東京国立博物館『ボストン美術館日本美術の至宝』と上野国立科学博物館『インカ帝国展』に行ってきました
まずは国立博物館『ボストン美術館』から。

初日でしたがさっくり入れました。
やっぱり
咲く前だからかな?
いや~素晴らしかったですね
最初は曼荼羅図や菩薩像などの軸から始まったのですが、管理と修繕の素晴らしさにびっくりします。
廃仏毀釈のせいでお寺さんがお金なくて二束三文で手放したものすごい品々。それをお金出して日本が海外から借りてきてるんだからふざけた歴史だよなぁ…とは思いますが、逆に海外にいったからこそこれだけ見事な状態で残していただけたと思うと、感謝になりますね
ここにあった『一字金輪像』…もうツボ
美しすぎる
紹介にもあがっている『馬頭観音菩薩像』も色といい細かさといい迫力といい、めちゃめちゃ素晴らしかったんですが、個人的には『一字金輪像』が
お顔がもうなんとも美しいんですよ
柔らかな線で、女性的っての?
如意輪さまの曲線美にトキメいたのと同じトキメキがあった
絵巻は、「吉備大臣入唐絵巻」も面白くて良かったんですが、「平治物語絵巻」の迫力にトキメキまくり
すごいんですよ。ちょうど後白河拉致のシーンの『三条殿夜討巻』なんで、戦場絵図みたいなもんなんです。
燃える御所に逃げ惑う女たち、襲撃で殺されていく様に屍の山…
むごさと混乱が細かく描かれているすごい絵でした。
合戦屏風より細かいシーンになるからなのか、よりリアルで綿密な絵なんです
まぁネタが旬だってのもあるんでしょうが、これはめっさテンションあがって見てしまいましたね~
そしてやっぱり今回最高に素晴らしいと思ったのは、ポスターにもなっている曽我蕭白の『雲龍図』。
これ、襖八面の絵なんですが、つい最近まで襖に貼られていなかったため、持ち出しができなかった品なんです。
修復により襖絵に戻され、今回展示可能となったんですね~
これ、本当にすごかったです。
サイズもありますが、なにより絵の迫力がすごい。
龍の顔のガッツリ感、もう見事すぎる

手も日本は3本爪が主流なのに、この絵は中国・朝鮮の主流の4本爪なんです。
なんで本数違うって、本当は5本が正解?なんですが、神の完璧な姿は神に等しい中国の皇帝のみが許されたものだったんですよ。そんなわけで中国の周囲にある国は4本、さらに離れた日本は格下になるので3本だったんです。
だから爪の数の意外さにも実はびっくりした…
まぁこの方、異端・狂気と言われた方だしね~中国の影響もあるでしょうが、そういった面もあっての爪なのかな?
長谷川等伯の『龍虎図』も良かったな~
蕭白とはだいぶイメージ違いますけどね。虎がね、可愛かった(笑)
当時って猫モチーフに虎を想像して描くから、なんか可愛いんですよ。これもまさにそうだった
その後平成館にもまわってきました。
黒田清輝展やっていて、黒田と言えば
ってなくらい有名な絵が出ていましたよ
そして2階は「博物館でお花見」をテーマな展示。
テーマがあったからかな?今回は見たことない品がめさめさ多かった
花見がテーマなので基本華やかでしたが
浮世絵コーナーはとくに華やかさが満点でしたね
そんな常設展、個人的にツボに入ったのは伊能忠敬の日本地図
最初部屋に入った時は、巨大地図が貼られているんで『これ、何の展示?』思ったんですが、見れば伊能の地図じゃないですか
これが足で歩いて作ったって信じられない細かさですよ
しかも本州だけじゃない。小さい島までちゃんと書いてある。
どうやって計ったんだよ…って足だよ
ってわかってることを再び疑問に抱いちゃうくらいの出来です。
マジで解説見て伊能のだってわかるまでは、今の地図拡大しただけの絵だと思いましたもん。
すさまじい人だわ…可哀相だけど、そりゃ本人の意思関係なしで地図作れ命令出されちゃうわけだわって思う
あとは徳川四天王の榊原康政の絵と鎧の展示があったんですよ
ちなみにカブトムシは武士の兜に似ているからそういわれるようになったんですが…これ、まんまやんけ
なります
そして国立科学博物館の『インカ帝国展』へ。
こっちは混みまくりでした
もうとりあえず隙間を見ながら見学ってのの繰り返し
じっくりなんて見てられない

でも負けじと覗き見してきましたよ
そんな中、やっぱりすごかったのはミイラ5体。
爪とか歯まで綺麗に残っているんですよ。
髪の毛は剃られていたのでないのですが、1体だけ、自分の剃った髪を一緒に納められていたミイラがあって、それだけはその残骸がありました。
1体は『これ目玉?』って思うものが両目に残っているにがありまして、それはその目のせいか、より生生しさを感じました…すごすぎる
ちなみに歯は綺麗でしたよ。歯並びいいな、古代インカ人
3Dシアターはマチュピチュを観光している気分になれて楽しかったです
神殿の窓から入り込むなんて演出もあるんですが、それがめっさリアルな映像で。
すごい景色に惚れ惚れさせられてしまいました
行ってみたいなぁ~


