武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

谷井選手がグラップリング大会へ挑戦

2024年02月16日 | その他の行事
横須賀支部所属の谷井選手が、グラップリングの大会に出場し、6人リーグで優勝されましたのでご紹介しておきます。

「TOKYO SPRING 2024 / day 2 MAT 3」という題名でユーチューブにアップされている映像ですが、谷井選手の試合が始まる時点の動画を、下記にご紹介しておきます。


■ 第一試合の様子:



■ 第二試合の様子:





組技の強豪選手を相手に、道着の着衣なし、打撃なしの大会で見事優勝されました。

今回の大会への出場は、本人が所属するジムからエントリーされたものです。


機会があれば、谷井選手にお声掛けをお願いいたします。






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指導者講習会に参加して

2024年02月12日 | その他の行事
2月11日(日)に東京都の新宿スポーツセンターにて、大道塾関東地区の指導者講習会が開催されました。


これまでには、選手向けの強化練習や、合宿稽古の他、各種大会と何度かの審判講習会が開催されるばかりで、いわゆる指導者講習会というものが開催されたことはなく、今回が初めての試みです。


40年以上の歴史を持つ大道塾が、指導者講習会を行ったことがなかったというのは、ある意味でとても驚きですが、良くも悪くも「屁理屈をつべこべ言わずにやってみろ!」、「戦ってみろ!」、「勝ち負けの勝負の中で見せてみろ!」というのが大道塾のスタンスであり、言い換えれば先代の東塾長の方針であったというのが私の感想です。


組織が大きくなれば理屈が増幅し、上級者、指導者、師範クラスの方々のうんちくが、幅を利かせてしまい、宗教団体宜しく、実際に通用するのかしないのか、そういった現実的な部分から乖離して、指導者を祭り上げる傾向にあるのが、こうした武道や武術といった歴史ある組織には見られるようになります。


競技スポーツや一般的な格闘競技であれば、勝って記録を出して、成績を残してなんぼの世界なので、実際の勝負の結果が大きくものを言いますが、武道団体では精神性が重要視されることもあり、指導者を奉る傾向にある為、実際に正しいのかどうか、本当に通用するのかどうか、といった実践性からかけ離れた理論が独り歩きをしてしまう傾向にあります。


実際にKOルールでの格闘経験のない(と思われる・・)空手の型競技の指導者から、「この技や、こうした体の使い方は、フルコンタクト空手でも使えるはず! この技術が身に付くまで頑張って!」的な話をされている方は、組手競技ばかりかフルコンタクト競技、もしくは格闘技経験がないのは、その人を見て、その動きを見れば一目瞭然で、どうにも白けてしまいます。


伝統派の空手の経験が長い方から、「今のはギリギリで止めたからよかったけど、本気で打ち込んでいたらこの前蹴り一発で悶絶をしていたよ!」という言葉。


打撃経験のない投げ技の選手経験者から、「間合いをグッと詰めて、組んで一気に抑え込んでしまえば、打撃競技なんて何の役にも立たない・・」などの言葉が。


打撃競技のエキスパートの選手から、「相手が組もうとしても、組む前に打撃が先に当たらるんだから、相手は中に入れず、組めるわけがないよ・・」。


これはすべて、私が若い頃に、直接聞いた言葉です。




今になってみれば、それぞれに言いたいところや意地を張りたいところは分かりますが、その多くを実地で経験した人間からすれば、何と言葉の軽い事か。




実際に見る力のあるものが、その動きを見てみれば、


多くの経験したものが、実際にその技を受けてみれば、


多くを経験し感覚的に物事がわかるようになったものが、その言葉や技術を肌で感じてみれば、


物事の正しさの真理が、はっきりと見えてくるものだと思う。




そうした意味で、理屈抜きの実体験を、実に多く積ませて頂けて、空理空論の屁理屈をぶっ潰してくれた東塾長には心から感謝をしている。


しかし、そうした部分が大きくなりすぎると、その実践経験、実体験から得られたノウハウというものを、なかなか人に伝えるのが難しくなるもの。


先人が死に物狂いで学び、会得した感覚を知るために、その人と同じ経験をすることはほぼ難しく、多くの人が学びえるものにはならない。


だからこそ、物事を整理して、安全に理論的に伝える方法が模索されてくるもので、今の大道塾は、フルコンタクト空手で作り上げた理論をぶっ潰して新しい形を作り上げた上で、その後、相当に疎かになってしまった理論や礼法、物事の考え方や心の作法的なものを新しく作り上げている時期なのだと感じている。


大道塾長として二代目にあたる長田塾長は、そうした部分にとても秀でたものを持っておられるのは、理論派だからではなく、実際の理屈をぶっ潰して作り上げてきた大道塾の技術体系をトップレベルで体現しながら、武道性の大切さを感覚的に肌感覚で感じられておられるからだと思う。


修羅場というほどの実践を数多く経験していて、今現在もその力を維持されているからこその説得力が、その言葉や体の使い方、体全体から醸し出されるインスピレーションに感じることができる。


正直なところ、長田塾長が語っておられる、少々難しい武術的な体の使い方などの理論は私には理解しかねる部分も多くあるが、「唯々、ガンガン戦ってみろ!」というこれまでの大道塾から、精神性や物事の考え方、捉え方といった、心の奥深くにある、考える力を養ううえで、とても良いきっかけを頂けていると思う。


これまでは「どうやったら強くなれるのか?」、「どうしたら試合に勝てるのか?」、といった部分ばかりを考えさせられていたところから、礼法にはどんな意味があるのか、どういう心構えで稽古に望めがいいのか、武道家として日常の心構えはどうあるべきなのか、といった精神面において、これまでにはこれほど多くの時間を割いて、大道塾の稽古に中で話を聞く機会が少なかったため、今の団体の在り方に対する、一つの存在意義を考える良いきっかけになっているような気がしています。






さてさて、前置きが長くなりましたが、今回は、姿勢や基本動作、物事の考え方に対する精神面の指導を長田塾長にご指導いただき、打撃を加藤支部長、投技を総本部の山崎指導員、寝技を能登谷支部長からご指導いただいた。


長田塾長は、団体の創成期にご活躍された方で、他団体の格闘競技も含めて幅広くご活躍されて、多くの成績を残してこられた団体の顔とも形容できる方で、その多くの経験と実力を含めて、右に出るものがいないほどの方です。


打撃指導の加藤支部長は、キックボクシングが今の世に流行る前の時代に、キックボクシングの世界タイトルを取得されており、大道塾内でも軽量級の選手でありながら、無差別選手権のタイトルを獲得されているレジェンドであり、私が直接教えを受けた師匠でもあります。


