武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

「ありがとう」 は人任せにしない

2019年02月18日 | Weblog


最近感じていること。



日々道場で稽古指導している関係上、「ありがとうございました」、「宜しくお願いします」という言葉をとてもよく使います。


稽古の中では当たり前に、大人子供に関わりなく、また先輩後輩や先生生徒との関係にも関わらず、お互いにこうした言葉を交わしています。


道場によっては、また指導者や古参の稽古生の方々の中には、「宜しくお願いします!」 という言葉に、「オウッ!」というような簡素な言葉で答えたり、「ありがとうございました。」という言葉に、ただ頷くだけであったり、さらっと聞き流して不愛想に対応している方々もおられるように感じていますが、私の指導する支部では、そうした対応は認めていません。
大人の稽古生に関しては、それほどきびしく強制をしているわけではありませんが、自然に何を言わなくとも、皆さんとても丁寧に対応されておられるようです。


しかし、稽古指導の中で、そして我が子が小学校に通っていることもあり、子供たちに関わる機会も増えてきていますが、こちらから挨拶をしても、なかなか言葉が出てこない子がとても多いです。



隣に保護者の方がおられれば、代わりに挨拶を交わしてくれますが、子供は。。



兄弟に向かってそれぞれに挨拶をしても、一番年上の子からの挨拶はあっても、下の子はその後ろに隠れるように、または全くぼーっとしたような様子で、挨拶をする私を見て、ただただボーっと見守るばかり。。。


習い事での指導者側への挨拶も、全て奥さんに任せて、まるで自分は無関係な他人のように、挨拶を交わしている自分の妻を遠い目で見守るお父様方なども、小学校などでもよく見られる光景ですね。




人の行いを見て、自分の行動を省みる事。



自分を向上させようと考える人にとって、「自省」ということはとても大切なことだと思います。




人の上に立つ人であっても、人から「お願いします。」「ありがとうございます。」という言葉を人から受けていい気持ちになっていながら、自分からは決してこうした言葉を日常の中で全く口から発していない人も、世の中にはたくさんおられるように感じます。


しかし、こうした言葉が適切に、そしてとても丁寧に使っておられる方々には、とてもしっかりとした方々が多いようです。



「ごめんなさい。」


「すみません。」


「宜しくお願いします。」


「ありがとう。」


「助かります。」



こうした言葉は、使い方を間違えれば、卑屈で弱腰な印象を与えかねません。


しかし自信をもって、適切に使っていれば、周りの人とのコミュニケーションが円滑になり、人に安心感を与え、信頼できる人物だと思われます。


大人になれば急にこうした挨拶ができるようになるわけではありません。

必要な時にはぱっとこうした言葉が口から出てくるものではありません。

特に子供のうちには、習慣的にこうした言葉が自然に口から出てくるようにしていきたいものです。


しっかりした子は、こちらから声掛けしなくても、自分から先に私を見つけて真っ先に挨拶をしてくれます。
私も思わずにっこりとして、気持ちのいい挨拶を交わすことができ、その日はちょっといい気分。



そういえば、子供のクラスでは稽古の時には、「お願いします!」と大きな声であいさつしながら子供たちが私にカードを手渡すことになっています。
私も一人ひとりを見つめて、「お願いします!」と言葉を返しています。


しかし、こうしたときに時々、カードを手渡しながら、「ありがとうございました??」、、、「押忍、しつれいします?? あれっ、、、、あっ違う!!  お願いしますだ!!!」なんて言いながら、あたふたした様子で挨拶をしてくる子がいますが、、、


小学生の3,4年生になっても、こうして時々間違ったりして、、、、



こうした子たちは、ただいま挨拶の勉強中です。





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2月に入ったころの各道場の様子(日曜・一般部)

2019年02月16日 | 稽古日誌

クラス紹介の最後は、日曜クラス一般部です。

日曜ジュニアクラスの合間にシニアクラスをスタートし、もしかすると、参加人数が減ってしまうかな? と少し心配していたこのクラス。

そうした心配をよそに、年始から充実したクラスになっています。



1月の稽古参加人数は、12名、13名、16名、12名。

2月の一週目は10名、二週目は14名の参加です。



横須賀アリーナの予約が取れず、追浜の横須賀北体育会館を利用した日は、比較的人数が少なくなる傾向があるようですが、横須賀の久里浜方面の方にとっては、参加しづらいのかもしれません。


