じる強さを見せてくれたのは、指導者として嬉しい限りです。

何よりも、地道に、そして気を抜かずに一度の稽古に取り組むその姿勢が、現れていたと思います。

初めての全国の舞台で、これだけ戦えたのですから、十分に自分の活躍を誇ってもらいたいと思います。





例年は秋の北斗旗(大道塾の全国大会の名称)は、東京の代々木競技場で行われるところが、施設の改修工事の為、今年は仙台となりましたが、遠くまで応援に来てくれた方々、保護者の方々、そして応援すたふっの皆さん、それから選手の皆さん、お疲れ様でした。

ジュニアクラスの入賞はなりませんでしたが、今後に繋げるとてもいい体験が出来たと思います。

指導者である私は、審判ライセンスがA級から審判員の最高位であるS級に上がったこともあり、全国大会や世界大会での主審を行う立場になりました。選手の方々の補佐的な立場になりますが、一緒に頑張っていきたいと思います。

皆さん、大変お疲れ様でした。





<帰りに仙台の繁華街で仙台名物の牛タンを食べました。>




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2017年秋季関東地区大会

2017年10月23日 | 大会記録

遅くなりましたが、関東地区大会の模様をアップしておりませんでしたので、今回ご紹介します。


前の記事で掲載した富士山同好会で行ったセミナーの翌日、9月10日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターで関東大会が開催されました。







今大会では、ゴールドジム(辻堂道場)所属の小池さんが、地区予選会の審判員として初参加しました。

支部の審査会や大会の行事でおなじみの古参の稽古生ですので、皆さんご存知だと思います。現在のゴールドジム(辻堂道場)の柱となる中心的存在の方で、時々、私の稽古相手もしていただいています。



この大会には、一般部での参加者はありませんでしたが、ジュニアのクラスに中学生以下、9名が出場しました。

9名とはいえ、今大会に出場した関東地区の各支部の中では、ジュニア選手としては最多の出場数です。









支部内には選手クラスに所属していなくても実力のあるジュニアクラスの小中学生の稽古生がまだまだたくさんいるだけに、出場選手がしぼられるのはやや残念ではありますが、あくまでも大会出場を希望する子だけが参加しており、無理に大会出場を進めることはしていません。皆それぞれの習い事や部活、他に頑張る目標を持っていますので、大会の時には現在のメンバーが代表して頑張るのみです。









今大会では二人が入賞し、全国大会への切符を手にしました。



(残念ながら、写真は試合前の写真と試合後の写真のみ。試合中の写真は撮影できていません。)



結果的に、支部の中で最も稽古量の多い中学生と小学生の二人が入賞したことになります。

やはり稽古量がモノを言いますね。










私が一番期待していた中学3年生男子の重量級の選手は、実に残念ながら、勝ち星を得る事は出来ませんでした。


柔道では実力がありながら、やはり部活動が忙しく、稽古が十分に積めなかったことが残念です。









戦い方をもう少し工夫して、そして試合に向けて体調をしっかりと調整出来ていれば実力的には十分に全国レベルにあると感じているだけに残念です。中学生の間に大きな活躍の舞台を与えてあげられなかったのは実に残念でしたが、勝負は結果に厳しいもの。










その結果をどういう風に飲み込んで、今後の自分に繋げていくかが問われてきますので、ある意味でこの負けてからが勝負だと考えてもらいたいです。









期待していたもう一つのクラス、小学生男子高学年の軽量級のクラスですが、こちらも二人とも、十分に実力が出し切れず、初戦敗退となりました。



想い返せば選手クラスを始めた当初は、普段の稽古メニューの内容や、選手クラスとしての稽古量の限界から、地区で優勝を狙えるだけの練習環境を与えることが出来ず、大会に出場したとしても、予選でいい勝負が出来れば「それで良し!」と考えていました。

しかし、そうした中でも地区大会でいい戦いをする子が出てきて、全国大会に出場したり、全国で勝利者賞(優勝)を受賞する子が出てくると、勝負に対して欲が出てくるもの。

全国に目をやれば、常設の専門道場を構えて、毎日にように稽古をしているセミプロのようなジュニア選手がいる中で、勝ち星を得る事は限りなく厳しいことです。今の環境の中で大会で勝つには、稽古内容の工夫に加えて選手クラスの稽古生各自の自覚と努力が必要になります。

だからと言って、ある程度確立してきた現在の少年部や少年部、中学部といったクラスの稽古内容を改革したり、大会で勝てる子を育てることを第一目標にするような稽古は行いません。

あくまでも今の稽古環境の中で、最善の工夫と努力をこなして、且つ、関東でも全国でも活躍できる子を育てていきます。






ただ冷静に自分自身の心の中を想い返してみれば、私にとってトロフィーや縦、メダルが嬉しいのではありません。








試合に勝っても負けても、厳しい試合が終わった後でも毅然とした態度で、自分の心がブレないような強い精神と、お互いの思いやりと、互いにコミュニケーションの取れる環境と、礼儀正しく、そしてちょこっと可愛らしい仕草と、優しくさわやかな笑顔が最高のものであってもらいたいです。





選手の人達、保護者の方々、応援スタッフの方々、大変お疲れ様でした。




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関東大会の結果報告

2017年03月06日 | 大会記録

3月5日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターにて、関東地区の大会が開催されました。


今回は、一般部の全国大会予選及びシニア(旧称:ビジネスマンクラス)の交流戦です。


一般部の北斗旗予選の参加人数は、ほぼ例年と変わりませんが、シニアのクラスは出場者数が多く、とてもいい盛り上がりがあったと思います。年齢層の高い稽古生が増えてきており、その中でも挑戦をする意欲を持った人が増えてきているものと思われます。