投げ技と寝技のそれぞれの指導者は、私の現役時代と重なる時期に選手として活躍をされた方々ですが、一人は柔道で学んだ技術を総合格闘技や大道塾の競技の中で存分に発揮をしてきた総本部指導員であり、一人は、大道塾としては初めての柔術と大道塾の両方の黒帯を持ち、大道塾と柔術の両方の道場の責任者として、日々稽古指導をされている支部長です。


今回の4名の指導者の方々の良さは、皆実践で十分な経験を積んでいる点であり、今現在もほぼ現役で自分の体でその技術を体現されており、上から目線でモノを言わず、色々な質問に対してもマニュアル的な回答ではなく、自分の感覚に照らし合わせながら正確な言葉を選んでいる事。


また、他の指導者の批判をせず、他の稽古方法の良さも認めつつ、自分の体の使い方であると前置きをしたうえで、背伸びをせず、自分が何でも知っていて何でもできる、と言うようなはったりを言う指導者とは対極の、実に丁寧な指導をされている点にあります。


前の世界大会で主導コーチを務めていた若手の支部長もそうですが、最近は指導者の質が実に高く、夏季合宿を含めて、総本部主催の催しには積極的に参加されることをお勧めします。




一方で教える側ではなく、学ぶ側の「学ぶ姿勢」というものが大切な視点となってきます。


今回、各支部の支部長や指導者層が参加されましたが、まだまだ人数が圧倒的に少なく、指導を受けるべきだと考えられる支部長や指導者層の参加がないのは、みなさんお忙しいところもありますが、催しに対する信頼性を上げることと合わせて、学ぶものの謙虚さの醸成も必須な点だと感じています。


一つの道場で、また一つの支部で指導的な立場に立つと、人の話を聞く力が弱くなり、忍耐力が弱くなり、慢心が生まれ、そこから抜け出す勇気がなくなるものです。


言ってみれば、自分の言うことに稽古生は何でも「押忍」と言って答えてくれて、自分の考えるとおりに物事を進めていく中で、その心は我がままになり、新しいものを学ぶ姿勢が弱くなり、独りよがりになってしまいます。


そしてその被害者は、その道場に所属する稽古生であり指導員の方々です。


そして実は、その独りよがりに陥った指導者が、ある意味で一番の弱者となり、被害者となるかもしれません。






今回、横須賀・湘南支部の中では、稽古に継続的に参加されている1級以上の方に、案内を配布しました。


支部内の稽古体系は、各道場共に、また、子供から大人まで各クラスともに、約半数は後輩の指導に当たるような指導体系を取っているため、自身の稽古以外に指導力の向上も学ぶべき技能として習得を目指していただいています。


さらに、昇段審査に臨む方にとっては、団体の指導者層から直接稽古指導を受けることで、学ぶべき必要な点が多く含まれている為、支部内では1級以上の方を対象に案内をしました。


各道場の指導者クラスと言えども、稽古場所では支部責任者の話を事細かく聞かねばならず、ある意味で若手に稽古指導を施しながらも、人から指導を受ける心の姿勢がしっかりと出来上がっているのは、やはり1級以上の上級者でもあり、今回の指導者セミナーでも、皆さん、今回の指導コーチからの話をしっかりと聞く姿勢が出来ていた点はとても評価ができます。


今回、横須賀湘南支部からは私を除いて7名が参加しましたが、ちょっと計算してみたところ、今回のメンバーは、経験年数が9年から38年の方々で、平均でみると21年の経験年数を有している我が支部の指導者層です。


今回の他支部からの参加者の中には、失礼ながらちょっと場違いな雰囲気の方も見られ、指導者としての資質に問題がありそうな雰囲気を持った方もおられたように感じましたが、概して、多くの支部長や指導者の方々は、聞きたいことにはしっかりと質問を投げて、積極的に質疑を行っていた様子です。


私と横須賀支部の湯川師範は、ある意味で支部の指導員メンバーの応援役という形での参加となりましたが、一人でも多くの指導者層がこうしたセミナーに参加することは、セミナー指導者の指導経験の積み重ねにもつながる為、古参の支部長や指導者の方々も、セミナーの受講者としての立場での参加をしていただく事も、大切な事だと思います。


武道家は謙虚でなければ、精神的な向上は望めなくなる気がします。




そうした意味でも、湯川師範や他の古参の支部長さん方には、自分の後輩にあたるセミナー講師の方々にも、積極的に質問を投げかけて、他の受講者が聞きたい細かい点に視点を充てることで、質疑の幅を膨らませる役割を担っていただけていたのは、他の指導者の方々も見習うべき点であると思いました。


今後こうしたセミナーは、昇段審査での基本や移動、投げ技や寝技の技能が基準に達していなかった方に向けての、基礎を学ぶセミナーとしての役割も担った形で、年に1,2回開催されることを望んでいます。指導者も定期的に実力のある方々で交代しながら行うのも良いかもしれません。セミナーでの指導を通して、他支部の指導者層に指導を施すことは、指導レベルの向上につながる気がします。


何はともあれ、今回は実りある良いセミナーだった思います。


最近は、新宿西支部の支部長さんがとても頑張って色々と企画をなされており、私としても応援していきたいと考えています。


今回参加されなかった方も、また機会があれば、ご参加いただければと思います。


参加された皆さん、関係者の皆様、大変お疲れさまでした。






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20周年記念行事の写真紹介

2023年11月27日 | その他の行事
<実戦鬼ごっこで鬼役を務める、長島指導員と2人の稽古生>



横須賀支部同好会の指導員が、同好会のブログで20周年記念行事の写真を紹介してくれています。

ご興味ある方はご参照ください。



<大道塾横須賀支部 木曜日同好会ブログ>


言葉の説明はありませんが、写真を数多く掲載してくれています。

(昔のガラケー撮影の為、解像度は低め・・・)



こちらの同好会、支部内の高校生以上の稽古生は参加可能ですので、また普段と異なる雰囲気で稽古がしたい方は、ぜひご参加ください。


参加料は1回500円です。


尚、稽古スケジュールは、同好会のブログ内の活動日程をご参照ください。



怖そうだけど、やさしい指導員です。

え? どんな指導員かって???


こんな指導員です。。。







迫ってくる・・・




カメラを構える私に向かって、ズンズン迫ってくる・・・




うおっ!




カメラ越しに、すごい顔で睨まれる・・・





鬼の仮面が妙に似合う・・・

実戦鬼ごっこの鬼役は、実にハマり役でした。






1995年に大道塾に入門して、2015年に弐段を取得。

プロレス好きで、柔術では相当なキャリアがあり。

最近の稽古では、体幹をしっかりと鍛えてくれるそうです。


いつでも出稽古可能ですので、楽しく強くなりたい方、腰痛など体調不良をお持ちの方(体幹トレーニングが効くそうです)は、ぜひ稽古へご参加下さい!!


