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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

 まんが日本昔ばなし編 酒買地蔵 般若心経

2023-10-26 00:39:00 | 日記
あらすじ

昔、とある小さな村に小さな酒屋があった。この村は、この年は台風のせいで不作であり、酒飲みの村人たちはみんな愚痴をこぼしながら酒を飲んでいた。その酒飲みたちの中に、いつも笑いながら飲んでいる不気味な男がいた。

ある時、夜も深まった頃に酒屋に真っ赤な緋(ひ)の衣を着たお坊さんが酒を買いにやってきた。よく笑うお坊さんは「酒は、知恵がわく般若湯(はんにゃとう)よ」と言う。女主人はお坊さんが持ってきた浄教寺(じょうきょうじ)の台帳を信じて、酒を売ってあげた。

酒屋には相変わらず日が暮れると、酒飲みの村人たちが集まってくる。夜も深まった頃、また緋の衣を着たお坊さんがやってきた。そこで、女主人は「酒が知恵の湧く般若湯だと言うのなら、困ってる村人を救ってやってくれないか」と頼んでみた。お坊さんは笑いながら承知すると、酒を飲み般若心経を唱え出した。

するとどうしたことか、不気味に笑っていた男が苦しみだして、ついに異形の姿を現して酒屋から逃げ出していった。お坊さんは「あれは酒鬼(さかおに)と言って、あれがとり憑くとみんな酒に溺れるようになる。もう去っていったので大丈夫だ」と言うと酒を買って帰っていった。

その年の大晦日。酒屋の女主人が酒代を貰いに浄教寺を尋ねると、住職は「わしは酒は飲まないのだが、確かにこれはお寺の台帳だ」と言う。住職はまさか…とお寺の上にある地蔵堂へ向かうと、そこには緋の衣をきたお地蔵さんが立っていた。住職は、「お酒を供えるので、もうふらふら出歩かないで座っていてください」と言うと、お地蔵さんは座って半跏(はんか)の姿になった。

それから、このお地蔵さんに「お神酒」ならぬ「般若湯」としてお酒を供えるようになり、酒鬼が居なくなった村は、うまくいくようになりみんな幸せに暮らしました。

 合わせてYouTubeをごらんください(笑)

 般若湯ねぇ(笑)


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