武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

関東地区合同審査会

2018年12月24日 | 審査会


12月23日の日曜日に、東京都池袋スポーツセンターにて関東地区の合同審査会が開催されました。








審査当日、会場は二面とも利用可能でしたが、”見学は禁止” との連絡が総本部から届いており、審判要員として私と湯川師範の二人のみが、受験者三人に同行しました。











今回、支部からは、シニアクラスの昇段審査受験者が一名、一般部茶帯2級の受験者が一名、青帯の女子部が一名の、合計三人が審査に望みました。










昇段審査に挑戦したW氏は今回の昇段審査に向けて、11月に模擬昇段審査の連続組手を行っています。

その時はかなりスタミナが切れてフラフラになってしまい、とても心配していましたが、今回はしっかりと動けた様子で、6戦中の勝率は五分。

最終的に支部長推薦で昇段審査に合格となりました。


約一か月前に模擬昇段審査の連続組手を行ったことで、今回の昇段審査に十分な対策が取れたことが勝因だったと思われます。

行事の計画段階で、「15周年記念行事で一度、模擬昇段審査を行ってみては?」という辻堂道場のY氏の助言に助けられた形ですね。

私は、他の組の昇段審査の審判をしていたため、残念ながら組手の内容を見ることができていませんが、何名かに戦いの内容を聞いたところ、比較的良い攻防ができていた様子。

大変お疲れさまでした。



一方、茶帯で受験した稽古生の対戦相手は、今年の春の全国大会軽量級準優勝者であり、今年の秋の世界大会に出場した日本の代表選手でもある菊池選手。
過去にはU19のクラスでは、全国優勝もしているジュニアクラス上がりの経験豊富な選手です。






その選手と、二つの異なる組手ルールで二度対戦することになり、結果的に2戦2敗という内容でしたが、隣で応援していた稽古生によると、それなりにいい戦いができていた様子。

本人も「もう少しやりたかった・・」という言葉が出るくらいなので、本人的にも、いい戦いができたのでないかと思います。

相手はやや体重が軽く、階級では下のクラスの選手ではありますが、それでも現役の全日本トップクラスの選手と対戦できたことは、本人にとっても大きな自信になったのではないかと思います。



毎年、年末の関東地区合同審査会の受験者は、各道場の中で実力に自信のある稽古生が参加するのは女子のクラスでも同じこと。

他支部からは、女子クラスとしては比較的大柄な3名の受験者が参加しており、横須賀支部の稽古生が一人、このメンバーに加わりました。

他支部の3名は横須賀支部の稽古生と比べて、身長が10cm、体重が10kg程大柄な対戦相手でしたが、対格差に怯むことなく、二度の組手を果敢に戦い抜きました。





一人目は4年前の世界大会出場者で、全国大会でも常連の経験豊富な黒帯選手です。

今回、弐段を受験するための連続組手の、3人目の ”立ち組” の相手として対戦しました。

力技で強引に前に出てくる相手でしたが、相手のスタミナが切れかけていることもあり、後ろに下がりながらの背負い巻き込みが、上手く二度も極まり、大柄な相手に組勝った形です。

フットワークの軽快さと、気持ちで負けない心の強さが光った攻防でした。










二戦目は、早稲田大学所属の学生さん?と思われる対戦者で、若さとパワーが光るロシア系の選手です。日本語と英語も流暢に操る、マルチリンガルだということで、対戦後に少し話ができたそうです。こういう場で他支部の稽古生とも、交流を深めてもらいたいですね。

この二戦目の組手の際、私は他の組の審判をしていたため、その内容を見ることができませんでしたが、聞いたところによると、とてもいい攻防ができていた様子。

こちらも、「もう少しやりたかったです。」と審査後に意気込みを語るところを見ると、実に頼もしい限りです。

今回、稽古生の応援が制限されたことは残念でしたが、結果的にみなとてもいい内容で、大きな怪我もなく、昇段審査に ”合格” という結果が得られたことは喜ばしい限りです。

他支部の方を含め、今回の審査に望まれた皆さん、大変お疲れさまでした。











さて、私はというと、土曜日に今年の最終稽古が終わって気が抜けたせいか、見事に風邪をひいてしまい、当初予定していた総本部の忘年会を急遽キャンセルし、稽古生と共に帰路につきました。

審査会の審判をしながら、頭はガンガン、クラクラとしていましたが、今回は皆の頑張りに感謝です。


昨日は早々に寝床について、早朝にこの記事を書いています。

体調はひとまず落ち着いた様子。




今年の秋から冬にかけての審査で、ジュニアクラス(中学生の部)で2名、シニアで1名の昇段者が生まれたことになります。

「年始には祝勝会になるかか、はたまた残念会か・・・」と皆さんに話していたところですが、無事に ”祝勝会” を上げることができ、一安心です。


黒帯の到着までしばらく時間がかかるため、祝勝会を兼ねた横須賀支部の懇親会は、1月下旬から2月上旬頃を予定しています。







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