(長島指導員、変な写真紹介で失礼しました・・・)





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20周年記念行事が無事に終了しました

2023年11月26日 | その他の行事
<第一部の基本稽古>



日々の稽古に参加していただいている稽古生の皆さん、保護者の皆様、道場活動へのご協力とご理解、誠にありがとうございます。


また今回の記念行事にご参加いただいた、稽古生と保護者の皆様、大変ありがとうございました。

無事に今回の記念行事を終えることができました。

皆様に感謝申し上げます。


<第一部の基本稽古の後の補強運動>




<第一部の中休憩>



以下、少し長くなりますが、独立支部の20周年を迎えるにあたり、指導者である私の思いを述べてみたいと思います。

横須賀地区と湘南地区に小さな種をまき始めてから、少しずつではありますが、この地にも非常にしっかりとした根が張りつつあることを、身をもって実感しています。



<第一部:第1グループの寝技練習>




<第一部:第5グループのミット練習>



武道団体の柱は、そこで稽古を続ける人、いわゆる日々稽古に励む一人一人の稽古生です。

たとえ、どれだけ有名で大きな団体組織があっても、崇高な理念があったとしても、また、どれほど優秀な指導者やトップ選手がいたとしても、それだけでは武道文化は育まれず、継承されず、その地に住む人々には何の貢献もできずに、如何なる価値も生み出されるものではありません。



<第一部:第2グループの捌き崩しの練習>




<第一部:第2グループの崩しと投げの練習>



もちろん武道の学びには指導者が必要で、所属する団体というものも大切な要素ではありますが、そこで稽古に取り組む稽古生の方々、一人一人の思いやその心が、大切な文化を紡いでいくものだと改めて感じている次第です。



<第一部:第4グループのミット練習>




<第一部:第1グループの寝技練習>



幸い大道塾の横須賀・湘南支部には、支部独立20年目となる現在、比較的多くの稽古生が集まり、皆さんの協力の元、確かな土台が出来上がりつつあると感じています。



<第一部:第4グループのミット練習>




<第一部:第5グループのミット練習>



大道塾という団体の考え方は、「強さを求める」ことを第一義に考えられていますが、支部内ではその強さを求めることと合わせて、そこで学ぶ一人一人の全ての稽古生にとって、その方の人生に貢献できるものでありたいと願っています。



<第一部:第5グループのミット練習>




<第一部:第5グループのミット練習>



そうした意味では、まだまだ大道塾という団体組織としては、十分にその取り組みができていないように感じられますが、武道本来の価値を尊重されている現在の新しい塾長の元、日本全国、ひいては世界に広がる大道塾の各支部の活動が、少しずつ良い方向に向かっていくことを願っています。



<第一部:第5グループ参加者>



稽古を始める年齢は色々です。

我々の支部では、下は4歳くらいから、上の方では60歳を超えてから稽古を始める方もおられます。


<第一部:第1グループの参加者>



元々、その人が持っている体力や素質も様々です。

身体が大きい人や小さい人、体力に自信のある人や自信のない人、元々精神的な強さを持つ人がいれば、弱い心を強くしたいと考えてこの道に入る人もいます。


<第一部:第3グループの参加者>



また、道場に入る目的も皆それぞれです。

小さな子供が入るきっかけと、大人の稽古生が入るきっかけは大きく異なり、大人でも子供でも、皆人それぞれに思いが異なります。

子供を預けてくださる保護者の方々の想いも、色々な考え方があると思います。



<第一部:第4グループの参加者>



本来の、戦いにおける格闘する力や、身を守る為の本物の強さ、というものにはそれほどこだわりがないのであれば、大道塾以外にも多くの武道団体があります。

一方で、強さのみを追求するのであれば、昨今では様々な格闘競技種目が存在しています。



<第一部:第2グループの参加者>



そうした中で、大道塾には、この団体でなければ実践できないという独自の技術体系があり、その技術の緻密さと、技術の幅の広さが、大道塾の大きな魅力の一つになっていることは確かです。


一方で、その技術体系や、強さを求める以外の部分では、団体として色々な諸問題を抱えているのも事実です。



<第一部後半の組手練習>



様々な格闘技術が生かせる団体であるだけに、大道塾内で十分な実力を養う稽古体系が築けずに、他の競技経験に依存している部分が多く見受けられるように感じる部分もあります。

実際に、最近の一般部の交流大会やシニアの大会では、大道塾に入門してからの経験が非常に浅いにもかかわらず、他団体競技の経験が豊富だからという理由で、腕試し宜しく、早々に大道塾の大会に出場して、好成績を上げる事例が多くみられます。



<第一部後半の組手練習>



ルールがしっかりと理解できていなかったり、試合における礼法が身に着いていない状態で、簡単に大会に出場させてしまうのもそうですが、そうした選手に負けてしまう選手層の薄さも大きな問題だと思います。



以下は私個人の私見ですが、

どれだけの素質があっても、他団体での豊富な経験があっても、実際に十分な実力があったとしても、黒帯や茶帯の上級者が出場するトーナメントと、緑帯以下の稽古生が出場するトーナメントは分けるべきだと思います。

黒帯や茶帯が出場できる上級者向けのトーナメントに参加したければ、数年間はしっかりと下積みを積んで、大道塾の道場で最低限の技術や礼法を身に受け、試合ルールや武道精神をしっかりと学び、定期的に審査を受けて、上級の帯を取得してから出場させるべきだと思います。

そうした当たり前の、最低限の我慢すら出来なければ、そもそも精神的に未熟であり、大道塾所属の稽古生として、団体の大会に出場させるための資格なしと判断すべき。

大道塾のトップ選手と戦って力試しをしたいだけなら、他流派としての出場枠で挑戦すればよい。

稽古を積まずに、持てる力の力試しに大会を利用するような試みは、武道団体で行われるべきではない。

強さだけで人を測り、大会で勝てるかどうかだけで判断して大会に出場させるのは、これまでの長い歴史の中で、懸命に稽古を積み、試合に挑戦して築き上げてきた、団体が主催する大会の価値を貶す行為にも等しいと私は感じ、悲しくなる次第である。



<第一部後半の組手練習>



また、幼少年部や中高生の、子供や青少年の指導に至っては、教育面での十分な配慮や指導体形が築けず、試合の勝ち負け以外に、子供たちの成長を評価できる指標が持ち得ていないのは、戦う技術以外の、伝統的な空手文化・武道文化を蔑ろにしてきたことによる、大きな弊害であるとも感じています。


