武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

9月から10月頃の各クラスの様子 久里浜幼年部

2024年10月08日 | 稽古日誌
横須賀南体育会館の利用が再開され、1年ぶりに再開した久里浜幼年部。

最近、ひとり入会者が増えて、合計で3人の幼年部となりました。


皆お友達というかお知り合い同士ですが、声を掛け合ってこられた方々ではなく、皆さんそれぞれで、このクラスに見学で来られて、そこで再開された方々です。


我々の道場では、それほど大っぴらに宣伝活動は行っていません。

聞くところによると、学校の前でチラシを配ったり、広報雑誌に宣伝募集の広告を掲載をしたり、町の掲示板に大きく張り出したり、SNSなどで宣伝をしたりと、どこの団体も人集めには必死です。

時にはキャンペーンを大きく宣伝し、入会金を無料にしたり、道着やサポーター類をプレゼントしたりと、金銭面でのお得感をアピールした宣伝活動を行っているところもある様子です。

我々も募集方法には少し気を使いますが、そのほとんどが、ホームページを見られたか、体育館(もしくはゴールドジムのクラスではスポーツジムの広告)を見られるか、後はご紹介が多い様子です。

ホームページを見られた方には、支部の指導方針や活動状況がある程度伝わっていることもあり、見学や体験で来られた際の感触がとても良い印象です。


入会される方は、皆さんしっかりと団体を選んでお越しいただいていることもあり、稽古生の継続率が高いのは、何処の空手教室よりも、もしくは他のスポーツ団体と比較しても、とても高いと思います。

幼年部は、習い事を始める上での入り口としての、稽古参加の習慣を身に付けるためのクラスになりますので、それなりに楽しく、時にはちょっと厳しく、同じ技の繰り返しでも飽きないように工夫を凝らし、何よりも ”心が立つ” ような心掛けを行っています。

少年部へ編入するタイミングが早すぎたり、周りの子よりも少し遅れて、小学生の高学年位で入会する場合などは、馴染むまでに少しばかり時間がかかることもありますが、それでも稽古を続けていれば、継続的に習い事に通い続ける心の粘り強さが、少しずつ身に付いてきます。


我々の道場の良さは、子供クラスも大人のクラスも、「誰かを置いてきぼりにしない」というところが大きな特徴だと思います。

昇級のスピードには個人差がありますが、全体での仲間意識の形成を心がけており、たとえ特別に仲良くしている子がいなくとも、一人一人の居場所作りができる環境づくりを目指しています。


現在のこのクラスは、とても覚えの早い一つ年上の女の子と、ちょっぴり物覚えに時間がかかりそうながら、愛嬌のある男の子と、その子と同学年の新しく入会した元気いっぱいの男の子がおり、まずはこの子達でいいムードが出来てくればよいと考えています。

仲間は少しずつ増えてきますので、一つひとつ、楽しみながら身に付けていけるように頑張って行きましょう!






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帯と所属クラスの区分に関して

2024年10月08日 | 稽古日誌
大道塾では、クラスの区分にわかりにくいところがありますので、細かくご説明を申し上げます。


『帯の区分(審査会区分)』と、『大会での区分』と、『参加する稽古のクラスの区分』などで、名称の使われ方が異なりますので、ここで一度整理してご説明いたします。内容は大道塾の公式ルールではなく、一部、支部内で決められたルールとしての説明になります。


1.『帯の区分』

帯の区分としては、少年部と一般部の二つに分かれます。

少年部の帯と一般部の帯は共通ではなく、それぞれに異なっており、少年部から一般部に編入するタイミングで、改めて一般部基準の帯に変更になります。

また近年、中学生の稽古参加者が増えてきたことで、少年部の枠の中に「中学部」という名称を用いることがありますが、大きな括りでは、中学生は少年部のクラスに区分されます。

また幼児や、小学校低学年の子は、少年部とクラスを分ける場合には、幼根部という名称を用いることがありますが、大きくは少年部の区分にはいります。


中学生以下の稽古生が取得できる帯は、少年部の帯になります。

高校生以上は、一般部での審査受験となるため、帯の区分上は一般部となりますが、高校生までは、U19という括りのジュニアクラスの大会に出場することになるため、大会では少年部ではなくジュニアクラスの区分になります。

また、近年は「シニアクラス」という名称を用いていますが、元々は「ビジネスマンクラス」という名称を用いて、年齢の高い方を区分するために用いています。

シニアクラスは、審査会の組手審査の対戦相手の調整や、大会での出場枠を区分すること、またサポーターを手厚くする事で、怪我等の危険性の排除に努めています。

しかし帯としては、シニアクラスも一般部の帯になります。

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<帯の区分>

 ■一般部 … 一般部(高校生以上)
      … シニアクラス(ビジネスマンクラス)…年齢が高い目の方

 ■少年部 … 幼年部
      … 少年部
      … 中学部
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2.『大会における区分』

大会における区分としては、「ジュニアクラス」、「一般部」、「シニアクラス」、「女子部」などの区分があります。

通称として「少年部の大会」など、「少年部」という名称が用いられることもありますが、基本的には、高校生までをジュニアクラスとして、一般部のクラスと区分しており、比較的年齢の近い者同士で対戦できるよう配慮がなされています。

