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【交響詩】“ローマの噴水”を聴こう

2012-05-16 20:14:14 | 音楽
こんばんは!



今日は金環日食でしたね!みなさん観れましたか?
私も早起きしてみました!

っといっても市販のグラスは買えず、サングラス2枚重ねという少々荒業で観察しましたが、神秘的でした!
なんか300年後、またこの東京で観てる人はどんな気持ちでこれを見るのだろうと思うとドキドキです


んで、今日は久々に曲紹介



さて、今日はローマ三部作のうち「ローマの噴水」を聴いていこうと思います。

レスピーギは印象派の偉大な作曲家ですが、その代表作が「ローマ三部作」とよばれる交響詩です。

結構前にご紹介した「ローマの松」もそのひとつで、今回の噴水は三部作最初の作品です
「ローマの噴水」は1916年に作曲されました。イギリスではホルストの惑星が作曲されたらへんの時代ですね。


「ローマの噴水の四つで、その特徴が周囲の風物と最もよく調和している時刻、あるいは眺める人にとってその美しさが、最も印象深くでる時刻に注目して受けた感情と幻想に、表現を与えようとした。」

スコアの冒頭

時刻とあるように、4楽章編成で夜明け・朝・昼・夕を各楽章で表現しています

とにかく全楽章を通して美しく、派手で壮大な「祭り」や「松」とは違った印象を与えますが、美しいローマの情景を浮かべながら、おたのしみいただければと思います


一楽章:夜明けのジュリアの谷の噴水
「牧歌的な光景にたたずむ夜明けの噴水が描かれ、朝ぼらけのなか家畜が通り過ぎる。」

朝、重いまぶたをこすりながら外を見る景色を思ってしまう楽章。休みなく流れる噴水を横目に日は上がっていき、二楽章の朝へと続きます


二楽章:朝のトリトンの噴水
「トリトンの噴水に近いベルニーニの噴水の彫像に見ることができるような、朝の日差しの中で踊るナイアデスとトリトンが描かれている。ホルンは、神々や女神たちがほら貝を吹き鳴らすさまを示している。」

朝が始まった!壮大なホルンの音色が目を覚ましてくれます!そこから煌びやかな旋律で、美しい噴水と朝の到来を表現してくれます。


三楽章:真昼のトレヴィの泉
「ネプチューンの新たな勝利を告げる凱旋式に導かれて始まる。」

一番の盛り上がりどころ!凱旋式とはわたくしも知りませんでした。ここだけは泉かと思ったら、かの有名なトレヴィの泉ですか!なるほど。ここはいつものレスピーギらしさが存分に味わえるとこですね



四楽章:黄昏のメディチ荘の噴水
「よりメランコリーに沈んだような雰囲気を伝えつつ、輝かしい夕焼けが消えていく風景を描く。」
夕暮れ、たそがれ時。どこか哀愁さえ漂わせます。でも終わって欲しくない。まだ続いて欲しいと願ってしまうような、夕日をぼんやり眺めるときのような心境を誘うね





一応動画貼っときますね
でも、これ自分聴いてるわけじゃないので、質は保証しかねますw

レスピーギ:ローマの噴水 ワルトビューネ2011 R.シャイー




自分が聴いてるのはこちら
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AE-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E6%9D%BE%E3%80%81%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E5%99%B4%E6%B0%B4-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%A5%AD%E3%82%8A-%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%89/dp/B00005Y14F

フィラデルフィア交響楽団・リッカルド・ムーティ指揮
名演です!!



ローマ三部作の中では、おとなしい作品ですが、それゆえ根強い人気を誇り、トスカニーニも好きだったとか


こんな紹介ですがローマの噴水の魅力を伝えられれば幸いです!

ではまた
ほなねん♪

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