<第一部後半の組手練習>



団体としては今現在、競技ルールの独自性がしっかりと築けており、ワールドゲームスへの加盟や国体へのデモンストレーションの競技参加、JADAやWADAなどのアンチドーピング機構への加盟など、世界的にも非常に大きな組織に、大道塾の一団体が連盟としての参加ながらも、団体独自で加盟することが出来ています。

そして独自の確立された競技ルールを持ち、全日本のトップ選手クラスにもなると、その競技能力は非常に高いものを持ちながらも、組織規模と組織体制というものが他団体と比較して大きく不足していることに、大道塾の特徴が表れていると思われます。



<第一部の合同稽古の終了時>



そうした中でも、大道塾の横須賀・湘南支部では、地方の小さな一支部ながらも、独自の価値観を築き、独自の指導体系を築き、独自の組織作りを通して、大道塾という団体の中で、組織作りの指標となる一つのモデルを作り上げていきたいと考えています。


団体の足元を支える、土台の一つになるものを築きたいという想いです。


実際には、大道塾の歴史ある、実績のある支部では、全国大会などの大きな大会へ強豪選手を多数輩出しながらも、独自の文化をもって、稽古生の生き甲斐になるような心に響く稽古指導と人間関係を築き、活躍を続けている支部も多くありますので、改めて私自身が今の在り方を考え直し、そうしたモデルとなる支部を見習い、学び直す必要性を感じているのも事実です。


<第一部の集合写真>



今現在、指導者である私自身の力は決して十分ではなく、稽古生の皆さん、保護者の皆様、指導スタッフを担ってくれている稽古生の方々の協力を得ながら、一歩ずつ、そして少しずつ前に進んでいる状態です。



<第二部:発表会・演武会の参加者集合>



しかしながら、今の稽古体制や道場の活動実態が、学びを必要としている方々に伝われば、「ぜひこの道場で稽古を始めてみたい」と思われるだけの高い魅力を備えたものにしていきたいと考えています。


<第二部の開始前>



その為に必要なことは、その道場の雰囲気であり、稽古体系であり、指導体系です。

そして、その雰囲気作りには、指導者自身の考え方と姿勢、そこで学ぶ稽古生一人一人が持ち得た感性、その総和として、その道場が醸し出す空気感が非常に大切な要素になってきます。


<第二部:少年部の基本演武>



<第二部:少年部の基本演武>



また、そこで学んでいる一人一人が、どれほどの魅力を伝えられるものを持つかということを、稽古の中で磨いていただきたい。


<第二部:中学部の基本演武>



<第二部:少年部の試割演武>


今現在、私の目で見て、とても魅力のある方々が育ってきています。


<第二部:少年部の試割演武>




<第二部:少年部の組手演武>


大道塾の横須賀支部・湘南支部の各道場では私が稽古の全体指導はしますが、一人一人の稽古生が気持よく稽古を続けていくためには、何よりも育つ環境が大切で、その環境は道場全体が醸し出すものであり、そこに参加する稽古生の一人一人の心持ちが作り出していきます。


<第二部:選手クラス高校1年生の組手演武>



<第二部:選手クラス高校1年生の組手演武>



温かくも厳しく、前向きで打たれ強い逞しさがあり、その人の心に響く何かが無ければ、その道場に大きな魅力は感じられません。


<第二部:一般部の組手技術の解説演武>



<第二部:選手クラスの跳び蹴りによる試割演武>



その場で稽古を続けていく中での人間関係が、人と人との強固な心の繋がりを築き、その繋がりの強さと程よい刺激と温かさが、自分の人生の中での大きな宝となるもの。


<第二部:選手クラスの高校1年生によるバット折り演武>



<一つに束ねた2本の木製バット。一発目でバットが折れ、二発目で真っ二つに吹き飛んだ!>



<大会直前に足を骨折しながらも、リスクを背負って全国大会に出場。今回も二本バット折りを見事に完遂!>



<選手クラスの高校1年生による四方割り演武。外すことなく、全て一発で決めることができました!>



そうした一人一人の稽古生の心が築き上げる、目に見えない文化が、とても大きな力になるものだと思います。


<中学3年生の昇段者女子の挨拶。秋の審査会では、ボロボロになりながらも、見事な成績で10人組手を闘い抜き、芯の強さを見せてくれました。>




<感動と涙を誘う、昇段者の挨拶>



黒帯に昇段をした女子中学生の挨拶と、会食後の、全国大会に挑戦した女子高校生の挨拶に、熱いものがこみ上げ、目頭が熱くなる。


何よりもその気持ちがうれしく、ありがたい。



<第二部:まだ体の小さい、白帯の女の子同志の相撲対決>



<相撲大会の各階級の優勝者に、お菓子入りの手作りのメダルを授与>



<第二部:恒例のミット幅跳び>



<補強運動で鍛えているため、とても多くのミットを飛び越える子供達。見ている方もハラハラしながら応援>



<第二部:大縄跳び大会>



<最後まで引っかからずに跳びきった子達には、入賞者としてのお菓子をサービス>



<久里浜・辻堂・追浜の、各クラス対抗の綱引き>



<大人に挑戦綱引き>




<合計で400kgを超える大人グループに見事勝ちきりました! でもちょっと人数多すぎ・・・三本に束ねた帯は、無事に切れずに持ちこたえてくれました・・・>



今回、選手クラスの保護者の皆様から、大きな花束を頂きました。

試合に向けて長い期間に渡り、必死に稽古を続けて、挑み続ける中で築かれてきた、信頼感と温かみと優しさが、今回頂いた花束に現れている気がします。


<第二部の行事がすべて終了>




<第二部参加者の記念撮影>



現在、受験のためにお休みしている、高校3年生Y君がお父様と共に会場に訪ねてきてくれて、この花束をプレゼントしてくれました。



<選手クラス保護者の方々からの、プレゼントの花束>



また五年後、


この五年の間に色々な活動を通して、色々な出来事を経験し、体験を積んで、次の25周年の記念行事に臨みたいと思います。


次回はもう少し工夫を加え、二部のクラスなどでは一般部の稽古生の方々にもご協力いただき、より活気のある催しにしていきたいと思います。

<体育館内に掲示した支部旗と、プレゼントの花束>



皆様、本当にありがとうございました。


今後ともよろしくお願い申しげます。








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15周年記念行事、思い出映像の紹介

2023年11月10日 | その他の行事
5年前の15周年記念行事の思い出に作成した映像を紹介いたします。


動画ではなく、写真のスライドショー形式で作成しています。


1.横須賀湘南支部_15周年記念行事_第一部(ショート)


2.横須賀湘南支部_15周年記念行事_第一部(フルバージョン)


3.横須賀湘南支部_15周年記念行事_第二部(ショート)


4.横須賀湘南支部_15周年記念行事_第二部(フルバージョン)


今回の20周年記念行事は、11月12日(日)が最終締め切り日となっています。


思い出に残る良い催しになるよう、皆で盛り上げて頑張って行きましょう!!