高校生は、ジュニアクラスとして大会に出場する場合は、少年部(中学部)で取得した帯を着用することが認められていますが、一般部としての受験も可能なため、少年部(中学部)の帯と、一般部の帯の二つの帯(級・段位)を保有することになります。

その為、支部内では少年部(中学部)で黒帯を取得している子は、一般部としての級を保有する者であっても、ジュニアの大会に出場する時や、少年部の行事にスタッフとして協力する場合、また、ジュニア選手クラスの稽古に参加する際には少年部の黒帯を締め、一般部の稽古に参加する場合は、一般部で取得した色帯に締めなおして稽古に参加しています。


何ともややこしい話ですね…


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<大会での区分>

 ■ジュニアクラス … U9 (小学生で、9歳未満の者)
          … U11(小学生で、11歳未満の者)
          … U13(主に小学生で、13歳未満の者)
          … U16(主に中学生で、16歳未満の者)
          … U19(主に高校生で、19歳未満の者)

小学生は2学年ごと、中高生は3学年まとめての区分になる事が多いですが、参加される大会に応じて、もしくは出場人数に応じて、より細かく区分されることもあります。         

 ■一般部(高校卒業生以上) … 出場年齢に上限はありません。

 ■シニアクラス(ビジネスマンクラス)… 概ね35歳以上の方。ただし希望に応じて、30代から50代、中には60代の年齢の方でも一般部の大会に挑戦される方もおられます。年齢で厳格に区分されるわけではありません。

 ■女子部 … 高校卒業者以上の年齢(概ね18歳以上)の女性が参加するクラスです。
実力に応じて、高校生が出場する場合もあります。一般的に高校生以下は、女子部のクラスではなく、ジュニアクラスの女子の区分に入ります。

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尚、ジュニアクラスは、大会によってはより細かい年齢で区分されることもあるようです。

大会の中での区分は、出場者の人数に応じて区分けがなされています。



3.『稽古区分』

稽古区分としては、支部内では、幼年部、少年部、一般部(中学部含む)、シニアクラス、ジュニア選手クラスの5つのクラスが存在してます。

幼年部のクラスは、5歳以上で小学3年生くらいまでの子が参加可能です。2年生の前後から少年部のクラスへの昇格が見込めることになりますが、長く稽古を続けていて、集中力が付いてきた子は、早めに少年部へ上がることがあり、一方で、年齢が高くとも、幼年部に在籍して、体と心の調整を行う事もあります。

早く少年部に上がることが良い事ばかりではなく、あまりに幼年部に長居することも、必ずしも良い事とは言えません。本人と保護者の希望を交えながら、指導者側で判断して参ります。

少年部のクラスは、基本的には幼年部から昇格した子たちや、高学年で大道塾に入会された子たちが対象となります。

基礎練習ばかりを行うわけではありませんので、幼年部のクラスを経験していない事でのリスクはありますが、考える力の付いてきた子たちであれば、時間はかかりますが、少しずつこのクラスの稽古に付いてこられるようになります。

一般部の稽古には、中学生の参加が認められており、一般部の稽古に参加する中学生は「中学部」という扱いになります。尚、まだ自信のない子や体力のない子、まだ技量が足りない子などは、少年部での稽古参加も認めており、その場合は、少年部のクラスに参加する中学生として、審査では「少年部」の区分での受験となります。

また、年齢層の高めのシニア世代の方も参加することが出来ます。現在は、横須賀/湘南支部では、60歳代までの方が一般部の稽古に参加されています。


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<稽古区分>

 ■幼年部 … 5歳以上、小学3年生くらいまで

 ■少年部 … 概ね小学2年生以上、中学生まで。

 ■一般部 … 参加を希望する中学生から、高校生、大学生、社会人、シニア世代を含む

 ■シニアクラス … 概ね45歳以上の方。ただし、初心者の方や体調の悪い方の他、基礎練習を行いたい方、型稽古を行いたい方など、シニアクラスの稽古のペースに合わせられる方であれば、参加可能です。

 ■ジュニア選手クラス … 小学5年生以上で、高校生まで。小学4年生は、5年生に上がる直前の1月から参加可能です。
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尚、稽古区分は支部ごとに方針が異なりますので、上記の内容はあくまでの、横須賀・湘南支部の区分になります。


区分に関して、疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。




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我が家の娘について

2024年10月07日 | 稽古日誌
最近の私の娘について、少し思う事を書いてみたいと思います。
(幸い私の妻も娘も、読むのが面倒くさいのか、私のブログはほとんど読んでいないので問題はないと思われますが…)



1.試合には弱い娘。

支部審査会では、少年部の審査でも試合形式に審判員を配置して審査を行っています。

審査会での組手ですから、もちろん引き分けありきの判定をしています。


私の娘は、稽古の出席回数が他の子よりもかなり多いこともあり、また身長が高いこともあり、基本的には年上帯上の男子の相手となる事が多いです。

時には、年下や帯下の子にあたる場合は、比較的大柄な男子、もしくはとても動きの良い男子の相手をさせることが多いです。

そうなうると、なかなか試合で勝ち星を飾ることが難しく、かといって、体格に差のない年下帯下の子の相手をした場合があったとしても、それでもなかなか試合で勝ち星を得るのが難しいのが我が娘。


