少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

虹学アニメ13話感想

2021-01-06 20:07:30 | 虹学感想

とてもとても素敵な回でした

かすみんが声出しの円陣

キャラソンメドレーを背景にした演出

かつてのエマさんの言葉を話すかりんさん

機械トラブル時のりなさんと愛さんのやり取り

雨が降っても帰らなかったファンのみんなと

ステージを延長してくれた副会長

ステージ上での同好会みんなのファンへの言葉

そして高咲さんへの想い

全てが感動的でした

 

 

スクールアイドルフェスティバルは

みんなの夢を叶える場所

でも音楽という高咲さんの新たな夢に

スクールアイドルは直接関わりはしません

ではこの祭典にはどんな意味があるのでしょうか

彼女はあゆむさんにこう話していました

 

「なんていうか、自信がほしいんだよね

        (中略)

 このフェスティバルをやりきれたら

 私だってきっとなんとかなるって

 怖がらないで自分の夢に

 向かっていけるはずだって

 思いたいんだよね」

 

スクールアイドルという視点だけで考えれば

高咲さんは終始応援者です

スクールアイドルフェスティバルは

ゴールどころかスタートですらない

それでも彼女はここに夢へと進むための

意義を見出します

 

 

スクールアイドルは個人の自己表現だけで

完結するものではありませんでした

ソロの活動である虹学であってもです

かつて高咲さんはせつなさんに言いました

 

「ラブライブみたいな最高のステージ

 じゃなくてもいいんだよ

       (中略)

 スクールアイドルがいてファンがいる

 それでいいんじゃない?」(3話)

 

高咲さんからすればスクールアイドルに必要なのは

ラブライブではなくファンの存在なのです

そのファンにはもちろん高咲さんも含まれます

サンシャインの映画において

Aqoursとセイントスノーが

(その後動画配信されたとはいえ)

彼女たちだけの決勝戦を行ったのとは対照的です

 

 

だから雨上がりの屋外での最後のワンステージ

それもラブライブに引けをとらなかった

なぜならそこにはファンがいるから

彼女たちがたどり着いたのは

私たちだけの輝きではなく

みんなの夢を叶える場所

夢へと進む力をくれる場所だったのです

スクールアイドルだけでなくファンも含めて

 

 

そんなわけでそれぞれのキャラの心情が

丁寧に掘り下げられた本当に素晴らしい作品でした

とりあえず今後はかすみさんの髪飾りを見るたびに

しずくさんの顔を思い浮かべたいです