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夏季合宿稽古・支部合同稽古が無事に終了

2022年08月17日 | その他の行事
準備期間を経て、合同稽古が無事に終了いたしました。

これまでの合同稽古は、幼年部と少年部、そして中学部と一般部の各クラスが別々に稽古を行っていましたが、今回は、演武会を兼ねて、全員参加の行事として実施いたしました。

今後も今回のように、全ての塾生が一堂に会して参加できる唯一の催しとして、年に一度のペースで実施していく予定です。



さて、午前の部は、中学生以上が参加できる一般部が中心となるクラスの稽古です。







私の号令の元、参加者全員で基礎稽古を行い、中盤はグループに分かれての稽古、後半は他支部から指導講師を招いての技術セミナーを実施。

グループ指導は、第一グループが小池さん、第二グループが岡本さん、第三グループが田高和樹さん、第四グループの中学生グループは、大西凜駿さんに担当していただきました。








内容はそれぞれ指導者に一任して稽古を行いましたが、各グループごとにとても身になる稽古ができていた様子です。

こうした稽古を通して、上級者は人を見る力を付け、指導力も一緒に伸ばしていただければと思います。








道場内での稽古指導とうものは、その場に応じて適切な稽古メニューを決められる力がなければなりません。

決まった内容をそのまま行っているようでは、単なるフィットネスのレッスンと同じです。

危険の伴う武道の技の稽古であり、年齢や技量、体格や体力の強度が異なる多くの方々が一緒に行う稽古では、複合的なものの見方が必要です。

道場稽古の基本的な在り方は、皆が満足でき、安心して取り組めて、且つ技量の向上が望め、上達している満足感や、次につながるステップになるような適切な稽古を行えるように指導をしていくことです。


自分に近い年齢や特性、趣向の方々だけが集まるサークルの仲間内で行うような稽古の仕方では、道場という多種多様な方が共に学ぶ環境は決して生まれてきません。


指導者は適切な指導を施し、我慢強く皆さんの動きを見守り、適切なタイミングで適切な声掛けをしていく必要があります。


その為、指導をするものは、稽古に参加するもの以上に集中力が必要になります。










とはいえ、、、

指導者は何よりも気力が必要だと感じていますが、最近、体力が落ちてきているのか、より集中力を維持させられるよう、今日も明日も、私自身が修行中です。。。






今回のようなグループ指導は今後、他の茶帯以上の上級者の方にも時々担っていただく予定でおり、色々な方の稽古指導を受けつつ、相互に技術力を伸ばしていきましょう。




さて、午前の部の後半の技術セミナーは、浦和・北本・大宮西支部の支部長さんである、渡邉慎二支部長にお願いしました。










講師からご案内頂いた技術セミナーのテーマは、下記の内容です。

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■テーマ:
1.「歳をとっても戦い続けるっことができるために」
2.「自分史上最強を目指して」
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■項目:
・動きと技の精度を作る移動稽古(50分)
・移動稽古と繋がっているシャドウトレーニング(10分)
・ライトスパー(状況限定スパー)から学ぶ移動稽古の重要性(20分)
・形とは何か?! ~ナイハンチの紹介~(10分)
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一時間半近くの時間を掛けて、稽古指導を行っていただきました。










60才を迎えられる年齢ながら、技術と理論と、そしてしっかりとした実力を兼ね備えられておられ、現在もエネルギッシュにご活躍されている様子が、ご指導をされている姿から伺う事ができます。












普段は私の稽古指導が中心の支部の皆さんにとっては、とても身になる新鮮な体験だったのではないかと思います。

有難うございました。







さて、午後の部は子供クラスの稽古生が中心に行うクラスです。







幼年部・少年部・中学部の各クラスの基礎稽古の様子を、それぞれ5分から10分ほど皆さんに見ていただき、その後、各クラスの演武に入ります。






















幼年部の子達はまだ演武ができないため、高校生や大学生、そして一般の稽古生の方々にミットを持っていただき、稽古指導をするという時間を5分ほど設けました。



大人の稽古生の方々の熱い目線や、温かみのある声掛け、これがどれだけ子供たちの心に響いている事か。



普段は指導者である私の号令の元、動いている子達ですが、熱意があって温かみがあり、また違った視点からの、大人の稽古生の方々の必死で懸命な声掛けが、子供たちに取ってはとてもありがたいものです。



大人の方々にとってはほんの一瞬の出来事でも、こうした多くの大人との触れ合いの機会が少ない現代の子供達には新鮮にかんじられるものです。



また、同じ道着を着て、「強くなる」という一つの同じ志を持った同じ道場の大先輩にあたる大人の稽古生の方々の言葉は、とても心の奥底に響いているものです。



ミットの相手をしていただいた稽古生の方々、ありがとうございました。



その後、少年部の型演武からの板の正拳突きによる試割演武に入ります。



上の帯の子達は見事に割り終えましたが、試割演武の最後尾で、橙(オレンジ)帯で挑戦した二人は、二度三度と試みたものの、割る事ができず残念な面持ちでした。



しかし、こうした悔しい気持ちは次につながるエネルギーになるもの。




審査を受験できなかったから、試合で負けたから、試割が上手くできなかったから、といった負の気持ちが前面に出てくる子は、折角強くなるために道場に入ったのに、自分のプライドばかりが表に出てきて、失敗や負けを認められない、弱い気持ちに負けたことになります。


審査が受けられなかったから、

試合に負けたから、

友達のみんなが帯が上がったり、
強くなってきて敵わなくなってきたから、

そうした負の経験は、強くなる人には必ず必要な試練です。

試練を迎え入れる勇気を持たないまま、道場を後にしては、将来の自分の心に禍根を残すことになるので、私としては、そうした試練を乗り越えてから卒業してもらいたいと考えています。


幼年部のクラスでも、

駆けっこして転んで痛い思いをしたから、

稽古中にお漏らしをして恥ずかしい思いをしたから、

友達がつれない態度をとったり、悪口を言われたから、

なかなか技の動きが覚えられないから・・・

なんて理由で道場を後にするのも、考えものです。


子供の心よりも、親御さんのプライドが先に立ってしまうことも考えられますが、我が子に我慢強く、そして逞しく育ってもらいたいなら、親御さんにも我慢強さが必要なんだと思いますが、私の目で見ていて、本当に我慢強いお父様やお母さまがおられるものです。