私なりに分析してみると、「思いっきり相手にパンチや蹴りを当てる」という行為が苦手で、どうしても無意識的にブレーキがかかってしまっている様子です。

我が家で冗談ばかり言っている父親の私に、無表情で、もしくはムッとした顔をして蹴っとばしてきたり、腹パン(お腹にパンチ)を繰り出すその強さ、また自宅でミットを持ったときに受ける、突き蹴りの技の強さとは異次元の、か弱さを試合では見せてくれます。


「相手を強く叩けない」という感覚。


実は私も若い頃の一時期、そうした感覚を味わったことがありました。


「えっ、本当に強く蹴ってもいいの???}


という不安にも似た、違和感のある気持ちを持っていた時期があります。

私はかなり早くそうした気持ちを解消できましたが、武道の試合は、そうした厳しさも大切な学びの一つだという事が認識が出来る事で、気持ちの整理をしてきたという覚えがあります。

黄帯から緑帯に上がった当初も、ルールが変わることで、上段(頭部)への手技の攻撃(パンチ)が認められる時でも、最初はかなり躊躇しながら相手に攻撃をしていたことを記憶しています。



少し話が飛びますが、大道塾という団体の威信を示すためにと、他団体との交流戦を「WARS(ウォーズ)」という名称の催しを通して行っていた時期がありました。

キックボクシング団体の選手に挑戦した時期があり、その後には、総合格闘技の黎明期に、総合格闘家のプロの選手との対戦をすることが団体として決まり、私が代表選手の一人として選ばれて出場することになりました。

ある総合格闘技団体に所属する当時のプロランカーの1位に君臨していたK選手と、都合2度にわたり対戦しましたが、タックルに来た相手をひっくり返して、仰向けになっている相手の上から、頭部にパンチを打ち下ろしている自分の姿に、嫌悪感にも似た、実に嫌な感触を味わいながら試合をしていたという思いがあります。

「どうして自分は今、こんなことをしているのだろうか?」

「こんなことをするために大道塾という武道団体に入ったのか?」

などと、当時は言葉では表現できない大きな違和感を抱きながら戦っていたという思いがあります。

現在、総合格闘技が広く行われており、大道塾も格闘技の要素を多く備えた実践的な組手スタイルを持っていることもあり、団体の強さを示す一環として必要な試みだったのかもしれませんが、それでもそうした経験も私の心の中で、一般的な格闘技とは一線を画する、武道団体の確立を目指す一つのきっかけになったことを思い出します。

そんな思いもあり、総合格闘技のプロ選手に勝利した後ても、総合格闘技に気持ちがぶれることはなく、その後も、団体主催の競技に専念する選手生活を送っていました。

大道塾の支部の責任者として稽古指導に当たる日々を過ごしている私ですが、実は戦うこと自体には心から喜びを得られる性格ではないのかもしれません。

そんなところも、私の娘にも似た部分があるのかもしれません。


話が戻りますが、、



2.人前で自分が出せない娘。


自宅でこれだけ活発に、自由奔放に過ごしている娘が、いざ学校や、友達の前や、稽古に参加する時には、借りてきた猫のようにおとなしくなってしまう。

習い事に出向いた時も、その大人しさが際立っており、良く笑顔を見せるものの実に物静かな姿が見られます。



3.ある意味で、自分を持っている娘。

幼稚園の年中さんの終わり頃から支部の稽古に参加するようになり、幼年部から少年部、そして中学部と進み、現在中学一年生で日曜日の選手クラスにも参加しています。

横須賀支部では、家族で稽古指導に移動する為、当たり前に横須賀支部の稽古にはすべて参加しています。

時には稽古に行くのが嫌になりそうなものですが、今現在、辞めたいという話は一度も聞いておらず、習い事で行っているバイオリンも幼児の頃から今まで長く続いています。

こちらの習い事も、辞めたいという思いは無さそうですが、どちらもそれほど意欲的なわけでもなく、かといって、サボってばかりというわけでもなく、練習に身が入らないことを母親にはひどく怒られながらも、それなりに楽しみながら続けています。


大道塾もバイオリンも、7年ほど続けており、バイオリンに至っては、数年前から練習を始めた私など足元にも及ばないほどに、上達をしています。


学校では特定の友達とつるむことなく、最近は読書に専念し、友達に流されるという事はなく、現在、通学時には女の子ながら、今年から認められるようになったズボンを履いて通学をしています。

おとなしいながらも、学校の役員などには積極的に参加して、何かと忙しく過ごしている様子です。

学校帰りに、迎えに行った車に乗って、横須賀に追浜や久里浜の稽古、もしくはバイオリンのレッスンに直行で向かう娘には、家でまったりとする時間はあまりありませんが、気に病むことはなく、当たり前の日常として受け入れている様子です。


学校への通学では、発達の遅れのある学級に通う女の子が、若菜を迎えに来ます。

小学校の通学の時もそうでしたが、低学年の頃は、休憩時間になると支援級のクラスに遊びに行っていた様子で、どうもそうした子達に好かれている様子。


家ではいつも、ノホホンとして過ごしている娘ですが、学校などで、相手の気持ちを上手く汲めなかったり、クラスに馴染めない子たちがイジメに似た行為にあうのを見聞きすると、家で一人、プリプリと怒っていたりします。



