当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

長府観光♪2

2012年08月31日 | 日記
お次は功山寺。

ここも長府毛利家の菩提寺になります。
大内義長(大内最後の当主)がここで自刃したことによりしばらく衰退していましたが、長府毛利家が再興、幕末には、幕末の七郷落ちの三条実美を含む5名がしばらく滞在していたり、高杉晋作が藩内で起こしたクーデター『回天義挙』で挙兵したお寺でもあります。

そんなわけで境内には高杉晋作挙兵の像が立っています。


こちら国宝の仏殿。
屋根が美しい

法堂・書院は、別料金で観覧可能。
上に書きましたが、七郷落ちの5名が滞在した部屋などが見ることが出来ます。
ここ、お庭も苔がめっさ綺麗でとても素敵
七郷落ち滞在の部屋には明治維新に関連した物の展示もされていて、このお寺にある三吉慎蔵の墓にちなんでか、三吉宛ての龍馬の書簡なんかもありました。
あと、こちらにあるものですごいものと言ったら、韋駄天立像。
見た目は甲冑を身にまとっていて凛々しいのに、身体の線の雰囲気に丸みを感じるからか何か優しさを感じる、それだけでも美しい仏像。
しかしこの仏像、それだけじゃないんです
近づくとライトが消えるようにセットされているんですが、なんでそうなっているって、目ですよ。目が光るんですよ
鎌倉期の仏像ならではなんでしょうが、明かりが消えると目が開いたように見えるんです。
明るい中では目を閉じたようにしか見えないので、これまた神秘的な美しさに思えます

そしてお墓参りへ。
とりあえず三吉慎蔵のお墓へ。

がっつり名前書いてあるのでわかりやすかったです
もちろん毛利家のお墓へも。

ここには初代秀元に始まり、5代元矩、9代匡満、10代匡芳、11代元義、12代元運、14代元敏、15代元雄、16代元匡、側室などが葬られています。
あとはここで自刃した大内義長のお墓ももちろんあります。

その後は毛利家菩提寺のラス1、笑山寺へ。
さくさくお墓へ…。



ここは2代光広、7代師就のお墓があります。

バス停へ向かいながら史跡探し。
途中にあった旧野々村家表門。

野々村家は御馬廻格の家柄で、この門は毛利居館からの移築と言われています。
そんなわけでもちろん毛利の家紋入り。


バス停まできたけれど、まだ時間もあるしで、目の前の長府庭園へ。
こちら、毛利家の家老格の西運長の屋敷跡になります。





家老といってもさすが毛利家…規模がすごい。素晴らしいお庭です



真夏なので蓮の季節。あの猛暑の中、蓮は元気に綺麗に咲いていましたよ

長府の旅♪

2012年08月26日 | 日記
毛利家の史跡巡るならここは外せないでしょ
てなわけで長府へ行ってまいりました
唐戸からバスで20分くらい…?で長府につきます。

まずは覚苑寺へ。
ここは“和同開珎”を鋳造した長門国鋳銭所の跡地になります。
いまでももちろん窯があって販売も行っていますよ

本堂は明治に廃寺となった海蔵醍醐寺(三田尻・醍醐寺)の本堂を移築したものです。
そして庫里。

これはなんと長門の勝山御殿(勝山城)の一部を払い受け、移築した建物。
このお寺は廃藩置県で寺領がなくなり一気に荒廃した状態となってしまったのですが、他の建物を移築して再建されたお寺なんですね~。
ちなみにここは長府毛利家墓所のひとつ。





6代匡広公、13代元周公と正室、3代綱元公のお墓。
綱元は赤穂浪士が事件後の4大名家へ御預けとなった際の長府毛利家の藩主です。
しかも浪士を冷遇したため江戸で世論にめっさ叩かれちゃったお方。
ちなみに当時江戸で流行った狂歌で『細川の水の流れは清けれどただ大海の沖ぞ濁れる』は、浪士の待遇にあたって、厚遇した細川と水野を称えて冷遇した毛利(大海)と松平(沖=隠岐守)を非難する歌です。
このお寺、結構マニアックですが紅葉では有名なお寺。焼き物も比較的お手頃に購入できる価格のものもあります。興味がある方はぜひどうぞ