年の若いママさんでも、「親の強さここにあり!」という逞しさに励まされることもあるものです。


さて話が戻りますが、


その後、中学部のミット演武、そして小学生を含む選手クラスの組手演武と続きます。






そして高校生や大学生の組手演武や試割演武が入りますが、私が指示をするのはいつも突然で、稽古を頑張っている稽古生の中で、「この子がいいかな!?」と稽古の中で閃いた子たちに演武をお願いしています。





今回は準備期間が少なかったこともあり、演武としての仕上がりはまだまだですが、皆それぞれ、しっかりと自分の演武をこなし、試割も見事に成功させることができました。


こういう時、いざというときに、尻込みをしてしまうのは、「覚悟」の足りない子です。


稽古の中で、「覚悟」の心が養えている子は、「押忍」の一言で、私の依頼を快く受けてくれます。


本人曰く、とても緊張しやすく、人前に出たり目立つのが苦手で、前日の夜はあまり寝られなかった・・・という大学生は、見事にバットを真っ二つにする姿を見せてくれました。




結果的に、ちょっと本数が足りなかったかな? という思いがありますが、まずは成功おめでとう。


いつの間にか、幼年部の頃には想像もできなかった試割演武が、見事にできるように成長していました。

お疲れ様でした。


高校生女子の、組手演武から続けての、飛び後ろ蹴りによる三枚の板の重ね割りも見事でした。




一発勝負の時に集中力が少し、体験できたかもしれません。



その後、少年部色帯の組手試合と、白帯から紫帯迄の幼少年部の相撲大会へと続きます。






最後に、道場内運動会に入る予定でしたが、時間が長引き、皆さんの集中力も落ちてきたこともあり、最後は端折って、種目を一つ、子供たちに選んでもらいました。


そこで決まったのはなんと、

「鬼ごっこ」


幼年部の子達には、少年部の子が、

少年部の子達には、大学生や一般部の稽古生が、鬼となり、

選手クラスの組手演武で使った刀のおもちゃや、ハンドミットなどをもって、必死に追いかけます・・・




刀(おもちゃ・・)で切られたり・・・




ハンドミットで叩かれた(優しく・・)子たちはアウト!




幼年部と少年部の各クラスで生き残った二人が優勝! となりました。

この子たちは、参加賞としてのお土産のお菓子が増量されることになりました・・・



最後の最後まで、号令に従ってきびきびと動き、元気のある声で挨拶ができ、とても良く頑張った合同稽古となりました。

今後は、みながもう少し交流でき、稽古生同士が仲良くなれるような催しを考えています。


子供のクラスは、横須賀の追浜と久里浜、藤沢の辻堂の3つの地域で活動をしていますが、皆が仲良くなり、技を競い合い、切磋琢磨できるより良い環境を目指していきたい。


参加された皆さん大変お疲れ様でした。




このコロナ過の中で、会場まで足を運んでくださった保護者の皆さま、そしてスタッフの皆さん、大変ありがとうございました。


また一つの良き思い出と、一人一人がより良い経験を積むことができたことに感謝。




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支部活動の様子を写真で紹介(11月 2日 湘南支部懇親会)

2019年12月11日 | その他の行事


さて、こちらは湘南支部の懇親会の様子です。

ほとんど写真を撮っていないため、この写真しかありませんが、なかなか盛り上がった懇親会でした。

横須賀支部からの再入門組のTさんが写っていますが、この方、文化センター時代、支部独立前の直轄道場時代の古参の稽古生です。


お仕事の上で、体調の上で、後々の色々な武道や格闘技を経験を踏まえて、大道塾のこの支部に再入門されることになりました。

膝の半月板の状態が悪く、難病指定されている体の症状をお持ちながらも、「エイヤッ!」とけいこを再開されて日々の稽古で組手にも参加されて、寝技のスパーリングにも参加されています。

「病は気から」と言いますが、こうして元気な様子でみなと楽しく話をしながら、そしてしっかりと汗をかいて稽古に参加している状態をして、世の中の多くの同年代の方々と比較して、ある意味で素晴らしく ”健康” と言える状態ではありませんか。


この懇親会で、年末の昇段審査の受験に向けての話があったり、大会に向けての意気込みがあったり、なんだか楽しい突込みやばか話に花が咲いたりと、何とも和やかで楽しいひと時でした。



今後、上級者や古参の稽古生が集まる機会があれば、ちょっぴりと建設的な話なども盛り込み、突っ込んだ話題で色々と皆さんの意見を聞きながら話をしていきたいと思います。


参加された皆さん、、


お疲れ様でした。










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支部活動の様子を写真で紹介(10月22日 横須賀支部懇親会)

2019年12月11日 | その他の行事


急遽行った横須賀支部の懇親会。


私のスケジュールの都合で、事前の案内が十分にできず、とりあえず集まったメンバーで軽くお酒と食事を囲みます。


懇親会参加者のメンバーは日に応じて変化がありますが、今回は比較的年齢層の高い方々があつまりました。

そうなると、年齢の合う方々には居心地の良い雰囲気になりますが、ついつい話題は健康や病気の話題が多くなってきます。

コミュニケーション能力の高い、いわゆる人と話をすることが好きな方々があつまりますので、話題が尽きる事はありません。


また年齢的にも、「一言自分の言葉で語りたい」という、語るべき意見、自分の考えをしっかりと持っている方が多いため、とても為になる話もありますが、どうでもない話題で、日頃のストレスを吹き飛ばすべく、人生のハンドルの遊びの部分を上手く調整する感じて、心地よく馬鹿笑いが出来るのも良いところです。


ところでこの日の写真は、いつものデジカメを忘れてしまい、私のスマホで写真撮影をしたのですが、何らかのボタンを押してしまったらしく、「ポートレート」なる設定になっており、中心部分以外の周りの部分がぼやけてしまっています。


狙って撮影したものではありませんのであしからず、、、







真に中に写っている方の帽子は、ラグビーワールドカップのものだとか。。。

何試合も見に行かれたとか。。。

仕事の合間に稽古をする時間を確保し、

また、こうした楽しみも十分に堪能されているご様子。


また、共に語らいましょう!!




