この白見山は遠野物語に出てはきますけど登山の対象としてはあまり知られてはいません。
ここには一等三角点と南無阿弥陀仏の石碑がそれぞれ鎮座し案内役を頼まれひさびさに訪れました。
ここに最初にきたのは1992年10月24日から25日にかけてキャンプファイアをして登った思いでの山になります。
当時は登った山の記録を書いてありある意味几帳面な性格があったようで思いだすとまだ2歳とは言え32歳と6日でした。
それは大槌ふるさと文化研究会の仲間と総勢41名とこの山はじまっていらいのキャラバンでした。
白見山には今西参道と書かれた標柱が登り口にあります。
詳しくは国土地理院のホームページから一等三角点の記、白見山で検索下さい。
最近はここから白見山~長者森~土坂峠へと刈りはらいが地元有志により行われています。
今日もその最近、刈りはられた小路はとても歩き安く登るのに助けられ感謝にたえません。
芽吹きが終わった里はブナの緑が目にしみそれに比べると一等三角点の設置点はようやく芽吹きが始まったようでけっこう見晴らしが利きました。
ここから少し下りやや登った所に南無阿弥陀仏の石碑があります。かつてはすさまじいやぶをかき分けて探した場所も今ではハイキングウォーキングの気がるさで行けるようになりました。
新しいとは言え明治らしい物ともっと古い石碑が二つありこの山の核心部になります。
眺めは薬師岳、残雪の早池峰がわずかに顔をのぞかせてくれました。
ここから長者森を経て新田牧野には降りた事はあり快適な小路が続いていました。
いつかは土坂峠まで通して歩いて見たいと足早に帰路につきました。
追記
この山を紹介下さった。かぬか平の山々を書かれた。日本山岳会岩手支部長 故 佐藤 敏彦氏に感謝申し上げます。