いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

入間市博物館企画 特別展 『古文書されど古文書』展見学

2013年12月02日 | 文化財・史跡
 
 11月の初旬のある日(パソコンが復旧しない日)、入間市博物館(アリット)で開催されている特別企画展『古文書されど古文書ー書く・残す・伝える』が開催されたので見学してきました。
この古文書は地元入間市の旧家に残っている江戸期~昭和初期の文書を解説して展示しているものです。

(展示会会場)

村社会を維持する5人組を決める文書。5人組の制度が入間地域に示された初期のものと思われる。

(指上申五人組一札之事、寛永14年1637、川口家文書)


(高札場と掲示した文書)

慶長年間頃、宮寺・二本木地区の幕府代官支配と旗本知行などの内訳を記したもの

(武蔵国入東郡宮寺惣郷高辻、川口家文書)


(年貢上納目録、川口家文書)

(年貢皆済小手形:川口家文書)

(宮寺の川口家)

本ブログへは、宮寺の旧家(川口家)の一部を掲載したが、他旧家(滝沢家・中島家・三木家・中村家・岩田家・長谷部家・貫井家・西村家・西久保家等々)の文書も図録には解説付きで掲載されていました。

 今回の企画展は、市内10数か所の旧家から選んだ近世の村社会の記録が展示・解説されていて興味深く、難解な古文書解読の入門書と案内しており、丁寧に解説・展示されていました。担当者の熱意が感じられる特別展でありました。(12/8日まで)

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日南海岸と鵜戸神宮参拝(ゴ... | トップ | 高麗郡建郡1300年歴史シ... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古文書って難解ですね。 (善さん)
2013-12-04 16:49:15
 わずか2~300年前の文字が読めない、同じ日本語なのに古い文字を見ただけで逃げてしまうのが現状です。
ヨーロッパの古文書は500年ぐらい前の文章もこれほど難解ではないでしょう(私はこちらもダメですが・・・。)
お手本の同企画展の図録を見ながらお勉強できたらいいなあー。
返信する
「古文書」は、日々の積み重ねです (流水)
2013-12-07 10:07:54
善 さん

「古文書」の解読は、日々の積み重ねです。

取り組む「古文書」は、すべてが、はじめてとなります。

でも、慣れると自然と読めるようになり、この文章は、

次には、このようになると、予測出来る様になります。

大変ですが、「チャレンジ」あるのみ!!です。

(なんちゃって)
返信する
流水さんへ (善さん)
2013-12-10 18:07:08
 奈良大の古文書学は、学友からレポートを見せてもらったので何とか単位は取れましたが逃げていたのではだめですね。
返信する
くずし字。 (風香)
2013-12-14 22:52:41
善さま
ご無沙汰しております。
ご活躍ですね。
さて、古文書。
私も苦労した一人です(笑)でも、大学での勉強をきっかけに行く先々でみかける古文書に目が向くようになり、知っているくずし字で少しでも判読できた時は嬉しさを感じるようになってきています。
いつかすらすらと、、、とはなかなかいかないものですよね!
返信する
風香さんへ (善さん)
2013-12-15 20:11:35
 古文書、解説付きの文書では意味も理解できるのですが、原文だけのものに出会うとまったくのお手上げです。
 風香さんのブログも時々拝見しております。「空の心」のカレンダーも力作ですね。
返信する

コメントを投稿

文化財・史跡」カテゴリの最新記事