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【交響詩】“ローマの松”を聴こう

2011-11-11 18:27:55 | 音楽
いやあああああ

ぐだりましたねwwww

しばらくテストやいろいろあって停滞してました。たぶんこれからも停滞すると思いますが、、



今日は交響詩「ローマの松」を紹介したいと思います。

オットリーノ・レスピーギというイタリアの作曲家の曲なんですが、一般には「ローマの祭り」「ローマの噴水」と並び『ローマ三部作』と呼ばれ、大変人気のある曲です。オーケストラだけでなく、吹奏楽でも非常に人気が高く、吹奏楽コンクールでも出現率が高いですね。


んとまぁこんな感じなんですが、
この曲、わたくし一番のお気に入りです!とはいえ、そんなクラシックを研究してるわけではなかったので、「ローマの松を凌ぐ曲を探そう」と、模索していますが、まだローマの松を自分の中で超える曲は存在しません。


ちなみに“松”って一風変わった感じがしますが、、
レスピーギ自身が指揮した際のプログラムに
「『ローマの松』では、私は、記憶と幻想を呼び起こすために出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている」
と書かれており、松そのものではなく、松を通じてローマの長い歴史を表現しようとしていたんですね。


第一楽章:ボルジア(ボルゲーゼ)荘の松

「ボルゲーゼ荘の松の木立の間で子供たちが遊んでいる。彼らは輪になって踊り、兵隊遊びをして行進したり戦争している。夕暮れの燕のように自分たちの叫び声に昂闘し、群をなして行ったり来たりしている。突然、情景は変わり、第二部に曲は入る。」

ホルン・木管・弦が派手にやります。もう最初の4小節聴いたら「うは、これはすごいぞ」って、なります。いや、なりました。
非常に短い楽章ですが、強いパンチを与えてくれる楽章です。ここのテンポはほんと指揮者次第ですね。

あと、この曲結構吹奏楽でも面白い感じです。


第二楽章:カタコンブ付近の松

「カタコンブの入り口に立っている松の木かげで、その深い奥底から悲嘆の聖歌がひびいてくる。そして、それは、荘厳な賛歌のように大気にただよい、しだいに神秘的に消えてゆく。」

カタコンブとはローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会というところにあるにある地下のお墓らしいです。静寂な中にトランペットのソロが響き、後半はなんかどっかで聴いたことあるメロディ・・・
おっと誰か来たようだ




第三楽章:ジャニコロ荘の松

「そよ風が大気をゆする。ジャニコロの松が満月のあかるい光に遠くくっきりと立っている。夜鶯が啼いている。」

丘に差し込む満月の月光を表す、この曲、クラリネットのソロが半分くらいを占める。全体的に静かな印象。そのジャニコロ荘の美しさは言葉では表現できませんな。

そして最後の鳥の声はレコードです。笛ではないことに留意。
そして四楽章へ・・・

第四楽章:アッピア街道の松

「アッピア街道の霧深い夜あけ。不思議な風景を見まもっている離れた松。果てしない足音の静かな休みないリズム。詩人は、過去の栄光の幻想的な姿を浮べる。トランペットがひびき、新しく昇る太陽の響きの中で、執政官の軍隊がサクラ街道を前進し、カピトレ丘へ勝ち誇って登ってゆく。」

最高の曲の最高のフィナーレを飾るのはアッピア街道の松。
バンダと呼ばれる、トランペットとトロンボーンの別働隊もフル活躍です。

個人的には三楽章から四楽章に移る場面。静寂からのティンパニーの8分音符の刻みがたまらなく好きですはい。
だんだん近づいてくるローマ軍のごとく、曲を通してクレッシェンドをかけます。最高峰の音量・響きに達した時の鳥肌を感じてみてください。もう形容詞が付けられないほど勇ましく、厳かなフィナーレ。
この曲と出会えて本当によかった、いつか演奏したいと思わせてくれる



すべてはこの楽章のためにあったと言っても過言ではないです。。。






すこしテンション高めですが、
有名な音源として

レスピーギ : 交響詩 ローマの松 前半 カラヤン/ベルリンフィル


レスピーギ : 交響詩 ローマの松 後半 カラヤン/ベルリンフィル





があります。



ですが、今回おすすめとしては
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AE-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E6%9D%BE%E3%80%81%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E5%99%B4%E6%B0%B4-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%A5%AD%E3%82%8A-%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%89/dp/B00005Y14F

リッカルド・ムーティ指揮のこちらをおすすめします。
わたくしはこちらを初めて聴いて感動しました。4


いままで紹介した曲の中では知名度の低い曲ですが、
聴いていただければ絶対鳥肌ものになるはずです


今日はこのへんで、

ほなねん♪



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