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今年の埼玉考古学会の「遺跡発掘調査報告会」は、「さきたま史跡の博物館」で行われたので例年通り聴講した。(7/24日)
昨年度、県内各地で発掘された主な事例による市町村教育委員会担当者の発表の場である。
今回の発表は下記の9件(10時~15:30)。新聞で報道され現地説明会で公表された事例もあったが、まとめて発表してもらえる報告会は楽して概要が判りありがたい。
(今回の報告会の発表要旨のコピー)
会場の「さきたま史跡の博物館」では、特別展『地中からのメッセージ:平成23年度出土品展』が開催されていて(7/16~8/31)、報告会終了後学芸員による展示品解説があったので、見学して終了した。
この中で一昨年、さきたま古墳群の「奥の山古墳」の発掘調査で出土した『装飾付須恵器』2個が展示され注目される。
(装飾付須恵器の写真ポスター)
(奥の山古墳の造り出し部分の発掘風景と現地説明会の様子:09.10撮影)
平成21年度に行った奥の山古墳造出し部分の発掘調査で出土した遺物が復元された。県内初となる『装飾付須恵器』で、肩部に小さな壺を3個もつ子持壺で、子壺は中空となって親の本体とつながっているのが特徴である。装飾付須恵器は九州から東海西部にかけて出土(愛知県岡崎市岩津1号墳)しているが(橿原考研所蔵:子持壺・器台等)、関東以北での出土は珍しいものであり、他の遺物から6世紀後半のものと考えられている。
(装飾付須恵器が2個復元完了した)
さきたま古墳群は現在、平成22年度から奥の山古墳の北にある『鉄砲山古墳』の保存整備を行っている。
話は変わるが、我が家の家庭菜園も、ナス・キュウリ・トマトなどが収穫されるようになりました。
(やはり自分で育てた野菜はおいしいですねえ!)
台風6号が過ぎて、暑くなりそうですね。でも自家製野菜で元気いっぱいの様子。おいしそうですね!!
以外と身近なところの発見があります。
教育委員会の担当者の皆さんは熱心ですね。
東博の「空海と密教美術展」は来月に行く予定です。
暑い夏、仏教大のスクも頑張ってください。
奈良方面のような歴史の宝庫と違い、華々しさはありませんし、文献資料もないのでご担当の方も苦労されていると思います。
流水さんも一緒にお越しください。
(ご夫人パワーに負けないようにしましょう)