次は長府毛利邸。

長門長府藩最後の藩主14代元敏公が、東京から長府に戻ってきた際に建てた邸宅です。











ここは明治天皇も宿泊された邸宅なので、その部屋も残されていました。
抹茶サービスは有料ですが、無料のセルフドリンクもあってありがたかった
まったりのんびりには最適なところでしたよ

岩国観光2

2012年08月23日 | 日記
岩国城のロープウェイを降りて、再び城下町探索へ。

ロープウェイ駅目の前には岩国美術館があります。
古萩や甲冑などなど…展示内容としては結構いい感じです

そしてすぐ近くには旧目加田家住宅が。
無料で見れる、中級武家屋敷の遺構で、さりげに重文

さらに進むと町の真ん中にあたる場所は現在吉香公園として整備されています。
元は吉川氏の居館跡。
ここの噴水がすごい
水をここまで使っていいの?って勢い。水豊富すぎだろ、ここ



常時こんなでしたからね
2枚目なんて虹まで出来ているんだぜぃ
子供たちがめっさびしょ濡れで遊んでましたよ(笑)

この先には香川家の長屋門なんかもあったりしますが、ちょっと方向を横にずらして、半分趣味化している、お墓参りへ。
紅葉谷公園の入口の辺りにある洞泉寺。こちらに吉川家の墓所があります。
初代吉川広家に始まり、代々の藩主たちのお墓があります。

本当に入り口に吉川家納骨堂があります。
そして奥へ入ってくと墓所。



ちょっと外れた場所にあるせいか、観光客はほとんどいないです。
ひっそりしていて落ち着いてお墓参りできますよ

最後に吉川広嘉公の銅像。

広嘉公は岩国三代目の藩主。この方が錦帯橋を作ったんですよそんなわけでこの地にとったら超偉大なお方
ちなみ吉香公園にあります

おまけで、ここはなぜかソフトクリームが多い。
TVでも取り上げられたりしてますが、恐ろしく種類が多いソフトクリーム屋が錦帯橋の前に数件並んでます。
名前も佐々木小次郎やら宮本武蔵やら、名前だけでも戦ってる(笑)
面白い味も多いので記念にぜひ食べてほしいですね

岩国城

2012年08月22日 | 日記
ロープウェイに乗って岩国城へ

…と言っても、ロープウェイの駅から10分くらいかな?歩かないと城にはつけません。

道は2つ。
昔からの道と、現代の舗装がされた道。
もちろん昔からの道選択。
だって石垣見れないじゃん


石垣の横を通るなんて、なんてテンションアップな道
昔からのと言っても、整備されているので十分歩きやすいです。
でも駅の紹介文が舗装道路おススメ的なニュアンスなんで、あんまりこっちを通る人いないかな?
登山好きか城好き、…あとは城好き親がいる子供連れ家族ってとこかな?しか選んでない雰囲気なので、ゆっくり石垣も眺めることが出来ます


土堀もしっかり残っています。
錦帯橋と復元天守にまどわされて有名じゃないけど、この石垣含め、城の装備面っているのかな?の残り方は本当に素晴らしい
だって山度合ハンパじゃないんですよ。
前日の錦帯橋写真で載せましたが、あんな頂上にある城なんですから
そこにこの石垣のすごさって…
さすがは百名城に選ばれるだけはあるわ~


昔の天守台。
今観光できる天守はこの目の前に建っています。
それにしてもこちらも見事な石垣
だいぶ修復されていますが、この部分は昔のままの姿ってのは、城内展示などでわかりやすく説明されているので、見比べも楽しいです

そして岩国城
集合写真撮影ポイントらしく看板まであったので、もちろんパシャリ






撮影角度で雰囲気がだいぶ変わります

天守からの景色。

真ん中に見えるのが錦帯橋。
城下町だけでなく、その先まで見渡せるこの眺望
やっぱり山の上ですなぁ~

最後はロープウェイの前にあるからくり時計。

時計台の真ん中部分になるところに鵜飼している人形が設置されているので、時間になると迂回している姿のからくりを見ることができます
ロープウェイの待ち時間にちょうど刻を向かえたので、面白がって見てしまったよ