寝技なしの格闘ルールが一組、ワンマッチで行われ、他はすべて投げ寝技ありの北斗旗ルール(空道ルール)で行われました。階級は5階級。シニアのクラスでは、身長と体重に加えて、年齢を加味した指数をもとにグループ分けがなされます。


具体的には、身長+体重ー年齢です。


年齢が高い人であれば、軽いクラスの区分になり、年齢が若い人であれば、少し大きめの対戦相手と組むことになります。年齢が高くなっても、出場がしやすい工夫がなされており、とてもいい区分けだと思います。


各階級8人ずつに区分けされており、決勝までは最高3試合。


負担の少ない組み合わせです。


支部から出場した二人は、最軽量から二段階目の軽中量級というクラスに1名、最重量のクラスに1名です。茶帯で出場した二人の相手は、それぞれ弐段と参段の黒帯。帯の色ばかりが試合の実力を決めるわけではありませんが、さすがに苦戦し、両者共に本戦判定負け。


残念ですが、また反省点を元に、次回に向けて頑張っていきましょう。


出来れば今回は、きちんとした反省会を行いたいところです。






予選では、18人がエントリーしている軽量級のクラスに支部から1名が出場。

元々、早稲田大学と総本部に在籍中に活躍していた選手だけに、余裕を持った内容で4試合を勝ち抜き、見事に優勝。準決勝では、前に出てくる相手に見事なカウンターのフック一発でノックアウト勝利。決勝戦も、総本部の54歳で参段のベテランを相手に、余裕を持った内容で見事な勝利でした。


しかし相手選手の奮闘も素晴らしかったです。


優勝とは言え、長く試合から離れていたこともあり、初戦ではかなり苦戦した模様で、徐々にペースをつかんできた様子。ある意味でこの試合がいい練習になっているようす。


一般部予選は、年齢の高い選手の頑張りもありましたが、やはり例年の傾向として、若手選手の活躍が目覚ましいです。


今の総本部寮生が全員、少年部出身であり、そろそろ大きく世代交代が起きそうな様子です。


私を含め、我々年代の世代は、大人になってから稽古を始めた選手がほとんどでした。少年部の競技としてのレベルがそれほど高くはなく、活躍の舞台も用意されていなかったことがいえるかと思います。


少年部の子供たちは、小学校の卒業か中学校の卒業で稽古をやめてしまう子が多く、どうしても、継続性が高くなるのが社会人が中心となっていましたが、最近は才能のある若手選手の台頭が目覚ましく、現在頑張って稽古を続けている少年部や中学部の子供達にとっては、とてもいい目標になりそうです。


やはり小さい頃から稽古を積んできている選手は、動きに力みがなく、体の使い方が自然に身についているようです。

一般のスポーツ競技でもいえることですが、幼少期から積み重ねた蓄積はとても大きなものがありますね。



さて、次回はシニアのクラスでも、トロフィーのお土産が持ち帰れるよう、頑張って行きたいです。




今回、出場された選手、応援に駆けつけてくれた方々、ありがとうございました。



※ 写真後日掲載予定


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全国大会への挑戦

2016年11月17日 | 大会記録


先日、秋季の北斗旗選手権大会が東京の代々木第二競技場で開催されました。


この大会は、大道塾が主催する全国大会で、一般選手は無差別選手権大会、そしてジュニアの選手は、年齢ごとのクラス別、さらに体重ごとの階級別の大会となります。


支部からは一般部として1名。ジュニアの高校生男子の部に1名。中学生男子の部に1名。中学生女子の部に2名の合計5名が出場しました。



<一人黙々とウォーミングアップに励む>








一般部の無差別選手権に出場した選手は、元早稲田支部所属していて、その後総本部に在籍していた稽古生で、今年の春に横須賀支部に移籍しました。新しい仕事に就いたばかりで、稽古を十分に行えない中でもとても健闘していたと思います。過去の世界大会にも出場しており、軽量級の選手ながら元、全国の体力別2位、無差別3位の成績を持つ強豪選手です。








これまでの稽古で蓄積してした貯金を使い果たしたと言っていましたが、これだけ練習が出来ていない中でも、三回戦では、一階級上の現在の体力別チャンピオンを相手にも、ほぼ互角以上の戦いが出来ていました。またこれから実力を蓄積して頑張ってもらいたいところです。










高校生男子の選手は、大学の受験前ということもあり、こちらも稽古は不足気味ながらも十分に体を動かせたと思います。



<試合前のウォーミングアップ>


<中学生女子のウォーミングアップの相手を行う>





このクラスは全国に出場できる選手が2名のみとなり、ワンマッチの戦いとなりました。試合は敗退しましたが、抜群の身体能力を持つ相手選手を相手に見ごたえのある攻防を見せてくれました。相手の強烈な打撃にも体制が崩れなかったこと、突き蹴りともにバランスよく技を出せていたこと、相手の迫力のある突進にも崩れずに攻防を続けられたことは良かった点ですが、反省点として、相手の強烈な前蹴りをまともに受けて体制を大きく崩したことや、効かないまでもパンチの連打をまともに受けてしまった事、そして試合終了間際に、腰の重い相手に振り回されてしまった事などでしょうか。







相手のパンチ連打に関しては、後ほど映像を見てみると強烈な大ぶりのフック。このジュニアの高校生クラスの試合では、ストレート系のパンチの2連打までという制限がありますので、厳密には相手の攻撃は反則行為になりますが、細かい部分で審判が判断できていない様子です。









<試合後に握手を交わす相手選手の姿に、その高い実力に敬意を示すかのような謙虚さが見られていました。>


しかし少なくとも、このパンチの連打をもらうことが無ければ、昨年に続き勝利者賞を得ることが出来ていたはずですが、そのあたりは受験前の稽古不足が影響していると思われます。