4.素質的にやや問題があるが、とても逞しいところがある、私に似た要素のある娘。


物事のコツを覚えるのが苦手で、かなり時間をかけて、やっとのことで色々なコツを身に付ける娘は、皆に遅れても、それほど焦ることもなく、得意な分野でも有頂天になって自慢をすることもなく、日々、ほんのりとした気持ちで毎日を過ごしている。


物覚えが悪いのは、残念ながら父親の私に似たところがあるようです。



5.独特な感性を持つ我が娘。


家庭にいるときには時に、ボクサー宜しく、シュッ!シュッ!と綺麗なパンチのシャドーなどを楽しそうにしていて、それがなかなか様になっていたりする。

車の中では、色々なクラシック音楽に交じって、新しい曲から古い曲まで色々なジャンルの音楽を聞いている。

友達とカラオケに行った時など、演歌などを歌って、友達から「わー、おとな~」などとからかわれていたりする。

バイオリンのクラシックの曲は数多く聞いているが、「ココ! ココ!」、「ここのところが良いんだよね~」と、目を閉じて感傷に浸り、自分の特等席となっている車の助手席に座って、同じ曲を何度も聴いている娘。

因みに、私自身は子供の頃、クラシックなど聞いたことがありません。


学校では木琴を担当したり、授業で習う縦笛を、稽古に向かう車の中で大きな音で吹き鳴らして練習していたり、また、学校で学ぶ合唱の歌を、車の中で大きな声で熱唱したりして、色々なものに関心を向けている娘。


妻の影響でNHKドラマを見たり、難しい心理的な番組や込み入った話の小説を読んだり(ダニエル・キイス著『アルジャーノンに花束を』など)、広島の原爆ドームや資料館を見たいと言うので家族で広島まで旅行をしたかと思えば、今度は「プリキュアの新しい映画が出た!」と言って、中学一年生ににしてアニメのプリキュアの映画を見に行くこともあります。


もともと関西育ちであるの私の影響もあるのか、私が撮りためた録画番組の中から、お笑いの「よしもと新喜劇」の番組を、自分で勝手に再生して見ていて、腹を抱えて、ひとりで大笑いをしていたり…


一体全体、将来はどんな大人になるのだろうか,、、

時に不安になったりする今日この頃です。



最後に、

審査会で激しく戦った後の、翌週の発表会での様子の映像をご紹介します。
(後日、娘の反対があれば映像を削除しますのであしからず・・・)

家ではあまり練習に熱が入らず、あくまでも趣味で続けているという娘が、なかなか感傷的な曲を弾いています。





プロの目線で見れば、未熟なのかもしれませんが、普段から遊び半分?で練習しているにしてはなかなかの雰囲気で弾けていると思います。


久しぶりの発表会に、


私はすっかり感心して、聞き入ってしまった…。




この記事は、審査会の組手審査で、いつも十分な結果が得られず、やや伸び悩んでいる娘のフォローを兼ねて、この記事を書いています…




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2024年秋季 支部審査会 少年部・中学部審査会

2024年10月06日 | 稽古日誌
9月22日(日)の午後は、少年部・中学部の審査会です。


今回、審査会で利用する畳の間の第一体育室の予約は取れましたが、板間の第二体育室や広めの会議室の予約が取れず、今回は体力記録会は省略することになりました。


そうした事情から、稽古生の待ち時間が増えないようにするために、今回の審査会は開始時間を分けて、完全に二部制での審査会を行いました。


一部のクラスは2名が欠席となり、21名が参加。


二部のクラスは欠席が無く、予定通り29名が参加しました。


一部・二部を通して、基本動作の審査はスムーズに終了しましたが、型審査と組手審査で大幅に時間がかかり、それぞれ予定時間を少しオーバーして終了しました。


また今回からは、組手審査に満たない白帯と橙帯の子達向けに、相撲の試合を予定に入れていたのですが、時間の関係でこちらも省略することになりました。


とても残念に思われた方々もおられた様子ですが、大変申し訳ない限りです。




型審査に時間がかかるのは、特に小学生のクラスでは、審査会での直前練習も大切な学びと経験の一つでもありますので、全く失くすという事は難しく、組手審査前のウォーミングアップの時間も、大人の稽古生の方々と少年部の子達のふれあいの経験と学びの経験上、完全に省くことが出来ず、時間配分には今後、改めて検討が必要だと感じています。




今回の審査の内容としては、一人一人の動きの中で、覚えの良い子や悪い子、ポイントをしっかりと理解している子と、いまいち大事なところがよくわかっていない子など個人差がとても大きく見られ、改めて稽古の中での個別対応の必要性を感じています。


稽古の中でグループ練習の際などに、個別のマンツーマン指導の時間を少しでも入れられると良いと感じました。


組手審査は皆、比較的レベルが上がってきていて、とても良い戦いが見られました。


もちろん子供たちにとっては厳しい組手審査ですので、途中でどこかを痛めてしまう子があり、涙を流す子があり、疲労困憊でくたくたになる子がありと、見ている方にとっても、ハラハラする事でしょう。