今回はとても落ち着いた、大人の会となりました。


皆さんお疲れ様でした。





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横須賀支部ジュニア選手クラスの懇親会

2019年12月11日 | その他の行事


12月の8日(日)に、横須賀ジュニア選手クラスの懇親会を行いました。

広めの会場を借りることができ、人数の多少の融通が利く席を用意いていただいたことから、一般の稽古生の方々にもお声掛けし、皆でワイワイガヤガヤと、楽しいひと時を過ごしました。

皆が楽しんで過ごせるよう、少年部グループ、中学部グループ、一般稽古生グループ、保護者のお父さんグループ、初めて参加するママさんグループと長く在籍されているジュニアクラスのママさんグループに分けてみましたが、途中から皆さん、思い思いに席を移動され、それなりに楽しく過ごせていたと思われます。

最初に私が席を決めてしまったことで、やや窮屈に感じられた方がおられたかもしれませんが、全体のバランスを考えての試みですので、そのあたりはご容赦頂ければと思います。

初めてこうした席に参加することで、とても緊張される方や、皆さんの輪に溶け込むのが苦手な方々もおられると思いましたので、私なりに配慮した次第ですが、色々な意見を伺って、今後はより過ごしやすくなるよう、考えていきたいと思います。


実のところは、大人のグループも子供さんのグループも、各所属クラスごとに、また支部全体でこうして集まる機会を設けたりしてみたいと考えてはおりますが、人数のボリューム的に、また日程の確保や、皆さんのご希望やご都合的にも難しいところると感じており、実現に至っておりません。

今後は状況を見ながら、色々と試行していきたいとも考えております。ご意見、ご希望等ございましたら、こちら側にお知らせ頂けると助かります。



しかし、何はともあれ騒がしくも楽しいひと時でした。



以下、私見ですが、


少年部グループは皆がとても打ち解けて、大爆笑連発の大騒ぎをしながら何だかとても楽しんでいる様子でした。何をして楽しんでいたのか気になるところですが。。。


中学部グループはそれなりに落ち着いて、自分たちの世界で楽しめていた様子。

また、少年部出身の大学生お兄さんも、ルービックキューブなどの遊び道具を手に、いろいろと楽しむ話題提供にも協力してくれており、女子部の子達も午前中の稽古を終えて、なんだか稽古とは違って、妙におしゃれをしたかわいらしい姿で、楽しそうに過ごせていた様子。

保護者の方々も、お父様方の皆さんがとても協力的で協調性のある方々が多く、楽しくコミュニケーションを図っていただいており、一般部の稽古生も交えて交流を深めて頂いていたご様子です。

ママさんグループも、今回初めて参加されるグループの方々をまとめたことでそれなりに会話が弾んでいたご様子ですが、私の座る席がなくなり、私が割り込んでしまって少々お話の邪魔をしてしまったかもしれません。。。


酔っぱらいのうるさいおじさんモドキの雰囲気で割り込み、大変失礼いたしました。。。


全国大会で活躍する選手たちのお母さま方にもまとまっていただきましたが、今後はママさん全体で、もしくはお父様方も、一般部稽古生の方々も、もしくは各世代の子供達も交じって、全体で上手く交流を深めて頂きたいと考えています。

こうした交流と意思の疎通、保護者や子供たちのお話を伺いながら、指導者の想いや皆の気持ちをつなぎ、一つのチームとしての結束力を高めていきたいと考えています。

またこうした交流が、この場に関わる皆さんにとって、ひと時になるのか長い付き合いになるかは皆それぞれですが、少なくとも人生の一時期を共に過ごす人と人との交流を通して、良くも悪くも、人生の大切な経験や思い出、そして人生の財産になってくるものと思います。


ジュニア選手クラスに関しては、このクラスに入ったばかりでまだ試合の経験をしていない二人を除き、全員の方にご参加いただきました。

本当にありがとうございました。


私自身、指導者として、こうした行事の主催者として、まだまだ皆さんの気持ちを汲み取れておらず、十分にまとめ切れていない部分も多くある事と思いますが、幸いにもとても気持ちの良い、理解のある方々に恵まれており、それを今回の懇親会で感じることができました。



あ、、

そうそう、、



途中、妙な余興で、あるママさんの、なんとも妙な?? パフォーマンスがありましたが、まあいろいろな意味でここは内緒にしておきます・・・

宴たけなわの抜群のタイミングで、とある格好で会場に現れ、大爆笑を誘って場を盛り上げてくれた一幕でした。



色々な芸を持っておられます。。

恐るべし、、、



あくまでもこれは、大道塾横須賀支部のカラーではありませんので、、、

と言いながら、、、


これも立派な横須賀支部の財産でもありますが。。

何だか騒がしいひと時でしたが、とても楽しい会になったものと思います。



参加された皆様、ありがとうございました。












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大道塾の夏合宿(サマーキャンプ)

2019年08月18日 | その他の行事


大道塾の夏の合宿に、支部から総勢23名が参加しました。


数年前から、「夏季合宿」ではなく「サマーキャンプ」と名付けられるようになりましたが、実質、稽古だけを行う一泊の催しですので、どうしてもサマーキャンプという名前が私にはしっくりきません。

夏季合宿と呼ぶよりもサマーキャンプとした方が、楽しげな雰囲気は持たれそうですが、一日目も二日目もひたすらに稽古だけをして帰路につくことになります。。。



稽古では汗だくになり、とても大変ですが、それでも稽古の中では支部間の交流があり、関東地区の大道塾関係者がたくさん集まる催しでもありますので、なかなか刺激があり、とても楽しい思い出になるものです。

本来は支部全体の子供達にも案内をしたいところですが、非常に暑い中での厳しい稽古であり、競技向けの練習が中心となるため、支部ではジュニアの選手クラスの子供達のみに案内をしています。



この行事に参加する子供たちは、比較的体力のある子達ではありますが、他支部の子たちを含めて、参加した子供達の中で稽古中に熱中症気味でダウンした子が初日で7名から10数名。。。


途中で稽古が続けられなくなった子たちの7名は、私が冷房の効いた体育館事務室のスペースをお借りして、子供たちを退避させました。

あとはそれに続いて、自分たちで退避してきた子たちが数名、事務所に逃げてきていた様子です。


何しろ一日目の体育館は冷房が効かず、とても風通しの悪い体育館で、蒸し暑い中で150名ほどの稽古生が押し合いへし合い、、といった様子で稽古を行っているため、その熱気や湿度の上昇から、途中で気持ち悪くなる子が続出。

体育館事務所の方がその様子を見かねて、事務所にある家庭用の扇風機1台を提供してくれましたが、広い体育館ではあまり役に立ってはいません。

それでも稽古途中で体調を崩した子たちを、この扇風機の前で体を冷やして休ませましたが、それでも体調が回復しない子は、冷房の効いた事務所へ退避となりす。


今回は、総本部事務局からの運営スタッフ(自身の稽古や稽古指導をを行わないサポートスタッフ)の参加はなく、医療班の担当もいなかった為、初日は私自身が子供たちのサポート役を買って出ることにしました。

食の細い子や体の線の細い子、体の小さい子や普段から運動量のそれほど多くない子たちは、さすがにこの真夏の時期の、蒸し暑い体育館内で大人と同じ時間の長い稽古は、持ちこたえることが難しくなりますが、体力のある子には刺激になる稽古が出来たのではないかと思います。