内容的には延長戦があってもよかった試合ですが、主審が判断すべき内容ですので、これは文句が言えませんが、とても残念な試合でした。




中学部男子も結果としては1回戦敗退です。



<試合直前の様子>


内容的には、投げや寝技では圧倒。打撃ではほぼ互角ながら、打撃のパワーや自力では負けていません。相手選手が優っているのは、試合経験豊富で、綺麗で冷静な打撃ができるところでしょうか。しかし、軽いながらもシャープな上段回し蹴りを一つもらった事と、その上段蹴りを受けた直後に、冷静さを欠いた形で、このクラスでは反則になる大腰で豪快に投げてしまった事による反則、そしてもつれ気味に腰を組んできた相手に、最近取り組みだしたレスリングのタックルを着る動作を、このクラスでは反則技となるフロントチョークと判断された様子で、反則を取られたことが敗因です。タックルのような攻撃を切る動作が上手かったことが逆に敗因であり、逆に言えば、フロントチョークかそうでないかの違いを審判団が的確に判断できる審判側の技量の向上が求められそうです。







結果的に見れば、上段への蹴りを貰わなければ、延長若しくは内容で判定勝ち。そして反則が一つ少なければ、内容で優っていたので悪くても延長戦。もし延長になれば、ほぼ勝ちは間違いのない力量の差があったと思われただけに、実に残念な試合でした。








今回対戦したのは、東北予選2位で本戦に出場してきた選手です。東北は支部の数が多く、特にジュニアの選手層がとても厚く、レベルが全国でもトップクラスですが、昨年はこの東北予選1位の選手と1回戦で当たり、全く歯が立たないまま何もできずに敗退しましたが、今回は東北予選2位の選手相手に、堂々たる攻防を行いました。

試合後の本人から、どうだった?という質問に、「余裕でした!」 と威勢のいい返事が返ってきましたが、この一年でこれだけレベルが向上したのですから、言うことはありません。

多くの試合をこなし、その多くの選手の中で予選を勝ち上がってきた東北や北海道、西日本の選手たちと異なり、ジュニアの選手層の薄い関東では、同じ階級にエントリーしている選手がおらず、無条件で全国の舞台に上がった選手にしては実に立派な内容だったと思います。

また、試合の翌日から、さっそく自主トレに励んでいると聞きますが、結果に腐らず、その前向きな姿勢が育まれていることが支部の誇りです。




そして、中学生女子。

アンダー65kgのクラスでは、全国から3名の選手がエントリー。






リーグ戦により、一人2試合を行います。一試合目で東北2位の黒帯選手を下したものの、二試合目は、体重が8.5kg差のある大柄の選手に押し込まれ、判定負け。技量的には、離れて攻防を行えれば、勝てそうな試合であり、投げ技も片側ではなく、左右に振って崩せれば、投げきめの効果が取れそうな内容でした。一つ効果ポイントが取れていたら勝てていた試合だけに、こちらも残念。







しかし、中学3年生ということもあり、受験前の試験勉強のため、試合直前に2週間稽古を休んでいた彼女。それを心配をさせないだけのいい戦いぶりでした。







中学生女子の55kg未満の試合。


中学1年生の女子が、中学生クラスに初参戦のこの試合。昨年はこの全国大会で、特殊リーグ戦の組み合わせで1勝1敗。今年も特殊リーグの中での戦いですが、今回は2戦2敗となりました。中学生のクラスに上がったばかりで、なかなか勝たせてもらえるものではありません。





対戦相手は二人とも、黒帯を締める年上の選手が相手。初戦は長岡の選手で、今年の合宿で仲良くなったという相手選手。打撃レベルでは負けていなさそうな様子でしたが、さすがは黒帯の選手。ガンガンと前に出てきます。もつれたところに寝技で上に乗られ、強引ながらもマウントパンチで効果ポイントを奪われます。このポイントが響いて、本戦判定負け。

二回戦は、東北2位の選手。5センチほど、背の高い選手で、相手の必死な圧力に押された形で負けとなりました。一つ一つの蹴りの力で負けており、前に向かっていく突進力に後退したのが敗因ですが、組み際に首を上手く抑えられたこと、下がりながらもしっかりと蹴り技が出せていたことが良かったです。






来年は雪辱を張らせるよう、頑張ってもらいたいです。




<試合直後のスナップ。目には涙。。。心は晴れ晴れ??>



尚、この大会で支部長演武があり、そこに私も参加しました。

関東地区から、9名。一人が号令で、8人4組での演武です。


演武者は、


吉祥寺支部長が号令。

浦和支部長と東京北支部長。

練馬支部長と成田支部長。

行徳・東中野支部長と草加支部長。

そして総本部指導員と私です。










事前に決められた攻防の動作を相手と交代で行いますが、大会の2週間ほど前に一度、そして本番直前に一度行って、ほぼぶっつけ本番です。

私が組ませていただいた相手は、総本部師範の稲垣指導員です。元無差別の全日本王者でもあり、大道塾の現選手強化委員長。本業は、こわもての警備会社の社長さんです。









しかし演武なら、もう少し自分でしっくりとくる内容で説明を加えて行いたいことろですが、本部で決められた基礎的な約束組手演武のため、そうはいきません。


もう少し起承転結、要は、この演武は何を表していて、どういう意味合いで行うのか、そしてこの約束動作の動きの説明や、どういったバリエーションがあるのかなど、
何らかの説明が加えられることが出来れば、よりいいものになったような気がします。











