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厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

ランダウンプレーで謎のジャッジ

2016-08-13 23:44:10 | 日記
高校野球選手権大会2回戦、高知の明徳義塾vs鳥取の境の一戦で謎のジャッジが発生しました。
問題となったのは8回裏、明徳義塾の攻撃中、1死2-3塁の状態で、打者が遊ゴ(ショートゴロ)で3塁走者が飛び出し、狭殺プレー(ランダウンプレー)が発生し、3累上には3塁走者と2塁走者がいる状況となりました。

同塁上2人のランナーにタッチした時、塁の占有権は三塁走者にあり二塁走者はアウトになるので、境の三塁手は明徳義塾の2塁走者にタッチ、続いて3塁走者にもタッチ。三塁の塁審は2塁走者にアウトを宣告。ここまでは問題がありません。

ところが、ここで3塁走者は自らがアウトになったと思いこみ塁を離れ、もう一度境の三塁手は、3塁走者にタッチをします。本来ならばここで併殺(ダブルプレー)が成立するはずなのですが、このタッチが認められず、本塁へ生還してしまう結果となります。

映像はこちら(youtubeから引用)


試合後、プレーに対する運営側のコメントは以下の通りです。
日野高審判副委員長は試合後、「ベース上で2人の走者が重なった時、優先権は三塁走者にある。この試合では、三塁走者へのタッグ行為(タッチ行為)はあったが、タッグ(タッチ)はできていなかった。本塁生還は認められる。審判が目視で見ているが、ビデオでの判定はしていない」と説明した。
(デイリースポーツより引用)


8回裏で明徳義塾が4点ビハインドでリードしている状況だったので、(境の子には申し訳ない表現だけど)勝敗に与える影響は少なかったのがせめてもの救いですが、このジャッジが当然と開き直る運営側の姿勢はいかがなものなのでしょうか?

映像を見る限り、三塁塁審から境の三塁手の体で死角ができていた可能性はありますが、試合としては4人の審判のうち、少なくとも主審の位置からは見えていたと思うのですが、何を見ていたのか?疑問を抱かざるをえません。

夏の高校野球はプロ野球とは異なり、決勝進出校をのぞくと、かならず片方は高校生活最後の試合になるのです。そしてこの場は”教育の場”でもあります。謎のまま終わってしまうような事はあまりに悲劇的ですし、教育の一環であるならば「開き直り」が当たり前の様な姿勢で良いはずがありません。

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