岩国観光

2012年08月21日 | 日記
宮島観光を午前で終えて、午後は岩国へ。
ここから山口

もちろんこちら、岩国城が目当てです

岩国からバスに乗り、錦帯橋へ。

めっさよく見ると、写真の真ん中、山の頂上に岩国城があります。

それにしても錦帯橋、やっぱり美しい
さすがは日本三名橋
橋の形もだけど下から覗いても美しいのよね~この組み方、なんとも素敵


橋を渡っていざ岩国城下町へ突入。

ちなみに錦帯橋は渡るのに通行料がかかります。片道300円。
ですが、城まで見たい人は(…つうかここ来ていかない人も珍しい?)、錦帯橋通行料+岩国城ロープウェー+岩国城観覧のセット券が930円なので、こちらがオススメ

岩国城下町は観光範囲としては小さ目なので、岩国城までの往復の道のりを選べばほぼ回ることが出来ます。
まずは佐々木小次郎の像から。

小次郎は武蔵との巌流島合戦で有名ですが、色々謎が多い人なのです。
出身は福井説が一番有力っぽいけど、福岡説なんかもあったりだしで、なんで武蔵と戦うことになったかも含め、事実がよくわからん…
ここの像は吉川英治の小説で岩国出身ってなっているから造られたのかな?と思います。









吉川資料館・微古館・吉香神社・堀から見た錦雲閣。

資料館の門は昌明館付属屋長屋門で、江戸時代からの遺物になります。廃仏毀釈のおりに、吉川家先祖を祀っている三社が統合されて、現在の吉香神社となりました。
吉香神社は、岩国吉川家歴代藩主の先祖を祀っている三社が統合され、居館跡に建てられた神社です。
ちなみに錦雲閣も同じ矢倉に似せて建てられた絵馬堂です。

岩国城はまた次

宮島簡単観光

2012年08月21日 | 日記
久しぶりに宮島に行ってまいりました
やっぱり大河がね清盛様

個人的には今年の大河は大当たりなので、批判組の意見で妙に演出が左右されだしているのが気に入らなくて仕方ないのです。
今ってビデオリサーチ込みで考えないと、視聴率はあてにならんのだけどねぇ…
おかげで大河が絡んでいても、兵庫にだけは今年は観光行かないと心に誓っている始末。
あんな歴史知らずのお偉いさんがいる県に大河便乗の金を落とす気はありませんので。これだけははっきり言っちゃえます。

…と苦情話になっちった。

とりあえずそんなんは置いておいて。
厳島神社に行ってまいりました

とりあえず朝早めに行ったので、宮島には8時半くらいだったかな?には着きました。
そしたら…干潮時間すぎたばっかじゃんかよ


また今回も海に浮かぶ姿からは程遠鳥居になっちまったい
今年は4~6月に修理が入っていたので、ちゃんと見れたってことだけでも感謝なんだけどね

しかしやっぱり名残惜しい…
なわけでわずかな可能性を信じて、神社参拝をあえてすぐにしないで、遠回りして歴史民俗資料館でやっている平清盛館や厳島神社宝物館などを先に訪問。
宝物館はあいかわらずお見事でした。平家納経、何度見てもあのゴージャス装丁は凄すぎるよ

…しかし1~2時間で状況は簡単に変わらないのよねぇ
満潮は16時頃の予定だったしね
結局潮は引いたままでしたが、諦めて厳島神社へ。


やっぱりここの社殿は素晴らしい
平家の美意識だけじゃない、清盛のセンスの見事さですよ
この画期的な社殿の構想を思いつくことがもう尊敬としか言えない

海好きの友人の安産の御守を買って、なんだかんだ言ってもがっつり満足して出口へ。


ラストにもう一度鳥居をパシャリ
鳥居の辺りは多少潮も戻ってきてましたが、やっぱり夏だからですかねぇ~、がっつり水浸かってるのに鳥居付近に人が多い…
水出たら近づくの諦めようよ、みなさん

夏休み終了(T-T)

2012年08月19日 | 日記
今年も青春切符で夏旅してまいりました
今年のメインは山口
そんなわけで深夜のムーンライトながらの乗っていざ西へ出発

そのまま山口突入も切ないので、まずは広島でちょい寄り道
初日は呉に行ってみました。

呉に何があるって?

