武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

新しい会報の準備をしています

2024年07月24日 | 稽古日誌
現在、新しい会報の準備に入っています。

子供から大人の稽古生まで、幅広く文章の作成をお願いしていますが、今回は保護者の方にも文章をお願いしました。



普段から稽古に励んでいる、幼少年部から中学部の子供達。

上級生になると、いろいろな言葉が生まれてきて、見ごたえのある内容の作文も多く見受けられる一方で、上手く話しをまとめられないという子もいますが、時にはこうして自分の気持ちを文章にまとめることは、自分の気持ちを整理して理解するうえで、とても為になるものだと思います。



大人の稽古生の方々でもそうですね。

文章作成が苦手な方にも、失礼ながらも私から無遠慮に、どんどんとお願いをしてしまっていますが、文章は書いているうちに少しずつ上手くなるものです。
そして、その書いていただいている方々、一人一人の心にあるその想いを、思うままに綴って頂く事が、稽古生皆さんの為になる、一人一人の心の財産になってくるものだと思います。



「この人はこんな考えを持っているのか!」という理解が生まれ、

「こんな考え方もできるのか!」という発見があり、

また、

「そうそう! そうだよね!!」という、共感できる思いを共有できた時の喜びは、まさにひとしおです。



一方で自分がいまいち共感できない、という言葉であっても、自分を成長させる糧になるもの。


共感できないからと、切り捨ててしまわずに、含みを持たせて、一度飲み込んで考えてみることも、上手く人生を生きていく上では、大切なことかもしれません。


共感できる言葉には、喜びも大きいですが、他の人の口から発せられた言葉は、いま一度、「本当にそうなのかな?」という、冷静に改めて再検証ができるよい材料になり、自分の考えをより深く理解する為の、大切な栄養になるものです。



自分が良いと感じる一つの言葉は、一人の人物から聞くよりも、より多くの方から聞けた方が納得が深まります。

そして、いまいち納得がいかない言葉でも、色々な方から様々な言葉で語られたことを総合して考えてみると、なんとなく他者への共感が生まれる箇所が見つかるかもしれません。



今回は、普段から稽古をしっかりと見ていただいている二人の保護者の方にも文章をお願いしてみましたが、おそらく? 快く?? 受け止めて頂けたと思います。(ご迷惑であれば、大変申し訳ございません…)



道場での稽古をしっかりと見届けることは、実は大変に骨が折れることであり、我慢強く、且つしっかりと物事を考えている方でなければ、すぐに飽きてしまって、そうそう長く見ていられるものではありません。

テレビの娯楽番組とは異なり、やはり稽古には厳しさが付きまとってくるからです。



幼少年部のクラスでも、中学部や高校生が入る大人のクラスでも、稽古を長く見守っておられる保護者の方々には、本当に頭が下がる想いです。

稽古へのご理解を頂いていること、大変感謝いたします。


今回、会報の作文、原稿をお願いしている皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


ちなみに、過去の会報のトップページのみ、支部ホームページ上の、「支部情報」のページに掲載しています。

ご興味のある方はご参照ください。



次回の会報は8月中、遅くとも9月初旬の発行を予定します。

皆様、お楽しみに!




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自分に厳しく、人に優しい心を持つ

2024年06月22日 | Weblog
日常の生活を送るうえで、年齢が上がるにつれて、多くの人と交流することが増えてきます。

年齢を経るに従い、その交わる方々の心にある想いが、色々と感じられてくる。

経験を積むことで、とても多くの人と触れ合う機会がありますが、その心の在り方に、寂しい思いをすることも増えてくるもの。



表向き、しっかりとしている人物かと思えば、自分に甘いその姿が、時折見え隠れします。


強い人だと思われる反面で、自分の弱さに周りを惑わし、多大な迷惑をかけている人がいる。

思いやりがあり優しく見えるような人物から、その裏の心の中に、また本音の心に想いに、さもしい心や、自分本位の弱さのある、甘い心が見えてくると、とても寂しく感じます。




死ぬほどの厳しくつらい想いを経験してきたか、

自分の言葉に裏切りのないほどに、本当に心を込めた頑張りを、必死に行ってきたのか、、

その中でも、自分の心をゆがめることなく、正しいと思う己の道を歩み、自分に関わる周りの方々に対する思いやりや配慮に、しっかりと心を配っきたのか、、、



世の中には、頭のいい人、要領のいい人、お金持ちの人、権力を持っている人、人気のある人など、ある意味で力を持つ方々が多くいますが、本当の意味での ”人物” と言える人はどのくらいいるものか。