まあ、支部長のおっちゃんが方の、ちょっとした余興でしたね。




今大会に参加された皆さん。

悔しい気持ちももどかしい気持ちもあるかもしれませんが、向上心を持って、次のステップを歩んでいきましょう。


今日も前向きに、意欲をもって日々精進です。







選手、保護者の方々、スタッフの皆様。

その他、関係者の皆様。


大変お疲れ様でした。





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関東地区予選

2016年09月12日 | 大会記録



9月11日(日)に、東京都の台東リバーサイドスポーツセンターの武道場で大道塾の関東地区予選が開催されました。

一般の部と高校生以下のジュニアの部の大会の同時開催です。



以下、今大会に出場した時の様子です。



私は30分ほど前に会場前の駐車場に到着しましたが、現地には、かなり早くから現地に到着している支部の選手、ご家族の方々が来られていました。

会場への入場前に、体育館側のミスで、利用施設のダブルブッキング(複数の団体の二重予約)的なトラブルがありましたが、利用する武道場の掲示ミスがあったようで、無事に時間通りに大会は開催されることになりました。


さて、本大会、大道塾の全国大会予選ということもあり、交流試合とは異なり、出場選手はかなり少数。特に高校生以下のジュニアの選手は、かなり少なめです。各支部共に支部内でも実力のある子供達に絞って出場してきている様子ですが、横須賀湘南支部からは、選手登録しているジュニアは全員、経験を兼ねて出場しています。当初から厳しい試合になることは想定していましたが、期待していた中高生男子の選手も含め、ほぼ全員が完敗という結果です。

そう簡単に関東予選の試合に出てきて勝てるとは考えておりませんが、かなり期待していた高校生と中学生の男子の負けは、かなり残念な気持ちでいっぱいです。

ただし、こうした選手たちも、負けてばかりとか勝ってばかりではなく、勝ったり負けたりを繰り返しているところが、学びの場としてはとても良い経験を積んでいると感じられますので、私としてはいい経験の場になったかなと感じています。

もちろん、プロの選手や国体やオリンピック級のレベルになれば、勝つことに生活の全てをかけて取り組んでいる選手にとって、「勝つ」事こそが至上命題であり、「金メダルでなければ意味がない・・・」と、歯を食いしばって頑張るオリンピック選手の気持ちも分かりますが、この場に出てくる選手達は、学校生活があり、本業の学業にクラブ活動、またはその他の色々な習い事など、忙しい間を縫って週に1回から数回の稽古を積んでいる子供達には、経験を学びの場として積み重ねていくととが大切だと思います。



高校生の出場選手は、出場者が少なかったため、階級が上の重いクラスの選手とのワンマッチとなりました。
ちなみにその対戦相手は昨年の全国大会の高校生最重量級の優勝者だということです。

内容はほぼ組み負け。

全体を通して、間合いの取り方、最初の打撃の駆け引きや攻防は優勢ながら、打撃攻防の後に組み付かれ、2度3度と、再三に腰投げで投げ飛ばされ、有効ポイントは取られなかったものの、投げ技の印象点で判定負けとなりました。相手の目の前では視野が狭くなり、苦手なタイプの相手に対しては対応が上手く取れない場合がありますが、客観的に観察すると、色々と見えてくるもの。
ある意味で間合いの取り方、打撃の使い方、組んだ時の組み位地を少し変えるだけで、よりいい対応ができたのではないかと思います。対戦相手が打撃をかなり警戒していただけに、投げに対する対策がとれれば、勝てる試合だったと思います。

彼は、過去三回にわたり、同階級の新潟の選手に続けて勝利しているだけに、同じ新潟の重量級の強豪選手と戦えたことは、負けたにせよ、とてもいい勉強になったと思います。相手との体重差は21キロ。ある意味で二階級ほど上の選手になりますが、大道塾で戦うには、これくらいは跳ね飛ばす気概が必要だと考えてもらいたい。




中学生男子の二人の選手。ともにいろいろと課題が見えてきたと思いますが、それほど悪い戦いはしていません。一人は首相撲という攻防の対策さえ取れれば問題なし。もう一人は、全体的な総合力のアップが必要かと。全ての攻防にい於いて、技術的には劣る点はなく、身長で7センチ、体重で5キロの差をカバーできなかった総合力、体力の問題かと。組み合わせの上で、同階級の選手が居らず、ひと階級上のクラスに出場したという事情もありますが、それであってもぜひ、決勝に進み優勝してもらいたかったと考えていました。。。

この試合だけは、ただただ残念。




さて、中学生女子も二人出場していますが、もちろん二人それぞれの階級を含めて、女子中学生の関東予選のエントリーがなく、ひとクラス下の学年の男子の部に出場することになりました。小学高学年から中学生くらいになると、男女の体力差は激しく、且つ格闘競技ともなれば、その差は歴然。しかしその差をもカバーしてもらいたく、男子の部への出場を私が承諾しての出場となります。
学年が一クラス分下がるとはいえ、二人とも、身長、体重ともに本人よりも上回る体格の男子選手が相手。それは厳しくつらい戦いになりましたが、大きなポイント差を開けられることもなく、制限時間いっぱいを戦い抜き、結果は判定負け。
試合後の目には光るものがありましたが、このクラスでこれだけ戦えれば十分。ちなみに、この試合は参考試合となっており、総本部からは全国大会出場の承諾をいただいています。ただし今回の戦いの内容も加味されて最終判断がされると思いますが、全国の大会に出て、今度はきちんと自分の土俵である女子の部で、しっかりと戦いに挑む気持ちで、11月までの稽古を頑張ってもらいたい。




小柄な中学生男子1名は、誕生日がまだ来ていないことと、体格がかなり小柄なため、こちらも一学年下のクラスの部に出場。しかし、学年が下のクラスということもあり、体重は重いクラスへの編入となる。とはいっても対戦相手は、身長差が13センチ、体重で12キロ上回る大柄の選手です。厳しい。。