特に二部後半の上級者になると、その厳しさが大きく増してきますが、全ての審査を終えた後の開放的な安堵感と、一人一人の表情に浮かび上がる満足感、そして緊張感から解放されたすっきりとした表情には、逆に励まされる思いが致します。


組手審査の最後は連続組手が入りますが、茶帯をかけて3人組手を戦い抜いた子と、10人組手を完遂した稽古生の二人は、実に立派に組手審査を戦い抜いたと思います。


10人組手を完遂したH君は、実は直前に体調を崩しており、審査前にはかなり心配していたのが、祖井宇下心配をよそに、実に立派に、弱音を吐くコモともなく、歯を食いしばって戦い抜く事が出来ました。




ここで、途中であきらめたり、負け試合の内容ばかりでは、見ていて張り合いがないばかりか、気の毒になり、これまでの皆の頑張りに水を差す結果になりかねません。




今回の審査会の締めくくりとして、実に見ごたえのある頑張りを見せてくれました。


これだけの頑張りを見せてくれれば、皆さんの大きな声での声援や応援の甲斐があるというものです。




大道塾の格闘競技としての組手の厳しさは、他のスポーツでは得られない、かけがえのない大切な経験だと考えています。


タイムを競う競技や、ボールなどを扱いポイントを競う競技とは異なり、自らの体の生存本能に刺激を与える、戦いを旨とした武道団体の競技には、他のスポーツでは得られない、その後の人生に大きな影響を与えうる、とても大きな体験になるものです。




今の世の中は、どんなことでも安全で安心のできる、危険の少ない社会が作られている反面、生きるための生存本能としての力が、貧しい発展途上国の子供たちや、長年戦火に見舞われている子達と比較すると、強い生命力と心を作り上げるという面において、実に貧弱で、脆弱な社会となっています。


子供たちが何気なく行う一つ一つの行為に、危険かどうかの判断が付かなかったり、何でも大人にしてもらわなければ、何もできない子たちのなんと多い事か。


貧しい国に住む子たちの中には、危険な砂漠地帯やサバンナ・ジャングルといった地帯を何時間もかけて、子供達だけで学校に通っていたりする場合があるそうですが、そういうドキュメンタリー番組を見るにつけ、先進国の子供たちの脆弱性はとても気がかりなものに感じられます。


また、学校にも通わせてもらえず、親の為に、また幼い妹や弟たちのためにと、仕事に従事し、時には出稼ぎをして危険な仕事もいとわずに働いている子達もいます。


親兄弟を敵の攻撃で亡くしても、一人逞しく友達を作り、仲間を作り、自分の道を生き抜いている子供たちもいます。


私はそうしたテレビ番組やネット情報を数限りなく目にしています。




大道塾の組手審査など、少々厳しすぎると感じる方もおられると思いますが、熱中症の危険を顧みずに、真夏の屋外で長時間のスポーツを行う事や、肘や肩、足腰の骨や関節に異常をきたして手術を要するほどのスパルタ的な教育をしているスポーツなどと比較して、圧倒的に危険性は少なく、大きな怪我に繋がる危険性は少ないものです。


しかしどうしても、突き蹴りで互いに激しく攻防を行う事が、危険で怖そうに見られますが、最終的に連続組手の後の審査会後の子供たちの様子を見て頂ければ、理解できると思います。


いつも、激しく戦った者同士が肩を組み、実にいい笑顔をしている様子が見られます。




但し稽古の中では、心の教育が何よりも大切です。


武道団体においては、特に大切なものです。




昨今、大会の成績や評価ばかりを追い求めている武道団体が多い事には、多少心の貧しさを感じずにはいられません。


団体の宣伝のために作られたホームページの情報には、何々の大会で何になっただとか、入賞者が何人いたとか、子供たちの心の成長や教育方針には一切触れることのない表の評価のみの情報が、武道団体のサイトには数多く溢れています。


競技として勝つための評価があることも大切ですが、武道教育の評価はにおいて、試合の勝ち負けは、二の次だと私は感じています。


我が道場には、地区大会や全国大会などでも、それなりに成績を残す選手も多くいますが、トップページに大々的にその成績を誇らしく掲載することはしていません。


試合には出場しなくとも日々の稽古に懸命にいそしむ稽古生が多い事、そして大会への出場は引退しても、自分を磨くために稽古を続けて、自分を磨く努力を続けている稽古生が多いことが我々の道場の誇りの一つです。