この日曜クラスは比較的上級者が参加する傾向がありますが、今年に入って新しい入会者もあり、稽古ムードとしてはとてもいい雰囲気がで稽古ができているように感じています。


今年に入り、3名の中学部の参加を認めることになり、若手のメンバーが増えています。


実は昨年の秋頃から、参加の希望を受けていたのですが、大人の稽古生に対する気遣いに足りない部分があると感じていて、しばらくは参加を認めずにいましたが、その頑張る姿勢に、今年から参加を認めることにしました。


この日曜クラス所属のW氏が、昨年末の関東地区合同審査会で無事に昇段を果たしました。


黒帯が届き、昇段したことを喜んで、ジュニア選手クラスの保護者の方々が写真を撮ってくれました。

これまでジュニア選手の育成や、大会での応援などで尽力してくれているW氏の昇段を、ともに喜んでいただける保護者がいることに、私としても感謝しきりです。



道場活動に理解のある方々は、いわゆる一つのファミリーだと感じています。



これで日曜クラス所属の黒帯は3名に増えました。

15年以上茶帯を締め、体力的な不安を抱えながらも地道に努力を重ねたその成果が、今回の昇段審査に表れたと思います。



昇段審査の一発合格です。


おめでとうございます。




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2月に入ったころの各道場の様子(日曜・ジュニア選手クラス)

2019年02月16日 | 稽古日誌

やや厳しいムードの横須賀ジュニア選手クラスです。


稽古始めは、子供たち同士で楽しく会話をしている子たちもいますが、真剣みの増す中学部の稽古生も多く在籍するこのクラスでは、稽古の直前にはみな神妙にウォーミングアップに励む子も多く、一見すると、皆はたして楽しんで稽古に来ているのかどうかと、いぶかしく思われそうな雰囲気があるかもしれません。


しかしほっと一息が付ける休憩時間や、稽古メニューで少し楽し気な種目を取り入れたり、稽古内容が盛り上がってきた時や、稽古後の様子などを見ると、みな一様に楽しげに、そして張り合いをもって稽古に参加してもらえている様子でもある。。。


何よりも、せっかくの日曜日の午前中の時間であるにかかわらず、みな一様にほとんど休まずに稽古に参加しているところや、そんな子たちが、普段の稽古でリーダーシップを発揮したり、みんなを引っ張るような集中力を発揮してくれている様子を見ると、ここで行っている稽古の重要性がとても大きく感じられます。


準備体操や基本稽古は、毎回必ず行っていますが、まったく同じ内容で行うことはほとんどありません。

また基本稽古の一部分を抽出して集中的に稽古を行うことも多く、皆一様に稽古の集中力が高く、何よりもみな基本動作がとても綺麗で、「基本がしっかりとしている」 と言えます。


ところで、、


これは総合的な格闘技術を有する大道塾ならではの話題ですが、何らかのスキルが高いと、あれ、柔道経験があるの? ボクシング経験? あの人は、元々何よやっていた人? といった話が効かれます。


いわゆるレッテルです。


投げが上手い人は、柔道経験があるの? 打撃が上手い人は、キックの経験が・・ボクシングの経験が?? 組技での対さばきが上手い人には、レスリングか柔術の経験があるのか? はたまた、蹴り技が上手ければ、テコンドーかフルコンタクト空手か何か? 技の切れが良く直線的な攻撃が上手ければ、伝統空手や日本拳法などの経験があるんですか?? と問われます。



私はこれがあまり好きではありません。

他の団体で10年を越えるほどの長年の経験でもあれば話は別ですが、、、



大道塾はすべての技を学ぶ、技術体系の幅の広さがあります。



投げ技が上手ければ、、、、

打撃が上手ければ、、、

スピードがありパワーがあれば、、、

そして寝技や身体のバランス能力が高ければ、、、


みなそれぞれ、大道塾での稽古の経験年数を元に語ってもらえるようになってもらいたいもの、、、



大道塾での稽古の年数が長くなるにつけ、色々な技術をより深く学び、それぞれの技量が向上させていけるような団体にしていきたいです。


そうした意味では、横須賀支部のジュニアクラスの稽古生たちは、個人差があるものの、みな一様に一つ一つの技術を、そしてその総合力が少しずつ向上している様子が伺え、私としてはそれなりに満足できています。