なぜだか横須賀湘南支部は、みな体格の合わない選手とばかりの組み合わせになることが多いのですが、何分、関東のジュニアは支部ごとの実力差が大きいこともあり、出場選手が少ない。他の多くの支部は、少年部の出場を見合わせているところが多いです。 しかし、まあこれも修行の一つだと思って頑張ってもらいたい。

しかし、33キロ程の小柄な少年にとっては、さすがにこれだけの体格差はカバーしきれず、早々に3ポイント差を先取され判定負けとなる。大きなダメージを受けていなさそうなのが何よりだが、できれば、同じ階級の相手と戦わせてあげたかったということに尽きる。
同じ階級であれば、しっかりと戦える実力があるはず。ただし、組む力、特に首相撲という首を抑えて相手をコントロールするちからを付けていく必要があります。



横須賀湘南支部のジュニア選手が首相撲が弱いのには実は理由があり、私が支部内のジュニアの通常稽古で、あまり教えていないからです。道着ありの競技で首相撲状態の攻防が増えると、戦いがかなり乱れて汚くなり、頭を押さえて下から膝で連続して相手の腹部を蹴り上げる、という行為を支部内の組手審査ではあまり推奨していないという理由です。

実戦的な組手ルールとしては、とても有効で、護身的に見ても効果的な技ではありますが、格闘家の目線ではなく一般社会の目線で見ると、とても粗雑で下品で、また乱暴な暴力行為に見えることと、そうした技に幼いころから馴染んでいると、その子の精神や性格にどのような影響を与えるのかということを私自身がとても危惧しているからです。

もちろん子供のころから稽古を積んできた大道塾のトップ選手達がみな「乱暴で性格が悪い」というわけではなく、少年部の中には、「悪い影響を受ける」子供が少なからず、いるということです。事実、そうした技を友だちとのいさかいで使ってしまって問題になった出来事が過去にあり、とても考えさせられたことがありました。そのため、支部内では分別のある大人の稽古生、および、選手クラスの子供たちに限り指導するようにしています。

精神的な影響を考えずに、唯々強くなる技術だけを学び、戦う実力を付けるだけの稽古は、これからも行うつもりはありませんが、やはり、勝負の世界で負けることは、つらいこと。選手クラスでは勝てる稽古に取り組んでいきたいと思う。




さて、小学生男女の残りの4名は、それぞれにいい所と反省すべき点があり、またいい経験ができたと思います。この4名はあくまでも予選初出場で、体験的に出場をさせたため、最後まで戦い抜ければ、それで十分。男子1名が試合中盤までに3ポイント選手をされたため、途中で試合が終了してしましましたが、体格が同じながら、6級の黄帯に対して2級の茶帯の相手はさすがに厳しいものがありました。

皆が見せた悔しさとその想い、また涙は、次につながるいい栄養となるでしょう。





しかし、今大会でとてもよかったのは、出場した選手同士が互いに協力して、声を掛け合い、技を教えあい、準備からウォーミングアップまで協力していたこと。そして、みなで必死に応援していたことです。

また、保護者のお父様やお母様方も、身を乗り出して、選手の子供達全員に懸命に声をかけて応援している姿を見て、一体感を感じたことです。

横須賀湘南支部は、応援も非常に上品でクール。静かに応援を送っている姿は、他のいくつかの支部にみられるように、 「オラオラ! 殴れ殴れ!!」 と怒鳴るように過激な声援をしている姿と異なり、つつましやかで良いものでしたが、今回のような相手に対しても配慮のある対応がとれていれば、こうした盛り上がりのある声援も実に頼もしいものだと思いました。

戦いの舞台で、ただ一人で懸命に戦う我が子を見て、必死に声援を送っている親御さんの姿に、少し感動するものがありました。


また、試合後の集合前のひとときの合間に、他支部の子供達も交えて、子供たち同士がとても楽しそうに交流が出来ていたことも、ほほえましい姿として印象に残っています。涙を流すほどの戦いの後にも、笑顔でこの催しを終えられるということはいいものですね。



そして何よりもよかったのは、皆、「礼」を外していないこと。

戦いの前後に行う、「礼法」をしっかりと正しくきれいな姿勢で行っており、そこに心がこもっていることです。勝負で猛る気持ちを収め、相手に対する配慮をもって、心を静めて、静かな礼法で戦いの場を締めくくること。

ここは、我が支部所属の選手にとって一番外してはならない重要なポイントですが、さすがは支部を代表して出場している子供たちですね。

この点は 「良し!」 です。




今回、ゴールドジム会員の小池さんの息子さんにカメラマンのお手伝いをしてもらいました。たくさんの写真を撮っていただいた様子です。現在、写真関係だとか?の専門の大学に通う、写真撮影が上手な学生さんです。


いい写真が取れているか?