話が大きく横道にそれましたが、、、




若い稽古生がまた一人、そしてまた一人と、少しずつ成長していく姿が、支部の審査会では見られます。




改めて、支部活動に理解を示してくださっている保護者の方々、審査会スタッフとしてご協力を頂いている稽古生の方々に、心よりお礼を申し上げます。




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2024年秋季 支部審査会 一般部

2024年09月26日 | 稽古日誌
2024年9月22日(日)に、大道塾 横須賀・湘南支部の午前中に一般部の審査会を行いました。

一般部の審査会は、合同稽古を兼ねて同時進行で行っており、設立記念行事を除いて、支部内では一番大きなイベントとなります。


今回は、全日本無差別に向けての、有力選手のプロモーション映像制作の為の撮影が入り、大道塾の広報を担当する横浜北支部の藤澤指導員が映像撮影に来られました。


今秋の全日本無差別に挑戦する、横須賀支部所属の谷井選手が取材対象で、みなさんと一緒に稽古を行っている様子が撮影されました。



谷井選手は今年の春の階級別の大会で、中量級で優勝を飾り、全日本無差別での活躍が期待されています。

直前に決定した取材でしたが、指導風景を含めて撮影して頂こうと考えて、急遽、谷井選手の短い時間ながら、ショートセミナーを実施しました。

取材では、稽古風景の映像と合わせて、秋の全国大会に出場する高校生のインタビューなども行われました。


黒帯指導員による基本稽古と技術指導の後、ショートセミナーを実施。


セミナーでは、短い時間ながらもとても内容の濃い技術指導が行われ、参加した皆さんにとっても、とても良い稽古になったことと思います。

また、技術セミナーの後は組手審査の観戦と応援の時間を設け、その後、谷井選手の号令の下、30分ほどの希望者によるスパーリング(自由攻防の軽めの組手)の稽古の時間を設け、支部内の各道場の稽古生同士が交流する時間を設けられたことはとても良かったと思います。

ムードが大変良かったのか、組手審査を終えたばかりの稽古生も、積極的に参加されていました。

それにしても皆さん、とても元気です!!



さて、審査会の様子に移ります。

今回の審査会の受験者は、10名、合同稽古参加者とスタッフを合わせて15名の、合計25名の参加です。


全体の講評としては、皆さん想いの他、とてもよく動けていた印象があります。

但し、組手ルールによって良しあしがあり、特に組技や寝技の技術力の向上が望まれる一方で、打撃ルールでは、年齢と帯、その経験年数から見て、比較的望ましい成長をされているように感じました。


特に、一番うれしく感じたのは、追浜所属のシニアクラスのOさんの組手が、とても大きく変わった、という事です。

日々、ひたむきに、実にひたむきに稽古を続けられておられたOさんの動きが、明らかに大きな成長を見られる動きをされていた事です。

会報の文章でも、「不器用」だとご自分でもおっしゃっておられますが、これまでとても苦労をして稽古を続けて、審査を乗り越えてこられていましたが、打撃ルールにおける動きの成長にはとても嬉しいものがありました。

もちろん稽古量から、組技や寝技の技量にはまだまだ不足している点がありますが、他の稽古生も含めて、横須賀支部の稽古生は、出稽古を含めて、より多くの稽古時間の確保の努力が望まれます。

特に横須賀支部の稽古生では、日曜日クラスは十分な時間が取れているため、年に数回でも日曜日稽古に参加される事を、稽古生の皆様におすすめいたします。


また同じくシニアクラスで最年長で挑戦された、久里浜のMさん。思いのほか、組手審査では良い動きがみられました。


組技審査や寝技の動きの中では、まだまだ経験を積む必要がある部分が多くありますが、組手の中では思わぬ実力が発揮されたものと思われます。


実力の向上は、若さや体格、素質ばかりではなく、稽古に取り組む本人の心とその心意気がとても大切なものだと思います。

その他の個々人の感想は省略しますが、その一つ一つの課題が見られたため、稽古の中での改善に努めていきたいと思います。

審査会に参加された皆さんには、大きな怪我はなかったようにみられます。

10代から60代までの稽古生が審査会に臨まれましたが、50代から60代の稽古生の方々も、翌々日の火曜日の稽古にも参加されており、大きな怪我がなかったと思われる点も、とても良かったと思います。


近いうちにこのブログにて、指導者が考える支部の目標をまとめた記事を掲載する予定ですが、 ”現役の稽古生が多く存在する事” が、私が考える支部活動の中での大きな目標の一つです。

自分自分が出来る範囲内で、自分が出来る事に懸命に取り組むひと時を、自分の生活の中に持てるいう事は、とても尊いことだと思います。

それも、自身の目に見える損得や周りからの評価の為ではなく、周りからは目に見えないことであっても、自分の体を鍛えて心を磨く、いわゆる自己修養としての努力を継続されることはとても尊いことであり、その一人一人の努力姿勢が武道文化の伝統を紡ぎ、世界に評価される素晴らしい日本人の伝統の心の継承者であると思います。


我々の道場の一般部の稽古生は、


人に評価されようとされまいと、日々、自己研鑽に努めて「強固な精神力と体力を養い」、

学校や社会での活動を通して「文に親しみ知力を練り」、

社会や道場内での交流を通して「人と結びて友情を体し」、

そうした生活の中で自分自身の人格の向上に努めて「人格の陶冶をなし」、

そして、今の世の中に貢献する心と体を養う行いの中で「社会に寄与貢献することを希う」事が出来る人材が、一人でも多く生まれることです。

「」内は、大道塾という団体の道場訓でもありますが、大会の成績ばかりを求めることなく、心の成長と、それを実践するための実態である「道場」という場がとても大切な部分であり、それを現実に実践する、実態のある道場の確立を、支部として目指していきたい。