何よりもうれしいことは、だれよりも強い! 日本一強い! という事ではなく、みな一様に意欲を減退させずに、長く稽古を続けていける地道で忍耐強い精神性を有しているところです。

こうした精神性を有することで、将来どの道に進むとも、自分の道が開ける土台が築けていると思われるところです。


人にはそれぞれ、個性があり、特性があり、今の世の中での、そして自分の人生の中での自分の役割というものがあると私は感じています。


「試合に勝ってもらいたい!」 「大会で活躍してもらいたい!」 と思うのは支部の仲間や保護者の方々、ひいては一部の指導者にとっては ”一番” の気持ちかもしれませんが、実はここは、ある意味で一番にしてはいけない部分だと私は感じており、一番はその子の特性を理解したうえで、その子がその子らしく、力強く生きるための心の柱を作り上げる事であり、その子の今後の可能性は阻むものであってはいけないという事です。そのうえで、「勝つための努力を懸命に行う」 という事を忘れないことだと考えています。

指導者一人の、狭い思考の中での価値観にはめ込んでしまっては、その子の将来の足かせなるばかりです。



今のところ、無用な足かせは無いように感じていますが、周りの空気を読み、周りに合わせる日本人の特質の特性もあり、私の言動が目に見えない足かせにならないよう、「その子がその子らしく生きるための努力の場」 としての役割を違えぬよう、注意して見守りながらも、みなが大会で活躍できるように稽古指導を続けていきたいと思います。





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2月に入ったころの各道場の様子(日曜・シニア)

2019年02月16日 | 稽古日誌

今年の1月からスタートした、日曜日のシニアクラス。

古参の稽古生、湘南支部からの出稽古組の方や、白帯や青帯の稽古生など、色々な方が参加されているシニアクラスです。

隔週で行っているジュニア選手クラスの合間に、同じように、隔週で稽古を行っています。



先日、シニアのクラスに参加されている横須賀支部の古参の稽古生が、懇親会でお話をされていた言葉が心に残っています。


  「このクラスでの稽古では、”武道の稽古をしている” という気持ちになれる。」


というお話でした。



普段の一般部の稽古では、実践的な技術練習が中心になるため、実戦性を目指す人には楽しめるものになっていると思いますが、実戦性以外の部分にも価値を認められる方々には、また違ったアプローチの仕方があるようにも感じています。


大道塾に入る前に、伝統的な型練習を経験されてこられた方々には、今の一般部の稽古体系があっていると思いますが、他団体での稽古の経験がない方や、伝統的な稽古体系に興味のある方々には、また新鮮な稽古になっていると思います。



1月の稽古は、二回とも5名、2月の初日は6名の参加。

参加されているメンバーには稽古ごとに変動があります。


二回目の稽古から、幼年部や少年部で行っている型練習も並行的に行っています。



普段の稽古の中ではそれほど激しい稽古をしていないにもかかわらず、支部内で少年部上がりのジュニア選手の実力が高いのは、稽古量や年齢の若さもあるかもしれませんが、こうした型練習をもとにした基礎練習の経験も影響しているように私は感じています。


筋力や体力、スタミナなどの向上を考えた一般クラスの稽古と異なり、体の使い方、意識の使い方など、体は固くて十分には動かないものの、思考力の高い大人向けの稽古を行うのがこのシニアクラスの稽古方針です。


参加メンバーの中に若手がいる場合は、稽古メニューも変わってきますが、ある一定以上の年齢の方々が集まるこのクラスでは、皆さんに合った稽古メニューがとても作りやすく、稽古ムードもとてよいものになってきていると思います。


もちろん稽古を無難にこなすためにはある程度の体力や経験が必要になりますが、未経験の60代の方が稽古を始めても、数年でしっかりとした技術を身に着けられるよう、稽古メニューには自信をもって稽古指導を行っています。