楽しみですね。





そうそう、支部からは出場選手がもう一人。

現在、総本部から移籍し、現在、追浜所属の稽古生が一般の無差別予選に出場していましたが、試合前から痛めていたあばらの怪我により、2回戦を戦い抜いた後に棄権することになり、残念ながら上位入賞はなりませんでした。

過去に、体力別で全国2位、無差別で全国3位の実力者で、まだまだ20代の青年です。

仕事の都合で十分な稽古が取れていませんが、これまでの貯金で戦ったわりに、2試合ともにいい動きが出来ていたのはさすがです。

彼からも、いろいろと学んでいただきたいところです。




出場選手の皆さん、保護者の皆さん、スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。





<選手とスタッフ、試合後の集合写真>






<女子選手のみなさん。試合で頑張り、結果に悔し涙ながらも、、最後はみなスマイルです。>





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東京都・神奈川県 交流大会

2016年06月01日 | 大会記録


5月29日(日)に、東京都の八王子にて大道塾の首都圏の交流試合が開催されました。


大道塾は支部の数がそれほど多くはないため、大会に集まる人数はそれほど多くはありませんが、試合には、各支部からの実力者が集まってきますので、レベルはそれなりに高くなります。


「東京都神奈川県」と名前の付いた大会ではありますが、試合参加の機会を求めて、遠くは、新潟の新潟支部や長岡支部、長野県の佐久支部、栃木県の栃木南支部、千葉県の行徳支部や成田支部など、東京都・神奈川県以外の支部の名前も多くみられます。



今大会には、横須賀湘南支部からは日曜日の選手クラスに参加している稽古生の9名が参加ししました。



支部内の同年代の中ではレベルの高い稽古生たちですが、他支部の選手は試合巧者の猛者も多く、さすがにそう簡単には試合に勝たせてはもらえません。


高校生の部(U19男子・重量級)および、中学生女子の部(U16女子・中量級)の各クラスでは、勝利者賞(出場人数が少ないため、優勝ではなく、勝利者賞と呼ぶ)を得ることができましたが、期待していた中学生男子(U16男子・中量級)では決勝に進めず、U13男子・軽量クラス、およびU13女子・軽量クラスでは、参加した全員が1回戦負けという結果に終わりました。


初めて大会に参加した人は、あくまでも体験的な意味合いがありますので、勝ち負けよりも、試合時間内を十分に戦い、自分の技術を出し切れるかどうかが問題。




さて、今回初めて出場した皆さんはいかがでしたでしょうか?




支部内の審査会の組手審査は、あくまでも指導者が実力に応じて組み合わせを決めていますので、大きな実力差のない相手と、かつ激しい相手の声援によるプレッシャーを感じることなく、比較的落ち着いた環境で組手ができますが、各支部が集まる大会になるとそうはいきません。


各支部ごとの競争心が生まれる中で、指導者や親兄弟、支部の仲間がとても激しい声援を送られる中で、孤独な戦いを強いられます。


片方の選手にいい技が入ると、いまだイケイケ!!と。畳み込んでやっつけてしまえ!! と言わんばかりの激しい声援に包まれた会場の中で、体の小さな子供でも一人で懸命に戦い抜かなければなりません。


負けた悔しさからか、今大会で涙した人も多かった様子です。


試合の具体的な内容は省略しますが、次の稽古では反省会を行いますので、各自、大会の様子を見直しながら、次の大会に向けてのステップにしていけるよういろいろと考えてみてもらいたいです。


技術的な部分は、いろいろありますが、また次の機会に。





ところで、もう一つ。



今回は改めて精神的な部分、基礎的な部分の見直しをもう少し考え直してみたいと思いました。



球技などのスポーツ競技や陸上、水泳の個人も含めて、いわゆるスポーツ競技は、ポイント(点)が入ったときには、また数値が表示されて勝利が示されたときには、飛びあがって喜び合うのが一般的なスポーツ競技です。

ボクシングなどの一般的な格闘競技もガッツポーズで会場の中で飛び上がって喜びを表現しますが、武道に分類されるものは、勝ちが決まっても礼法にのっとり、試合場を後にするまで喜びや悲しみを抑えながら、最後の礼法を終えなければなりません。




なぜでしょうか?




武道は相手を制すること、相手を傷つける、いわゆる攻撃し相手を痛めつけることを目的としたものであるので、対戦して頂いた相手への配慮や尊重、思いやりの心を育むことも大切な部分で、そうした礼法や相手に対する気遣いの気持ちが身についていないものが、こうした格闘競技をさせることには私は理解を示せません。


大道塾の試合における礼法は、かかとを付けた「気を付け」の姿勢からの黙礼と、両手で十字を切る「押忍」の礼の二つがあります。しっかりと身についている選手はかなり少数派。中には、その礼法すら全く知らない、もしくは関係ないとばかりに相手を威嚇せんばかりの雰囲気の選手たちは、果たしてこの戦いの場にいる価値があるのかどうか??



闘牛や闘鶏の場に、ただただ力試しに来たかのような選手も、相変わらずちらほら見られたりします。。。



ところでこの黙礼。最近は試合に参加する選手の黙礼のタイミングが合わないため、主審の「礼」の号令に合わせて選手同士が黙礼をしていますが、もともとは審判の号令なく、選手同士がタイミングを合わせてこの黙礼を行っていました。


ちなみに柔道では、審判の「礼」の号令によらず、選手同士が互いに礼を合わせて礼を行うのを試合の礼法としていますが、最近では、国際大会レベルの大会であっても、この礼のタイミングが全く合わない、もしくは意識すらしていない選手も多く散見されます。


儀礼的にさっさと礼を済ませ、少々タイミングが遅れて頭を下げて礼をしている相手を見下すように、相手に襲い掛かるように向かっていく姿は、最近では、日本人選手に多いように感じています。


礼を失した武道家ならぬ、唯々、勝ち負けだけを意識しているただの ”格闘家” を育てている指導者を決して見習いたくはありません。


他の支部の考えは、その支部の責任者の判断によりますが、せめて横須賀湘南支部の選手および関係者は、同じ意識でこうした大会に望んでいただきたいと思っています。





また、競技の勝ち負けは、一歩間違えると利己的で身勝手な意識にその心が支配される恐れがありますので、共に競い合い、技を磨きあい、互いに向上していける仲間意識をもちつつ、切磋琢磨していきたいものです。