戦艦大和
もちろんこれは戦争の歴史。
切ない話ではありますが、あの戦艦には浪漫があるんですよねぇ


清盛マリンビュー(特別車両だけど自由席もあるのだ)でまずは呉へレッツゴー

呉到着。
もちろん大和ミュージアムへ


大和~
もちろん模型(1/10サイズ)ですが、このフォルム。美しい
違う角度からも



展示室中には戦争の歴史を学ぶべくな展示がされています。

零戦と潜航艇『海龍』。
こちら本物です
海龍に見える穴は迎撃された痕らしい。これで沈んだとか…。
他にも魚雷などの大型展示がありました。

大和ミュージアムで遊んだあとは、目の前にある海上自衛隊資料館のてつのくじら館へ。



ここ、面白い
海上自衛隊のことが学べるってのもありますが(戦後の地雷処理のコーナーは、当時の自衛隊の方々に感謝しか出ません)、なんといっても一番の売りは、外からも丸見えなの潜水艦の中に入れるってこと

本物ですからね、これ
外眺めるとこんな感じなんだよってものちゃんとできます。
生活空間も見れる。

これ仮眠室。
3段ベットって…長さもないし
仕方ないけど圧迫感すごいと思う

海中探索で着るスーツ。宇宙服ばりですな
お土産コーナーもなかなか可愛い品が多くてトキメキましたよん

十三人の刺客

2012年08月06日 | 日記
赤坂ACTの『十三人の刺客』観てきました。


外看板に、中にあった主演2人の等身大パネル。
3ショット撮ってたファン、結構いましたよ

マジで面白かった
ベースが完璧ってのもあるんだろうけど、舞台としての演出やセット、すべてにおいて素晴らしかった

お話としては

明石藩主松平斉韶の異常な暴君ぶりが家臣の自決によって幕府に発覚。
しかし斉韶は将軍家慶の弟。時期老中の確約している状況。
だからといって放っておけるような状況ではなく。
御咎めなしと表立っては返されたが、老中土井の命により斉韶暗殺計画の命が出される。
依頼されたのは旗本島田新左衛門。彼には現在斉韶の筆頭家老である鬼頭半兵衛と、同剣塾仲間の親友であり最大のライバルであったという過去があった。
島田が集めた十三人の刺客は果たして松平松平斉韶を打ち取ることができるか。
そして人生最大のライバル2人の戦いはどうなるのか。
中山道落合宿にて、最後の決戦が幕を開ける。

まぁ大雑把にまとめればこんな内容。

2幕構成だったんですが、2幕なんかは殺陣だらけってな勢いで、もう、体も前のめりになりそうになるくらい、のめり込みでハマってしまう楽しさでした。
一言で言うなら、とにかく派手。
13人vs53人(明石藩)、この人数がベースにある殺陣なんですよ
新感線の殺陣の派手ってのとはちょっと違いますけど、狭い空間の中で間をあけずに繰り返される殺陣は圧巻。
1シーンで2~3か所でメインの殺陣が起きてたりもしちゃったりするんですから。
そして血しぶき。
休憩中に最前にビニールシートが配布されたから、こりゃ水かな?とは思ってたんですよ。
血のりはつくと取れないから、血のりがすごい舞台って2~3列までビニール配布あるんで。
しかし始まってみたらびっくり。血のりの血しぶき。しかも噴射あり。
あれ、最前だけでよく足りたな…
とりあえず、そんなド派手演出だってあるんです。

場面転換もいい
これ結構重要なんですよ。テンポって観てる側の気持ちの乗せ方を左右するからね
暗転とかほぼなし。流れで変えていくから、妙な間もないし、そもそも使う場面が無駄に数を増やさず、同じセットでまかなえる展開なのが素晴らしい
個人的には、斉韶隊の乗馬にての移動シーン、ここの演出が気に入りました
実際に馬にのっているわけではないのでエア乗馬なんだけど、その集団性が出す迫力は見事でしたね