強い人はいる、人気のある人もいる、お金持ちの人もあれば強い権力を持つものも多くいます。


しかしそんな中で、



真の優しさがあり深みのある、真の思いやりのある人間が、一人でも多く世の中に生まれてもらいたい。


その中で、そうした優しさや思いやりの心を柱に据えて、世の中に貢献のできる、才能や力のある人が、一人でも多く育ってもらいたい。



日々、稽古指導をしながら、我が道場から、そんな人物が一人でも多く育ってくると良いなと感じています。





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小さな幸せ

2024年06月17日 | Weblog
しばらくこのブログの更新が滞っており、大変申し訳ありません。


どうやら、私自身の性格として、物事を行うのに、ある程度の貯金をする期間が必要なようです。


自分の思いを書き綴るには、しばらく色々な経験を積んで、色々なことを考えて、いろいろと行いを積み重ねることで、エネルギーを溜める必要があるようです。



このブログ以外にも、個人的に日記を手書きで記しています。

それも5年日誌というものを書き綴っていますが、しばらく書き綴ったと思ったら、しばらく期間が空き、またまとめて書き綴るというような、少しいい加減なことを長年続けていますので、5年日誌には空欄ばかりが目立ちます。



道場内での新しい企画や稽古体系を考える際も、ある程度は一定のメニューを行いながら、思考やエネルギーがたまったタイミングで、色々な稽古方法を取り入れて、様々な試みに挑戦をしています。


私生活でも、個人的な趣味の部分でも、ドカッとエネルギーを注いだかと思えば、しばらく無心に変わりのない日常を繰り返し、またあるタイミングで大きな変化を起こすといった具合です。



時々発生する急な変化が、家族には少しびっくりするらしく、迷惑をかけている部分もあります。



同じ日々の繰り返しばかりでは、人生はちょっと退屈し、変化ばかりでは体も心も疲れてしまいます。


私は自分なりの定期的な変化を楽しみながら、無用な負担を減らすような平穏で当たり前の変化のない日常の過ごし方をバランスよく行えていると思っていますので、今の年齢でも、とても楽しく日常を過ごせています。




膝に不調を抱えているので、日々負荷をかけることはできませんが、いざというときは、戦えるだけの気力と体力と技術力をある程度は維持できているつもりでいます。

年に一度の支部長審査の相手役を、ここしばらくは楽しんで行っていくつもりです。



趣味の分野で、とある楽器を習っていますが、飽きもせず、また諦めもせず、カメの歩みのごとき、周りを不快にさせるかのような少々いびつで、音程の微妙に合わない音を奏でつつ、自己満足で楽しんでいる。


日々の仕事にいそしみ、人助けにになるような身の回りの方々への心配りを忘れずに、稽古生が稽古に取り組む環境づくりと稽古指導に取り組み、また家庭では温かみがあり、多少の刺激がありながらも、円満な家庭生活を楽しんでいきたいと考えています。



自分の我を通してばかりいては、周りの方々はあまり楽しく過ごせないばかりか、翻って、自分自身にその思いが返ってくるもの。


自分の欲ばかりに目を向けていては、周りが見えなくなり、人の善意や思いやりといった気持ちを汲み取ることが出来ず、本来は幸せを感じることができる部分があるにもかかわらず、不満の気持ちばかりが自身の心を支配してしまうかもしれない。


ほんの少しの我慢をすることで、それも意識を変えて、相手の立場で物事を考えることで、自分の見識が広がり、相手への理解が広がり、相手に厳しい目を向けるのではなく、温かい目が向けられるようになるかもしれない。


チョットした小さな優しさや思いやり、周りの人への配慮といったものに心が配れるようになれば、もっともっと心が幸せな気持ちで満たさる。

そうすれば、自分の心に余裕が生まれ、エネルギーが満ちてきて、新しいことに挑戦してみようという意欲が湧いてくるように感じます。



今現在、世界中で戦争を遂行している方々や、周りの批判ばかりをしている政治家、目先に欲ばかりに目がくらみ金銭的な利益や権力争いに明け暮れている方々を見ていると、その思考の狭まっている様子が、その顔に、如実に表れているように感じます。

そうした不遜で、尊大で、ゆがんだ顔を見るたびに、なんだか残念な気持ちにさせられる。

高い能力のある方々が、こうした他者批判や、相手への攻撃に使われるばかりでは、エネルギーの大きな浪費であり、社会の仕組みに何かしらの問題があるのかもしれないと感じる。