試合に勝てば、その内容によっては相手は相当なダメージを追っており、その対手に対する気配りが、相手のみならず、自分の心や、周りの人々をも豊かな気持ちに満たしてくれるものです。


今回は、ダメージを受けた相手選手を気遣い、心配りを持って挨拶に行く横須賀支部の選手とその保護者の姿がありました。

かなり以前の話ですが、我々の支部の選手が、試合で相手選手から同じような相当なダメージを受けた際、相手支部の責任者や選手、その保護者や関係者からは何のいたわりの言葉も受けることなく、味方の選手が勝った事をただただ飛び上がって喜び合う姿。そしてこちらに向けられるのは、勝負に勝った事にたいする優越感のような、いやらしい視線のみ。。。

幸いに横須賀支部の選手は、その悪い影響は受けていない様子です。




勝って奢らず、負けて悔やまず。

日々反省と挑戦の繰り返し。

そんな中で、日々の稽古とその挑戦を楽しむ心意気と心の余裕があれば、より強くなれます。




私の指導する道場では、技術だけを磨いて、手っ取り早く試合に勝てる選手を育てることを目的としてません。

強くなる価値のある人物の育成と、その人の人生における姿勢と心意気を育んでいます。




さて、次の日曜日は反省会です。



今大会には他の支部からも、技術的にも精神的にも見習うべき資質を備えた選手たちも多く出場していたと思います。


良しきも悪しきも、学びの糧。全てを含有する大道塾という団体の中で、我らの道を歩みたい。

勝ち負けの前に、大会に出場しうる価値のある立派な人物であれ。



(写真はまた後日掲載します。)




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さかのぼり記事(2015/11/14 北斗旗選手権大会)

2015年11月25日 | 大会記録


ここしばらく、このブログ更新が遅れていたため、夏頃までさかのぼって、幾つかの記事を掲載していきます。



「北斗旗選手権大会」(ほくときせんしゅけんたいかい)



元々、多くの空手団体の中での中心的な存在、星でいえば北極星を意味する存在を目指して、大会の名称を北斗旗と名付けていました。現在は、投げや寝技などの総合的な技術を有する総合武道としての位置づけで、競技名に「空道」という名称を利用するようになっています。



この北斗旗選手権大会は大道塾が主催する全国大会の名称です。




春の全国大会は体力別。身長と体重を合わせた数値を身体指数という基準で表し、その数値で体格に合わせたクラスを設けて、各クラスごとに戦います。

そしてこの秋の全国大会は無差別選手権大会です。軽量級から重量級までの全ての選手が一つのトーナメントで戦います。

高校生以下のジュニアのクラスは、安全性を考慮し年齢と体重別に区分けして各階級で競技が行われます。




今年は、高校生男子が1名、中学生男子が1名、中学女子が1名、そして小学生の女子が1名の合計4名の選手が出場しました。

予選会には、さらに中学男子が1名と小学生が1名出場していましたが、惜しくも、予選敗退により出場する事ができませんでしたが、中学1年生の子には、この全国大会に出場する選手のセコンドとしての役割を担って頂きました。


関東のジュニアは比較的層が薄いですが、大道塾発祥の東北地区や、支部の数が多い関西中部そして、強豪育成の名門支部がある北海道など、強豪ぞろいの中で、怪我なく一戦でも良いのでいい戦いを経験できればと臨んだ今大会です。




まず、女子アンダー13(小学5,6年生のクラス)の44kg未満のクラスに出場したRさん。変則的な組み合わせで、一人2試合を行い、2勝した者同士で、決勝が争われるという流れです。もちろん全国大会になりますので、小学生も中学生も出場選手のほとんどが黒帯か茶帯の選手になります。Rさんの一回戦は、東北盛岡支部の黒帯。やや小柄ながら、東北予選を1位で通過してきた子です。初めての代々木競技場の大きな舞台でとても緊張したのか、堅くなり、いつも通り動けていません。動きの良い相手にほんろうされる形で、ポイントをいくつか取られ本戦判定負けとなりました。

二回戦は中部地区豊川支部の黒帯。西日本地区ジュニア2位で予選を上がってきた選手ですが、開始早々にカウンターの前蹴りが見事に決まり、ポイントを先取。後半激しい追い上げにも怯むことなく立ち向かい、組んで膝蹴りで攻めてくる相手を横に投げ崩して上のポジションを確保。組技でも負けていません。ポイントでリードされている事に焦る相手の猛攻を凌ぎ切り、ポイントをリードしたまま判定勝ちとなりました。初めての全国大会の舞台でこれだけ動ければ、十分でしょう。

続いて女子アンダー16の55kg以上65kg未満のクラスは全国からのエントリーが3名でリーグ戦となります。もちろん横須賀支部のY選手を除く二人は黒帯で、これまでに数多くの試合をこなしてきた選手です。
初戦は東北石巻の選手で、東北地区で勝利を収めてきた選手で、Y選手よりも10cm背が高い167cm。高校一年生なので学年で二つ上の選手になります。体重も二キロほど重く、大柄な体格から繰り出される力強い技に苦戦をしいられます。中学2年生で体格が劣るため、やや厳しい攻防になります。双方ともに効果的な有効打は無かったものの、全体的に相手に押されて判定負けとなりました。技術的にはそれほどレベルの高い選手ではなかったため、今後の稽古次第では十分に勝ちえる相手だと思います。

二回戦目は北海道小樽の中学3年生の黒帯選手。北海道で勝利して本大会に望んできた選手です。この選手は技術的に非常に安定した動きができる選手で、有効打は無くポイントは取られなかったものの、全体的に攻防の中で相手のペースに呑まれ、判定負けとなりました。打撃でやや押され、組んだ際に相手に襟元を掴まれ左右に崩され、組んだ状態での膝蹴りに苦しみます。

