ある雑誌から執筆の依頼がきた。光栄なこと。だが、テーマはコンプライアンスについて。これが問題だ。確かに私の肩書きはコンプライアンス推進部長。依頼されても仕方がないところ。依頼を受けてから一週間。悩みに悩んでいろんな紙に走り書きをしながら構想を練っている。去年も同じようなテーマだったというので、編集長に見せてもらったところ、おもしろくない。これではだれも読まない。これを私が書いてもおそらく「らしくない」。そこでどうしたら「らしい」原稿になるのかを思案中という訳。しかし、そういうは言うものの、法律的な要素の強いテーマでもあり、砕きすぎると本筋から離れてしまうようで、バランスがわからない。
先日大学教授と飲んだいる時に教えたいけど、教えられないことがある話を聞いた。それは悩んで、悩んで最後に出てくるいわゆる火事場のばか力と言う感覚。その現象を理論的に説明したいというのだ。その教授は映画の専門家で雑誌への出稿が多い。その日も締め切りに追われていたが、編集者にうそをついて飲みにきてしまったというのだ。もうちょっとで力が出る。もう少しなんだ。としきりに日本酒を煽りながら熱弁する。
教授曰く、世界中の作家、世界中の芸術家はこの苦しみと闘い、最後の力で作品を仕上げ、世に作品を残してきたに違いないと言う。
結局、感覚を教えるのは無理という結論に達した。修羅場をくぐりながら、その感覚は本人が身に付けていくしかない。
私の締め切りは来月下旬。当分悩みは続く。最後の力を今から期待しながら、走り書きを続けるしかない!!
先日大学教授と飲んだいる時に教えたいけど、教えられないことがある話を聞いた。それは悩んで、悩んで最後に出てくるいわゆる火事場のばか力と言う感覚。その現象を理論的に説明したいというのだ。その教授は映画の専門家で雑誌への出稿が多い。その日も締め切りに追われていたが、編集者にうそをついて飲みにきてしまったというのだ。もうちょっとで力が出る。もう少しなんだ。としきりに日本酒を煽りながら熱弁する。
教授曰く、世界中の作家、世界中の芸術家はこの苦しみと闘い、最後の力で作品を仕上げ、世に作品を残してきたに違いないと言う。
結局、感覚を教えるのは無理という結論に達した。修羅場をくぐりながら、その感覚は本人が身に付けていくしかない。
私の締め切りは来月下旬。当分悩みは続く。最後の力を今から期待しながら、走り書きを続けるしかない!!