よく聞かれるのはボルダーとクライミングの違いです。
ボルダーはおもに室内の2m~3mの壁に突起(ホールド)をセットします。それを手順通りのぼるスポーツです。 それぞれに級にわかれています。壁もかぶりと言って傾斜がのぼる側に傾いています。時間にすれば長くても1~2分でのぼる短距離系のスポーツになります。
かたやクライミングの壁は、15m~30mあります。のぼる側はハーネスにロープを結びロープの反対側を、ビレーヤーが持ち落下を防ぎます。これがとても重要な役目になります このロープを落ちないようにカラビナにかけながらのぼります。 もともとどちらも天然の岩や岩壁を相手にした山のぼりの一種でした。町場でも遊びべるように考えだされたのがボルダーと人工登はんの壁です。 クライミングのルートには難度が設定されています。下から5.10.a.b.c~5.15くらいまであります。
10のくらいが初級、運動会レベル
11のくらいが中級、草大会レベル
12のくらいが上級、国体予選レベル
13のくらいが超上級、国体の入賞者レベル
14のくらいがプロ、ワールドカップレベル
おれのレベルは、5.11a(中級の初歩)まで行きましたが、今は5.10b(初級のまん中)に格下げになりました。これは設定がかわり戸惑いがあるためか気力体力の限界かな?
どこに行けばのぼられるか?おれは岩手県運動公園のボルダールームと登はん場を利用させてもらっています 民間の施設も各地にあるようです。
ボルダーは、仲間に県山岳協会発行のライセンス保持者がいればだれでもすぐにのぼられます。レンタルシューズがありますよ!
初心者向けのホールドがありそれなりに楽しめます。30分ものぼると腕が張って、指先が痛くなりたいがいギブアップします。
続ける場合はシューズとチョークとバックをそろえてください。 クライミングは、やや事情がことなります。第一にボルダーとくらべはるかに危険なスポーツになります。
講習会のライセンスは、クライミング向けになります。残念ながら形式的な講習は、あまり役にたちません。 おれは恵まれていて各地元山岳会のクライマーに教えてもらっていてこれはまれな例です。
興味があるのであればクライミングをしている地元山岳会のホームページを探すのが良いかも?
まずは、トップロープ(壁の上からロープで吊り下げた状態)を体験します。下からはビレーヤーに引っ張ってもらいます。いきなり上までオンサイト(完登)できたあなたは見所がありと言われたりします。
しかしたいがいは、すぐにおりますなどと情けないこと言いだします。高さに恐怖感がつのり手足が言うこと聞いてくれません。(これはけっして臆病者などことではありませんのでご安心ください)下からおりますじゃないだろ、おろしてくださいだろうなど怖い言葉が、飛びかう場面もあるかもしれません この段階で断念し帰り二度とこない人もたまにはいるようです。 登れて何が見られるって壁の上から岩手山が見られます。ここまで第一段階終了ですよ!
おれはここまででよかったんだけどなぁ 次に今度は、ハーネス(電気工事のおじさんがつける安全帯のようなもの)をつけ自分自身をロープで確保しながらのぼることになります。カラビナにロープをかけながら宙吊りにならないように一歩づつのぼります。
このロープをカラビナにかけるときは片手を壁のホールドからはなしてかけます。家の鴨居にカラビナをかけなんども練習しました これがなかなかうまく行きません?逆クリップになったり手がわなわな震えて落ちそうになります。
下からはあぶないからクライミングダウンしろと声が飛び、おそるおそる一個手前にクリップしたところまでへろへろになりおります。あとはロープに宙吊りにされ地上に下げてもらいます。見上げるとぜんぜんのぼらていません。トップロープとはまったく勝手がちがいすぎます。それでも仲間からよくやったのねぎらいの言葉があぁ!
ビレーを命じられるようになります。やたら怖いよう!互いにビレーをするのが決まりで一大決心でした。この緊張に足が絡まるは、手が動かないとさんざんでした。
のぼる相手が落ちないのでまだよかったんだけど。のぼるよりビレーでへとへとで次にのぼるどころではありませんでした。
股、続きはあとで!