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【管弦楽】ベートーヴェン交響曲第六番「田園」を聴こう

2012-05-31 21:58:51 | 音楽
こんばんは!


さていよいよ5月最後となりましたね!もう露です。ついこの前大学入ったかと思うともうこの有様ですw


今回は当ブログ初となる交響曲が登場します。
交響曲最初の曲はベートーヴェンの交響曲第六番「田園」です。


ベートーヴェンといえば知らない人はいないと思いますし、この曲も知ってる方は多いと思うのですが、改めてこの曲の魅力について考えてみましょう。

ベートーヴェンは作曲家を務める間、耳が聞こえなくなっても作曲を続けたというのは有名なエピソードですね。音楽がベートーヴェンのすべてだったので、我々以上に耳が聞こえなくなったのはショックだったと思います。そこで弟と甥に遺書を綴ったのが「ハイリゲンシュタットの遺書」です。

しかし、この難問を彼は強靭な精神力で打ち破り、交響曲第三番「英雄」を皮切りに傑作の森と呼ばれる、名作のオンパレードが始まる訳です。そして第六番「田園」はそんな時期の曲なのです


「田園」は同時に作曲された第5番(運命)とは随分と対照的であまりベートーヴェンの交響曲にはみられない牧歌的な空気がします。そしてこの曲は曲だけでなく、楽章ごとに表題がつけられていること・交響曲が5楽章編成になっていることなど、今までになかった要素が結構散りばめられています。


一楽章:「田舎に到着したときの晴れやかな気分」
平和で田園風景を思い浮かべられる楽章です。ソナタ形式で運命同様第一主題スタート。日本と欧州では景色がだいぶ違ってしまうのですが、私の父の実家富山県でもこれを聴きながら、田園風景を味わっていました。

二楽章:「小川のほとりの情景」
田舎に着いてちょっと一息という楽章。これも富山で散歩してた時に聴いてましたね。小川ではないのですが、水路が住宅の周りにあって、東京にはなかなかみられない風景です。ウグイスやカッコウの鳴き声が木管楽器で表現されているとこも注目です。

三楽章:「農民達の楽しい集い」
ちょっと楽しくなってきたわー、って楽章。オーストリアの農民のダンスです。私は農民ではないのですが、楽しくなってきますね。

四楽章:「雷雨、嵐」
うわっ、嵐きたんだけどwww って楽章。今までのなごやかな流れとはうってかわって、ティンパニーも使ってだいぶ激しい雷雨を表現してます。最初静か(嵐の前のなんとか)→級にドカーン!→あ、止んだ。。

五楽章:「牧人の歌-嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」
雨もあがり、なんとかなったので、自然に感謝しつつ、みんなで歌でも歌いうかという楽章。牧笛を模したクラリネットとホルンによる導入句が象徴的で、どの楽章とも違うが牧歌的な楽章です。



ちなみに、旅行先でも聴くくらい大好きな「田園」ですが、私の中で一番聴いてる交響曲はおそらくこの曲です。田園と聞いて初めてCDを借りて聴いた時に「あ、これは・・」と思った曲は、私の中でローマの祭りと第九とこれだけだと思います。


是非、欧州日本関係なく、美しい田園風景を見られる場合はこの「田園」を連れて旅行してみてください!捗ります!


音源です。是非この素晴らしい曲を家か田園でゆっくり聴いてみてくださいね

ベートーヴェン 交響曲「田園」 カラヤン 1967年 1/2



ベートーヴェン 交響曲「田園」 カラヤン 1967年 2/2




では
ほなねん♪

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