最初の蹴り技への対応と、組んだ状態での膝蹴りと投げの攻防、いわゆる首相撲の動きと投げ技への連携を上手くこなせるようになると、十分に対抗出来ると思います。一つ一つの技のスピードや強さ、体全体の動きのスピードなどはそれほど大差ありませんので、細かい技術の習得と全体的な技んの組み立て方を工夫すればよりレベルが向上できそうです。

翌年の中学3年生では、トロフィーが持ち帰れるよう、よりレベルアップを目指したいと思います。




そして、今ジュニアの大会で一番層の厚いと思われるU16男子のクラス。50kg未満の部に出場したR選手。見渡せば、ほぼ全員がかなり高レベルで相当な実力者ばかり。中途半端な実力で出場すれば、一発で倒されてしまうであろうこの階級での1回戦。東北、角田の黒帯選手。全国でも特に層の厚い東北の予選を1位で突破して本大会に臨んでいる選手です。この選手に勝てれば、レベル的にはほぼ全国トップレベルと言えるでしょうが、さすがに勝負は厳しいものとなりました。


出鼻に相手の足をつかんで崩し、抑え込みに入りますが、相手の撥ね退けようとする反発力の強さ、相当に体全体の筋力や身体能力の高さがうかがえます。それでもさすがに中学柔道部に所属するだけの事はあり、最後まで抑え込み、マウントに移行したところで寝技のタイムオーバー。ここまでの所要時間がおよそ50秒ほど。ここまでの展開では有利に進めていましたが、その後の工房で、蹴り足を掬われて強烈なパンチを喰らい、さらに下がり際にも強烈な下段蹴りをもらってしまいます。さらに足を取るために頭を下げたところに強烈な蹴り技をもらい、後半はかなり一方的に攻め込まれる展開となりました。

このレベルになると、総合的に全てのレベルアップが必要になります。まあしかし、全国のトップレベルに近づくには相当な努力と才能が必要であることは間違いありません。


当たり前のことですが、初めてこの舞台に立って、これだけレベルの高い相手と最後まで戦い抜けただけで相当なものだと思います。何せ初の全国出場の大会です。


来年がこのクラス出場の最後のチャンス。来年は1試合でも勝ち進めるよう、よりレベルアップを目指していきたいと思います。できれば高すぎる望みかもしれませんが、決勝まで進出しトロフィーを狙いたいところです。それだけの可能性は秘めていると私は考えています。



最後にもう一人の男子選手。こちらも名前がR君になりますが、U19の身体指数(身長+体重)が250以上260kg未満のこの階級は、全国から選ばれた実力のある選手が2名のみの為、ワンマッチでの対戦となりました。先の関東予選で対戦している新潟の非常にパワフルな選手です。

二か月前に対戦していますので、相手の戦い方はある程度把握していますが、もちろん対戦相手も対策を練って本大会に臨んでいるでしょうから、そう易々とは勝たせてくれそうもありません。

何せこちらも大型選手の多い強豪ぞろいの名門、新潟支部の代表の黒帯を締めているの選手です。



しかしふたを開けてみると、相手がR選手の実力を理解してるだけに、以前のようにガンガン攻めてくることはせず、比較的間合いが取れる攻防ができ、R君も関東予選よりも余裕を持った攻防が出来ていたようです。

強烈な下段蹴りも何度がクリーンヒットし、直線的な打撃も正確に何度がヒット。圧倒的な判定勝利です。

確かこのクラスは、安全性確保と技術レベルアップの為に、手技はストレート系の直線的な手技の二連打までの制限があったはずですが、その映像をビデオ再生してみると、相手選手はそのほとんどがフック気味の大ぶりパンチばかりの様子。そしてそのフック系の打撃に反則を取られる事もありません。どうやらこのルール体系には、審判判定も含めて問題がありそうです。


このクラスは、かなり激しい攻防になりますので、全国大会への出場希望者が少無かったため、“優勝”ではなく、“勝利者賞”としてのトロフィー授与となりました。


それでもこの年齢と階級での大道塾の全国トップには変わりありません。

パワーやスピード、勝負度胸や試合勘の良さは抜群ながら、細かい技術をより伸ばしていかなければ一般の大人の階級ではまだまだ厳しい限りです。





大道塾は、伝統派やフルコンタクト派の空手団体、また伝統的な武術系の団体やK-1の発祥であるグローブを着用したグローブ空手など、空手団体の乱立や混乱、団体の統一性の無さから一線を画し、数年前から「空道」という競技名を用いて大会を開催しています。

大道塾は「空道」という競技を通して、オリンピックにつながるワールドゲームスや各種の大会に参加しています。話題の東京オリンピックには間に合わないかもしれませんが、参考競技としての参加、もしくは次の機会には、より大きな舞台が用意されることになるかもしれません。





しかし、強さを競い合う前に、武道競技ですから人としての道を追求することを忘れず、そして日々の稽古に取り組んでいく中で、より大きな活躍につながれば指導者としても嬉しく思います。

支部から参加する選手は、ある意味で必ずしも支部内で一番の実力者が出場しているというわけではなく、大会出場を希望した人が試合用の稽古を通じてレベルアップに励んで出場しています。活躍できる可能性のある子供たちが多く在籍し、地道な稽古に真摯な姿勢で励む、全ての仲間たち全てが支部の財産であり、活躍する選手の大切な土壌となります。


仲間を大切に、謙虚な姿勢で稽古を続けていきましょう。


応援してくれる周りの人達と、稽古の仲間達への感謝の気持ちを忘れずに!!!


スタッフの皆さま、保護差の皆さま、応援してくれた皆さまに感謝します。




※ 写真はまた近いうちに、掲載いたします。




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