稽古の後半はひたすら組手を行います。技術練習の後は、10ラウンドの組手で稽古を締めくくりますが、体力のない人たちや年齢の高い人たちは、休み休み行っているようです。


そんな中、女子部で参加した、Mさんと高校生のRさんの二人は、ほとんど休むことなく、10ラウンドの組手をこなしていました。塾長から声を掛けられたMさんは、塾長に初めて組手稽古をつけて頂きました。

そのあと、その様子を見ていたRさんが、自ら東塾長に「お願いします!」 と組手を申し込んで、対戦をしていましたが、この夏のとてもいい思い出になりましたね。

それにしても、今年で71才になる東塾長が、この暑い中で自ら組手の稽古に参加し、稽古生に胸を貸している姿は、指導者としての姿勢の鏡になるものがあると思います。

東塾長らしい生きざまに、私自身が感銘を受けています。




さて、「稽古以外の催しが何もない、、、」 と言いながら、支部で企画した「花火大会」を夕食後に河原で行い、総本部や練馬支部の子供たちも誘って一緒に花火を楽しめていた様子です。

私は支部責任者のミーティング参加で不在の為、一般部の方に花火隊長をお願いし、ライターを渡して、取りまとめて頂いた次第です。



横須賀湘南支部の方は、下記のリンクから花火の様子がご覧になれます。

支部の稽古生以外の方は、ごめんなさい。

■ 花火の様子(動画)



この合宿は、子供たちにとってはある意味、学校の修学旅行などと異なり、大人の厳しい監視がなく、稽古や食事の時間以外は大人の監視から外れて、自由に過ごすことができる、自由を満喫できるところが魅力的な所かもしれません。

夜遅くまでテレビを見ていた子がいたりして、寝不足の子もいた様子ですが、朝のランニングは全員が時間通りに集合していました。

朝のランニングは、小学生の部、中学生の部、そして年齢ごとに10歳区切りでグループに分け、年齢に応じた距離を走り、各グループの3位までが商品を頂けるのですが、横須賀湘南支部では、各年代で多くの人が商品を獲得していました。

ランニングの後、各自で決められた補強運動を行うのですが、横須賀湘南支部は全員で集まって、皆で掛け声をかけながら補強運動を行いました。一人で行うよりも、みんなで掛け声をかけながら行うことで、頑張りが効きますね!



ランニングの後、食事と休憩をはさみ、体育館へ移動して、二日目の稽古が始まります。



二日目は冷房の利いたとてもきれいな体育館で、熱中症気味でダウンした子は、他支部の子たちを含めて全体で3名ほど。

それでも、早めに休ませることで、皆、病院のお世話になる前に体は回復出来た様子。



合宿の二日目は、審査会受験希望者の審査が、稽古と同時並行的に行われますが、横須賀湘南支部では基本的にはこの審査会の受験は認めていません。

しかし、このタイミングで受験レベル相当の実力がある方には特別にご案内をするようにしています。



今回は1名の一般部(シニア)の方が受験されました。

クラス区分の間違いか何かにより、50代のKさんが、元気のよさそうな恰幅の良い20代の若手の相手と組手を行う流れになっておりましたので、急遽、対戦相手を変更することに。。。



結局、既に組手審査の終わっている他支部の茶帯の受験者に相手をして頂くことに。。。


初めて受験する白帯の方の組手審査の相手が、茶帯の人であり、また、マスクをつけての手技での顔面攻撃ありの打撃ルールとなり、少々緊張感もあったと思いますが、こうしたゴタゴタが味わえるのも総本部主催の行事ならではですね。

結局、組手審査もそれなりにいい攻防ができた様子で、大きなトラブルもなく審査会は終了しました。



全員の組手審査が終了するまで、かなりの時間がかかりましたが、待ち時間には寝技の組手に取り組む者、技術練習に取り組む者があり、支部の稽古生同または他支部の稽古生同士での交流の時間になります。

女子部のMさんと高校生のRさんは、ここでも終了までの10ラウンド、ほとんど休みなく、また男女関係なく、相手を見つけては寝技スパーリングに励んでいました。

さすがです。


大道塾を代表する女子選手になっていけそうな二人ですね。



1日目、2日目と、指導コーチが付いての技術練習と、後半に組手(スパーリング)を10ラウンド行いました。

一般の大人のクラスでは、指導コーチに、全国でもトップクラスの指導者である加藤支部長、飯村支部長、能登谷支部長等がそれぞれ指導を担当し、更に宮城県の仙台から、大道塾を代表する初期の頃の実力者であり、優秀な指導者でもある長田支部長が来られており、参加した皆さんは、とてもいい指導が受けられた様子です。


普段こうした指導を受ける機会はほとんどありませんので、年に一度のこうした機会を大切にして頂きたいと思います。

二日目の稽古終了後、皆さんで集合写真を撮りましたが、今年も韓国の支部長さんから声かけいただき、一緒に写真を撮影をしました。





私自身はこの韓国の支部の方々との面識はそれほど多くはないのですが、食事の時に韓国の支部長さんと隣り合わせ、色々とお話をさせて頂きました。

現在の日本と韓国の対立には頭を抱えておられ様子で、日本に好感を持っている韓国人もたくさんいるのだとおっしゃっており、政府間ではなく、こうした武道文化を通した地道な交流なども、相互理解につながる試みであると感じています。

稽古だけではなく、もっといろいろな催しを通して、より交流する機会が持てればよいですね。


最近は日韓問題で「どちらが悪い?」 というばかりの論調の記事が多い中でも、こう言った前向きな記事(意見)も見られます。


■ 関係最悪。それでも日本に好意を持つ韓国人に誠意を尽くすべき訳



次回は横須賀湘南支部の稽古生の皆さんと一緒に写真を撮りましょう!








さて、二日目の稽古が全て終了し、配られた弁当をバスの中で食べて、高速に乗る前に温泉に寄って、ひと風呂浴びて帰路につきます。




温泉で過ごしたひと時と、サービスエリアでの二度の休憩をはさんだこと、そして帰りの高速での複数の事故渋滞が重なり、帰宅時間が大幅に遅れることになりました。


夜の10時頃に大船駅で解散となりました。





子供たちは夏休み中ですが、お仕事をされている大人の方々は、明日は月曜日、仕事が待っています。。。



大人の稽古生にとっても、子供の稽古生にとっても、とてもいい思い出になったかと思います。

大きな事故がなかったことが何よりです。



が、稽古指導とバスの運転、初日の夜の長い飲みの席のおかげで、睡眠不足が重なり、私自身はこの疲れが取れるまでに数日かかりました。。。



みなさん、これに懲りずに、また来年、楽しい?? 合宿に参加しましょう!

今回の合宿に参加されていない方も、次回、タイミングが合えばどうぞ!!






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