前半の稽古は、いわゆる今の大道塾のスタイルとは異なりますが、総合的に見て、基礎技術の向上や、武道経験上の幅を身に着けるためにも、全てに繋がるより良い学びの場を提供するべく、稽古指導に全力を尽くしてまいります。






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2月に入ったころの各道場の様子(辻堂一般部・土曜クラス)

2019年02月16日 | 稽古日誌


木曜日クラスとはややムードが異なる辻堂の土曜クラスです。

参加メンバーも比較的多く、真剣味の高い木曜日クラスと異なり、やや楽しげなムードが漂う、このクラス。


皆さんが稽古に取り組む姿勢は真剣そのものですが、週末の土曜日、という事もあるのかもしれませんね。



2月の初日の土曜日は12名の参加、二週目の9日は11名の参加です。

実力者の黒帯ながら、おじさん方の稽古生の中で、比較的若手の稽古生が気を吐いています。

40歳前半からそれ以下の年齢層の稽古生は、若手の部類に入ってしまう辻堂道場です。。。



ちょうどこの時期、関東大会の申し込みの締め切りの時期に当たりますが、今回出場するのは横須賀支部の実力のある茶帯のの大学生、R君一人かな? と思っていると、直前になって一人二人と申込者が増え、今大会は一般にシニア、女子部を含め、合計6名が出場することになりました。


ジュニアクラスを除き、あまり試合志向ではない我が支部としては、かなり珍しいことですが、今後、意欲的な一般稽古生も増えてきそうな雰囲気です。


稽古後の自主トレでも、大会に向けての稽古に励むグループの隣で、ご自身の技の総合的な向上に望まれている70歳を迎えるTさんは、合気道有段者から、合気の手ほどきを受けています。

また、稽古後には必ず補強運動をして帰られるKさんやFさん、型練習の動きを確認している黒帯稽古生や、元ボディビルダーでエネルギッシュなTさんが考えた、極真会館のブラジルの選手たちが行っていたようなチューブトレーニングに励む方々など、型のとらわれない稽古ができる今の雰囲気が私は好きです。



支部が異なれば、他団体の選手かと思うほどに組手スタイルや稽古体系が異なる大道塾です。

また一人一流派といわれるほど、多様性に富む大道塾という団体です。


その中で、同じ指導者から学んだ一人ひとりの稽古生が、自分で考えた組手スタイルを持ち、自分の練習の方法を加味し、独自のスタイルを持つ稽古生が集うこの横須賀・湘南支部の今の雰囲気は、とてもいいものがあると思っています。


スタイルは違えど、私の指導の下で、熱心に稽古に励んで頂けているのは、皆さんの包容力と応用力の賜物です。




日本という国は、、そして日本人は、、、



お正月には神社やお寺で初詣をして、バレンタインデーにプレゼントを行い、七五三では神社に向かい、クリスマスを楽しみ包む、お葬式ではお坊さんのお経の前で、神妙に人の命を見送る日本人。

一つ一つの文化や宗教の良いところをうまく取り込み、自分の生活の中に吸収しながら独自の文化を育んでいる国。

大きな災害が起きても、決して暴動などは起きず、災害に不満を述べるどころか、災害支援の方々に感謝の言葉を語る日本人。

多くの犯罪や児童や婦女子に対する事件が話題になる中で、心ある方々のやさしく思いやりのある心を、いろいろなところで感じる事の出来る今の日本国。

ある特定の国からは戦争当時の行いについて散々に攻められながら、そうした国の方々を受け入れ、また、戦争当時に民家に対する大空襲や原爆投下など、一般市民を標的にした攻撃を受けながら、そうした行為に対して一切の恨みを口にせず、今の時代を前向きに、そしてひたむきに生きている日本人と日本という国。

その原爆被害は今も続いているといわれるにもかかわらずです。


自分の考えとの違いをあげつらって、ただただ他者を批判するのではなく、他者の間違いを包み込み、反省の気持ちをおもんばかり、今後に向けた前向きな気持ちを持ち、共に成長できるように。


色々な文化や宗教や価値観を包含し、今のより良い日本の国のような、包容力のある暖かい仲間の集まる道場にしていきたいです。






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