役者人もめっさ良かった
坂口憲二(鬼頭)、でかいでかすぎる役的に、でかいのはいいんだけどさ、袴のせいかな?もう巨人にもほどがあった(笑)
なにが衝撃って、たしか身長だって結構あるはずな高橋克典(島田)が並ぶと華奢に見えてしまったこと…
どんだけでかいんだよ思った

もうね~この主演2人がとりあえずめさめさかっこいいんですよ
そして島田の奥方役の釈さんが可愛い可愛すぎる
袴田くんも良かった。ちなみに松平斉韶なんですけど。あの人、誠実そうに見せかけて実は悪役ってのわりに多いような…そして似合うとも思う(笑)

いや~失礼ながら予想をはるかに上回りました。
マジでこれはヒット
新感線でもジャニでもないのに、舞台としてもう1回観たくなりましたもん。
これってスゴイことだよ

新感線ファンだと殺陣のシーンってどうにも目が肥えてしまう…つうか贅沢チャンバラ慣れしちゃうらしくて、他のだと結構遅かったり軽かったりに見えちゃうんだけど、この舞台に関しては、2幕の殺陣にそういうの全然感じませんでした。
1幕頭の、高橋・坂口の道場稽古の殺陣を見た時はちょっぴり不安もあったんだけどね、2幕はもうまったくそんな気配なし
西岡徳間さんの殺陣の際の腰の入り方は大御所の貫録を感じましたね
腰を落として構えができると…さらに戦闘でも腰の位置を保てると、殺陣の“重さ”がまったく違うので。
見事でしたわ


ラストに、エントランスに並べられた花たち。
東京公演始まったばっかなので、まだまだお花たち元気
そんな中、見つけて笑えたのがこちら↓↓

中居ちゃん、ブドウって(笑)

舞台2連打。まずは『ふくすけ』

2012年08月05日 | 日記
『ふくすけ』観てきました

愛する古田さんそして阿部サダさんに大竹しのぶさん…つうか大人計画の舞台です。
なんつうか…いかにも大人計画でしたねぇ、精神的に病んでいるっつうの?な舞台だった

まぁまだ東京公演始まったばっかなんで、ネタバレなしにしときますが、タイトルの“ふくすけ”ってのは、奇形児として産まれた頭部が肥大化している阿部さんの役のあだ名です。

底辺の世界で生きている自分の不幸を受け入れない・否定する事によって無理やり産んだ精神的な幸福を、本物として塗り替えようとしていく人たち。
輪廻転生。完璧を求めて人は輪廻転生を繰り返す。でも悲しいかな、生まれ変われば幸せになるなんて誰も言ってはいないんです。
そして徐々に明らかとなる事実。連鎖的に起きていた全ての不幸は、実は1つの出来事…というより一人の不幸から始まっていたことで。
不幸には不幸が寄ってくるっていうの?こうなった者たちは滅びの道にしか歩めないっていうのかな?堕ちきった者にはそれが最大の幸福にも繋がる道となる…
異常者となった者には者なりの、物語と、本人にしかわからない“幸せな結末”があったりするんです。
説明しずらいんですが、まぁこんな病んだ話
だからこその『THE 大人計画』だし、やっぱり松尾さんの書く話なんですよね~

今回のは個人的に大竹さんの凄さをまたまた感じた。
声色違いすぎてて最初「大竹さん??だよね???」って混乱したくらい。また役が乗り移っちゃってんの!?な勢いで、別人のようでした
古田さんは、ダメダメ弱男。従来ドモリがあってイジメられっ子だった、大竹さんの旦那役です。
このダメ男ぶりも素敵でしたが
ぶっちゃけ、新感線で出す貫録みたいなのはゼロですよ(笑)ただし、相変わらずの存在感。ダメ男なのに目が離せなくなる魅力があるんですよ。こういうのも得意だよね~
阿部さんは『大人計画』の時のいつもの阿部さんでした。これ以外言い様ない。簡単に言うと子ザルの異常者?…て、ひどすぎな表現?(笑)

とりあえず見終わった感想は「大人計画だったね…」これしかなかった。
まぁでもなんとなく、自分の中ではちゃんと解決?な話だったので、納得な感じでしたよ
ガッツリと精神的に疲れさせられました(笑)