相手を攻撃するのではなく、自分の不足を恥じるべし。


こんな私も、国際紛争や、子供や女性、高齢者に対する暴力事件などのニュースを見るたびに、カッカと怒り心頭の気持ちがもたげており、怒りを感じることはあまり良いことではないかもしれませんが、世の不幸に覚える怒りを、自分のエネルギーに変えつつも、やはり平穏な世の中で過ごしたいと強く願う。




今の問題の多い世の中であっても、私の周りには、他の方にはほとんど感じられないほどの、ほんのわずかな、小さな幸せがたくさん転がっていて、本当に有難い思いでいます。



もちろん嫌なことも不安なことも、本当に腹立たしいことも山ほどあるにはありますが・・・


まあそれも、人生の楽しみのひとつであり、平穏なばかりでは幸せは感じられないもの。


心が感じるほんの小さな幸せの根を、大切にしていきたいと思います。





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昨年の稽古納めの様子を写真で紹介(久里浜教室・久里浜道場)

2024年04月07日 | 稽古日誌
昨年最後の稽古納めは、久里浜でした。


幼年部は現在活動休止中。


これまで長年利用していた活動場所が施設工事の為、一年半ほど利用が出来なくなり、遠方の施設を利用したり、近隣ながら利用制限が厳しい自衛隊の施設を利用したりと、代替の利用施設の都合により、少年部の1クラスのみの活動となっています。


幼年部から無理無理少年部に上がってもらった子たちがいたこともあり、なかなか少年部ムードについていけず、かなりペースを落として、優しく指導を施す稽古をしていたこともあり、ほぼ全員がこぼれることなく何とか稽古に付いて来ることが出来ています。


春の審査会には、多くの子供たちが受験できるところまで漕ぎつけました。


しかしその影響もあり、全体レベルとしては、他のクラスに見劣りする部分もありますが、みなとても仲が良く、上手くサポートし合える部分もあるため、長い目で見てよい方向に進んでいると思います。


稽古納めの様子を写真でご紹介します。




こちらは最後のゲームとして、ミットを使った椅子取りゲームをしているところですが、、、


なぜだか妙に盛り上がっている・・・





表彰式を終えて、無事に一年の稽古納めをし終えることが出来ました。

しかし皆さん、利用施設の変更でこれだけ負担がかかる状況の中、よく頑張って稽古に来てくれています。

保護者の方々にも、本当に感謝しています。



さて、一般部の稽古風景の写真は、残念ながら撮影できていません。

若手が多くなってきて、若者に合わせた動きの稽古が増えたことで、最近とても稽古で行う体の使い方が難しくなってきているような気がします。

年齢の高い方もおられるため、稽古メニューにバランスをとっていきたいと思います。

4月からは、中学部メンバーが更に4名増えたことで、合計10名の中学部のクラスとなっています。

ここしばらくは、新しいメンバーが稽古になれることと合わせて、上級者のレベルアップが課題です。




お互いに学び合って、競い合って、頑張って行きましょう!









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昨年の稽古納めの様子を写真で紹介(日曜クラス一般部)

2024年04月07日 | 稽古日誌
昨年末、例のごとく、日曜日クラス一般部の、稽古納めの写真の撮影を忘れてしまい、年始2週目の稽古日に集合写真を撮影しました。


この日、稽古風景の写真は残念ながら撮影できていません。


さてこの日は、アリーナの第二体育室の板間のスペースで稽古。


17名の稽古参加あり。


日曜日クラスも出稽古組が多く、参加メンバーが良く入れ替わりますが、横須賀支部の中では一番稽古時間が長く、充実した稽古が出来ているクラスです。


日曜日は前半に、ジュニアクラスの稽古とシニアクラスの稽古を週替わりの交互で実施していますが、シニアクラスもジュニアクラスも、連続して稽古に参加する人がおられます。


そうした方々は、少し休憩を挟みながらも、都合4時間近くも稽古を行うことになります。


横須賀/湘南支部では、技術練習が主体の為、50代の方でもこの稽古をこなす人がおられますが、ご自身の体調に合わせてご参加いただければと思います。


日曜日クラスは横須賀アリーナの体育室をメインの稽古場所として利用しているため、比較的広いスペースでの稽古が出来ています。


この開放感が、稽古生メンバーにとってとても良い影響を与えているように感じています。


参加メンバーには白帯や青帯の方の他、中高生の若手で、まだ動きが十分に技術が養えていない稽古生もいるため、合同練習では互いに技術の習得に努め、お互いに強め激しめの実戦練習は、自由稽古の中で、各ペアやグループごとに、それぞれのペースで取り組んでいただいています。


怪我に注意して、しっかりと稽古に取り組んでいきましょう。






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