一流選手で一流の成績を残しても、人としての成長が伴わなければ、世の中には迷惑で不要な存在になりかねないもの。

各種スポーツの一流選手が、必ずしも人生を上手く全うしている方ばかりではないのは、歴史が示してくれています。

大会を目指す選手においては、そうした心の成長の上において、最大限の努力を通して頑張ってもらいたいと思います。


今回は、とても大きかったと考えている私の反省点はさておき、皆さんの参加とご協力に感謝する次第です。

審査会準備もあり、私の睡眠不足と段取りの悪さとが重なり、指導を担当する方々、稽古に参加されている方々などには迷惑をおかけいたしましたが、大成功と言える今回の審査会・合同稽古の催しだったと思います。


今後は、今回のように合同稽古の内容の充実も図れるようにして、参加人数が増えてくることを願っています。

皆様、今回のご参加ありがとうございました。

また審査協力並びに、指導を担っていただいた方々、大変ありがとうございました。


<写真は後日、掲載いたします>





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大道塾湘南支部の稽古風景の紹介動画

2024年09月06日 | 稽古日誌
とある動画映像の制作を行っている会社から動画撮影の依頼を受け、紹介動画を作成していただきました。


TikTok(ティックトック)という動画紹介サイトに掲載されています。


TikTokの特性上、短い時間にすべてを詰め込むように編集されており、ナレーションの女性の声がとても早口(早送り)で少し聞き取りにくいですが、真面目に、そしてと言葉や文字の説明もても上手くまとめられており、稽古流れとの雰囲気が感じられるものとなっています。


紹介動画は、ゴールドジムのスタジオ内で稽古を行っている、辻堂道場の一般部の稽古風景になります。


取材の日に合わせて、特別に稽古生の皆様には声掛けはしていないため、たまたまその日の稽古に来られた10名ほどの稽古生が映っていますが、映像に大きく映っている皆さんには許可を頂いたうえで、公開をしています。


支部内の稽古風景や行事風景などの動画を公開するのは初めての試みですが、稽古風景の雰囲気が上手く伝る良いものになるのであれば、今後、その他の映像紹介に関しても、検討していきたいと考えています。

※ 尚、下記の動画は、TikTokのアカウントをお持ちでない方でも見ることが出来ます。











※ ホームページ上の映像紹介ページ([支部情報]ー[アルバム/映像]ー[支部活動])では、女性の音声ナレーションを省いた音声未編集版の動画も掲載しています。指導者の号令の音声が入っており、より稽古のムードが伝わると思います。ご興味のある方は合わせてご参照ください。


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新しい会報の準備をしています

2024年07月24日 | 稽古日誌
現在、新しい会報の準備に入っています。

子供から大人の稽古生まで、幅広く文章の作成をお願いしていますが、今回は保護者の方にも文章をお願いしました。



普段から稽古に励んでいる、幼少年部から中学部の子供達。

上級生になると、いろいろな言葉が生まれてきて、見ごたえのある内容の作文も多く見受けられる一方で、上手く話しをまとめられないという子もいますが、時にはこうして自分の気持ちを文章にまとめることは、自分の気持ちを整理して理解するうえで、とても為になるものだと思います。



大人の稽古生の方々でもそうですね。

文章作成が苦手な方にも、失礼ながらも私から無遠慮に、どんどんとお願いをしてしまっていますが、文章は書いているうちに少しずつ上手くなるものです。
そして、その書いていただいている方々、一人一人の心にあるその想いを、思うままに綴って頂く事が、稽古生皆さんの為になる、一人一人の心の財産になってくるものだと思います。



「この人はこんな考えを持っているのか!」という理解が生まれ、

「こんな考え方もできるのか!」という発見があり、

また、

「そうそう! そうだよね!!」という、共感できる思いを共有できた時の喜びは、まさにひとしおです。



一方で自分がいまいち共感できない、という言葉であっても、自分を成長させる糧になるもの。


共感できないからと、切り捨ててしまわずに、含みを持たせて、一度飲み込んで考えてみることも、上手く人生を生きていく上では、大切なことかもしれません。


共感できる言葉には、喜びも大きいですが、他の人の口から発せられた言葉は、いま一度、「本当にそうなのかな?」という、冷静に改めて再検証ができるよい材料になり、自分の考えをより深く理解する為の、大切な栄養になるものです。



自分が良いと感じる一つの言葉は、一人の人物から聞くよりも、より多くの方から聞けた方が納得が深まります。

そして、いまいち納得がいかない言葉でも、色々な方から様々な言葉で語られたことを総合して考えてみると、なんとなく他者への共感が生まれる箇所が見つかるかもしれません。



今回は、普段から稽古をしっかりと見ていただいている二人の保護者の方にも文章をお願いしてみましたが、おそらく? 快く?? 受け止めて頂けたと思います。(ご迷惑であれば、大変申し訳ございません…)



道場での稽古をしっかりと見届けることは、実は大変に骨が折れることであり、我慢強く、且つしっかりと物事を考えている方でなければ、すぐに飽きてしまって、そうそう長く見ていられるものではありません。

テレビの娯楽番組とは異なり、やはり稽古には厳しさが付きまとってくるからです。



幼少年部のクラスでも、中学部や高校生が入る大人のクラスでも、稽古を長く見守っておられる保護者の方々には、本当に頭が下がる想いです。

稽古へのご理解を頂いていること、大変感謝いたします。


今回、会報の作文、原稿をお願いしている皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


ちなみに、過去の会報のトップページのみ、支部ホームページ上の、「支部情報」のページに掲載しています。

ご興味のある方はご参照ください。



次回の会報は8月中、遅くとも9月初旬の発行を予定します。

皆様、お楽しみに!