まずは国立博物館『ボストン美術館』から。

初日でしたがさっくり入れました。
やっぱり

いや~素晴らしかったですね

最初は曼荼羅図や菩薩像などの軸から始まったのですが、管理と修繕の素晴らしさにびっくりします。
廃仏毀釈のせいでお寺さんがお金なくて二束三文で手放したものすごい品々。それをお金出して日本が海外から借りてきてるんだからふざけた歴史だよなぁ…とは思いますが、逆に海外にいったからこそこれだけ見事な状態で残していただけたと思うと、感謝になりますね

ここにあった『一字金輪像』…もうツボ


紹介にもあがっている『馬頭観音菩薩像』も色といい細かさといい迫力といい、めちゃめちゃ素晴らしかったんですが、個人的には『一字金輪像』が

お顔がもうなんとも美しいんですよ

如意輪さまの曲線美にトキメいたのと同じトキメキがあった

絵巻は、「吉備大臣入唐絵巻」も面白くて良かったんですが、「平治物語絵巻」の迫力にトキメキまくり

すごいんですよ。ちょうど後白河拉致のシーンの『三条殿夜討巻』なんで、戦場絵図みたいなもんなんです。
燃える御所に逃げ惑う女たち、襲撃で殺されていく様に屍の山…
むごさと混乱が細かく描かれているすごい絵でした。
合戦屏風より細かいシーンになるからなのか、よりリアルで綿密な絵なんです

まぁネタが旬だってのもあるんでしょうが、これはめっさテンションあがって見てしまいましたね~
そしてやっぱり今回最高に素晴らしいと思ったのは、ポスターにもなっている曽我蕭白の『雲龍図』。
これ、襖八面の絵なんですが、つい最近まで襖に貼られていなかったため、持ち出しができなかった品なんです。
修復により襖絵に戻され、今回展示可能となったんですね~

これ、本当にすごかったです。
サイズもありますが、なにより絵の迫力がすごい。
龍の顔のガッツリ感、もう見事すぎる


手も日本は3本爪が主流なのに、この絵は中国・朝鮮の主流の4本爪なんです。
なんで本数違うって、本当は5本が正解?なんですが、神の完璧な姿は神に等しい中国の皇帝のみが許されたものだったんですよ。そんなわけで中国の周囲にある国は4本、さらに離れた日本は格下になるので3本だったんです。
だから爪の数の意外さにも実はびっくりした…
まぁこの方、異端・狂気と言われた方だしね~中国の影響もあるでしょうが、そういった面もあっての爪なのかな?

長谷川等伯の『龍虎図』も良かったな~
蕭白とはだいぶイメージ違いますけどね。虎がね、可愛かった(笑)
当時って猫モチーフに虎を想像して描くから、なんか可愛いんですよ。これもまさにそうだった

その後平成館にもまわってきました。
黒田清輝展やっていて、黒田と言えば


そして2階は「博物館でお花見」をテーマな展示。
テーマがあったからかな?今回は見たことない品がめさめさ多かった

花見がテーマなので基本華やかでしたが


そんな常設展、個人的にツボに入ったのは伊能忠敬の日本地図

最初部屋に入った時は、巨大地図が貼られているんで『これ、何の展示?』思ったんですが、見れば伊能の地図じゃないですか

これが足で歩いて作ったって信じられない細かさですよ

しかも本州だけじゃない。小さい島までちゃんと書いてある。
どうやって計ったんだよ…って足だよ

マジで解説見て伊能のだってわかるまでは、今の地図拡大しただけの絵だと思いましたもん。
すさまじい人だわ…可哀相だけど、そりゃ本人の意思関係なしで地図作れ命令出されちゃうわけだわって思う

あとは徳川四天王の榊原康政の絵と鎧の展示があったんですよ



ちなみにカブトムシは武士の兜に似ているからそういわれるようになったんですが…これ、まんまやんけ


そして国立科学博物館の『インカ帝国展』へ。
こっちは混みまくりでした

もうとりあえず隙間を見ながら見学ってのの繰り返し



でも負けじと覗き見してきましたよ

そんな中、やっぱりすごかったのはミイラ5体。
爪とか歯まで綺麗に残っているんですよ。
髪の毛は剃られていたのでないのですが、1体だけ、自分の剃った髪を一緒に納められていたミイラがあって、それだけはその残骸がありました。
1体は『これ目玉?』って思うものが両目に残っているにがありまして、それはその目のせいか、より生生しさを感じました…すごすぎる

ちなみに歯は綺麗でしたよ。歯並びいいな、古代インカ人

3Dシアターはマチュピチュを観光している気分になれて楽しかったです

神殿の窓から入り込むなんて演出もあるんですが、それがめっさリアルな映像で。
すごい景色に惚れ惚れさせられてしまいました

行ってみたいなぁ~