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昨年の稽古納めの様子を写真で紹介(久里浜教室・久里浜道場)

2024年04月07日 | 稽古日誌
昨年最後の稽古納めは、久里浜でした。


幼年部は現在活動休止中。


これまで長年利用していた活動場所が施設工事の為、一年半ほど利用が出来なくなり、遠方の施設を利用したり、近隣ながら利用制限が厳しい自衛隊の施設を利用したりと、代替の利用施設の都合により、少年部の1クラスのみの活動となっています。


幼年部から無理無理少年部に上がってもらった子たちがいたこともあり、なかなか少年部ムードについていけず、かなりペースを落として、優しく指導を施す稽古をしていたこともあり、ほぼ全員がこぼれることなく何とか稽古に付いて来ることが出来ています。


春の審査会には、多くの子供たちが受験できるところまで漕ぎつけました。


しかしその影響もあり、全体レベルとしては、他のクラスに見劣りする部分もありますが、みなとても仲が良く、上手くサポートし合える部分もあるため、長い目で見てよい方向に進んでいると思います。


稽古納めの様子を写真でご紹介します。




こちらは最後のゲームとして、ミットを使った椅子取りゲームをしているところですが、、、


なぜだか妙に盛り上がっている・・・





表彰式を終えて、無事に一年の稽古納めをし終えることが出来ました。

しかし皆さん、利用施設の変更でこれだけ負担がかかる状況の中、よく頑張って稽古に来てくれています。

保護者の方々にも、本当に感謝しています。



さて、一般部の稽古風景の写真は、残念ながら撮影できていません。

若手が多くなってきて、若者に合わせた動きの稽古が増えたことで、最近とても稽古で行う体の使い方が難しくなってきているような気がします。

年齢の高い方もおられるため、稽古メニューにバランスをとっていきたいと思います。

4月からは、中学部メンバーが更に4名増えたことで、合計10名の中学部のクラスとなっています。

ここしばらくは、新しいメンバーが稽古になれることと合わせて、上級者のレベルアップが課題です。




お互いに学び合って、競い合って、頑張って行きましょう!









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昨年の稽古納めの様子を写真で紹介(日曜クラス一般部)

2024年04月07日 | 稽古日誌
昨年末、例のごとく、日曜日クラス一般部の、稽古納めの写真の撮影を忘れてしまい、年始2週目の稽古日に集合写真を撮影しました。


この日、稽古風景の写真は残念ながら撮影できていません。


さてこの日は、アリーナの第二体育室の板間のスペースで稽古。


17名の稽古参加あり。


日曜日クラスも出稽古組が多く、参加メンバーが良く入れ替わりますが、横須賀支部の中では一番稽古時間が長く、充実した稽古が出来ているクラスです。


日曜日は前半に、ジュニアクラスの稽古とシニアクラスの稽古を週替わりの交互で実施していますが、シニアクラスもジュニアクラスも、連続して稽古に参加する人がおられます。


そうした方々は、少し休憩を挟みながらも、都合4時間近くも稽古を行うことになります。


横須賀/湘南支部では、技術練習が主体の為、50代の方でもこの稽古をこなす人がおられますが、ご自身の体調に合わせてご参加いただければと思います。


日曜日クラスは横須賀アリーナの体育室をメインの稽古場所として利用しているため、比較的広いスペースでの稽古が出来ています。


この開放感が、稽古生メンバーにとってとても良い影響を与えているように感じています。


参加メンバーには白帯や青帯の方の他、中高生の若手で、まだ動きが十分に技術が養えていない稽古生もいるため、合同練習では互いに技術の習得に努め、お互いに強め激しめの実戦練習は、自由稽古の中で、各ペアやグループごとに、それぞれのペースで取り組んでいただいています。


怪我に注意して、しっかりと稽古に取り組んでいきましょう。






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昨年の稽古納めの様子を写真で紹介(日曜シニアクラス)

2024年04月07日 | 稽古日誌
「写真で紹介・・・」と言いながら、集合写真を除き、シニアクラスの稽古中の写真はほとんど撮影できていません。

因みにこの集合写真も、年末の稽古収めで撮影し忘れたため、1月21日の稽古の時に撮影したものです。



ジュニアクラスは娘が同行するため、妻が撮影してくれていますが、シニアクラスの日は妻の同行が無いため、稽古中の写真は撮れていません。


今後はミット練習や組手の時間などに、時間をとって撮影するようにしたいと思います。


日曜日のシニアクラスは日によってメンバーが変わってきますが、より人数が増えてくると、より盛り上がりが出てくると思います。


シニアクラスは概ね45歳以上の方を対象としていますが、体力に自信のない方や、体に怪我などをされていて、十分に動けない方の他、初心者の方や女性など体力的に不安を感じている方などが参加可能です。

少年部が行っている型練習から、一般部が行う全てのメニューを網羅していますが、技術習得のための稽古がメインで、制限付きの約束組手を除き、自由攻防の組手はほとんど行っていません。

「稽古には参加したいが、一般部の稽古参加には不安がある」、という方など、ご希望の方がおられましたら、稽古にご参加いただければと思います。







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